連載官能小説『お姉ちゃんの性教育』第1回

『お姉ちゃんの性教育』第1回

徳田麻衣子には高校生の弟がいる。

麻衣子の家庭は少し複雑であり、両親が離婚し、その後再婚しているのだ。

そして、麻衣子は父親に連れて行かれ、新しい母親を迎い入れた。

この時、新しい母親の連れ子としていたのが徳田和樹である。

和樹と麻衣子は五歳年齢が離れており、初めて出会ったのは、麻衣子が中学生の時であった。

麻衣子が中学三年生の時、和樹は小学4年生で、麻衣子は可愛い弟ができたと喜んでいた。しかし、時は流れ、和樹も高校生になった。この頃から、和樹は不穏な行動をするようになったのである。

(和君、また私の下着を)

和樹は、時折、麻衣子の使用済みの下着を持ち出しては、それを部屋に持っていき、隠れてマスターベーションをしているのであった。

この事実を知った時、麻衣子の中で電流が走った。

可愛い弟が、変態的な行為に及んでいる。もちろん、麻衣子は思春期の男子が性に興味を持ち始めるのを知っている。だから、最初は知らないふりをしていた。

しかし、麻衣子の根は真面目である。何とか弟と普通の道に、矯正しようと何やら考えていた。その結果、麻衣子が考えたのは、和樹の性の処理をすることだった。

Hな行為がしたくなるのは、きっと欲求不満だからなのだろう。そのように考えたのである。そこで、麻衣子は明け方の和樹の部屋に侵入し、性処理をしてやろうと思ったのだ。

 

季節は十一月。明け方はまだ薄暗い。

時刻は午前五時。まだ家族の誰も起きていない時間帯である。

麻衣子は和樹の部屋に侵入すると、ひっそりと気配を潜め、和樹のベッドの足を運んだ。和樹はぐっすりと眠っている。今のところ、全く気付く気配がない。

(和君の寝顔、可愛い……)

麻衣子は、自分が和樹に対し恋愛感情に近い何かを感じていると知っていた。でも、それを必死に抑えていたのである。自分たちは姉弟である。姉弟は結婚できないし、もちろん付き合えないだろう。いくら血が繋がっていないとはいえ、倫理的には許されていなのだ。

それ故に、苦しさはある。この恋愛は、最初から死んでいる。決して成就しない恋愛なのだ。特に和樹の寝顔を見ていると、彼に対する愛情が迸ってきて、余計に苦しくなる。

(これは治療よ。和君のためなんだから)

と、覚悟を決めて、麻衣子は布団を足元から引きはがしていく。

布団をはねのけると、和樹の下半身が露になる。とはいっても、寝間着であるスウェットパンツを穿いているから、陰部は見えない。

麻衣子はなるべく物音を立てないように、和樹のスウェットパンツを掴むと、それを下ろしていった。すると、ボクサーパンツ姿の和樹が見える。

(和君、ゴメンね。でもこれは治療なの。あなたのためなのよ)

麻衣子は自分にそう言い聞かせると、静かにボクサーパンツ越しに、和樹のペニスに手を当てた。

勃起はしていない。麻衣子は現在二十一歳になる女性であるが、今のところ処女である。そのため、勃起した男性器について知らない。ただ、Hな小説などを読み、大抵の知識を得ている。男性は興奮するとペニスが硬くなるのだ。

しかし、今のところ和樹のペニスは正常状態である。それは当然だろう。何しろ、和樹は眠っているのだから……。

ボクサーパンツの上からペニスをまさぐり、刺激していく。すると、ある反応が起きた。

ゆっくりとではあるが、和樹のペニスが硬くなり、大きくなっていくのである。やがて、和樹のペニスは硬く隆起し、ボクサーパンツにテントを張った。

(う、嘘でしょ、こんなに大きいの?)

勃起したペニスを見た経験がない麻衣子はただただ驚いてしまった。しかし、ここで諦めるわけにはいかない。和樹の性衝動を抑えるためには、ストレスを発散させるのが一番なのだ。だから、ここで自分が彼の性処理をする。それしかないのである。

Hな小説で、ペニスのしごき方は学んできたつもりだ。

(大丈夫よ……。麻衣子、あなたならできる)

自分にそう言い聞かせ、麻衣子は和樹のボクサーパンツを下ろした。

ビクンと隆起したペニスが見える。ギンギンに硬くなったペニスは、オスの象徴として、麻衣子の目に移った。

(こ、これが和君のおちん×ん)

なんだかくらくらとしてくる。一体、自分は何をしているのだろう?

しかし、今更後には引けない。ただ進むだけなのだ。

今のところ、和樹は起きる気配がない。このまま続けても問題ないだろう。

麻衣子はペニスを握りしめ、そして上下に動かし始めた。

和樹のペニスは脈動し、どんどん硬く大きくなっていく。また、先端から透明の我慢汁が溢れてきて、それが麻衣子の手を汚した。麻衣子は必死にペニスをしごき続ける。すると、自分もどんどん変な気分になるのである。

(和君のおちん×ん、舐めてみたいな)

弟のペニスを舐めるなんて、倫理的に完全にアウトである。

しかし、この時の麻衣子には、欲望を止める手段がなかった。木乃伊取りが木乃伊になるではないが、弟の性欲を止めるために性処理をしているのに、自分がHな気分になってしまうのである。

麻衣子はペニスをしごくのをやめ、ペニスに顔を近づけた。

(す、凄い匂い。これが和君の匂いなのね。だめ、私興奮しちゃう)

麻衣子は徐にペニスを口に含んだ。

もしかすると、和樹が起きてしまうかもしれない。しかし、和樹は未だに安眠をむさぼっている。

麻衣子はフェラチオをした経験がないが、その存在は知っている。完全に見様見真似であるが、フェラチオを続けた。くちゅくちゅとした卑猥な音が、室内に響き渡り、全体的に変な気分になっていく。

麻衣子の興奮も最高潮を迎え、彼女は右手でペニスを持ち、さらに舌で弄びながら、残った左で自分の陰部を刺激した。こうすると、堪らない気持ちになるのである。

(もっと続けていたい。でもやめた方がいいのかな?)

止めようと思っても、体が言うことを聞かない。暴走した列車が急に止まれないように、行くところまで言ってしまう。麻衣子はそんな風に感じていた。

(大丈夫。だってこれは治療なんだから)

何度もそう言い聞かせて、麻衣子はフェラを続けた。

和樹のペニスからはどんどん精液が溢れていくる。若干苦みのある液体であったが、麻衣子は和樹が好きであるため、蜜のように甘く感じられた。もっと、弟の精液を味わっていたい。でもこんな行為は絶対に許されない。禁忌の呪縛に縛られながら、麻衣子はフェラを続けていった。

チュパチュパ……。

どのくらいだろう、麻衣子はフェラをし続けていた。

和樹は眠っているが、ペニスは最高潮に勃起している。やがて、ペニスの震えが激しくなった。

(あれ、何だろ、収縮しているような気が……)

そう思ったもの束の間、不意に口内に液体が迸った。

和樹はオルガスムスを感じ、射精したのである。

麻衣子は射精を感じた経験がないため、この状況には聊か驚いた。口内に熱くドロドロとした精液が注ぎ込まれて、麻衣子も興奮も最高潮を迎えた。

(これが和君の精子……。お、美味しい)

ごくりと麻衣子は精子を飲み込んだ。

過去読んだ小説で、男は自分の精子を飲んでくれる女の魅力を感じるという描写があった。好きな男性の精子なら飲める。麻衣子はそうでありたかったし、大好きな和樹の精液を残さず飲み干したかったのだ。

和樹のペニスがやがて小さく萎んでいく。あれだけ元気だったのに、現金なモノである。

麻衣子は和樹の部屋にあったティッシュを取り出し、それで和樹の精液を丁寧にふき取っていく。

恐らく、これで興奮はしなくなるだろう。きっと自分のパンツを盗み出す行為だってしなくなるはず……。真っ当な道を進んでくれる。麻衣子はそう思っていたが、どこか寂しさもあった。しかし、その気持ちを抑えながら和樹の下着を穿かせようとした。

その時だった――。

「ね、姉さん。何しているの?」

その声は和樹だった。

和樹が起きてしまったのである。

「そ、そのこれは違うの!」

状況はかなり悪い。弟のパンツを脱がしているという姉という構図が出来上がってしまっている。当然、和樹もそれに気づいている。

「ね、姉さん、どうして僕の下着を脱がしているの?」

もう言い逃れはできない、そこで麻衣子が取った決断だ、偽らないことだった。

「これはね、あなたのためなの。和君を真っ当な道に戻すために、訓練なのよ」

「訓練?」

「そう。和君が私の下着を持ち出しているのを知ってしまったの。だから、真っ当な道に戻すために、姉としてあなたを教育します」

下着を秘密裏に持ち出していることがバレ、和樹は顔を赤くした。

「姉さん知っていたんだ」

「大丈夫、誰にも言っていないわ」

「姉さん、僕を教育するって言ったよね?」

「えぇ言ったわ。私に任せなさい」

「な、なら、その、姉さんの下着姿を見せてくれないかな、た、多分それで満足できるから」

「え、えぇぇぇぇぇぇ!」

麻衣子の声がこだまする。

弟とのHな行為はこれで終わりではない。むしろ始まりだったことに気づいたのである――。

 

〈続く〉





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