連載官能小説『新たなる世界』第2回

連載官能小説『新たなる世界』第2回

次の講義の時間は英語であった。

大講義室で行う講義とは違い、英語の講義は、小さな教室で行う。

聡子は教室に入ると、なるべく目立たない後ろの方の席に座った。

彼女がマイクロミニのスカートを穿いているため、一斉に男子生徒の視線が向けられた。

(そ、そんな視線で見ないでください)

と、聡子は念じるように目を閉じた。

特に、今はノーパン状態である。それでいて、こんなに短いスカートを穿き、さらに陰部にはローターを挿れている。通常の聡子からは考えられない行為である。

何しろ、マスターベーションだって汚らわしい行為だと思っているのだから。

しかし、それでも彼女は官能小説を読むのを一つの楽しみにしていた。それ故に、非日常的な今の状況は、どこか彼女の精神を刺激し始めていたのである。

少し遅れて隆が入ってくる。彼は聡子から少し離れた席に座った。

聡子が横をちらと向くと、隆と視線が交錯した。

すると、隆はニッと不気味な笑顔を浮かべ、徐にポケットの中に手を入れた。

ヴヴヴヴヴヴ。

たちまち、陰部にセットされたローターが震えだす。

「きゃん」

と、思わず声を上げ、立ち上がってしまう聡子。

教室にいた学生たちの視線が、一斉に聡子に向けられる。

聡子は恥ずかしそうに俯くと、そのまま席に座った。しかし、相変わらずローターは動き続けている。陰部をくりくりと刺激され、恥ずかしさはマックスであるはずなのに、どういうわけか、気持ちよくなっていく。

(私、変よ。どうしてこんな気持ちになるの)

体をくねくねとさせながら、聡子がもじもじとしていると、やがてローターの動きが止まった。

それに合わせて、担当教師が入室してくる。

挨拶をして、授業が始まる。

英語の授業は退屈である。しかし、今日は少し違う。否、大分違うだろう。何しろ、ノーパンでローターを挿入しているのだから。聡子は足をピタッと閉じ、その上にカバンを置いていた。何か置いておかないと、陰部が見えてしまうかもしれない。気が気ではなかったのである。

担当教師が例文の説明をしていると、不意に陰部のローターが動いた。

ブブブブブ……。

僅かだが音が漏れている。

しかし、周りの人間はあまり気にしていてない。聡子は、懸命に振動に耐えながら、チラと隆を見つめる。

隆はまっすぐ前を見据え、聡子を気にしていない。しかし、ポケットに手が入れられている。間違いなく、リモコンを操作しているだろう。

あそこがうずくように熱い。こんな教室の片隅で、どういうわけか興奮してきた。

ローターは動きを止めず、むしろ振動を強くしてくる。

その時だった。

「じゃあ次の分、そうだな、北島読んでくれるか?」

担当教師が聡子を指し、例文を読むように指示を出す。

しかし、聡子はそれどころではなかった。ローターの刺激に耐えるだけで精いっぱいなのである。とてもではないが、例文など読んでいられない。

聡子が黙り込んでいると、再び教師が、

「北島聞いているのか? 読みなさい」

「は。はい。そ、その……」

聡子は静かに例文を読み始める。しかし、力が入らない。ローターに集中しすぎて、ほとんど何を言っているのかわからなかった。

「北島、どうした? 調子が悪いのか?」

担当教師が近づいてくる。

そして聡子の横に立つと、彼女の顔を覗き込んだ。

依然としてローターは震えている。

「顔が赤いな。医務室へ行くかね?」

「は、はい。そうしたいです」

ふと、隆を見つめる。すると、隆が立ち上がった。

「先生、僕が彼女を医務室へ連れていきます。いいですか?」

「そうかね、ではお願いしようかな」

「わかりました。じゃあ行こうか、北島さん」

それに合わせて聡子は立ち上がる。

すると、聡子の服装を見た担当教師が声を出した。

「北島、その恰好どうしたんだ?」

教師の目が、確かに牡の視線へと変わる。

その変化に聡子は気づいた。死ぬほど恥ずかしいが何か言い訳しないとならない。

「そ、その、ちょっと雰囲気を変えたくて」

「そんなに短いスカートを穿いているから調子が悪くなるんじゃないのか」

そう言い、担当教師はヤらしい視線で聡子を見つめてくる。

その粘りつくような視線を受けると、どこかゾクゾクとしてくる。恥ずかしい反面、どこかもっと見てもらいたくもなるのである。

ローターは震え続けている。

ヴヴヴヴヴヴと静かに音を上げ、聡子の陰部をまさぐっている。聡子は快楽に身をよじらせながら、ゆっくりと歩き始めた。

そして、ようやく教室の外に出る。何か、解放されたような気分になる。額には汗が浮かび、足はガクガクと震えた。

「こっちへ来るんだ」

隆はそう言うと、男子トイレに聡子を連れ込んだ。

そして、個室に入ると、鍵をかけてローターのスイッチを切った。

ようやくまともに動けるようになる。

しかし、どこか物足りない。もっと刺激してほしい気持ちが湧き出してくる。

「も、もう止めてください」

と、聡子は言った。

それを聞いた隆は、さらに命令口調で言った。

「スカートを上げろ」

「え?」

「スカートを捲り上げるんだ」

「そ、そんなできません」

「なら秘密をばらすぞ」

「そ、それは……」

恥ずかしさでいっぱいであったが、聡子はゆっくりとスカートを捲り上げた。

すると、キレイな性器が丸見えになる。

「大分濡れているな。興奮したのか?」

「興奮なんてしていません」

「でも濡れ濡れだよ。太ももを見てごらん」

聡子が太ももに視線を向けると、内側の太ももがうっすらと濡れていた。

陰部から滴り落ちた愛液が、太ももを濡らしているのである。

「こ、これは、違います」

「何が違うと言うんだ。君は牝犬なんだよ」

「い、犬。そんな嘘です」

「じゃあローターは止めるかい? このまま抜いてもいいんだよ」

「いいんですか? 秘密は?」

「秘密は秘密のままにしておくよ、でもそれでいいのかい? 本当はもっと気持ちよくなりたいんじゃないの」

「そ、それは……」

隆の言葉は的確であった。

本当は、もっとローターで悪戯してほしいのである。

恥ずかしさがあるものの、快楽の方が上回る。それ故に、聡子は決断を迷っていた。ここで、このままローターを入れていたら、気持ちよくなれる。しかし、そんな真似はできない。

彼女はローターを陰部から抜くと、それを隆に返そうとした。

「これは君にあげるよ。多分必要になると思うから」

「い、いりません、こんな汚らわしいもの」

「本当にいいの? とりあえず持ってなよ。悪いようにはしないから。じゃあ僕は教室に戻る」

そう言うと、隆は個室の鍵を開けて、静かに外に出ていった。

残された聡子も素早く男子トイレから出た。本来なら、そのまま教室に戻るべきなんだろうが、彼女が向かったのは女子トイレであった。

高ぶった興奮を鎮めないとならない。とにかくムラムラとして落ち着かないのである。

(私、何してるんだろう)

女子トイレの個室に入り、彼女は、ローターを取り出した。

ふと、スイッチを入れてみる。すると、ローターがカタカタと動き始めた。

今は講義中、恐らくこのトイレには誰も来ないだろう。静かな空間が広がっているのである。

(ちょっとだけなら……)

聡子はスカートを捲り上げ、ローターを陰部に当てた。

あそこはぬめぬめと濡れており、すんなりとローターを飲み込んでいく。

もっと刺激が欲しい。

ローターを陰部入れながら、さらに彼女は陰核を刺激し始めた。

その昔、陰核を弄って気持ちよくなった経験があるが、こんな行為は許されないと、考え、彼女はマスターベーションを封印していたのである。しかし、その封印が隆によって解かれた。彼女は快楽の海に徐々に溺れていく。

指で陰核とつまみながら、さらにローターで膣内を刺激していく。

次第に愛液が溢れ出してきて、彼女のあそこをびちょびちょに濡らしていく。

(わ、私、こんなに濡れている。嘘でしょ)

自分が信じられなかった。

どうして、ここまで興奮しているのであろうか? こんなのは自分ではない。そう思いたいのであるが、指は止まらない。どんどんと快楽を求めて動いていくのだ。

(な、何か変、すごく気持ちい)

性器を弄っていると、途轍もなく気持ちよくなる。

もっと過激にしたい。しかし、どうしたら過激になれるのかわからなかった。

指では物足りない。

マスターベーションを続けていくと、気持ちよさはピークを迎える。

体を反らせながら、もう少しでイケると思った時、トイレに誰か入ってきた。咄嗟にローターのスイッチを切り、スカートを戻した。

(も、戻らなきゃ……)

消化不良であったが、聡子は見切りをつけて教室へ戻った。

 

授業が終わると、聡子は悶々としていた。

もっと気持ちよくなりたいのであるが、これ以上はダメ。と勝手に決めつけていた。

そんな中、隆がやってきた。

「どうしたの? 顔が赤いけれど」

「何でもありません」

「ねぇ。一つ提案がある。君が新しい世界を見たいのなら、僕が案内しよう。でもそれが嫌なら、もう僕は何も言わないよ。でもその場合は、君はこれ以上は気持ちよくなれない。どちらを選ぶかは君次第だ」

「な、何を……」

「今日の午後6時にA駅の改札口で待っている。10分だけ待つから新しい世界を覗きたいのであれば来るといい。君次第だ」

「私は行きません」

「さぁどうだろうね? とにかく10分だけ待つから、じゃあね」

隆はゆっくりと教室から消えて行った。

残された聡子は、静かに彼を見送った。

現在の時刻は午後4時半。つまり約束まで時間はある。

(行っちゃダメよ)

そう思う聡子であったが、新しい世界という言葉が妙にひっかかる。

それに彼は言っていた。このままで気持ちよくなれないと……。

本当は気持ちよくなりたい。しかし、理性が邪魔するのである。

(でも、ちょっとだけなら……)

結局、聡子は誘惑負けた。快楽を求めて突き進んでいったのである。

午後6時。A駅の改札口にはニコッと笑みを浮かべる隆の姿があった――。

 

続く〉





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