連載官能小説『SかM』最終回

連載官能小説『SかM』最終回

自分がSかMなのかわからない。

だからこそ、こうして調べているのである。

Sプレイを楽しんだ後、次はMプレイに移行する。何となく興味はあるが、虐げられるのは少し嫌だ。それでも仕方ないだろう。

大輔自身も乗り気になっている。

仁王立ちになると、いきり勃ったペニスを見せつけるように持つと、それを舐めるように麗禾に強要する。

「これ、舐めるのぉ?」

「あたりまえだ。さっさとご奉仕しろ!」

「いきなりキャラ変わりすぎ。まぁいいわ。舐めてあげるから」

そう言うと、麗禾は膝立ちになり、大輔のペニスを持つ、それをぺろりと舐めてみる。

当然だが、味はしない。なんだか不思議な気分になってくる。

「もっと咥えるように舐めるんだ」

「やってるわよ。いちいち注文が多い」

「こうしないとSかMかわからないだろう。だから、ちゃんとやらないと」

「まぁそれもそうかもね」

麗禾自身、ペニスを舐めた経験はない。

第一、彼女はセックスだってした経験がないのだ。だからこそ、ペニスの舐め方はよく和からない。本などでフェラの存在は知っているが、こんなものを舐めるなんて、全く考えもしなかった。でも、舐めていると、どんどんとおかしな気分になってきて、あそこが濡れるのである。

(私、変なのかな?)

少しだけ、恐怖があった。

しかし、ここまで来たのであるから、もう後には引けない。

どうにでもなれという気持ちでフェラを続けていく。

「歯を立てるなよ。包み込むように舐めるんだ」

と、大輔が提案する。

それに合わせ、必死にペニスを舐める麗禾。

次第に慣れてきて、ペースも上がっていく。

「よし、じゃあ次だ。麗禾、四つん這いになれ」

「えぇ。なんでよ?」

「シックスナインをしよう。お互い気持ちよくなるから」

「わ、わかったわよ」

シックスナインの存在は知っている。

それ故に、お尻を高く上げ、大輔に跨ると、彼の方にお尻を向けてフェラを続けていく。

大輔が仰向けで下になり、麗禾はうつ伏せで上になるという形である。

大輔が下から麗禾の秘部を刺激する。指で小陰唇をなぞっていくと、やがてその指は膣口に向けられた。既に、麗禾のあそこは濡れている。そのため、すんなりと指は入っていく。

「んぁ。もっと丁寧に扱ってよ」

「お前こそ、ちゃんと舐めろよ」

大輔は舌を使って陰核を舐め上げると、さらに開いた指を使ってアナルを弄り始める・

麗禾も徐々に感じ始め、フェラをする手が止まりがちになっていく。

「手が止まってるぞ、麗禾」

「だって、そんなとこ舐めるから。気持ちよくて手が動かない」

「フェラをしないのなら、舐めるのは止めるぞ。それでもいいのか?」

「そ、それは、ちゃんと舐めるから止めないで」

ここまで気持ちよくなって舐めるのを止められたらキツい。

そう感じた麗禾は、快楽を堪能しながら、懸命にフェラを行っていく。

唾液をたっぷりと含ませ、ペニスを咥えこむと、素早く上下させて、刺激していく。

大輔もそれに満足したようで、クンニリングスを続けた。

どのくらいだろうか? 二人のシックスナインの時間が流れ、お互いがイキそうになっていると、不意に大輔がクンニリングスを止めた。

「そろそろいいだろう。次のステップに進むぞ」

「次のステップ?」

「決まってるだろ? セックスするんだよ」

「そ、それは無理よ。だって私たち付き合ってるわけじゃ」

「ここできてセックスなしなんてふざけたこと言うなよな。もうこっちはやる気満々なんだ。それに麗禾だってしたいんじゃないのか?」

改めてセックスがしたいのか問われると、回答に迷ってしまう。

しかし、興味がないと言ったら嘘になるだろう。少なからず、興味はあるのだ。

「セックスをすれば、もっと気持ちよくなるし、SかMかだってよくわかるさ」

この時、最早SかMかどうでもよくなっていた。とにかく気持ちよければ何でもいい。そんな気分になっていたのは事実だ。

「わかったわ。じゃあセックスしてあげる」

「いい返事だ。じゃあ行ってみろ、何をどこに挿れてほしいんだ」

「え? そりゃあんたのあれを私のここに入れてほしいの」

「あれとかここじゃわからないな。しっかりと単語で言うんだ」

「そんな言葉恥ずかしくて言えないわ」

「言えよ。言わないと、気持ちよくなれないぞ」

「だ、だってぇ、恥ずかしいし」

「言え! 言うんだったら」

「あ、あんたのち×ぽをあたしのあそこに挿れて」

「あそこってどこだ?」

「あそこはあそこよ、女の子の大切な部分」

「それをおま×こって言うんだよ。それくらい知ってるだろ。さぁ言え」

「そんな恥ずかしいことよく言えるわね。わ、私のおま×こにあんたのち×ぽを挿れて」

「よく言ったな。もしかするとMなのかもしれないな。よし、じゃあ挿れてやろう」

大輔はそう言うと、麗禾を仰向けに寝かせ、足を大きく広げた。

正常位という形である。足を持ち、左右に広げると、女性器が広がり、膣口がよく見えるようになった。キレイなサーモンピンクをした麗禾のあそこは、ヒクヒクと動いており、ペニスを待ち構えているようにも見えた。

ぬむぬむぬむ……。

ペニスがゆっくりと麗禾の体内に入っていく。

異物が入ってくる感じがしたと思ったら、強烈な痛みを感じ始めた。

「ね、ねぇ大輔、かなり痛いんだけど」

「初めては痛いっていうからね。なるべくゆっくり動くよ」

大輔はSっ気溢れる雰囲気で話していたが、こういうところでは紳士である。決して無理をして麗禾を襲うことはせず、彼女のペースに合わせて、ペニスを動かし始めた。

鉄の熱くなった棒を、挿れられているような気分である。痛みも酷いし、全く気持ちよくない。これなら、さっきのように舐められている方が断然気持ちよかった。

「い、痛いよ、大輔。もう止めてよ」

「我慢しろよ。慣れてくれば気持ちよくなるから」

大輔は麗禾の苦痛を少しでも和らげようと結合部にローションを垂らした。

ぬるぬるとした冷たい液体が、結合部を覆い、幾分か痛みは解消されていく。

少しずつではあるが、麗禾もセックスに慣れ始めている。最初は、痛みでいっぱいであったが、少し経つと、痛みが快楽に変わっていく。

(あれ? 少し気持ちいいかも)

そんな風に麗禾は感じ始めた。

「麗禾、少し早く動くぞ」

「う、うん。わかった」

大輔のペースが速くなる。

ぬるぬるとしたローションのおかげで、より一層滑りがよくなり、ピストン運動は規則的に行われた。

「あん、大輔、気持ちよくなってきた。もっとして」

「僕も気持ちいい。よし、これならどうだ」

大輔は麗禾の両足を持ち上げ、クロスさせる。こうすると、締まりがより一層強くなり、大輔のペニスをきゅうきゅうと締め上げはじめる。

「キツイな。でもいい感じだ」

「あんたのち×ぽに私のおま×こが合ってきているのね。気持ちいいわ」

「なぁ、麗禾、僕そろそろイキそうなんだけど、どうしたらいいかな?」

「もう、イクのちょっと待ってよ。Mさ加減を試すんだから、後ろから犯してほしいかな」

「よし。後ろからだな。やってやる」

大輔は快楽に耐えながら、一旦ペニスを抜くと、麗禾を四つん這いにさえて、バックからペニスを挿入し始めた。

「くぁ、奥まで届く! 私のおま×こに大輔のち×ぽが入ってきてるぅ」

パンパンパン。

若い二人の体がぶつかり合い、結合部からは愛液やローションが入り混じった液体が滴り落ち始めた。

後ろから突かれると、何かこう、獣じみたというか、犯されているという気分になる。麗禾の奥底に潜むM性が徐々に目覚めていく。

「わ、わたし、Mなのかな? 後ろからされると気持ちいい」

「わかんないよ。僕も気持ちいいぞ。麗禾もっと腰を触れ」

命令口調でいう大輔にも力が入ってくる。バックで犯していると、征服しているような気分を与えるのだ。

大輔のピストン運動に合わせて、麗禾も腰を動かし始める。

二人の動きが一心同体になると、やがて気持ちよさはマックスを迎える。

「れ、麗禾、僕もうイキそうだ。お前は?」

「わ、私ももう駄目かも。気持ちよすぎておかしくなっちゃうわ」

「麗禾、中に出していいか?」

「中にそれは?」

「お前の中に出したいんだ。頼む」

今日はそれほど危険な日ではない。麗禾は中出しを了承する。

「わかったわ、ただその代わりいっぱい出してね」

「なら言ってみろ、どこに何を出してほしいんだ?」

「おま×こにせーえきたくさん出してください」

「イクぞ、もう駄目だ」

「わ、私もイクゥ……」

圧倒的なオルガスムスを感じ、勢いよく射精をする大輔。

大量の精液が麗禾の膣内に流れ込み、ドプトプと満たしていく。

「ああぁ。熱い精液がたくさん出てる。私の中に精液が、中出しされてるぅ」

大輔がペニスを引き抜くと、大量の精液がぬるりと零れ落ちる。そしてそれがベッドのシーツの上に落ちて、染みを作っていく。

果てた二人は、全裸でベッドの上に横になっていた。

そんな中、徐に麗禾が言った。

「結局どっちだったんだろう? 私ってSなのかな。それともMなのかな。よくわかんないや」

「多分さ。どんな人にもどっちもあるんだよ」

「ん、どういう意味?」

「つまり、人はSでありながらMでもある。どちらも兼ね備えているんだよ」

「答えになっているのかな?」

「麗禾さえよければ、僕はこれからも付き合うよ。二人でSとかMとかいろんなプレイをしてみようよ」

「それもいいかもね。わかったわ。なら協力して頂戴。あんたとなら、別の快楽が覗けるような気がするし」

「うん。ありがとう。麗禾これからも一緒にいよう」

「そうだね。一緒よ」

こうして二人はこれからもHな関係を続けることを承諾し合った。

SなのかMなのか、それは正直わからなかった。しかし、どちらのプレイをするにせよ。気持ちよくなることが大切なのだ。その思いを胸に、麗禾も大輔も目を閉じた――。

 

了〉


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