連載官能小説『男子になった風紀委員』第2回

連載官能小説『男子になった風紀委員』第2回

休み時間を迎え、恵は生徒会室へ向かった。

誰もいない生徒会室はかなり静まり返っている。

(確か、ロッカーに隠れていろって)

生徒会室の襞の壁にはロッカーがある。コートなどを収納できる比較的大きなロッカーであるため、恐らく恵なら問題なく入れるだろう。

恵は、誠也に言われた通り、ロッカーに身を潜めた。

何か滑稽な感じがするが、文句は言えない。ロッカーの中は薄暗いが真っ暗というわけではない。ロッカーのネームプレート部分には、小さな穴が開いており、そこから外の様子が見えるようになっている。

しばらくの間、恵がロッカーの中で隠れていると、そこに一人の女子生徒がやってきた。それは、学園のアイドルである立川葵だった。制服姿の葵は、当然であるが恵の姿には気づかない。葵は、キョロキョロと辺りを見渡していると、そのまま生徒会室の鍵を閉めた。

そう言えばこの部屋は鍵をかけられるのだ。それを思い出す恵。

しかし、どうして葵は鍵などかけるのであろうか?

その理由がわからなかった。

しかし、理由はすぐに判明する。

葵は机のそばに行くと、机の角に向かって自分の秘部を押し当て始めたのだ。

(葵さん、もしかしてオナニーを……)

恵の中で興奮が高鳴る。

学園のアイドルがこんな風にして隠れてマスターベーションに耽っている。

その事実は、恵を混乱させていく。

ただ、食い入るよう見つめてしまう。ロッカーの中から覗き見にしているのだ。何かこういけないことをしているかのようで、興奮していくのである。

もっと見たい。

でもここから出てしまってはいろいろ問題あるだろう。

隠れているのが一番いいはずだ。

「あん、うぁ」

葵の甘い声が漏れ始める。

かなり感じているのだろう。

葵の動きはどんどん激しくなっていく。

「あぁ、止まらない。おま×こが擦れて気持ちいのぉ」

おま×こという生々しい言葉を聞き、恵はより一層興奮していく。

角度的に、後ろ姿しか見えないが、確実にマスターベーションをしているだろう。こんな生徒会室でマスターベーションに耽る葵はどこまで大胆な人なのだろう。

こんな姿を人に見られたら、どうするのだろうか?

(否、待って)

恵はふと考えを巡らせる。

確か、この部屋に来るように指示を出したのは誠也である。

となると、彼はここで葵がマスターベーションをしていると知っているのであろうか?

恐らく知っている。

知っているからこそ、ここに来るように指示を出したのだ。そして、ロッカーの中に隠れていろと言ったのであろう。

「ああん。気持ちいい、止まらないよぉ」

葵の声も次第に大きくなっていく。

多分、外には漏れ聞こえていないだろうが、教室内には響き渡っていえる。

(ど、どうしたらいいんだろう)

混乱する頭で恵は考える。

ここで姿を現すのは絶対にダメだ。

何が起こるかわからないし、変な空気になってしまうだろう。

ならば、取る選択は一つである。

静観――。

恵は黙ったまま、葵のマスターベーションを見つめた。

葵はスカートをめくりあげ、さらに大胆にマスターベーションを続ける。

下着を下にずらすと、直に秘部を机の角の押し当て、はぁはぁと桃色の吐息を発するのだ。葵はかなりの美少女である。学園でも人気があるし、告白する男子も多いのだという。男子になった恵は、葵のあられもない姿にただただ、興奮してしまっていた。

(くそ、あんまり見えないな。葵さん、こっち向いてくれないかな)

その思いが通じたのか、葵はくるっと姿勢を変えた。

そして、ロッカーの方を向いてマスターベーションを始めたのである。

(葵さんのおま×こが見える)

恵は女性だった時、普通に毎日自分の性器を見ていた。しかし、それで興奮することはなかったのだ。だが、今は違う。女性器がかなりエロく見えてしまい、興奮が止まらないのである。

(なんてヤらしいんだろう)

男性目線で見る女性器は、それだけで卑猥に見えた。

興奮は高まり、いつの間にか恵の自分のペニスに触れていた。

熱く勃起したペニスは、ズボンの下で大きくなっている。全体的に窮屈である。そこで、恵はズボンのファスナーを下ろし、勃起したペニスを解放した。

既に先端からは我慢汁が迸り、ぬるぬるとしている。

(駄目だ、私もオナニーしちゃうよ)

学園のアイドルのマスターベーションシーンを見て、興奮しない男子はいないだろう。男子になった恵は、葵のマスターベーションに興奮し、自らのペニスをしごき始めた。

「もっと、刺激が欲しい……。もっと気持ちよくなりたいぃ」

葵は制服のポケットから何か取り出した。

恵はそれがなんであるかわからなかったが、葵が持っているものはピンクローターであった。ローターのスイッチを入れると、「ヴヴヴヴヴ」と振動音が鳴り響いた。

(な、何をするんだろう)

ローターを知らない恵は、興味の目線で状況を観察する。

葵は振動したローターをクリトリスに当て、さらに刺激を高めようとしている。

(く、クリトリスに当ててるんだ)

恵はそれほど性の知識があるわけではないが、クリトリスの存在は知っている。自分も自転車に乗った時、気持ちいいと感じてしまったことがあるのだ。女性だった時を思い出し、恵は葵がクリトリスを刺激していると推理した。

「あん、気持ちいい、クリが振動で刺激されて……おかしくなっちゃう」

葵はがに股に足を開き、そしてローターで陰核を刺激し、さらに指を膣内に入れ始めた。

指を奥の方まで挿れて恍惚とした表情を浮かべる。

次第に指のピストンが早くなり、ローターの刺激も高めていく。

「あああん。はん、もう、ダメェ」

葵は悶えながら、マスターベーションを続けている。

その姿を黙って見つめている恵、

恵もまた、マスターベーションで気持ちよくなっている。

手でペニスをしごいていると、快楽に覆われて止まらなくなる。

もっと、この時間を堪能したい。

否、既にマスターベーションだけでは物足りなくなっている。

もっと先に進みたい。

せっかく男になったのだから、セックスもしてみたい。

女だった時、そこまでセックスに魅力を感じなかった。

そういう行為があるとは知っていたが、何か禁断の行為のような気がして、あまり前向きになれなかったのである。それ故に、恵は処女である。今は男性のため、童貞というわけだ。

(セックスしてみたい……)

その思いが恵を支配していく。

しかし、セックスには相手がいないとならない。

今の自分は男子だが、付き合っている人間がいるわけではない。

だからまずは、セックスをする相手を探さないとならないだろう。

「あん。もう、だめ、イク、イっちゃうわぁ」

途端、葵の身体がガクガクと震え始めた。

それでも葵は指の動きを緩めない、むしろ動きを強く速くしている。ローターの回転数もマックスにして、それを陰核に押しあて、彼女はオルガスムスを迎える。

「あぁぁぁぁ、イク!」

びくびくと痙攣したように、葵は机に突っ伏す。股の間から、たらりと愛液が流れ落ち、それが床に滴り落ちていく。

あまりに気持ちよさに、失禁してしまったようであった。

一連の流れを見ていた恵であったが、彼もまた、オルガスムスを感じていた。

このままイってしまうとロッカーの中が汚れてしまう。冷静に考えて、恵はティッシュを取り出し、亀頭を包み込むと、その状態で射精に至った。

びゅるびゅると精液が流れ出て、恵はぐったりとしてしまう。

(私、何してるんだろう)

自分でも自分の行為がわからなくなる。

隠れてマスターベーションをしているなんて、女の時は考えられなかった。しかし、男性になり、性の虜になっていると、もっと気持ちよくなりたくてたまらなくなるのだ。

やがて、痙攣し机に突っ伏していた葵が起き上がった。

彼女は持っていたティッシュで性器を拭くと、そのまま何事もなかったかのように下着を穿き、制服の乱れを整えた。そして、そのまま出ていこうとしている。

恵は彼女が出ていった後にロッカーから出ようと考えていたのであるが、思わずロッカーの中で音を出してしまった。当然、葵もその音に気づく。

「誰? 誰かいるの?」

葵の顔が蒼白になっていく。

(不味い。見つかった……)

唖然とする恵。もう隠れていられない。

恵は静かにロッカーから出た。

葵と恵の視線が交錯する。

「もしかしてずっと見ていたの?」

葵は青白い顔で尋ねる。

「はい。見てました。学園のアイドルがマスターベーションするんですね」

「くぅ、あ、あなたどうして」

その時だった。不意に生徒会室のトビラが開いた。

恵と葵は入ってきた人間を確認する。

それは鍵を持った誠也だった。

「僕にいい提案があります」

「提案?」

葵が呟く。

「はい。葵さん。君はここでマスターベーションをしていた。実は僕も知っているんです。そして、あなたの目の前に立つ恵君もね。だから秘密を守ってほしければ、一つ約束してほしい」

「約束って何よ?」

「恵君とここでセックスするんだ。そうすれば、僕と恵君はここで起きたことを他言しない。実にいい条件だと思うけれど」

それは半ば脅しであった。

しかし、マスターベーションがしていることが他の生徒にバレてしまえば、葵は学校にいられなくなる。そこで彼女は誠也の提案を呑んだ。

「わかったわ、セックスすればいいのね」

「そうです。恵君とね」

「あなたにメリットがないわ」

「いいや、僕のことは気にしないでいいよ。二人が安全にセックスできるように、見守っているから、安心てほしい。さぁ早くセックスるんだ。恵君にはあまり時間がないからね」

結局、恵と葵はセックスをすることになった。

あまりの展開に驚いた恵であったが、彼もまたこの提案を受け入れたのである。

恵と葵の性行為が始まろうとしている――。

 

〈続く〉


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