連載官能小説『女性向け風俗』第2回

連載官能小説『女性向け風俗』第2回

栄太は女性の話を聞き、完全にセクハラではないかと考えていた。

ただ、セクハラは難しい面もある。例えば、カップルは刺激を求めて、職場でHなプレイをしたとしても、それはセクハラにはならないだろう。お互いの了承を得て行っているプレイだからだ。

けれど、今回の女性の話は、全く女性の承諾の元に行われていない。確かに女性はマッサージを了承したかもしれない。だとしても、このマッサージは行き過ぎている。いくら何でもやりすぎであろうと思っていた。

だが、この話にはまだ続きがあるらしい。栄太は興味深くなり、女性の話に耳を傾ける。

「マッサージには続きがあるんです。実は会社の飲み会で遅くなって、その上司と同じタクシーで帰ったんです。その時、私はちょっと飲みすぎちゃってぐったりとしていました。すると、それを見た上司が言ったんです」

「な、なんて言ったんですか?」

「暑いからきっと体調が悪くなっているんだよってって言ったんです。それで、穿いていたパンストを脱ぐように言われました」

「パンストをですか……。そ、それで、脱いだんですか?」

「はい、一応上司の命令ですし、確かに暑かったんで脱いでしまったんです」

「そ、それで脱いだ後は?」

「はい、足をマッサージしてやるから足を向けろと言われました。ちょうどこんな感じです」

女性はそこまで言うと、徐に足を栄太の前に持って行った。ほっそりとしたキレイな白い脚だった。つるつるとしており、思わず触れたくなってしまう。

「あ、あの、栄太さん、実践してもらえますか?」

「つまり、俺にももう一度上司の役をやれと」

「そうです。お願いします」

「わ、わかりました、やりましょう。で、どんな感じでマッサージされたんですか?」

「最初は足の裏をマッサージされました。足の裏のツボを押すような感じです」

栄太は言われるままに、足の裏を揉み始めた。すべすべとして皮膚は、それだけでも気持ちよく、栄太をうっとりとさせる。

女性は足の裏にも性感帯があるのか、時折「あん」とか「ひゃん」とか、甘い声を上げる。どこまでも官能的な声であると感じられる。

「栄太さん、そ、そんな感じです。そのまま足の裏からふくらはぎに移っていきました」

「ふくらはぎをマッサージすればいいんですね」

「はい、お願いします」

女性のふくらはぎは非常に細く、栄太の二の腕くらいしかないように思えた。それでも適度に筋肉と脂肪がついており、決して病的な細さではない。健康の範囲で細いという感じである。ふくらはぎをマッサージしていると、女性は余程気持ちいいのか、うっとりとした表情で、栄太を見つめていた。

「いい感じです。なんか、私足をマッサージされると、凄く気持ちよくなっちゃうんです。それでうとうととしてしまって……」

「その後はどうなったんですか?」

「はい。私がうとうととしていると、次に上司は太ももをマッサージすると言って、私のスカートの中に手を入れました」

「す、スカートの中にですか? そ、それは流石にやりすぎじゃないかなぁ」

「やっぱりそうですよね。でも私は、その時酔っぱらっていましたし、マッサージで気持ちよくなっていたので、あまり気にしなかったんです。当時はひざ丈のスカートを穿いていて、スカートの中に手を突っ込んで、太ももを触られました」

「ちなみに、どんな感じで触られたんですか? 具体的に言ってください。そうしないと、実践できない」

「す、すみません……、そうですよね。最初は撫でるように太ももを触られました。その後は、徐々に揉み込むように触られたような気がします」

その言葉を受け、栄太は女性の太ももを撫でまわした。すべすべとした皮膚の質感が素晴らしく、それだけでうっとりとしてしまう。流石にこれはマッサージの域を超えている。恐らく、例の上司は、女性が酔っ払っていることをいいことに、Hなマッサージを展開したのだろう。

次に栄太は太ももを揉み始めた。ほっそりとしているが、適度に脂肪のついた太ももは、揉み応えがあり、柔らかく官能的であった。栄太はただマッサージしているだけなのに、興奮してきてペニスを硬くさせていった。

「太ももを触られたら、次は、お尻の方に手がきました。でも座っていたため、お尻は軽くなでて、股の方に手が伸びてきたんです」

「股の方にですか?」

「なんか股の方には気分をよくするツボがあるらしくて、そこを刺激してやると言われたんです」

股にツボ……。

そんなものがあるのだろうか? 栄太はマッサージに詳しくないが、上司の都合のいい言い訳のように聞こえた。

「それで股のどのあたりを触られたんですか?」

「まずは太ももの付け根ですかね。そこを撫でまわされて、その後、ギュッギュっと揉まれたんです。あの、やってもらえますか」

「わ、わかりました。そ、想像でやってみます」

栄太は女性の太ももの付け根に手を伸ばし、最初は底を軽く撫でてみた。すると、女性の口から声が漏れる。

「ふ、ふぁ、アアン、そ、そんな感じです」

「その後揉まれたんですね?」

「そ、そうです」

「じゃ、じゃあ揉みますよ、そうしないと、実践になりませんから」

「お願いします」

栄太は次に太ももの付け根を揉み込んだ。ぷにぷにとして柔らかい。堪らない気持ちよさが、栄太を包み込んでいく。仕事を辞めて、途方に暮れていた彼であったが、今日、この会社に入社できて本当によかったと感じていた。

女性自身もうっとりとした顔を浮かべている。恐らく気持ちいいのであろう。しかし、このマッサージはセクハラ以外何者でもないような気がした。それに、もっと奥を触りたい。そんな欲望に囚われてしまう。

「それで……、どうなったんですか?」

「そ、その、あんまりよく覚えていないんですけど、せ、性器を触れたような気がします」

「な、なんですと……。せ、性器を? それは本当ですか?」

「はい。記憶が曖昧ですけど、栄太さん、私の性器を触ってもらえますか? そうしたら何か思いだすかもしれませんから」

「は、はぁそれはいいんですけど……」

「私を助けると思ってやってください」

女性は懇願するように言った。

ここは風俗である。当然性器を触ることだってあるだろう。栄太はそう納得して、女性の性器に手を伸ばした。既に全裸になっているから、性器の場所はよくわかる。太ももの付け根から一気に上方部分に移動させ、恥丘を撫でるように触れた。女性の陰毛はそれほど毛深くなく、手入れしてあるのか、綺麗に整っていた。

恥丘に触れながら、大陰唇の方に手を動かしていく。そして、少しずつ、膣口に手を伸ばしていく。思い切り振れずに、ゆっくりと侵食していくような形である。僅かに指先が膣口に触れる。すると、微かだが濡れているような気がする。

(ぬ、濡れてる。興奮しているんだ)

「栄太さん、何か私変な気持ちになってきました。多分、そんな感じで触れたんだと思います。続けて触っててもらえますか?」

「もちろんです。それで最終的にどうなってんですか?」

「ものすごく気持ちよくなって、そのまま果ててしまった感じです。気づくと、家の前に着いていました」

恐らく果てたということはイってしまったのだろう。

栄太は女性をあまりイカせた経験がないが、ここは思い切り気持ちよくしてやろうと考え、指先をクリトリスに移した。経験が少ない栄太が女子をイカすためには、クリトリスを最大限活用するしかないのである。

陰核の包皮を上に押し上げると、豆のような突起が現れる、淫豆を優しく指でつまみ、刺激を始める栄太。すると、女性の身体が反り返った。

「アアン、す、凄い、気持ちいいですぅ」

「こんな風に触られたんですか?」

「よ、よくわかりません。でも、そんな感じだったような気がします。つ、続けてくださいぃ」

栄太は続けて陰核を刺激し、残った指を膣内に挿入した。

女陰は既にたっぷりと濡れており、スムーズに栄太の指を飲み込んでいく。ぬるぬるとした質感が堪らず栄太を誘惑していく。

「す、凄い濡れてますよ、感じているんですね」

「も、もうよくわかりません、でも、気持ちよすぎるぅぅ」

女性は体をびくびくと震わせ、快楽の中を漂っている。栄太は続けて陰核を弄りながら、さらに、指を激しく動かし、女性を気持ちよくさせていく。恍惚とした表情を向け、女性はよがりながら、身体をくねらせた。

「アアアン、す、凄い、凄く気持ちいいですぅ。も、もう何も考えられないぃ」

「イキたくなったらイって下さい。俺が責任をもってイカせますから」

「もう、おかしくなっちゃうのぉ、イ、イク、イッちゃうよぉ」

女性の身体が、一層激しく痙攣していく。

圧倒的なオルガスムスが女性に襲い掛かり、女性は体を反り返らせ激しく声を上げた。

「いやややん、もうだめぇぇーイクっぅぅぅ!」

次の瞬間女性の性器が激しく収縮し、同時に失禁してしまった。

尿道から熱い黄金水が迸り、さらに、止めどなく愛液が溢れてきた。

栄太は最後まで女性をイカせるために、クリトリスや膣内を刺激し続けた。

こうして、女性は昇天し、ベッドの上に崩れ落ちた。

「ど、どうでしたか? 多分ですけど、上司のプレイはセクハラだと思います」

と、栄太は告げる。

「やっぱりそうですよね。私どうしたらいいんでしょうか?」

「きっぱり言った方がいいと思いますよ。止めてくださいって……」

「はい、でも、私どこか変態的なんです、その、Hなことを求めてしまうっていうか」

「ならいい提案があります」

「なんですか?」

「またこの店に来て俺を指名してください。そうしたら、あなたの望む変態プレイを俺が実践します。それでいいですか?」

「え、良いんですか?」

「もちろんです。それが仕事ですから。もしも上司にHなことをされそうになったら、我慢してこっちに来てください、俺が満足させてみせます」

「あ、ありがとうございます。じゃあ次も宜しくお願いします」

こうして時間がやってきた。

途中まで女性をエスコートして、部屋のトビラの前で別れる。

別れ際、女性は言った。

「栄太さん、名前、言っていなかったですね。私は裕子っていいます。覚えておいてください」

裕子はそう言って、笑顔を残して去っていった。

栄太の甘酸っぱい風俗デビューはこうして幕を閉じた。

 

〈続く〉


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