官能小説レビュー 第16回『秘めごと幽戯』

官能小説レビュー 第16回『秘めごと幽戯』

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07N1NDTZ8/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

今回紹介する官能小説は、『秘めごと幽戯』です。

コチラの作品は、官能小説界のレジェンド、睦月影郎さんがお書きになりました。

著作数が500冊を超える、トップ官能小説家の作品をレビューしていきますので、確認してください。

それでは、早速見ていきましょう。

□登場人物とストーリー

本作品は、幽体離脱をテーマにしており、人に乗り移ってHなプレイを展開する趣向です。

まずは、登場人物から見ていきましょう。

【登場人物】

・棚戸澄夫……主人公の会社員

・怜子……幽霊、幽体離脱ができる

・涼崎理沙……社長令嬢、澄夫を車で轢いてしまう

・涼崎亜沙子……社長夫人、理沙の母親

・浅見麻衣子……看護婦

・志賀恵利子……澄夫の上司

・美穂……理沙の友人

・白石真智子……女教師

・浦見祐樹……怜子の弟

ストーリー】

本作品は全6章の構成になっており、やや複雑なストーリーをしています。

ネタバレありのレビューをしていくので、確認しましょう。

第1章

棚戸澄夫は自分の勤める会社の社長令嬢の車に轢かれて病院に運ばれます。

命に別条がなかったのですが、彼は幽体離脱ができるようになります。幽体離脱すると、人の意識に入り込むが出来、自在に操作できるようになるのです。

そんな中、澄夫は幽霊の怜子と出会います。そして、怜子と共に行動するようになります。

怜子はセックスせずに死んでしまったので、セックスに関する憧れがあり、生者に憑依してセックスを体験しようとします。

その結果、選ばれたのが、看護師の浅見麻衣子であり、その相手に澄夫が選ばれます。

澄夫は素人童貞なのですが、麻衣子相手に童貞を卒業し、その後も、怜子が憑依する女性たちと淫らな関係を結びます。

続けて、澄夫は社長夫人である涼崎亜沙子と関係を結びます。これも怜子が憑依しているのですが、淫らな関係を結び、徐々に性的に目覚めていきます。

第2章

この章は、澄夫と亜沙子。そして澄夫と理沙のパートです。

まずは、澄夫は亜沙子と関係を続けます。1章では口でご奉仕されるだけだったのですが、2章ではセックスシーンが展開されます。美熟女である亜沙子との濃密なセックスシーンが展開され、読む者を魅了してくれます。

続けて、澄夫は亜沙子の娘である理沙ともセックスをします。理沙は密かに澄夫に憧れを持っており、怜子に憑依されて、澄夫相手に処女を喪失します。

処女らしい、理沙の敏感な反応が楽しめる章となっています。

第3章

第3章は、澄夫とその上司である恵利子のパートです。最後の方で、亜沙子とも関係を結びます。

澄夫は恵利子を尊敬しており、信頼しています。事故に遭い、回復してから出社した後、恵利子と一緒になり、そこで、経験を積ませてほしいと懇願します。恵利子は迷いますが、結局は澄夫の言葉を受け入れて、二人は性的な関係を結びます。

通常のセックス描写はもちろん巧みなのですが、それ以外にも放尿シーンなど、色濃く描かれています。

また、この章では、澄夫と怜子が人を操作する描写があります。澄夫を襲ってきたチンピラを操作して、無事危機を乗り越えのです。これが少し伏線になっており、後の話に効いてきます。

さらに、章の後半で亜沙子とも関係を結びます。それほどページが割かれているわけではないのですが、濃密な描写が続きます。

第4章

第4章は理沙とその友人である美穂のパートです。

初体験を済ませた理沙は、友人の美穂を連れて澄夫の元を訪れます。そして、美穂の処女も奪って欲しいと懇願するのです。

美少女に頼まれて断れない澄夫は、そのままセックスをします。制服を着たプレイが展開され、濃厚なフェラシーン、そしてクンニリングス、さらにセックスが巧みに描写されていきます。

また、章の後半で、課長に昇進した澄夫が、再び恵利子と関係を結びます。3章で紹介した伏線がここで回収されます。恵利子との濃密なセックスシーンが展開されて、4章は進んでいきます。

第5章

第5章はさまざまな女性たちと入り乱れます。

まずは、看護婦の麻衣子と再会し、そこで性的な関係になります。セックスシーンはもちろんですが、肛門を舐めるプレイが展開されるなど、幅広いプレイが魅力の章となっています。

続けて澄夫は亜沙子ともセックスをします。既に何度もセックスをしているのですが、澄夫は亜沙子の魅力にやられっぱなしです。セックス後、放尿をさせたりするなど、少しアブノーマルな描写が続きます。

この章では美穂も登場します。理沙に内緒でやってきた美穂とも澄夫はセックスをします。フェラシーン、クンニリングス、そしてセックス描写が続きます。

第6章

6章は変則的なのですが、怜子が成仏するために、澄夫にあるお願いをします。

怜子は好きな人がいて、それが自分の弟なのです。そして、弟とセックスをしてから成仏したいと告げるのです。

それに澄夫は協力します。弟は祐樹といい、高校生です。そして、高校の教師である白石真智子に憧れを持っています。

そこで、怜子が真智子に憑依し、澄夫が祐樹に憑依して、セックスを展開します。

間接的ではあるのですが、弟とセックスができて満足した怜子は無事に成仏します。

そんな中、怜子を見送った澄夫の元に理沙から連絡が入ります。呼び出されて理沙の元へ向かうと、高校の制服を用意した理沙とセックスをすることになります。そして、もしかすると、将来の妻になるかもしれないと、感じながら、澄夫は理沙を見つめ、彼女のことを想うようになるのです。理沙と結ばれるのでは? と、期待を込めながら、物語は終わりを迎えます。

□登場人物はやや多め

本作品は、メインのヒロインは恐らく理沙なのでしょうが、それ以外にも女性が多く登場し、関係を結びます。

そのため、色々な女性とのプレイがみられる良さがあるのですが、反対にやや混乱する作りになっています。

特に、各章の中で複数の女性と関係を結ぶので、読んでいて混乱する場面があるかもしれません。

それでも親しみやすい文体で、官能小説らしい文章が続くので、読んでいて飽きませんし、読み応えがあります。

例えば、

『悩ましい微香が籠もって鼻腔を刺激し、舌を這わせて襞を濡らし、潜り込ませて味わうと、ヌルっとした滑らかな粘膜が、淡く甘苦いような微妙な味覚を伝えてきた』

P144より抜粋

このような官能小説らしい描写も多数登場するので、読んでいて楽しめます。

□プレイはややアブノーマルか

冒頭では通常のセックス描写が続くのですが、徐々に過激になっていきます。

放尿をさせたり、唾を吐きかけてもらったり、ややアブノーマルなプレイが展開されています。

そのためソフト系の官能小説が読みたい場合には、あまりおすすめできないかもしれません。

決して汚いような感じはしないのですが、放尿や唾吐きが苦手な方は、受け付けないかもしれません。これは注意すべき点だと言えるでしょう。

それでもややアブノーマルな展開は、読んでいて引き込まれますし、主人公の変態的な部分が垣間見えて、すんなりと読めます。

私的には、全く問題なく読めたので、恐らく多くの方にも受け入れられる形ではないでしょうか。

□流石はレジェンド、安定感のある作品

睦月影郎さんは、多くの官能小説をお書きになっている、官能小説界のレジェンドです。

本作品は幽体離脱をテーマにした、やや変則的な官能小説になるのですが、そのテーマを十分に上手く使って、まとまりのある作品となっています。

この世界に幽体として残ってしまった少女が成仏するまでが、官能的な描写と共に展開されていくので、ストーリーも完成されています。

流石は人気の官能小説家だけあって、完成度は高いです。

セックス描写も過不足なく、大変勉強になる作品です。

少し違った官能小説を読みたいのであれば、おすすめできる作品であると感じます。

気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 

コチラの作品はここで購入できます。

 


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