官能小説レビュー 第22回『淫らな君に首ったけ』

官能小説レビュー 第22回『淫らな君に首ったけ』

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07KK689GS/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

今回紹介する官能小説は、乃坂希さんの『淫らな君に首ったけ』です。

乃坂さんというと、短編をメインに官能小説をお書きになっていた方なのですが、最近は長編にも挑戦しているようです。

一体、どんな官能小説なのでしょうか?

ネタバレアリのレビューをしていきます。それでは早速見ていきましょう。

□登場人物とストーリー

本作は全5章の構成となっており、それぞれが独立したパートとなっています。

一応続き物としても読めるのですが、短編連作集のような形と言えるでしょう。

まずは登場人物から紹介し、その後詳しいストーリーを見ていきましょう。

【登場人物】

・竹山光雄……主人公の会社員

・竹山小百合……光雄の妻

・高梨千里……美熟女。バイセクシャルの女性

・凪子……スナックのママ

・佐々木桃江……光雄の会社のアルバイター

・椎名亜美……トラック運転手の女性

【ストーリー】
第1章

ある事情から妻小百合と別れて暮らしている主人公の竹山光雄は、ジャズコンサートで、高梨千里という美熟女と出会います。

この女性は、浮気をしようとしている男性を誘ってセックスするのが好きな女性で、バイセクシャルでした。

妻と離れている光雄は、ムラムラとしてきて、千里を口説きます。

当然のことながら、エッチな関係になっていき、光雄は妻がいながら浮気をしてしまいます。光雄は妻の小百合とセックスレス状態になっており、久しぶりのセックスを堪能し、また千里に会いたいと思うようになります。

第2章

第2章はスナックのママ凪子と光雄のパートです。

千里から連絡がこないで、悶々としている中、光雄は恋の相談を凪子にします。

そこで、一カ月連絡がなければ脈がないと言われ、それに納得します。

また、凪子には面倒な客がいて、その客を撃退するために、光雄が彼氏のフリをして場を諌めます。

そのまま、良い雰囲気になっていって、オナニーを見せ合うプレイをするようになります。

もちろん、それだけでは終わらず。セックスに流れ込み、一晩限りの関係を築きます。

第3章

第3章は佐々木桃江というアルバイトの女性と光雄のパートです。

桃江は密かに光雄に憧れており、アルバイトを辞める前に、最後に思い出が欲しいと言い出します。そして、トイレの個室でエッチなプレイをしてしまうのですが、そのまま流れで桃江の自宅へ行き、そこでセックスをすることになります。

桃江は以前の彼氏の呪縛を抱えており、フェラが全てだと思っている所があるのですが、それは違うと光雄に諭され、セックスの素晴らしさを知るようになります。

徐々に女として目覚めていく桃江の姿が色濃く描かれた章となっています。

第4章

第4章はトラック運転手椎名亜美と光雄のパートです。

パチンコに行った光雄はそこで亜美と出会います。話が弾み、一緒に食事をしようということになり。光雄は亜美の自宅へ向かいます。そこで、手料理を振舞われるのです。

食事を一緒にしていくうちに、だんだんいい雰囲気になっていき、二人はエッチな関係になっていきます。亜美は子供がいてセックスからは遠ざかっており、セックスのリハビリをするために、光雄と関係を持ちます。

亜美はなかなかイッことがないのですが、光雄とのセックスをして、よくわからないながらも、感じるようになります。

正常位のプレイはもちろんですが、寝バックのシーンもあるので、ヌキどころは満載です。

第5章

第5章は小百合と光雄のパートです。

久しぶりに千里から連絡を受けた光雄は、レズプレイを見せてやると言われあるホテルに向かいます。そこで、女同士のセックスを目の当たりにするのですが、千里の相手はなんと妻の小百合だったのです。

そして、小百合もセックスレスを悩んでおり解消したいと思っていることを知ります。

その後夫婦の仲を取り戻すために、光雄は小百合をホテルに誘います。そこで、二人で愛を確かめ合おうとするのです。

通常のセックスではなく、小百合が主体のセックスが展開されていきます。手コキやフェラはもちろんですが、騎乗位で光雄を攻め立てていきます。

濃密なセックスが展開され、夫婦は恋人時代のような熱烈な関係に戻っていきます。

浮気をしていたことを、光雄は黙っていますが、今後は妻一筋で生きていこうと、決意を固めるところで物語は終わりを迎えます。

□サクサク読める短編連作集

本作は長編というカテゴリではあるのですが、短い話が立て続けに展開されていく、連作風の作品です。そのため一つ一つの章が短く、サクサク読めるようになっています。

端正な日本語で描かれ、読みやすいので、ムラムラとした時に読めるのではないでしょうか。

セックスシーンも過不足なく描かれ、ノスタルジックな描写が魅力なので、読み応えも抜群です。

□官能小説らしい文章も豊富

乃坂さんの作品は端正な日本語で描かれているのですが、それでも官能小説らしい文章が所々に見受けられるので、読んでいて引き込まれますし、エロスを感じさせてくれます。

例えば、

『大陰唇と小陰唇の間の溝に舌先を差し込み、ほじくるようにしたあと、充血して開いている左右のラビアを丁寧に舐めしゃぶった。すると、悩ましい吐息とともに悦びの甘い声が漏れ聞こえた。』

P129より抜粋

このような官能小説らしい文章も豊富なので、非常に楽しめます。

□浮気願望エロスとして完成している

浮気にスポットを当てた作品で、主人公が浮気をしまくるというタイプのストーリーになっているので、倫理的にはアウトな面があります。

ただ、浮気を通して、妻と再び良好な関係に戻っていくので、読後感は悪くなく、むしろすっきりとした感じです。

全体的に読みやすいコンパクトな官能小説に仕上がっていると感じました。

アブノーマルなシーンはないので、多くの方が安心して読めるようになっています。

どんな方にもお勧めできる官能小説でしょう。

ぜひ、本記事を参考に、一度読んでみてはいかがでしょうか?

きっと楽しめると思います。それでは、次回のレビューでお会いしましょう。ではでは……。

 

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