連載官能小説『家出少女』最終回

連載官能小説

連載官能小説『家出少女』最終回

(私、セックスするんだ……)
と、恵梨香は感じていた。
既に紹介しているが、彼女は処女である。
高校生であり、周りの女子生徒の中には、既に初体験を迎えた人間もチラホラいる。
決して焦っているわけではなかった。
だが、慎太に対して興味があったのは事実だ。
彼女の祖母であるカヨは、よく慎太の話をする。
カヨはどちらかというと寡黙な人間だから、このように誰かを褒めることはあまりしない。だからこそ、北原慎太という人間に興味が湧いた。
少し調べると、すぐに慎太の場所はわかった。
祖母が信頼する慎太に会いたい。
彼女は些細なことで両親と喧嘩し、そのまま家を出て、そのまま途方に暮れた。
そんな時、思い浮かんだのが慎太の家だった。
彼女は、迷惑かもしれないと考えたが、他に頼る人間がいなかったため、慎太の家にやってきたのである。
そして、こうしてセックスをしている。
年頃の男女が同じ部屋の中にいるのだから、当然性的な関係になる場合だってあるだろう。それに、今回誘ったのは恵梨香の方である。
慎太はそれを迎い入れたに過ぎない。
「挿れるよ」
不意に慎太の声が聞こえる。
我に返った恵梨香は、ゆっくりと頷いた。
そして、そのまま慎太のペニスを迎え入れる。
ずぶずぶ……。
ゆっくりとペニスが膣内に吸い込まれていく。
「ちょっと痛いかも……」
初めて体験は痛みがある。
当然、それを知識と知っていた。
だが、多分大丈夫だろうという、根拠のない自信があったのである。
しかし、自分の予想よりも、遥かに痛みは強かった。
「い、痛いんですね」
苦しそうに眉根を顰めながら、恵梨香は呟いた。
ギリギリの強がりである。何か言っていないと、痛みに襲われてしまう。
「大丈夫? やっぱ止める?」
「い、いえ、続けてください。その代わりゆっくりと動いてもらえるとありがたいです」
「わかった。ゆっくりしよう」
ペニスは奥まで挿入され、慎太はゆっくりと腰を動かし始める。
相変わらず、恵梨香は苦痛に顔を歪めていた。
慎太が結合部を見ると、僅かに血が滲んでいるのがわかった。
処女膜が破られ、出血したのであろう。
生々しいが、慎太はどこか嬉しかった。
恵梨香という美少女を、一人の女にしたのである。
その役目を自分が担った。その思いが、嬉しさを広げていく。
なるべくゆっくりと、慎太は動いていく。
それはカメのように鈍足な動きだ。
それでも愛液は溢れてきて、次第に動きを滑らかにしていく。
痛みに耐えながら、恵梨香は慎太の顔を見つめた。
真剣にセックスをする慎太の瞳が、彼女の瞳に映り込んだ。
(真剣にセックスしてくれるんだ)
そう思うと、堪らない感情が湧き出してくる。
大切にされているという思いが、恵梨香を包み込んでいったのだ。
痛みはある。しかし、愛液が大量に分泌されているので、動きはスムーズだ。このままゆっくりと動いていけば、多分問題ないだろう。
そのように恵梨香は考えていた。
恵梨香の脚を持ち、緩やかなペースで動く慎太。
ペニスを奥深くまでいて、ゆっくりと戻す。
激しくピストンしなくても、効かせることはできる。ゆっくりでも奥まで挿入すれば、その分、ペニスと膣壁が擦れ合い、気持ちよくなっていくのである。
慎太は姿勢をやや前傾にさせ、恵梨香の覆いかぶさるように体を倒した。
そして、恵梨香の胸を揉みながら、さらに唇を奪った。
「んぐ……」
恵梨香は驚いたようであったが、決して嫌がる素振りを見せなかった。
むしろ、好意的にキスを受け入れていく。
二人の唾液が口内で入り混じり、にちゃにちゃと卑猥な音を上げていく。
慎太はテクニシャンというわけではないが、キスの経験もある。
最初は、唇が触れ合うだけのキスだったが、次第に大胆になっていく。舌を絡ませ、奥の方まで入れていく。
(す、すごい、北原さんの舌が私の舌に絡んで……)
舌を絡ませたキスは、どこまでも大人な味がする。
口元から唾液が白い糸となって伸びていく。それは官能的であり、煌びやかな光景でもあった。
キスを終えると、慎太はそのまま舌を恵梨香の身体に這わせていき、やがて胸まで到達する。そして、胸を揉みながら、乳首に吸い付いた。
興奮から、恵梨香の乳首は硬化し、ぷくっと蕾のように大きくなった。
「ち、乳首、気持ちいいです」
「乳首が性感帯なのかもね」
乳首を甘噛みする慎太。
こうして乳首を責められていると、どこか膣内の痛みが吹き飛んでいく。
次第に痛みにも慣れてきたのだ。
「ふぁ、もっと、もっと乳首舐めてください」
声を高くし、恵梨香は叫ぶ。
快楽を求めて、彼女は貪欲になっている。
このままもっと気持ちよくなって、すべてを忘れたい……。そんな風に感じた。
慎太は乳首を舐めたり、指でコリコリと刺激したりした。マシュマロのような柔らかな胸に触っていると、どんどんと興奮してくるのである。
早くピストン運動ができない分、胸を責めて補完する狙いがあった。
「き、北原さん、もう少し早く動いてもいいですよ」
「大丈夫?」
「はい。さっきよりも痛くなくなりました」
これは強がりではない。
確かに痛みはまだ存在するのであるが、挿れ初めの強烈な痛みは、既に消失しており、代わりに気持ちよさが沸き上がってきた。痛気持ちいい……、そんな感覚である。
慎太は言われるままに、腰の動きを速めていく。
但し、急激に動きを上げるわけではない。少しずつゆっくりと着実に前に進んでいく。今のところはそれだけでも十分なのである。
ペニスを抽送していくと、やはり気持ちよくなっていく。ぬめぬめとした質感が、ペニスを包み込み、どこまでも気持ちよくなるのだ。
「あん、す、凄い、奥まで入って……、気持ちいいです」
「俺も気持ちいいよ。少しずつ速くするからね」
少しずつ動きを速めていく慎太。
やがてそのスピードも慣れていった恵梨香は、目を閉じながら気持ちよさを味わっていた。
痛みはほとんどなく、むしろ気持ちよさが溢れている。
もっと、気持ちよくなりたい。
恵梨香の身体が自然と反応し、彼女も抽送に合わせて腰を動かしていく。
(か、身体が自然に動いちゃう……)
恥ずかしかったが、動く体を止められなかった。
貪欲に快楽を追求していく恵梨香の姿に、慎太も気づいていた。
既に、スピードは通常のセックスと同じくらいになっているだろう。恐らく、痛みにも慣れたのだ。もっと動きを速めても問題ないだろう。
「もう少し速く動くよ」
と、慎太は提案する。
恵梨香は首を上下に振り、それを肯定した。
ペニスの動きが速くなり、ベッドのスプリングがギシギシと軋んだ。
二人だけの甘い空間……。
「き、北原さん、なんか、あそこかおかしくなっちゃいます、あんなに痛かったのに、今はすごく気持ちいいんです」
「慣れてきたんだよ。それか君がH過ぎるのかもしれない」
「Hな子は嫌いですか?」
「いいや、むしろ好きだよ。君のHな姿がもっと見たいし、声を聞きたい」
「あん。あそことち×ぽが擦れて、気持ちよすぎます」
恵梨香の喘ぎ声も次第に大きくなる。
慎太は、姿勢を前傾状態にしたまま、今度は恵梨香の脚を高く揚げた。
そして、まんぐり返しのような体勢にさせて、突き刺すようにペニスを動かした。
「こ、こんな格好、恥ずかしいです」
「でも、気持ちいいだろう? 奥まで入っているんだよ」
「お、奥までち×ぽが入って気持ちいい。もっと突いてください」
にちゃにちゃ……。
卑猥な音がこだまし、静かな室内に広がっていく。
やや挿れにくい体勢であるが、ペニスがより深くまで入るので、気持ちよさは凄まじい。
次第に慎太も限界を迎え始める。
「ねぇ、どこに出してほしい?」
「ふぁ、好きなところに出してください」
(好きなところって言っても中は不味いんだろうな)
そう考えた慎太は、
「顔に出すけどいいかな?」
「あ、あん、か、顔? わかりました、顔にいっぱい精液をかけてください」
これ以上ないくらいのスピードでペニスを動かしていく慎太。
彼も限界を感じ、快楽の頂点を迎えた。
圧倒的なオルガスムスがペニスを包み込んでいく。
「あぁぁ、イク、出すよ!」
イク瞬間、慎太はペニスを引き抜き、そのまま精液を恵梨香の顔に噴射させた。
恵梨香の端正な顔に大量の精液が付着する。
それは生々しい中にも、妙なエロスが感じられた。
「あ、熱い、北原さんの精子熱いです」
射精を終えた後、慎太は恵梨香の隣に倒れ込んだ。
二人のセックスはこうして終わりを告げた――。

セックスが終わり、二人はベッドの上で横になっていた。
時刻はもうすぐ9時。まだ寝るには早いだろう。
「北原さん、そ、そのお願いがあります」
「何かな?」
「そ、その、もう一回セックスしませんか? 多分もっと気持ちよくなれると思うんです」
「俺もしたいと思ったんだ。君さえよければ相手になるよ」
「ホントですか? じゃあお願いします」
慎太は起き上がる。同時に、二人は服を脱ぎ、裸体になった。
「次は、バックからやろうか?」
「北原さんの好きにしてください」
こうして、二人のセックスは新しいステージを迎えた――。

〈了〉


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