短編官能小説『大掃除から始まる恋』

短編官能小説

短編官能小説『大掃除から始まる恋』

12月29日。

年内の仕事も今日で終わりである。

佐伯一志は会社のデスク回りを掃除していた。毎年、この時期になると、大掃除をするのだ。既に働き始めてから5年。今年で27歳になった一志は、せっせと掃除をしていた。

彼が掃除をしていると、会社の後輩である山根久美子がやってきた。

「一志さん。ちょっと手伝ってくれませんか?」

「手伝う? 何を?」

「エアコンの掃除です」

「あぁ、そうか、わかった。手伝おう」

一志のオフィスはそれほど大きな施設ではないので、エアコンも自分たちで清掃している。半年に一度程度、フィルタを取り外し、水洗いして再び設置するのだ。大体エアコンの掃除は、若い社員がやる。今回、その役目を担ったのが久美子なのであった。

エアコンの前に脚立を置き、それに乗って掃除をしようとしていた。

「一志さんは脚立を押さえていてください」

「大丈夫? 俺が掃除してもいいけど」

「先輩社員にそんなことをさせるわけにはいきません」

久美子は意外と体育会系な所がある。

このような雑務は後輩である自分がすべきであると考えているのだろう。

「じゃあ任せるよ。……脚立を押さえていればいいんだね」

「はい、お願いします」

脚立を押さえて、久美子の掃除の手助けをする一志。

彼は、脚立を押さえながら、ある点に気づいた。

久美子はオフィスウェアを着用している。

シンプルな濃紺のオフィスウェアである。濃紺のジャケットに、タイトなスカート。そして、そのスカートから覗く、ほっそりした脚は、ベージュのストッキングに包まれている。久美子はまだ若い。確か22歳くらいだったと記憶している。

それでいて、かなりスタイルが良いのである。ほっそりとして脚に、グラマラスなヒップ。上半身も素晴らしく、バストはかなり大きい。そんな彼女の身体のラインが、脚立を押さえていると、わかってしまうのである。

(目のやり場に困るな……)

ふと、正直にそう思った。

一志はなるべく久美子の身体を見ないように心がけたが、彼もまだ20代の若者である。健康的な女性の体を見れば、興奮してしまうであろう。

一志は、なるべくわからないように、ちらちらと久美子の身体を見つめた。

パンストに包まれた脚は、自然な光沢感があり、魅力的であった。決して細すぎ、適度に筋肉がついたふくらはぎは、形がキレイで思わず触れたくなってしまう。

(流石に触れたらまずいよな)

じっとふくらはぎを凝視し。ふと上を見上げる。

すると、スカートの内部が見えそうになっている。

タイトなスカートはひざ丈であり、そこまで短くはないのだが、それでも脚立に乗ると、内部が見えそうになってしまうのだ。

目を細め、一志はスカートの中を見つめる。

薄暗くてよくわからないが、僅かに下着の白が見えたような気がした。

(馬鹿! 俺は何をしているんだ)

罪悪感に駆られる一志。

だが、どうしても久美子の身体を見たくてたまらない。そんな衝動が駆け上がってくるのだ。

なるべく、わからないように、一志はちらちらと上を見上げ、スカートの内部を凝視した。

その時だった。

「一志さん。雑巾とってもらえますか?」

ふと頭上から声が聞こえてくる。

思わず我に返った一志は、慌てて答える。

「え、あ、そ、雑巾?」

「はい。脚立の脇にあると思うんですけど」

脚立脇には確かに雑巾があった。それを手に取ると、一志は久美子に雑巾を渡した。

「ありがとうございます。もう少しで終わるんで、押さえていてくださいね」

「あ。あぁ……」

そう答え、一志は恥ずかしそうに俯いた。

 

「よし終わった。一志さん掃除終わりましたよ」

「ご苦労さん」

エアコンの掃除を終えた久美子が脚立から降りようとする。しかし、その時バランス崩し、倒れそうになる。咄嗟に一志が支えようとするのだが。意外と人の体は重く、支えきれずに倒れていまった。

ドンガラガッシャン!

勢いよく倒れる二人。

頭を強く打った一志はそのまま気を失ってしまった。

 

「あれ……ここは?」

ふと目を開ける一志。

すると、声が聞こえてきた。

「よかったぁ一志さん気づいたんですね」

「あ、あぁ、俺どうしたんだっけ?」

「エアコンの掃除した時に、私がバランスを崩して倒れてしまったんですけど、その時、一志さんは、下敷きになって気を失ってしまったんです」

「そ、そうか。……なんかゴメン」

よく見ると、ここは会社の応接室のようであった。電気はついているが、久美子と一志以外、誰もいないように思われた。

「他の人は?」

「今日は、仕事納めですからね、皆帰っちゃいました」

「薄情だな。それで君は残ってくれたんだね」

「はい。一志さん大丈夫ですか?」

「うん……」

きっと、久美子の身体を見ていたから罰が当たったかもしれない。

「一志さん、あの、見てましたよね」

「え?」

「エアコン掃除する時、私の脚とかお尻とか見ていましたよね」

見られていた?

途端、一志は恥ずかしくなる。

「い、いやそれは」

「別に隠さなくてもいいですよ。一志さんは特別です。それに、私に罪滅ぼしさせてください」

「つ、罪滅ぼし?」

「そうです。一志さんの生殖能力が失われていないか確かめます」

そう言ってからの久美子も動きは早かった。

一志のスラックスを下ろすと、下着姿にさせて、さらに下着の上からペニスを愛撫していく。

「くぁ、何をしているんだ」

「ちゃんとセックスができるか確かめるんです。頭を打って生殖能力がなくなったら困りますから」

「大丈夫だよ。俺は無事だと思う」

「私、魅力がないですか?」

「いや、そんなことは」

「ならこのままでいてください。すぐに終わりますから」

久美子は一志の下着を下ろし、ペニスを露出させて、手で軽くしごいていく。

堪らない興奮が一志を襲い、彼のペニスはあっという間に勃起状態になる。

「勃ちましたね。もう挿れられますね」

久美子はスカートを脱ぎ、さらにパンストとショーツを脱いだ。そして、一志に跨ると、自分のヴァギナにペニスを押しあてて、ゆっくりと挿入していった。

ずぶずぶ……。

ペニスは久美子の膣内に吸い込まれていく。

「な、何をしているんだ」

慌てて叫ぶ一志であったが、時すでに遅い。

「何ってセックスできるか確かめているんです」

次第に腰の動きを速めていく久美子。

久美子の膣内で、一志のペニスはどんどん大きくなっていく。

「ふぁ。一志さんのち×ぽ、凄く大きいです」

「くう、うぁ」

思わず情けない声が漏れる。

一志は何が起きているかわからぬまま、ただ状況に流された。

「一志さん気持ちいいですか?」

「気持ちいいけど、君はどうして?」

「私一志さんが好きなんです、だから、こうして既成事実を作っているわけです。一緒に気持ちよくなってください」

久美子は、姿勢を前傾にさせ、一志に抱き着いてきた。

そしてそのまま一志の唇を奪った。

触れるだけのキスから、次第に舌を絡ませたディープなキスへとシフトさせいく。

「ふぐぅ。うぅ」

久美子の唾液が一志の口内に流れ込み、ぴちゃぴちゃと卑猥な音を鳴り響かせる。

二人だけの空間で、こうしてセックスをしている。それは不思議な感覚であった。

「一志さん、おま×こがおかしくなりそうです。気持ちよくて、……ああん、もう駄目」

甘い声でよがる久美子。

そんな声を聞いていると、ますます興奮していく。

最初は混乱していたが、次第にセックスを堪能したいという思いが沸き上がってくる。

一志もいつの間にか腰を振ってピストンを始めていた。

「久美子ちゃん。このままだと俺イキそうなんだけど」

「ああん、わ。私も……。私もイキそうです。一緒にイキましょう」

「でも中に出ちゃうよ」

「くぁ。な、中に出してください、私が受け止めますから」

「うぉぉぉぉ。もう駄目だ!」

次の瞬間、激しいオルガスムスを感じ、エクスタシーを迎える。

勢いよく精液が迸しり、久美子の中に注がれていく。

「あ、凄い、熱い精液が私の中に……。子宮が満たされていきます」

久美子はしばらく体勢をそのままにし、ペニスから精液を搾り取っていく。

そして、結合部からペニスを引き抜いた。すると、彼女の膣内からどろりと濃い白濁した精液が流れ出た。

それが応接室内の床に流れ出て、水たまりを作った。

「一志さん、気持ちよかったですか?」

「うん。でもホントに良かったの? 俺が相手で」

「もちろんです。言ったじゃないですか、私は一志さんが好きなんです。だから特別ですよ」

一志は久美子を見つめた。

決して嫌いではない。まだ好きという感情はないが、彼女と一緒にいたいという気持ちが湧き出してくる。

(好きになるのも時間の問題かな……)

そう思い、一志は久美子に優しくキスをした――。

 

〈了〉

 


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