連載官能小説『先生の部屋』最終回
全裸でソファの上に座る智樹と蘭。
お互いが見つめ合い、甘い雰囲気が流れる。
ふと、蘭が智樹の香を見つめ呟いた。
「日高君は初めてなのよね?」
それに対し、智樹は答える。
「はい。そうです。彼女もいませんし」
「なら、初めての相手が私になるのね?」
「そうなります」
そこで言うと、蘭は少し考えこんだ。
「本当にいいのかしら?」
「え?」
「初めての相手は好きな人がいいんじゃないの?」
「まぁそうかもしれませんけど、僕は先生みたいな人がいいです。初めてのセックスは」
「うふふ。そう言ってくれるとありがたいわね。じゃあ、日高君の初めてをもらっちゃおうかしら」
「そうしてください。先生が初めての相手なら、僕も本望ですから」
「そう、ならしましょうか? 日高君はソファに横になってくれる。まずは、先生が主導で動いてあげるから」
「わかりました」
言われるままに、智樹はソファの上に仰向けで寝転ぶ。下から蘭を見上げる形である。
それ見た蘭は。智樹に跨ると、ゆっくりと腰を落としていく。
そして、自分のヴァギナに、智樹のペニスを押しあてる。
そのままゆっくりと挿入していった。
ずぶずぶずぶ……
ペニスは膣内に吸い込まれていく。
初めてのセックスを通し、智樹は酷く感動していた。
(すごく、温かいんだ)
蘭の体内はとろけるほど熱く、それでいて魅力的であった。
足をM字に開いているから、結合部分が良く見える。蘭のあそこに自分のペニスが入っている。そんな光景をみるだけで、智樹は興奮してきた。
ペニスははち切れんばかりに膨張し、既に一回イッた後とは思えないくらい勃起していた。それくらい、彼は興奮しているのである。
「す、すごいわ。日高君のち×ぽ、先生の中でまだ大きくなっているみたい」
「せ、先生……、す、すごい気持ちいいです」
「先生の中、気持ちいいでしょう? でもこれからが本番よ。しっかり味わいなさい」
にちゃにちゃと淫靡な音が鳴り響き、部屋の中を満たしていく。
蘭は最初はゆっくりと動いていたが、次第にそのペースを上げて、腰の動きを強めていく。
(すごい、刺激だ。先生の中でち×ぽが擦れてたまらないよ)
気を抜けば、早くイってしまうかもしれない。しかし、この気持ちよさを長く味わって痛い気持ちもある。智樹は気持ちよさに耐えながら、騎乗位でのセックスを楽しんだ。
「日高君、下から突き上げて頂戴。そうすれば、先生も気持ちよくなるから」
「は、はい。わかりました」
蘭の腰の動きに合わせて、智樹も腰を動かす。ペニスを抽送していき、リズミカルに腰を振った。
「いいわ、いい感じぃ。日高君のち×ぽ、とっても硬くて気持ちいいのぉ」
「ぼ、僕も気持ちいいです、先生の中、温かくて、ぬめぬめとしていて、堪らないですよ」
やや反り返る姿勢で蘭は動いていたのだが、次第に姿勢を変えていく。
今度は姿勢を前傾にして、智樹に覆いかぶさるようになった。
そして、そのまま智樹の体を抱きしめていく。
智樹もされるがままに、蘭の身体を抱きよせる。
蘭の豊満な胸が自分の体に当たり、柔らかく潰れていく。胸の柔らかさを感じながら、智樹はペニスを動かし、更なる快楽を求めて貪欲になる。
しかし、これが初セックスだけあって、すぐに限界はやってくる。早くもイキそうになってしまうのである。
「せ、先生、僕、もう駄目です」
「イキそうなのね?」
「はい」
「でもまだイッちゃだめよ、まだまだこれからなんだから、少しペースを落としましょうか?」
蘭はそう言うと、一旦ペニスを引き抜き、騎乗位でのセックスを止めた。
もうすぐイキそうだった智樹は、寸前のところでお預けを食らい、悶々としていた。しかし、これで幾分かペニスは回復し、またセックスができるようになる。
「日高君。今度は日高君が中心になって動いてみましょうか?」
「僕がですか?」
「そう、先生を後ろから犯してみない?」
「う、後ろから……」
意外な提案に智樹の胸は高鳴る。
蘭を後ろから犯してみたいとい願望は少なからず存在する。だからこそ、彼はその提案を飲んだ。
「後ろから挿れたいです」
「うふ、いい子ね。じゃあ後ろから挿れて頂戴」
蘭はそう言うと、姿勢を四つん這いに変えていく。
お尻を高くつき上げると、女性器だけでなく、アナルの様子もよく見えた。どこまでも官能的な光景が広がる。
蘭のお尻に手を当て、ペニスを秘部に押し当てる智樹。慣れなかったので、なかなか入れにくかったが、蘭が手ほどきして、無事にペニスは膣内に挿入された。
(これがバックか。すごい気持ちいい。騎乗位とは違う感じだ)
智樹はぎこちない様子でペニスをピストンさせていく。
あまりに速く動くと、すぐに限界がやってきてしまうので、なるべく自分のペースを保とうと思った。
速くは動けない。しかし、その代わり奥までペニスを挿入する。膣壁をメリメリと広げるように、智樹のペニスが蘭の膣内で暴れていく。
「くぁ、日高君のち×ぽが奥まで当たって、先生も気持ちいいわぁ」
「僕も気持ちいいです」
智樹はバックで蘭を犯しながら、姿勢を前傾にさせて覆いかぶさると、蘭の胸を揉みしだいた。
後ろから犯し、さらに胸を揉んでいると、何かこう征服したような気持になり、より一層興奮していくのである。二人はまさに獣のようにセックスしていた。
「あん、くぁ、日高君、もっと激しく、先生を犯してぇ」
その言葉を聞き、少しだけペースを上げる智樹。
膣壁のぬるぬる感がペニスを覆いこみ、堪らない快楽へ誘っていく。
本当はもっと激しく動きたい。しかし、それではすぐに果ててしまうだろう。
そんなジレンマの中、智樹は懸命にペニスを動かしていた。
(もっと気持ちよくなりたい)
智樹はふと、AVで見たようなプレイを思い出した。
確か、バックから犯す時、片足を持って後ろから突くプレイがあったはずである。
あれを真似てみよう。そう考えた智樹は、蘭の右足を抱え、牡犬がおしっこをするようなポーズを取らせると、そのまま激しく突き始めた。
「こ、こんな格好恥ずかしいわぁ、初めてなのに、日高君は大胆なのね」
足を抱えたことにより、より奥深くまで挿入できるようになった。
グチュグチュと結合部分からは愛液が溢れ出し、それがソファの上に落ちて水たまりを作っている。そんな淫靡な光景も興奮のレベルを上げるために一役買っている。
「せ、先生、最後は正常位も試してみたいんですけど」
「正常位、そうね、最後はそれでフィニッシュが一番いいわね」
智樹は一旦ペニスを抜くと、蘭を仰向けに寝かせた。
そして、両足を広げて、ヴァギナを押し開くと、すぐにペニスを挿入した。
やはり、セックスの基本は正常位である。
これを知らずに、セックスは語れないだろう。智樹は、正常位で蘭を犯かし、プレイを楽しんでいく。
「ふあ、あん、すごい、日高君のち×ぽ、まだ固くなっているぅ。先生のあそこを広げていくのぉ」
「先生、僕も気持ちいいです。最後、どこに出したらいいですか?」
「中に出して頂戴。大丈夫、先生がすべて受け止めて上げるから」
「な、中にでも……」
「今日は安全な日だから大丈夫よ、安心して中出ししなさい」
「わかりました。じゃあ中に出します」
智樹は残った力を振り絞り、激しい勢いで、ピストンを続ける。
もう、我慢する必要ない。力の限りピストンするだけである。
智樹は蘭に覆いかぶさるように姿勢を変えると、そのまま激しく抽送を繰り返した。
「せ、先生、僕、もうイキます」
「あん。先生もイクわ。一緒にイキましょう」
「うわぁぁぁぁ」
智樹と蘭の絶叫が部屋に轟く。
次の瞬間、智樹はオルガスムスを感じ、激しく昇天する。
大量の精液が蘭の膣内に注ぎ込まれ、トプトプと満たしていく。
「イッたのね、日高君」
「はい、先生は?」
「私もよ、気持ちよかったわぁ」
智樹はゆっくりとペニスを引き抜いた。
すると、どろりとした白濁の精液がソファに上に流れ落ちた。
淫靡な光景を見て、智樹は満足感を得ていた。
こうして、二人のセックスは終わりを迎える。
セックスが終わり、智樹と蘭は二人でソファに座っていた。
そんな中、蘭が囁いた。
「日高君、初めてのセックスはどうだった?」
「最高でした。先生、ありがとうございます」
「うふ、そう言ってくれると先生も嬉しいわ。日高君とはこれからも仲良くやっていけそうね」
「え、でもいいんですか、僕は生徒なのに」
「もちろん、皆には内緒を、二人だけの秘密にするの。いいわね?」
「はい、これからも宜しくお願いします」
智樹と蘭の禁断の関係はその後も続いたそうである。
それはまた別の話――。
〈了〉
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