連載官能小説『僕だけの先生』第2回
(ちょっとどういうこと……)
驚いたのは奈美子の方である。
幸一は昨日の手ほどきにより、勉強に集中できるようになったはずだ。
しかし、事実は違っており、幸一は再び体を求め始めた。
それは奈美子を混乱させたし、どのように処理すべきなのか迷ってしまう。
(お、おま×こだなんて……、そんなの……)
「先生、お願いです、ダメですか?」
食い下がる幸一。
その顔は必死であった。勉強もこのくらい熱を持ってくれるとありがたいのであるが……。
「落ち着いて、原田君、あなたは昨日で満足したはずでしょう?」
「確かに昨日の段階では満足しました。それは間違いありません。でも、家に帰ったらダメなんです、何というか、想像してしまって」
「想像?」
「はい。先生のHな姿を想像してしまうんです。そうすると、何も手がつかないというか、全然ダメなんです。だからお願いします。俺に、……その、先生の性器を見せてくれませんか?」
「そんなことできるわけないでしょう。だって……」
「駄目ですか? 俺、先生のおま×こを見れば、満足すると思うんです。多分、勉強にも集中できます。だからお願いです。俺を助けるつもりで、おま×こを見せてください」
生徒を助ける。
それが教師の宿命でもある。
もちろん、奈美子も幸一を救いたい。このまま幸一が勉強できなくなったら、大学受験には失敗してしまうだろう。だが、今ならまだ救える可能性があるのだ。そのためには、自分の性器を見せなければならない。
幸一は顔を崩しながら、必死に懇願している。彼なりに悩んでいるのだろう。それに、ここまでのお願いをしてくるというのは、奈美子を信頼している証拠でもある。それは嬉しいのであるが、流石に性器を見せるというのは抵抗がある。
「また性処理をしてあげるから、それで満足できないかしら?」
「それは嬉しいんですけど、どうしてもダメなんです。先生のおま×こが見たくて、それが頭から離れないんです。これで最後にしますから、お願いします」
あくまでも性器が見たいと一点張りの幸一。
「なら、ちょっとだけよ。少しだけなら」
「ほ、ホントですか?」
「但し、これは内緒よ。私たちだけの秘密。いいわね?」
「もちろんです。お願いします、先生」
幸一の顔が笑顔になる。
そして、彼は奈美子の前に立つと、じっと彼女を見つめた。
その視線はどこまでも熱を帯びており、どこか奈美子を興奮させていく。
(あぁ、なんて目をしているの。そんな目で見つめられたら、私……)
どうしてだろうか? これから生徒に性器を見せるというのに、嫌と言うよりも、何か期待している自分がいるのである。
今日の奈美子の服装はシックなパンツスーツ姿である。ダークグレーのスーツスタイルは、それだけでできるキャリアウーマンを彷彿させる。
奈美子はスラックスに手をかけると、それをゆっくりとおろしていった。すると、白い太ももやふくらはぎが露になり、幸一を興奮させていった。
ショーツは白のシンプルなものであった。決して華美なデザインではなく、控えめのデザインであり、清楚な印象がある。
(これも脱がないといけないのかしら)
ショーツに手をかけた時、奈美子は迷ってしまった。
しかし、目の前に立つ幸一の視線を感じていると、見てもらいたいという希望も生まれくる。恥ずかしいのであるが、その恥ずかしさの裏に捉えようのない快楽が隠されていた。
「先生、お願いします」
躊躇している奈美子を見た幸一は、最後に一言告げた。
「わかったわ。本当に少しだけだからね」
「はい。大丈夫です」
ショーツに手をかけ、ゆっくりと下におろしていく。下半身だけが裸体と言うちぐはぐな格好になったが、それが一層幸一を興奮させていった。
奈美子は、手で秘部を押さえ、恥ずかしそうに立ち尽くした。
手で隠されているので、大切な部分はまだ見えない。幸一はもっと先が見たくて仕方なかった。もはや我慢はできない。
「せ、先生、手をどけてください、見えませんよ」
「でも、手をどけたら……」
「見せてくれるって約束したじゃないですか、お願いします」
その言葉を受け、奈美子は手を外した。
すると、陰毛に包まれた女性器が顔を出す。
黒々とした陰毛の奥に、大陰唇が見え、それがたまらなくセクシーに見えた。
(こ、これが先生のおま×こ……)
感動した気持ちで、幸一は奈美子の性器を見つめた。
直立不動で立っているため、膣口はまだ見えない。もっと詳しく女性器を見たい。その思いに駆られた幸一は、勢い良く動く。奈美子に縋りつくと、そのまま足を広げようと持ち上げる。
「ち、ちょっと原田君、そんなにがっつかないで」
「先生、俺、もう無理です、すいません、我慢できないんです」
幸一は、奈美子の脚を椅子の上に置くと、性器が見えやすいように、下方向に顔を向け、そしてそのままじっと凝視し始めた。
(あぁ、恥ずかしい、私性器を見られているのね)
奈美子は恥ずかしさでいっぱいになっていた。
しかし、どこか興奮する自分がいるのである。どうしてなのかわからないが、もっと見てほしいという気持ちに駆られてくる。
「先生、触ってもいいですか?」
「触りたいのね?」
「はい。少しでいいですから」
「ちょっどだけならいいけれど、……そんなにじろじろ見ないで、先生恥ずかしいわ」
「すみません。あまりにキレイなんで、見惚れてしまうんです」
そう言った後、幸一は手を伸ばし、そのまま性器に指を当てた。
ビクッと奈美子の身体が震える。
(あん、そんな風に触られたら、私おかしくなってしまうわ)
幸一はくりくりと女性器をいじくりまわし、そのまま指を膣内に挿れた。
(あ、濡れてる……、先生のあそこ濡れてるんだ)
この時、奈美子のあそこはじんわりと濡れていた。
それだけ、彼女は興奮していたのである。
濡れている事実を知り、幸一は嬉しくなった。
「先生、濡れますね」
「そ、それは……。違うの、ただ」
「興奮しているんですね。俺、嬉しいです、先生もやる気になってくれて」
恥ずかしさでいっぱいになる奈美子。
必死に抵抗しようとするが、濡れているのは事実なのである。今更に何を言っても説得力はないであろう。
濡れている事実に気をよくした幸一は、さらに大胆に行動を進める。
なんと、奈美子の女性器を舐め始めたのである。
「あ、あん、は、原田君何をしているの?」
「クンニです。もう我慢できなくて、先生も舐められた方が気持ちいいでしょ」
「だからってそんな場所汚いわよ」
「先生のあそこはキレイですよ。心配ありません。俺が気持ちよくさせますから、先生は楽にしていてください」
ぺろぺろと舌先で女性器を刺激する幸一。
奈美子はほとんどクンニをされた経験がない、過去に付き合った男性に少しだけ舐められた経験はあるが、ほとんど未経験のようなものである。
それ故に、クンニの気持ちよさをあまり知らなかった。しかし、今生徒に性器を舐められて、堪らなく興奮している自分がいるし、何よりも下半身が気持ちよくなってしまうのである。いけないことと分かっていながら、それを止められない。口では嫌がる素振りを見せたが、身体はそれとは違う反応を見せていた。
愛液がどんどん溢れ出していき、それが幸一の舌先を濡らしていく。
彼は性器を舐めながら、さらに指を使って陰核を刺激し始めた。
クリトリスが一番感度が高い部分であると、幸一は知っている。それ故に、彼はクンニしながら、陰核を弄り、さらに気持ちよくなってもらおうとした。
「あん、そ、そんな敏感な場所を……」
クリトリスを弄られて、奈美子の身体が反り変える。
だが、もっとしてほしい。
もっと、この快楽を味わいたい……。そんな思いが浮かんでは消える。
(あん、いい、気持ちいいわ、原田君の舌づかい、癖になりそう)
奈美子は甘い吐息を漏らしながら、懸命に快楽に耐えていた。
「せ、先生、気持ちいいですか?」
「そ、それは……」
「正直に言ってください。そうしないと止めますよ」
「き、気持ちいいわ。でもこんなこと……」
「体に正直になればいいんです、俺がイカせてあげます」
幸一の舌づかいが早くなり、さらにクリトリスを指でつまんで刺激していく。
こんな風に二か所を同時に責められていると、気分が高揚し、おかしくなってしまう。同時に、激しい快楽の波が奈美子を襲い始めた。
「ふあ、あん、は、原田君、先生、そんな風にされたら、もう……」
「イキそうなんですね、イってください」
「あぁぁぁぁ、ダメェェェェ」
ギリギリの精神の中、奈美子はオルガスムスを感じ、激しく昇天した。
身体が反り返り、ガクガクと震え始める。
同時に、足の力抜け、床に倒れ込んでしまった。
「先生イッたんですね」
「そ、そんな私は……」
「俺、嬉しいです、先生が気持ちよくなってくれて。だから感謝しています。ありがとうございました」
満足そうな顔を浮かべて、幸一はお礼を言った。
二人の放課後の蜜戯はこれで終わりかと思われたが、そんな風にはならなかった。
幸一は、約束通り、勉強に励むようになったが、奈美子は満足できなかったのである。
もう一度気持ちよくなりたい。そんな思いが彼女を支配し、今度は彼女が授業に集中できなくなった。
その結果、奈美子は放課後に、幸一を呼び出し、続きをしないかと提案したのである。
しかし、幸一はすぐには承諾しなかった。その代わり、彼はあるアイテムを取り出した。それは、新品のピンクローターである。
「先生、次はこれを使ってください」
幸一はにこやかな笑みを浮かべると、ローターを奈美子に渡した。
二人の蜜戯は留まることを知らない――。
〈続く〉
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