連載官能小説『痴漢少年』最終回
仰向けになり、冴子を見上げる忠。
冴子は秘部にペニスを押しあてると、そのままゆっくりとペニスを膣内に挿れていった。
ずぶずぶずぶ……。
ペニスはゆっくりと冴子の膣内に吸い込まれていく。
(すごい、暖かい……)
ぬめぬめとした質感がたまらない。
初めてするセックスは、形容しがたい気持ちよさがあった。
「どう、初めてのセックスの感じは?」
と、冴子が尋ねてくる。
結合部分を見ていると、にちゃにちゃという音と共に、ペニスが出たり入ったりを繰り返している。
「き、気持ちいいです」
と、正直な感想を述べる忠。
これはマスターベーションの比ではない。圧倒的な快楽が、彼の身体を覆っていった。
「もっと気持ちよくしてあげるから覚悟しなさい」
冴子は、腰をゆっくりと動かしながら、ペニスをピストンさせていくが、次第にその動きを速めていった。
足をM字に開き、腰の動きを速めてペニスをこすり続ける。
(す、すごい気持ちよさだ。それに冴子さんのおま×こが、はっきりと見える。なんた、ヤらしい光景なんだろう)
「ふあ、アン、いい、忠君のち×ぽ、どこまでも硬くなってるわぁ」
ペニスはギンギンに勃起し、ありえないほど興奮していた。初めてみる女性器。さらに、セックスもしている。その興奮が、忠に力を与えていた。
忠は嬉しそうな顔を浮かべて、冴子を見上げた。
冴子もその視線に気づき、にこやかな笑みを浮かべる。
彼女もまた、気持ちよさを感じていた。これまで、数多くの男性と、性行為を行ってきたが、その中でも、忠のペニスはトップクラスに硬く、そして大きかった。それだけに、冴子の興奮も高鳴っていく。
既に、冴子はしばらくの間セックスをしていない。久しぶりのセックスであるため、身体が貪欲に動いてしまう。腰の動きを速めていくと、快楽の波が襲ってきて、もっと味わいたくなっていく。
忠の目の前には一糸纏わぬ、冴子の姿がある。ボディラインは素晴らしく、スタイルはかなりいい。そんな女性が、自分のためにセックスをしてくれている。その事実は、忠を感動させたし、なんというか、自分なんてどうでもいいという気持ちが、何となく薄らいでいく。
「アン。ヒギィ。ち×ぽが硬くて、奥まで当たって気持ちいいのぉ」
冴子の喘ぎ声も激しくなっていく。
腰の動きも速くなり、忠も一層気持ちよくなっていく。
しゃがみ込んだ体勢から、今度は、姿勢を前傾にさせ、忠に覆いかぶさるように、冴子は動いた。胸が近づいてきて、忠はたまらず、胸を揉みしだいた。柔らかな胸の質感を堪能していると、性的な興奮も高鳴っていく。
「冴子さんのおっぱい、凄い柔らかいです。食べたいくらいだ」
「むしゃぶりついていいのよ。獣のように私のおっぱいを舐め回して」
言われるままに、忠は冴子の胸にむしゃぶりついた。
柔らかな冴子のおっぱいに吸い付いていると、とにかく気持ちいい。甘い香りが充満し、それが忠の興奮を高めていく。
乳首を甘噛みし、さらに胸を揉んでいく。
「ち、乳首、甘噛みしないでぇ……おかしくなっちゃうわぁ」
忠は胸をいじくりまわしながら、さらに下からペニスを突き上げた。奥までペニスが突き刺さり、冴子は恍惚とした表情を浮かべる。
「いいわ、もっと下から突いて、私を滅茶苦茶にしてぇ」
「冴子さん、俺、気持ちいいです。もうどうなってもいい」
騎乗位でセックスを続けて、しばらく経つと、冴子の動きが緩慢になっていった。騎乗位は意外と体力を消耗するので、少しペースを落としたのである。
それを見た忠は、彼女に向かって言った。
「冴子さん、今度は俺が後ろからハメてもいいですか?」
「ハメるなんてHな単語を知っているのね。いけない童貞よ、あなた……、でもいいわ、私もちょっと疲れたから、今度は後ろから犯して頂戴」
「はい!」
冴子は、ペニスを引き抜くと、次に姿勢を四つん這いにして、お尻を高くあげた。
ヴァギナだけでなく、アナルまで丸見えになり、エロスを感じさせる。冴子のアナル周りは、ムダ毛がほとんどなく、とてもキレイであった。
(冴子さんのアナルもキレイだ)
そんな風に感じながら、忠はペニスを持つと、膣口にペニスを押し当て、そのままゆっくりと挿れて言った。
ぬむぬむとめり込むようにペニスが吸い込まれていく。
「アアアン……忠君の硬いち×ぽが私の中にぃ」
「おま×こって言ってください。おま×このち×ぽが入ったって言ってください」
「そんなこと言わせたいのぉ、恥ずかしいわぁ」
「冴子さんの口からおま×こっていう単語を聞きたいんです」
「おま×こ、私のおま×こに忠君のち×ぽが突き刺さって気持ちいいのぉ」
冴子のような美人からおま×こという単語を聞き、忠は興奮の波に飲み込まれていく。
バックで挿入する力も強くなっていく。
最初はゆっくりと動き、冴子の膣内を堪能していく忠。
もっとペースを上げていきたいが、あまり速く動いてしまうと、たちまちイってしまいそうになる。それに、バックは気を抜いてしまうとペニスが抜けてしまう。なるべく抜けないように、ペニスを挿れながら、懸命にピストンを続ける。
滅茶苦茶に突き続ける若いペニスは、折れんばかりに撓り、冴子の膣内を押し広げていく。
「す、すごい、おま×こが擦れて、気持ちいい、忠君のち×ぽがますます大きくなっていくわぁ」
「俺、どこまでも興奮していくんです。冴子さんの身体をみていると、堪らなく興奮します。もっと気持ちよくなりたい」
「ん、ふぅ、いいわ。もっとおま×こを突いてぇ」
痴語を囁きながら、貪欲に快楽を求める冴子。彼女はバックで犯されながら、忠のピストンの動きに合わせて腰を動かし始めた。
忠は、覆いかぶさるように姿勢を前傾にさせると、そのまま獣のようにピストンを続けた。そして、冴子の片足を持ち上げて、結合部分が見えるようにすると、さらに奥までペニスを突き刺していく。
「な、なんて姿勢をさせるの、こんな恥ずかしい姿……」
「でも気持ちいいんじゃないですか?」
「気持ちいい。おま×こが気持ちいいの」
さらに姿勢を変えていく忠。
身体を立てて、冴子もお尻手を置くと、お尻の割れ目を手で押し開いていった。
そして、ヒクヒクと震えるアナル部分を指で触れてみた。
僅かに温かい。こんな卑猥な穴を見ていると、何というか悪戯をしたくなる。
忠は、指を唾液で濡らすと、アナルに指を一本挿れてみた。
「くぁ、アアアン、その穴は違うわ……、どこに挿れてるのぉ」
「こっちの穴もキレイなんです、我慢できなくて」
「アナルに悪戯しないでぇ、おかしくなっちゃうから」
「気持ちいいんですか? もっと奥まで挿れていいですか?」
「気持ちいいのぉ。でも癖になっちゃうわぁ」
指でくにくにとアナル部分を刺激していると、冴子の膣内がきゅっと締まった。より一層、忠のペニスを搾り取っていく。
(締め付けが激しくなった。これは凄いや)
と、忠は考えながら、続けて抽送を繰り返す。
「アナル、いいのぃ。おま×こ突かれながら、アナルを悪戯されると、気持ちよくなっちゃうのぉ、アンアン。ヒギィ、ふふん」
甘い声を上げる冴子。
その声を聞いていると、ますます興奮していくではないか。
次第にピストンの動きも早まっていく。
しかし、徐々に限界も迎えていく。
「さ、冴子さん、俺、イキそうです。もう少しか持ちません」
「アン、イヤン……。もうイキそうなの、私ももう少しでイキそうよ、一緒にイキましょう」
「ど、どこに出せばいいんですか?」
「中に出しなさい、セックスは中出しが一番よ。たっぷりとザーメンを出して頂戴」
「わかりました」
最後の力を振り絞り、忠はピストンの動きを速めていく。
そして、とうとうオルガスムスを感じ始める。
この時、冴子もイク寸前であり、膣内が激しく収縮し始めた。
「アアアアン! イク、イク、イっちゃうわぁ」
「うわぁぁぁ俺もイキます!」
次の瞬間、激しい勢いでペニスから精液が迸った。
ビュルビュルドピュ、ブピョ!
「熱い、なんて熱いザーメンなの。それにすごい量だわぁ」
ドクドクと精液が注ぎ込まれ、冴子の膣内を満たしていく。
冴子はそのままうつ伏せに倒れ、忠もペニスを抜き、その横に倒れ込んだ。
むっちりと肉の盛りあがった双丘。そしてその奥の膣口から、ダラリと白濁の精液が流れ、シーツに染みを作っていった。
こうして、二人のセックスは終わりを告げる――。
「どうだった、初めてのセックスは?」
「気持ちよかったです。何というか、いい経験になりました。ありがとうございます」
「そう、それならよかったわ、もう痴漢なんてしちゃだめよ」
「多分、痴漢はしないです。でも……」
忠は迷っていた。
この関係は一夜だけなんだろうか? もっと冴子を知りたい、これで終わりにしたくない。
「冴子さん、よければこのまま関係を続けてくれませんか? 俺、冴子さんに相応しい男になりますから」
「うふふ、そんなに私がいいのかしら」
「そうです、もっと知りたいんです。だからこれで終わりにしたくない」
「わかったわ。これが私の連絡先、何かあったら連絡してね」
冴子はバッグから名刺を一枚取り出し、それを忠に渡した。
そこには電話番号や連絡先が記載されている。
「あ、ありがとうございます。冴子さん、そ、そのキレイだから、俺なんて相手にされないと思ってました」
「そんなことないわ。これからも宜しくね、忠君。じゃあ二人のこれからに乾杯し、もう一度セックスしましょうか?」
「はい!」
二人はどこまでも求め合った。
そして、その後も関係は続くことになる。
〈了〉
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