連載官能小説『同級生狩り』第4回
昭はスーツを脱ぎ、ボクサーパンツ一枚なる。
股間部分はもっこりと膨らんでおり、興奮している様子が見て取れる。
仁王立ちする昭。それを見つめる真紀。
二人の間には、静寂があり、それが余計に興奮させる要素となっていた。
「そろそろ俺を気持ちよくしてもらうかな」
「な、何をするというの?」
「口でしてもらおうか? オーラルセックスだよ」
「そ、そんなの出来ないわ」
「ごちゃごちゃ言うな。真紀、お前ならできるはずなんだ。ほら、俺のち×ぽに触れてみるんだ」
昭はそう言うと、一歩足を進めた。
真紀の目の前に、昭の股間が広がる。
真紀は下着越しにペニスに触れてみた。
(あ、熱い……)
昭のペニスはかなり熱を持っていた。
それに全体的に窮屈そうである。「早くボクサーパンツから解放してほしい」と、言っているようにも思えた。
「触ったけれど、これでいいの?」
「口でご奉仕するんだ。フェラくらいしたことあるだろう?」
真紀自身、フェラチオの経験はあるが、豊富ではない。
彼女の夫は、それほど、フェラを求める人間でないからだ。昔、少しだけしたことがあるが、上手くできずに断念した思い出がある。
それに、こんなものを口に入れるなんて、考えただけでも悍ましい。
だが、少しだけ興味があるもの事実である。
「そんなに経験ないからできないわよ」
「いいからやるんだ。俺の指示通りすればいい。そうすればもっと気持ちよくしてやる」
口答えしないほうがいいだろう。
何しろ弱みを握られているのだから……。
「わ、わかったわ」
真紀はそう言うと、昭のボクサーパンツを脱がした。
すると、むわっとするような性臭が広がっていく。
(す、すごい匂い……。こんな匂いが嗅いだら……)
牡の猛々しい香りが充満する中、真紀は一人沈黙していた。
その様子を見た昭が指示を飛ばす。
「よし、まずは手でしごくんだ。いいかゆっくりと始めろ」
「え、ぇぇ」
真紀は言われるままにペニスを持ち、しごき始める。
しこしことゆっくりと動かしていくと、亀頭の先端から、カウパー腺液が溢れ出し、それが指に付着した。
「な、何か出てるわ」
「我慢汁だよ。どうだ、舐めてみたくなったんじゃないのか?」
「な、舐めたくなんかないわ。嫌で仕方ないもの」
「舐めるのなら、再びローターのスイッチを入れてやろう。止めるというのなら、お前はそれ以上気持ちよくなれない。それでもいいんだな」
気持ちよくなれない。
そう考えると、真紀は躊躇してしまう。
一度、あの快楽を経験してしまうと、それに抗うのは難しい。もっと快楽を求めたくなってしまう。しかし、それでは昭の思う壺だ。
(この人は、私を征服しようとしているんだわ)
恐怖はあるが、興味もある。
そんなギリギリの精神の中、真紀は一人迷っていた。
「どうだ、気持ちよくなりたくないのか?」
「そ、それは……」
「真紀、素直になるんだ。別に恥ずかしいことじゃない。正常な精神なんだよ。お互いに気持ちよくなろう。俺なら、お前を救ってやれる。旦那と全然していないんだろ、だからお前は、身体を持て余している。本当は興奮したいし、気持ちよくもなりたいんだ。なのに、それを無理矢理我慢している。我慢する必要はない。解放してやるんだ」
「と、とにかく舐めればいいのね。だったらしてあげるわ」
「ククク。その調子だ、なら、舐めてもらおうか。まずは舌先で亀頭を舐めるんだ。いいな」
言わるまま、真紀は舌先で亀頭を舐め始めた。
猛々しい肉竿は、それだけで圧倒的な存在感があり、真紀を興奮の中に誘っていく。舌先に、先走り汁が付着し、にちゃにちゃと卑猥な音を上げて糸を伸ばし始めた。全く味はしなかった。ただ、少しだけ熱い。そんな感じがする。
「よしよし、いい感じだぞ、次は亀頭の裏側の舐めるんだ。ぺろぺろと舌先を使って丁寧に舐めるんだぞ」
「にちゅ、びゅぶ、んん、ふぐ」
真紀は舌先を使って亀頭の裏側を舐めていく。
猛々しく勃起した肉棒から、堪らない性臭が漂ってくる。
こんな匂いを間近で嗅いでしまうと、くらくらとしてしまう。
指示通り、フェラを続ける真紀を見た昭は、ローターのリモコンを取り出し、そのスイッチを入れた。
ヴヴヴヴヴ……。
ローターの稼働音が室内に響き渡る。
ローターの刺激が、若い肉壺に伝わり、真紀は体をくねらせた。
「アアン。し、刺激が強すぎるぅ」
「このくらいがちょうどいいだろう。ほら、口が止まっているぞ、もっと下で俺のち×ぽを刺激しろ」
亀頭全体をペロペロと舐めていく真紀、彼女が舐めれば舐めるほど、男根は硬くなり、ますますその存在感を増していく。カウパー腺液も止めどなく溢れ、それが一層真紀を興奮させていった。
旦那以外の男性の性器を舐めるなんて、想像もできなかった。
しかし、何かこう自分の殻を破るような気持がして、決して嫌ではなかった。いつの間にか、真紀はペニスを求めるようになっていった。舌先を使って、亀頭全体を舐め回していく。その姿を見た昭は、次の指示を飛ばす。
「よしそろそろ、口に含んでもらうか。ち×ぽを口に含め。いいか、歯を立てるなよ。静かにゆっくりとするんだ」
「わ、わかったわ」
真紀は硬く勃起した肉棒を口に含んだ。
こんな大きなもの、口には入らないと感じていたが、意外とスムーズに入れられた。すると、たちまちゾクゾクとした感覚が彼女を襲っていく。
「よし、真紀、口でち×ぽをしごくように舐めまわしていけ。少しずつ動きを速めていくんだ。お前ならできるはずだ」
「ふぐ、ふあぁ、アン、ひぅふぅ」
真紀は懸命にフェラを続けていく。彼女の口元から唾液が滴り落ち、それが床に広がっていく。ローターにより、秘部にも刺激が入っているため、真紀は堪らない快楽の中に放り込まれた。このまま気持ちよくなりたい。
「きもひいいれすか?(気持ちいいですか?)」
と、真紀は尋ねる。
「あぁいい感じだ。よし、空いた手で陰嚢を刺激するんだ。丁寧に揉んでみろ」
真紀はフェラで奉仕を続けながら、空いた右手を使って陰嚢を揉み始めた。すると、昭の様子が少しずつ変わっていく。彼もまた、気持ちよさの絶頂にいた。エクスタシーを迎え、恍惚とした表情を浮かべている。
「うぉ、いいぞ、その感じだ。よし、もっと早くフェラをするだ、吸い込んだり、口全体を使うようにしたりしてフェラを続けろ」
しゅぼしゅぼ、ニチャクチャ……。
淫靡な音が染み渡っていく。昭はガクガクと腰を振るわせて、真紀のフェラを見つめている。この女には素質がある。もっと調教すれば、素晴らしい性玩具になるような気がしていた。フェラの経験がそれほど多くない真紀であったが、飲み込みは早く、過不足なくフェラができるようになっていた。
口いっぱいにペニスを受け入れていると、どんどんとおかしな気分になっていく。しかし、もっと求めたくなる自分がいる。なぜ、こんな風に思うのか理解できなかったが。それでも真紀は次第に自分の行為に慣れ始めていった。
「真紀、そのまま限界まで動きを速めろ、そして俺をイカしてみるんだ、それができれば、お前にご褒美をあげよう」
真紀は口の動きを速めていった。口全体を使ってペニスをしごいていく。
やがて、ペニスが小刻みに震え始めた。
昭も限界を迎え始めた。
「く、うぁ、堪らん……。いいぞ、その調子だ」
堪らない快楽が昭を覆っていく。
やがて、彼はオルガスムスを感じ始める。
ペニスが収縮していったかと思うと、次の瞬間、絶大な爆発があった。
「うぉぉぉぉ。イクぞ。真紀受け止めろよぉー」
ビュルビュルドビュブピュ……。
激しい勢いで射精する昭。
彼の濃いザーメンが真紀の口内に注ぎ込まれる。
「ぐふ、ふあぁ、ひん」
あまりの精液の量にせき込む真紀。しかし、それでも彼女は昭のザーメンを受け止めた。
「真紀、俺の精子を飲んでみろ。お前なら飲めるはずだ」
こんなもの飲みたくはない。
だが、彼女はこの時快楽の絶頂にいた。そのため躊躇なく精液を飲み込んだ。
ゴクリ。喉元が震える。
初めて飲む精液は、どこまでもこく、淫靡な味がする。
どこか癖になってしまいそうな感じがするではないか。
昭はローターのレベルを最大まで上げて真紀の性器を刺激した。
真紀もガクガクと震え、そのまま果ててしまった。
真紀は床に倒れんだのを見るなり。昭はローターのスイッチを切り。部屋のクローゼットの方に向かい、そこから袋に入った何かを取り出した。
ぼんやりとする意識の中、真紀は袋の中身を見つめた。
それは犬がするような首輪であった。
「そ、それは何?」
恐る恐る真紀は尋ねる。
昭は首輪を弄びながら、
「見てわかるだろ、ご褒美の首輪だよ。牝犬には首輪が必要だからな。俺の方で用意したんだ。今日からお前は俺のペットだ。いいな。ここに来るときは、首輪をつけるんだ」
「ひ、そ、そんな犬だなんて……。私は人間よ」
「お前は牝犬だ。そのために調教してやるんだ。明日、またここに来るんだ。その時、俺が指定する格好で来るんだぞ。そして部屋に来たら首輪をつけて俺が調教してやる。楽しみにしていろよ」
少しずつ、真紀は狂い始めていった。
一体、この先どうなるのだろうか? 不安と期待が入り混じる中、彼女はマンションを後にした――。
〈続く〉
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