連載官能小説『女性向け風俗』第3回
(裕子さんか……)
先日のプレイを思い出し、栄太は一人自室に佇んでいた。
女性向け風俗で働き始めて、既に数日が経っている。何となく仕事をこなしているが、このままこの仕事を続けていくべきなんだろうか? もっといい仕事はたくさんあるだろう。しかし、栄太はこの仕事に愛着を抱いていた。
世の中には、変わった人もたくさんいる。
裕子はあきらかに、セクハラを受けている。
しかし、どういうわけか、自分でセクハラを受けているかわからないと言う。天然というか、自然体というか、変わっている女性である。
だけど、もう一度会いたい。
もう一度会う約束はしている。だが、あれから裕子は店に現れない。会って続きのプレイをしたいのであるが、会えないことには続きはできない。そんな中、今日も栄太は仕事に勤しんでいた。
この店に来る人間は実に変わっている。やはり、風俗に来るくらいだから、ルックスに難があったり、異常に太っている人間が来たりとさまざまである。裕子のような美女が来る時点で奇跡なのだ。
一人目の客を捌き、控室に戻ってくると、そのまま休憩である。基本的に指名が入らない限り、仕事にはならない。指名が入らなくても客の前に行くケースはあるが、それはあまりなかった。
控室でスマホを弄りながら、自由に過ごしていると、栄太に指名が入った。慌てて準備をし、お客さんに会う準備を始めた。
栄太に指名を入れたのは、裕子であった。トビラを開くと、スタイル抜群の美女が立っていた。
「また来ちゃいました」
舌をペロッと出して、裕子はそう言った。
その仕草が可愛くて、栄太は気分がよくなる。
「もう、来ないと思いましたよ。じゃあ部屋に行きますか」
「お願いします」
裕子をエスコートして、プレイルームに入っていく。
まずは、ベッドの上に座り、簡単な世間話をする。
あまり長く話していると、プレイする時間が無くなってしまうので、早々に話を切り上げ、シャワーに移動する。
裕子の裸体は、いつ見ても美しい、女性らしいシルエットが素晴らしく、それを見ているだけでうっとりとしてしまう。
「あんまり見られると恥ずかしいです」
と、裕子は言った。
慌てて栄太は答える。
「す、すみません。ただ、あまりにキレイで」
「褒めてもらって嬉しいです。でも、何もありませんよ」
裕子はにっこりと笑った。
裕子の身体をキレイにすると、次はタオルでふいてやる。丁寧体を拭き、そして、そのままベッドに移動する。本当ならここでプレイがスタートするのであるが、裕子の場合は少し違っている。彼女には、彼女のやりたいプレイがあるのだ。
「今日はどんなプレイが希望ですか?」
と、栄太は質問する。
すると、裕子は恥ずかしそうに答える。
「そ、その、変な話なんですけど、これを使って欲しいんです」
そう言い、裕子は、バッグの中から極太のバイブを取り出した。さらに準備がよく、ローションまで用意している。
「これは、バイブですね……」
「はい。使ったことないんです。だから一度使ってみたくて」
「もちろん、OKですよ、早速やってみましょうか?」
「でも入りますかね、かなり太いのを買ってしまったみたいで」
確かに彼女が持っているバイブはかなり太い。明らかに栄太のペニスよりも大きいのである。
「ゆっくり挿れてみますか? 多分大丈夫だと思いますけど」
「では、お願いします」
「後ろから挿れるのと、前から挿れるのならどっちがいいですか?」
「う~ん、とりあえず前からの方がいいですね。慣れてきたら後ろからもやってください」
「わかりました。では……」
栄太は、裕子の額に軽くキスをして、そのまま足を左右に広げた。
性器が顔を出し、サーモンピンクの膣口がてかてかと光って見えた。既に濡れているようで、とろとろとした愛液が流れ出ている。
濡れているが、一応ローションを付けた方がいいだろう。
そう考えた栄太は、ローションをバイブに塗り、先端を膣口に近づけた。ぴちゃという卑猥な音が聞こえ、栄太を興奮させていく。
「じゃあ、挿れます」
「は、はい」
栄太はゆっくりとバイブを挿入していく。
裕子の膣内はかなり窮屈であって、メリメリと膣壁を切り開くようにバイブが吸い込まれていく。
「く、くぁ。お、大きい……」
「だ、大丈夫ですか?」
「今のところは、な、何かゾクゾクします」
半分ほどバイブを入れたところで、スイッチを入れてみる。
すると、ヴヴヴヴヴと音が鳴り始めた。
その音に反応して、裕子は体をガクガクと反応させていく。
「し、刺激が、つ、強い、何か凄いです」
裕子は恍惚とした表情を浮かべて、快楽に身を委ねている。
そのままバイブを奥深くまで挿入して、軽くピストンさせてみる。
くちゅくちゅと淫靡な音が鳴り響き、白い糸が粘ついてエロスを感じさせる。
こんな大きなバイブが裕子の中に入っている。それは絶景であった。魅力溢れる裕子だからこそ、バイブを入れた姿も絵になるのではないかと思えた。
「少しずつ動かしますよ」
栄太はそう言い、少しずつバイブの動きを速めていった。
それに合わせて裕子の腰も動いていく。
「アアン、凄い、気持ちいいですね。もっと刺激を……、もっと激しくぅ」
バイブで膣内をかき回しながら、栄太は空いた手でクリトリスを刺激し始めた。白い女豆をこすっていくと、裕子は甲高い声を上げる。
「いやぁぁん、そんな敏感なところを……」
「スゴイお汁が溢れてきますよ」
裕子の愛液はとめどなく溢れていく。
ローションと愛液が入り混じり、やや半透明なった液体が、結合部分でしっとりと糸を引いている。こんな光景を見ていると、もっと刺激してしまいたくなる。
「次は後ろからやってみますか?」
「う、後ろからですか、じ、じゃあ、お願いします」
栄太は一旦バイブを抜き、裕子を四つん這いにさせた。
そしてお尻を高くあげてもらい、性器が見えやすいようにお尻の双肉を左右に広げた。
ぴくぴくと震える性器が、早くバイブを挿れてほしいと言っているかのようであった。
(すごい、キレイなあそこだ)
栄太は感動していた。
そして、バイブを性器に押し当てると、そのままゆっくりと挿入していった。
電動音が鳴り響き、奥深くまでバイブが挿入されていく。バックなので、正常位で挿れるよりも奥深くまでバイブは吸い込まれていった。
「スゴイ、大きすぎてあそこが壊れちゃいますぅ」
「もっと早く動かしていきますよ」
ぎゅいんぎゅいんとバイブが乱暴に動いていく。
お尻を高くあげているので、菊門の様子までよく見える、キレイな褐色であり、ムダ毛が一本も生えていない。試しに指をぴたりと菊門に押し当てる。すると、裕子の身体が反り返った。
「そ、その穴は違う穴ですぅ」
「こっちも気持ちよくなるかもしれませんよ、試してみましょう」
「いやぁぁん、おかしくなっちゃいますぅ」
栄太はお尻の穴に指を少しだけ挿入していく。
しっとりと温かく、締まりが格段に強い、指全体を締め付けるように菊門が自在に動いていく。
ガクガクと体を痙攣させていき、裕子は悶えている。
「アアアン、お、お尻も気持ちいいですぅ、癖になっちゃうぅ……」
さらに栄太はバイブを速く動かしていく。ぐちゅぐちゅと愛液が流れ出し、それがシーツに滴り落ちて、染みを作っていく。太ももの裏にも、愛液が流れ出し、堪らない女臭を放っている。
「え、栄太さん、わ、私イキそうです。イってもいいですか?」
「もちろんです、最高に気持ちよくなってください」
「アアアン、き、気持ちいい、ホントにイッちゃう、イクゥゥ!」
身体を思い切り反り返らせ、激しく昇天する裕子。
膣やアナルの締め付けがこれ以上ないくらい強くなり、そのまま裕子は果ててしまった。
ベッドの上に倒れ込み、裕子は小刻みに躰を震わせている。
「ど、どうでしたか?」
恍惚とした表情で、裕子は栄太を見上げた。
「よ、よかったです。こんな大きなバイブを使ってイってしまうなんて、私は変態なのかもしれません。引きましたか?」
「そんなことはないですよ。それに全然変態じゃないです。健全な方じゃないかなぁ」
「そう言ってもらえるとありがたいです。本当にありがとうございます」
こうして今日のプレイは終わりを告げた。
相手を気持ちよくすることに徹していたため、栄太はやや消化不良であったが、それでも気持ちよくなってもらい満足していた。
「また、指名してもいいですか?」
「もちろんです。どんどん指名してください」
「じゃ、じゃあまた来ます。宜しくお願いします」
二人は再会を約束し、その日は別れた――。
〈続く〉
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