連載官能小説『多淫少女は文芸部員』第4回
文芸部に入部した司は、ほぼ毎日文芸部の活動に勤しんだ。
とはいっても、文芸部らしいことは何もしていない。ただ、部長である静華とセックスをして楽しむだけである。本を読んだり、書評を書いたりなど、文芸部らしい活動は多岐にわたるが、それらは全くしていないのである。
それ故に、司は半分困惑していた。決して嫌なわけではないのだが、何かできすぎているような気がして、居心地が悪くなることがあるのだ。
「あ、あの……。文芸部って何をするんですか?」
ある日の部活動の日、司は静華に尋ねた。
静華は首を傾げながら、次のように答える。
「本を読んだり、書評を書いたりとかかな」
「でも、僕はまだ何もしていません。そ、その、セックスだけです」
「それも文芸部の仕事の一つよ。言ったでしょ。文学を理解するためには。性行為が必要なの。そのための訓練だと思わなきゃ」
「はぁ、そうなんでしょうか」
こうして、再び二人はセックスをして、静かに時が流れていく……。
数日後、司が昼休みに廊下を歩いていると、ある教師に呼び止められた。
「ちょっと、江藤君だったかしら」
声をかけてきたのは、林田恵という女教師であり、司とはあまり面識がなかった。
ダークブラウンのパンツスーツに身を包み、できる女を演出している。恵は今年28歳になる若手教師であり、担当は英語である。ルックスも女優のように整っており、生徒からは人気があるのだ。
スラっとした体躯に見惚れながら、司は答えた。
「は、はい。僕は確かに江藤ですけど。何か?」
「ちょうどいいわ、ちょっと話かったの。こっちに来てくれる?」
そう言い、恵はウインクした。
その仕草が、あまりに素敵すぎて、司はくらくらとしてしまう。
言われるままに、司は恵の後について行った。
彼女が案内したのは、空き教室であった。
「まぁちょっと座って頂戴」
と、恵は言った。
椅子を用意すると、それを司の前に置き、座るように指示を出す。同時に、自分の分の椅子も用意して、そこに座り込んだ。
脚を組んで、やや挑発的な態度で司を見つける。
ほっそりとした脚が魅惑的であり、思わず見惚れてしまう司。
しかし、あまりに見惚れてしまうと問題があるかもしれない。目のやり場に困りながら、司は視線を外した。
「そ、それで何の用なんですか?」
「ええ、まずは文芸部に入ってくれてありがとう。顧問としてお礼を言うわ」
「あ、あぁそのことですか。林田先生は確か文芸部の顧問でしたよね」
「そうなの、普段はあまり顔を出せないんだけどね」
「僕の方も挨拶が遅れてすみません。まぁ文芸部に入ることになりました」
「うふふ。入部してしばらく経ったけどどんな感じかしら?」
まさかセックスしかしていないとは言えない。
何とかはぐらかすしかないだろう。
「え、えっと、まずまず楽しんでいます」
「それならよかったわ。あの部活はあまり人気がないから廃部寸前なの。あなたのような人間が入部してくれてとっても嬉しいわ」
「力になれてよかったです」
「まぁそれはそうと……。霧島さんとはどこまでしたの?」
「え?」
「だから、どこまでの関係になったわけ? 多分、もうしちゃっていると思うけど」
恵は全てを見抜いているかのように、言葉を重ねる。
もしかすると、自分たちがセックスしていることを知っているのかもしれない。
「せ、先生は知ってるんですか?」
「知ってる? 何を?」
「つまり、僕と霧島さんが、そういう関係になっていることです」
「やっぱりそうなのね……、困ったわ」
そう言うと、恵は天を仰いだ。
一体何が起きているのであろうか?
「あなたは知らないかもしれないけれど、霧島さんは多淫なのよ」
「多淫……ですか?」
「そう、とにかく男の人と寝てしまう癖があるの。何というのかしら、男性の生気を吸って生きている感じなのよ。それで、彼女の餌食になった男子生徒は多いわ。もう卒業した男子生徒ばかりだけど、やはり在校生にも手を出してしまったようね」
「霧島さんはセックス中毒ってことですか?」
「まぁそんな感じかしらね。でもね、誰でも相手になるわけじゃないのよ。見込みがある人間のみ襲っているって感じね。つまり、あなたは霧島さんに認められたってわけ。それは誇ってもいいのだけれど、これから大変よ」
確かに大変かもしれない。
静華の性欲は凄まじく、とにかく貪欲に身体を求めてくるのである。1回で終わることは稀であり、2,3回と体を求めてくるのだ。それ故に、毎回精液を限界までむしり取られてしまう。
「ぼ、僕はどうしたらいいんですか?」
「とにかく彼女を満足させてあげて。あの子はね、男子生徒の生気を吸わないと生きていけないの。だから、あなたが協力してあげてくれるとありがたいわね。でも、その前に私もあなたをチェックします」
「え?」
「だからあなたの精力をチェックしてあげる。本当に霧島さんに耐えられる人間なのか、顧問として知っておく必要があるわ」
「な、何を言っているんですか?」
困惑する司を尻目に、恵はすっくと立ちあがると、教室のトビラに鍵をかけた。昼休みであるし、あまり人が寄り付かない教室だから、誰か来ることはないだろう。その後、恵は教室のカーテンを閉めて、薄暗くした後、司の前に立った。
「まずはあなたのち×ぽをチェックします」
恵は、司のベルトを緩めると、そのままスラックスを脱がした。
あっという間に、ボクサーパンツ姿になる司。まだ、完全に勃起はしていないが、美人教師に見つめられて、少しずつ興奮してきてしまう。
「ウフフ、凄いいい匂いがするわ。私、こんな匂いが好きなの」
下着越しにペニスに触れる恵。
しこしことペニスを弄っていくと、司のペニスは完全に勃起してしまった。
「せ、先生、何を……」
「言っているでしょ。わたしがあなたをチェックするの。霧島さんが認めたあなたに凄い興味があるのよ。どう、先生ともいいことしたいでしょ?」
「そ、それはまぁ」
ゆっくりとボクサーパンツを下ろしていく恵。
司のペニスが露出し、ビクンと反り返った。隆々といきりたつペニスを見て、恵は感動したかのような目つきで司を見つめた。
「スゴイ、立派なち×ぽを持っているのね。霧島さんが納得するはずだわ。私が味を見てあげる」
恵はペニスを握りしめると、それを上下に動かし始めた。
先端からぬめぬめとしたカウパー腺液が溢れ出し、それが恵の指に付着していく。恵は半透明の我慢汁を指で弄ぶと、それをペロッと舐めた。その仕草が、あまりに官能的過ぎて、司はくらくらとしてしまった。
「エッチなお汁が出てるわね。興奮してるのね、イケない子」
「そんなこと言われても、興奮しないほうが無理ですよ」
「わかってるわ。性に一番興味がある年代だものね。このくらい当然かもしれない。ねぇ、どうしてほしい?」
「そ、そのまましごいてほしいです。あと、できれば舐めても欲しいです」
「ウフフ。少しずつ調理してあげる。まずは手コキからね」
ペニスを硬く握りしめ、素早い手つきで動かしていく恵。
巧みな手さばきで、かなり気持ちがいい。立っているのが徐々に辛くなってくる。膝がガクガクと震え始め、快楽に敏感に反応していく。
「どんどんち×ぽが大きくなっていくわ。いい子ね、もっと弄ってあげる」
恵はたっぷりと唾液をペニスに垂らすと、にちゃにちゃと音を上げながら、ペニスをしごき始めた。少しずつ動きが速くなり、快楽のレベルも上がっていく。
「せ、先生、気持ちいいです」
「霧島さんのと、どっちがいいかしら?」
正直、どちらがいいかと言われても選べない。
両方とも同じくらい気持ちがいいのだ。
「どっちも気持ちいいです。でも、先生の動きは凄い巧みだと思います」
「ウフ。そう言ってくれると嬉しいわね。次は舐めてあげるわ」
恵はペニスを深く咥えこんだ。
温かな口腔内の質感が、司のぺニスを覆っていく。
恵はディープスロートを開始して、たっぷりと唾液を含ませて、ペニスを隅から隅まで舐め尽くしていく。喉元近くまでペニスを咥えこんだため、擦れ合う面積が広くなり、どんどん気持ちよくなっていく。
さらに、恵は指で陰嚢を刺激し始めた。ペニスを舐めながら、陰嚢を刺激されると、堪らなく気持ちがいい。膝を震わせながら立ち尽くす司は、必死に快楽に耐えていた。
ペニス全体を口で含み、ずぼずぼとピストンさせた後、恵は舌先を使って亀頭全体を刺激し始めた。まずは亀頭の先端を舌先でレロレロと舐めていき、溢れ出るカウパー腺液を吸っていく。やや苦みのある精液の味わいが、恵の口内に広がっていく。
「ウフフ、江藤君のち×ぽ、とっても美味しいわ、癖になりそう」
「は、うっ。ぼ、僕、そんな風にされると、イキそうになってしまいます」
「イクのはまだ駄目よ。まだまだこれからなんだから」
恵はカリの裏側を舌で沿わせながら、チューチューと吸い付きながら舐め始めた。カリの裏側が弱い司は、この行為をされて「おぉ」と、感動的な声を上げて反応する。このままではあまり持たない。ただ、もっとこの快楽を味わっていたい。何とか耐えなければならないだろう。
司が懸命に快楽に耐えていると、恵は再び、ペニスを大きく咥えこみ、そのまま激しく吸い付いていき、そのまま動いていく。
ペニスはどんどん膨れ上がっていき、破裂寸前なほど大きくなっていく。止めどなく溢れるカウパー腺液と、恵の唾液が入り混じり、それが口元から滴り落ちていく。それはどこまでも卑猥な光景であり、司をうっとりとさせた。
「せ、先生、ぼ、僕もう限界です」
「仕方ないわ。ならイってしまいなさい。私が受け止めてあげる」
「口の中に出してもいいですか?」
「えぇ口の中に出しなさい」
最後の仕上げと言わんばかりの勢いで、恵はディープスロートを速めていく。
司はもうこれ以上耐えられない。ペニスが酷く収縮し始めたと思うと、そのまま激しい興奮が彼を襲い始めた。
「駄目だぁぁ。出る、イキますぅ」
ペニスに快楽の爆弾が降り注ぐ。それと同時に、彼は大量のスペルマを放出した。
ビュルビュルドビュ。
勢いよく、スペルマが恵の口腔内に注がれる。
あまりに大量の精液であったが。恵は一滴も残らず、すべて口の中で受け止めると、それをそのまま飲み込んでしまった。
ゴクリと咽頭をかけめぐる音が聞こえたかと思うと、恵がペニスから口を離した。
「スゴイ、濃い精液ね。流石若いだけあるわ」
「す、すみません、飲ませてしまって」
「ううん、あなたの精液、とっても濃くて美味しかったわよ。霧島さんが夢中になる理由がわかるわ」
「は、はぁ、ありがとうございます」
「まだ時間はあるわね。このまま次のプレイに移るけど準備はいいかしら?」
「次のプレイですか?」
「そう。今度は私を気持ちよくして頂戴。先生のおま×こを見せてあげる」
恵の口から、直に卑猥な言葉を聞いて、司は激しく興奮した。
一度イッたペニスは、小さくなることなく、隆々といきりたっている。
司はごくりと生唾を飲み込むと、恵の姿を爛々とした瞳で見つめた――。
〈続く〉
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