連載官能小説『多淫少女は文芸部員』第7回
ある日の文芸部の活動。
その日も司は部活に向かっていた。行けば大抵やることは決まっている。そう、セックスをするのである。それが文芸部のスタンダードになっていたのだ。
セックスは嫌いではない。むしろ好きな方である。だからこそ、気分も浮き立つし、楽しみで仕方ない。
だが、本当にこのままでいいのだろうか?
司は、静華の他に恵とも寝ているのである。静華と付き合っているわけではないから、浮気にはならないであろうが、何か、一人に絞れないのは、優柔不断のような気がして、滅入ってくるのである。
「どうかしたの、江藤君?」
部活に行くなり、静華がそう告げた。
勘が鋭いのかもしれない。
司は、恵とセックスしたことを静華に告げていない。
言うと、何か問題になりそうな気がしたのである。
それ故に、言い出せずにいた。しかし、このまま隠しきれるかどうかはわからない……。
「い、いえ……」
「嘘仰い。何かを隠しているでしょう」
「そ、そんなことは……」
「いいから話してみなさい。相談に乗るから」
ここまで言われると、隠しきれなくなる。
どうしようか迷った司であったが、結局、真実を話すことに決めた。
「じ、実は……」
恵とセックスしたことを、赤裸々に話す司。
そして、それを真剣な瞳で聞く恵。
彼女は、話を聞き終わるなり、声を出した。
「なるほどね。やっぱり林田先生も手を出してきたか」
「やっぱり……ってどういう意味ですか?」
「その前に一つ聞きたいのだけど、林田先生は私のことをなんて言っていたかしら?」
「ええと。その、言いづらいんですけど、多淫だって言っていました」
「そうでしょうね。そう言うでしょう」
「霧島さんは多淫なんですか?」
「私は誰でも簡単に寝る女じゃないわ、しっかりと見極めてから寝るようにしているの。でも、寝ていることには違いないから、多淫と言われても仕方ないと思うけれど」
「確か、去年の先輩とも寝ていたんですよね?」
「ええ。文芸部の活動のためにね。でも、皆私の性欲についてこれずに、途中で逃げ出してしまうの」
「そうなんですか……」
「でもね、林田先生も多淫なのよ。あの教師、少しいいなと思った生徒に手を出しているんだもの。あなたの場合、林田先生の標的になってしまったようね」
「気にいられたってことですか?」
「そういうこと」
「ぼ、僕、どうしたらいいんでしょうか? このままでいいのでしょうか?」
「江藤君は私と林田先生、どっちがいいかしら?」
急に問われて、司は迷ってしまった。
どちらの女性も素晴らしく魅力的なのだ。
だからこそ、選ぶといっても選びきれない。
「ぼ、僕は選べません」
「あなたは、優しそうな顔をしているものね。まぁ無理に選ぶ必要はないと思うけれど、私は、私を選んでくれると嬉しいかな。そうすれば、もっと文芸部の活動が楽しめると思うし……」
「そ、それはまぁ、そうですけど、僕は霧島さんも好きです。だけど、先生も優しいし、何となく気になります」
「なら、私がもっと気持ちいいことをしてあげるわ。さぁ脱ぎなさい」
唐突に脱げと言われて、面を食らってしまう司。
しかし抗えない。これから始まる気持ちいいプレイに、心が躍ってしまうのである。
おずおずとベルトに手をかけると、一気にズボンを下ろした。
既に興奮からか、ペニスは硬くなり始めていた。ボクサーパンツはテントを張っており、ピンと尖っている。
「ウフフ。とっても興奮しているのね、もうこんなに大きくなってる」
「き、霧島さんが、素敵すぎるから、勃っちゃうんです」
「良い子ね。私がたっぷり気持ちよくしてあげる」
そう言うと、静華は司を立たせたまま、ペニスを握りしめて、上下に動かし始めた。
少しずつ、快楽の波が襲ってくる。
巧みな指捌きで、ペニスを弄っていき、どんどん気持ちよくしていく。
「く、うぁ、き、気持ちいいです」
「まだよ、まだまだこれからなんだから、耐えなさいよ」
「わかりました」
唾液を手に垂らし、それで滑りをよくする静華。
にちゃにちゃと、音を上げながら、ペニスをしごいていく。最初はペースがゆっくりであったが、次第に動きを速めていき、刺激を強めていく。亀頭の先端を中心にシコシコとしごいていき、快楽のリズムを刻んでいくのだ。
激しい快楽の中に放り込まれた司は、ただ懸命に耐えていた。
一人でマスターベーションするのとは、全く違う刺激が入る。こんなプレイを味わってしまうと、もう普通のマスターベーションには戻れないような気がした。
動きを速めながら、静華はある指示を出した。
「江藤君、ちょっと四つん這いになってくれるかしら」
「え? 四つん這いですか?」
「そう、もっと気持ちいいことしてあげるから」
一体、何をしてくれるのだろうか?
確かな期待を感じながら、司は四つん這いになる。
お尻を高く空上げると、アナルが丸見えになってしまう。
恥ずかしさに顔を赤らめながら、司は声を出した。
「な、何をするんですか?」
「あなたの処女を奪ってあげる」
「は? 処女?」
「そう。アナルを弄ってあげるから覚悟しなさい。こっちは初めてでしょう」
アナルプレイは全く未経験である。
しかし、全く興味がないわけではない。気持ちよくなれると言う噂を聞いたことがあるのだ。
「あ、アナルを責めるんですか? き、汚いですよ」
「大丈夫よ。私、江藤君の体臭が好きなの。独特な性臭が漂っていて、私を興奮させるのよね。きっと、アナルも素晴らしい匂いがするはずよ」
「そ、そんな」
静華は、司のアナルを指で広げると、そこをぺろりと舐め上げた。
菊門の筋を舐められて、ビクンと体を震わせる司。
素晴らしく刺激的な感覚が全身に広がっていく。
「ぐ、ぐぁ、何か変な感じです」
「でも、気持ちいいでしょう」
「はい、おかしくなりそうです」
「フフフ。おかしくなっていいのよ、もっと気持ちよくなりましょう」
そのままアナルをペロペロと舐め上げていく静華。
その都度、司は体を震わせて刺激に耐えている。
形容しがたい快楽が体中を襲い、司を刺激していく。
四つん這いで、お尻を舐められていると、恥ずかしさが先行するが、それでも気持ちいいことには違いない。
「指を挿れてあげる」
静華は指をアナルに挿入していく。
強い排泄感を覚えるが、同時に快楽も襲ってくる。
少しだけ排泄感に堪えていると、やがて気持ちよくなってきて、もっと指で弄ってもらいたくなる。それだけ激しい快楽が襲ってきたのだ。
「き、霧島さん、気持ちいいです」
「そうでしょう。もしかすると、江藤君はアナルが性感帯なのかもね。もっと弄ってあげるわ」
静華はアナルを刺激しながら、さらにペニスをしごき始めた。
まるで乳しぼりをするかのようにペニスを揉みしだいていくと、同時に、菊門をべろべろと舐め上げて、ダブルで刺激していく。
捉えようのない刺激が司を襲い、激しい快楽が彼を包んでいく。
こんなに気持ちよくなったことは、未だかつてない。
つい先日、恵とセックスした時も、激しい快楽に溺れたが、この感覚はそれ以上であった。
だからこそ、司は感動していたし、もっとこの快楽を味わいたかった。
「どう、江藤君気持ちいいでしょう」
「は、はい、お尻を責められると、ち×ぽまで気持ちよくなるんです」
「ウフフ、本当に江藤君は正直ね。もっとイジメたくなっちゃう」
さらに、静華は行動を進めていく。
アナルを舐めながら、さらにペニスを弄り、そして残った片手で陰嚢を刺激し始めたのだ。圧倒的な快楽が司を襲っていく。
「はう、タマタマが気持ちいいです」
「陰嚢とち×ぽ、そしてお尻を同時に責めてあげる。もう耐えらないでしょう」
「は、はい。気持ちよく過ぎて、ぼ、僕もう駄目です」
徐々に限界を迎え始める司。
セックスを経験してから、若干であるが耐えられるようになったが、それでも、あまり速いペースでしごかれてしまうと、限界は早くやって来てしまう。
「き、霧島さん、ぼ、僕イキそうです。イっても良いですか?」
「フフフ、イキそうなの、仕方ないわね、なら思いっきりイキなさい。私が見届けてあげる。
そう言うと、静華は司の姿勢を四つん這いから仰向けに切り替えた、
そして、アナルを舐めるのを止めて、ペニスを咥えこむと、次に指でアナルを刺激しながら、ペニスを舐め始めたのだ。
ギリギリの状態で、司は快楽に耐えていた。しかし、もう持たない。
素晴らしい快楽の爆弾が、ペニスに降り注いでいく。
「あぁぁ、もう駄目だ、イク、イキます!」
激しいオルガスムスを感じながら、司はスペルマを放出した。
ビュルビュルドビュと、勢いよくスペルマが放出され、それが恵の口腔内に注がれる。
恵は精液をすべて口腔内で受け止めると、いつもと同じですべて飲み砕いてしまった。ごくりと精子を飲み込む音が聞こえ、そのまま静華は声を出した。
「相変わらず凄い濃い精液ね。とっても美味しいわ。どうだった江藤君?」
放心状態である司は、胡乱な瞳を向けながら質問に答える。
「気持ちよかったです。こんなのは初めてです」
「そうでしょ。満足してくれてよかったわ、でもこれで終わりじゃないのよ。まだまだこれから」
「はい、わかってます。今度は僕が霧島さんを気持ちよくする番です」
「ウフフ、分かっているわね。今日はね、私の処女をあげようと思って」
「え? 処女?」
「そう、私の処女をあげるわ」
「え、でも霧島さんは、経験も豊富で、そ、そのつまり多淫なんじゃ」
「もちろんそうよ、でもね、まだ未経験な場所もあるの。それを今日あなたに捧げるわ」
そう言い、静華はウインクをした。
彼女の可愛い仕草にドギマギしながら、司は次なるプレイを待った――。
〈続く〉
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