連載官能小説『多淫少女は文芸部員』第9回
ある日の放課後――。
文芸部の教室へ向かうと、そこには誰もいなかった。
普段は、静華が先に待っているケースが多い。
それが、今日はまだ来ていないようであった。一人、教室の隅に座った司は、窓の外を見つめた。
静華だけでなく、恵ともセックスしている。
そして、それをお互いが知っているのである。多淫という不思議な病を持った二人。性欲旺盛であり、普段のセックスから二度、三度と求められている。
司は絶倫というわけではないのだが、それでも二人のために必死になっていた。
セックスは気持ちがいい。男子だから、当然興味があるのだ。それに、静華も恵も絶余の美女である。学園を代表する美貌の持ち主であると言えるだろう。それだけに、そんな存在とセックスができて、不思議な気分に浸っていた。
どうして、自分なんだろうか?
気になるのは、そればかりである。
決してルックスがいいわけでも、運動ができるわけでもない。おまけに頭だってよくない。決してモテる要素が満載と言うわけではないのだ。本当にどこにでもいる、些細な存在。……それが司である。
それ故に、二大美女と性的な関係になって、彼は驚きと同時に、喜びを感じていたのだ。
しばらく物思いに耽っていると、やがて教室のトビラが開かれる。
司の視線の先に、静華が立っている。
「お、早いわね……。感心、感心」
「は、はぁ。どうも」
「今日はね、ちょっと試したいことがあって」
「試したいことですか?」
「そう。実はね、今日は林田先生も呼んであるの」
「林田先生ですか?」
恵を呼んでいる。
恵は文芸部の顧問だから、この場所にいても不思議ではないのだが、彼女は多忙であり、あまり文芸部の活動に顔を出さない。基本的に、文芸部の活動は生徒主体で動いているのだ。それが、今日は恵もいるのである。
静華の後ろに人影がある。それは恵であった。
「江藤君、今日もちゃんと来ているわね」
と、恵が言うと、司が答える。
「はい、今日は先生も活動するんですか?」
「活動というよりも、もっと楽しいことをしましょうか?」
「楽しいことですか……」
司はそれを聞き、顔が緩んでいく。
恵に楽しいことと言われれば、想像することはただ一つである。
もちろん、性行為だ。
それに、今日は恵の他にも静華もいる。
(もしかすると、三人でするのかな)
そんな風に考えて、期待感を込める司。
二人のやり取りを見ていた静華が、そこで会話に割って入ってくる。
「今日は3Pをします。江藤君もしたいでしょ?」
堂々と3P宣言されて、喜びを感じ始める司。
にやにやが止まらなくなり、既にペニスは勃起し始めていた。
「3Pって、そのつまり、3人でするってことですか?」
「そう。折角だから3人で楽しみましょう」
意外な話の流れになったが、司は興奮を抑えられなかった。下半身に力を集中させ、必死に股間部分を隠した。
まず、静華が部屋のカーテンを全て閉めて、さらに鍵をかけた。
これで、誰か入ってくることはない。
その後、静華も恵も上着を脱ぎ始めた。
それを見つめながら、司も上着を脱ぎ、シャツとスラックス姿になる。
「全部脱ぎなさい、江藤君」
と、静華が告げる。
彼女は既に下着姿になっており、薄ピンクの可愛らしい下着が輝いて見えた。
「わ、わかりました」
スラックスを脱ぎ、さらにボクサーパンツを下ろした。
勃起したペニスがいきりたち、ビクンと立ち上がっている。
「ウフフ、元気のいいち×ぽね。先生、まずは私からさせてもらっても良いですか?」
その問いに、恵が答える。
「わかったわ。じゃあ最初は二人で楽しみなさい。私はその後、隙を見て入っていくから」
最初に動いたのは、静華であった。
彼女は司を仰向けに寝かせると、そのままペニスを掴み、軽くしごいた後、自分の性器を弄り始めた。
にちゃにちゃとテカテカした蜜液が溢れ出し、ペニスを迎え入れる準備は整っている。
「さぁ、楽しみましょう。まずは、騎乗位で挿れてあげる」
「も、もう挿れるんですか?」
「ええ。もう我慢できないの。でも大丈夫よ、私のおま×こ、こんなにぐっしょりだから」
確かに、静華の恵の性器は濡れている。
すんなりとペニスを飲み込むだろう。静華はペニスを跨ぐなり、静華に挿入していった。
ずぶずぶずぶ……。
(あ、入っていく……)
ゆっくりとペニスが挿入され、奥深くまで突き刺さった。
ペニスを奥深くまで咥えこんだ静華は、徐々に動き始め、抽送を進めていく。ペニスが膣壁に擦れて、捉えようのない気持ちよさが感じられる。
「き、霧島さんの中、ヌレヌレで気持ちいいです」
「そうでしょ、私、早くセックスしたくてしょうがなかったの。授業中から興奮していたのよ」
「僕も文芸部でセックスするのが楽しみです。ありがとうございます」
「ウフフ、これからもっと気持ちよくしてあげる」
次第にペースを速めていく静華。
床に手を置いて、腰を深く落としながら、ピストンさせていく。ペニスが奥深くまで突き刺さり、膣壁をメリメリと切り開いていく。子宮の入り口まで届きそうな勢いで、抽送が繰り返され、どんどん気持ちよくなっていく。
次に、静華は足をM字に開いて挿入を始めた。
若干であるが、挿入が浅くなるが、擦れ合う面積が広くなり、気持ちよさのレベルは上がっていく。また、結合部分が丸見えになり、サーモンピンクのヌレヌレの膣口が、赤黒いペニスを飲み込んでいく様がよく見えた。
それはどこまでも淫靡な光景であり、興奮のレベルを押し上げていく。
(き、霧島さんのあそこ、本当に綺麗だ)
思わず見惚れてしまう静華の性器。
卑猥な形をした性器が、貪欲にペニスを飲み込んでいく。ぐちょぐちょになった静華の性器は、激しい熱で満たされており、燃えるように熱く、さらにヌメヌメとした質感が、司のペニスを覆っていった。
「き、霧島さん、今度は僕が動きます」
率先して、司は体位を変える。
騎乗位も気持ちいいがいいのだが、やはり、自分が主体でセックスを進めたい。
そんな思いが浮かび上がってくるのだ。
「仕方ないわね、後ろから挿れたいの?」
「はい、後ろから挿れたいんです」
「わかったわ。じゃあ、後ろから挿れて頂戴」
そう言うと、静華は経ちバックの状態で後ろを向いた。そして、お尻をくいッと高くあげ、挿入しやすいように体勢を変えていく。
「い、挿れます」
臀部に手を置き、さらに双肉を横に押し広げて性器を露出させると、膣口にペニスを押し当て、さらに挿入していく。立ちバックは挿入が難しいが、既に何回かトライしているので、問題なく挿入ができた。
立ちバックで抽送を繰り返し、激しいピストンを生み出していく司。
勢いよく、腰を振り、快楽を求め続ける。
「アアン、良いわ、良い感じよ、そのまま突いて頂戴」
「わかりました。もっと突きます」
言われるままに、司は激しく腰を振り始める。
動きが単調にならないように、片足を持ち上げ、牡犬がおしっこするような姿勢を取らせると、やや横向きから挿入を繰り返していく。
脚が開かれたことにより、結合部分が丸見えになり、静華の蜜液と、司のカウパー腺液が入り混じった液体が、強かに零れ落ちていった。
「き、霧島さん、き、気持ちいいです」
「私も気持ちいいわ、こんなに恥ずかしい姿勢で感じてしまって、何か恥ずかしいわ」
「でもとっても締まりがよくなって、ち×ぽが搾り取られるみたいです」
「だって、気持ちよくて力が入っちゃうんだもの。もう駄目、このまま突き続けて、私をイカして頂戴」
静華の言葉を胸に、司は腰を振り続ける。
限界は近い。しかし、それでもよかった。今日はまだまだ楽しめるのである。
一度行っても、二回、三回と楽しめばいいのだ。この後は、恵も控えているのだから。
「き、霧島さん、イっても良いですか? 僕の精液を受け止めてください」
「たっぷり私の中に注いでぇ。精液まみれにしてぇ」
「わかりました。イキます!」
最後の仕上げの勢いで、ピストンを速めていく司。
やがて、彼は絶頂を迎えて勢いよくスペルマを放った。
ドクドクドクと、大量のスペルマが静華の膣内に注ぎ込まれ、ゴポゴポと溢れ出す。
「あぁ、わ、私種付けされているのね。凄い量のザーメンが私の中に……」
「き、霧島さん、気持ちいいですぅ」
そのまま司は果ててしまった。
しかし、まだこれで終わりではない……。まだまだ続きはあるのだ。
ここで、二人の行為を見ていた恵が立ち上がり、さらに下着を脱いだ。
「次は私の番よ。江藤君、さぁ準備して頂戴」
力を振り絞り、司は答える。
「わかりました。どんな体位がいいですか?」
「私もバックで挿れてほしいわ。最後は正常位がいいけれど……」
「じゃあバックで挿れます」
イッばかりのぺニスであったが、恵の裸体を見ていると、すぐに回復してしまい、臨戦態勢になった。問題なく挿入できるだろう。射精後の痛みもそれほどなく、このまま続けてプレイできそうである。
司はまず、バックの状態で恵の性器を弄り始めた。
準備万端の恵の性器はどこまでもヌメッており、テカテカと光り輝いている――。
〈続く〉
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