連載官能小説『初体験の教室』第6回
放課後――。
良治が席で待っていると、そこに愛花がやってきた。
「高田。じゃあ行こうか?」
と、愛花は言った。
もちろん、断る理由はない。良治はすっくと立ちあがり、彼女の後についていった。
よく考えると、女子生徒と一緒に帰るなんて、今まで一度もなかった。だからこそ、気分が浮き立っている。特に愛花は美少女である。そんな少女と一緒にいられて、良治は喜びを考えていた。
てくてくと歩いている良治と愛花。
二人は横並びに歩いていたが、ほとんど会話はなかった。何か、変に意識して緊張してしまうのである。
(何か話した方がいいのかな?)
と、良治は考える。
「あ、あの、角田さんの家ってどこなの?」
「え? えっと、駅前かな。普通のマンションだよ」
「マンションに住んでるんだ」
「そう。まぁあんまり期待していないでね。本当に普通のマンションだから……」
通学路を歩き、やがて駅前に到着する。
騒がしくなり始め、学生の姿や主婦やサラリーマンの姿が多く見えた。
駅前を抜けていくと、住宅地に入っていく。
その中に、愛花の住んでいるマンションがあるようで、愛花はあるマンションの前で立ち尽くした。
「ここ、私の家……」
そう言い、愛花はマンションを見上げた。
キレイなマンションであり、清潔感が漂っている。おまけに豪奢なマンションであると感じられる。
「お、大きんいんだね」
と、良治は言う。
良治の家は、普通の一軒家であるが、それほど大きくはない。自分の部屋は一応あるが、広くはなく、物置のような感じである。だからこそ、このような大きなマンションに来て、彼は動揺していた。
「そうかな? 普通だと思うけど、とりあえず部屋いこっか」
マンションのエントランスに入るためには、鍵が必要になる。
愛花は合鍵を持っているようで、それで鍵を開けると、スムーズに中に入っていく。その後に、良治は進み、二人はエレベーターに乗る。
しんと静まり返ったエレベーター内で、良治では尋ねた。
「何階なの?」
「10階」
「ここって何階建て?」
「10階建てだから、一応最上階かな」
「ふ、ふーん。そうなんだ」
やがて、エレベーターは10階に到着し、二人は下りると、そのまま部屋に向かう。
愛花の自宅は、10階の奥の方にあり、なかなかいい場所にあった。
鍵を開けて、愛花が自宅の中に招き入れる。
「ちょっとリビングで待ってて。部屋の片づけするから」
「あ、うん、わかりました」
そう言い、愛花は良治をリビングに案内し、ソファーに座らせると、自分は部屋の方に消えていった。
一人残される良治。
自分の自宅とは全く違う。
キレイなソファーに、大きなリビング。キッチンも広々している。もしかすると、お金持ちなのかもしれない。そんな思いが浮かび上がってくる。
やがて、愛花が戻ってくる。
「準備できた。部屋に案内する」
「わかった」
通された部屋は、意外なほど整頓されていた。
女の子の部屋に入るのは初めてであったが、それは想像と違っている。
ぬいぐるみやファンシーな家具があるかと想像していたのだが、全く違う。シンプルな部屋であり、最低限の家具が置かれている。部屋の左側に机があり,その脇に小さな棚が置かれている。中央にはカーペットが敷かれ、小ぶりなローテーブルと、クッションが数個置いてある。右側のスペースにはベッドがある。シンプルなシングルサイズのベッドで、花柄のカバーがかかっており、ここだけは女の子っぽく見える。
「わたし、あんまりモノがあるの苦手なの」
と、愛花は言った。
確かに、この部屋には物がない。
シンプルイズベストという感じだ。
「キレイでいいと思うけど、俺の部屋とは全然違うよ」
「そう、ありがと……」
「うん」
途端、緊張感のあるムードに包まれる。
これから、ここでセックスするかもしれないのだ、そう考えるだけで、鼓動が激しくなってくる。
「とりあえず服脱いで……」
と、愛花の方から声をかけてきた。
「もう、脱ぐの?」
「だって、そうしないとできないじゃん」
「まぁそうだけど、なんか緊張するなぁ」
「私も緊張している。でも、あんただから安心できるわ」
「そう言ってもらえるとありがたいよ」
言われるままに、良治は上着を脱ぎ、さらにスラックスを脱ぎ始めた。
まだ、ペニスは勃起していない。しかり、少しずつ硬くなり始めている。
愛花はボクサーパンツ姿になった良治のそばによると、しゃがみ込み、ペニスを弄り始めた。
「う……。なんか変な感じ」
と、良治は言う。
「少しずつち×ぽが大きくなってきたよ」
「そりゃそうだよ、これで勃たないほうがおかしい」
「ふふ。手でされるのと、口でされるのはどっちがいいの?」
「どっちも良いかな、最初は手で、最後は口でしてくれると嬉しい」
「わかった。じゃあ両方してあげる」
愛花はボクサーパンツを下ろした。
すると、プルンと、ペニスが反り返り、猛々しいペニスが露になった。
先端からは、カウパー腺液が滲みだし、さらに牡の香りが漂っている。
「エッチな匂いがするね」
「ゴメン、シャワー浴びてないから」
「ううん。別に大丈夫。私この匂いが好きだから」
愛花は良治との体験で、少しずつ手コキやフェラが上手くなっていた。巧みな指捌きで、ペニスを動かすと、静かに手コキを始めていく。にちゃにちゃと、淫靡な音が鳴り響き、静かな部屋に染み渡っていく。
「エッチなお汁がたくさん出てる」
「う、く、くぁ、気持ちいい」
「これからもっと気持ちよくしてあげる」
愛花は徐々に手コキのスピードを上げていく。唾液をペニスに垂らし、滑りをよくしながら、手コキをしていく。
さらに、愛花はペニスを弄りながら、陰嚢を弄り始めた。ペニスを弄られながら、陰嚢を刺激されると、堪らなく気持ちがいい。ダブルの刺激が入り、恍惚とした表情を浮かべる良治。彼は堪らない気持ちよさの中にいた。
「タマタマ弄られるの気持ちいい?」
と、愛花は尋ねてくる。
その顔は悪戯っぽい笑みで満たされていた。
「うん、凄く気持ちいい」
この時、良治は立っていたのだが、やがて立っているのが辛くなってきた。膝をガクガクと震わせて、快楽に抗い始める。
「ねぇ、座っても良いかな? 立っているのちょっと辛いかも」
「じゃあベッドに座って。そこでしてあげる」
二人はベッドに移動し、そこでプレイを続ける。
脚を伸ばした状態で、良治は座り込み、そして対面に愛花が座り、ペニスを弄り始めた。
「次は舐めてあげるね」
と、愛花が言い、手コキからフェラへと移っていく。
温かな口腔内の刺激を感じながら、良治は気持ちよさを味わっていた。
やはり、フェラチオは気持ちいがいい。手淫とは全く違う刺激が入るのである。にちゃにちゃとねっとりとした口腔内の粘膜に包まれていると、素晴らしい気持ちよさが襲う。
舌先を使って、亀頭の裏筋を舐めながら、どんどん刺激を強めていく愛花。
亀頭の裏筋を舐められると、形容しがたい気持ちよさが襲ってきて、身体をガクガクと震わせていく。愛花はさらに陰嚢を刺激し、ペニスを陰嚢のダブルで刺激し始めた。
やがて、愛花は舌先をゆっくりと下の方におろしていき、根元を間で舐めていくと、次は、陰嚢を口に含み、優しく舐めまわし始めた。
「う、く、あ、気持ちいい……」
「もっと気持ちよくしてあげるから覚悟しなさい」
陰嚢を舌で舐め回していくと、今度はペニス全体を奥深くまで咥えこみ、ディープスロートを始めた。
喉元までペニスを咥えこみ、全体を包み込むと、ペニス全体が熱く脈動を打ち、どんどん気持ちよくなっていく。
やがて、良治の我慢も限界を迎え始める。
もっと、この気持ちよさを味わっていたい。
「す、角田さん、い、イキそうだ」
「イキそうなの? イってもいいよ。私が受け止めてあげる」
徐々に限界を感じ、ペニスがヒクヒクと震え始める。
下半身に力が入り、懸命に耐えようとする良治であったが、それも最早難しい。
「だ、駄目だ、イク、出ちゃうよ」
「たっぷり精液出して。私が受け止めてあげるから」
「うわぁぁぁ、駄目だ、出る……」
次の瞬間、激しい性の爆発があった。
尿道に熱い精液が駆け巡る。そして大量のスペルマを発射させた。
ビュルビュルドビュ。
愛花は大量の精液をすべて口で受け止め、やや涙目になりながら、ごくりと飲み干した。
「す、角田さん、飲んでくれたの?」
「うん。あんただから特別。凄い濃い精液だね、大人の味って感じ」
「無理しなくてもいいのに、ありがとう」
「ううん。全然大丈夫だから」
気持ちのいいフェラの余韻に浸りながら、良治が横になっていると、それを見た愛花が告げる。
「これで終わりじゃないわよね? もっと気持ちいいことしよ」
「う、うん。俺は大丈夫」
「今日はね、してもらいたいことがあって」
と、愛花は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
愛花の表情を見ながら、良治は溢れ出る高揚感を抑えられずにいた――。
〈続く〉
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