連載官能小説『再会』第5回

連載官能小説

連載官能小説『再会』第5回

初セックスを終え、拓也は自室で悶々としていた。

本当に、今日セックスをしたのであろうか? それを考えると、不思議になってくる。確かに自分は、今日女を経験し、大人の男になったのである。気持ちよかった。最高に愛し合えた。そんな気分がしていた。

セックスを思い巡らせていると、ふと、エッチな気分になってくる。どうしても、セックスの快感が忘れられず、ムラムラとしてしまうのである。

(オナニーでもするか)

そう考え、ベッドの下からエッチな本を取りだし、それをおかずにペニスをしごき始める。

どうしても今日のセックスがチラつく。璃子の性器がフラッシュバックし、彼を官能の海へと誘っていく。

もう少しでイキそう、という時だった。不意に来客を告げるインターフォンが鳴った。

(こんな時に誰だろう?)

時刻を見ると、夜の8時を回っている。こんな時間に来客が来ることはない。ちなみに、拓也は高校生になり、一人暮らしを始めた。親元を離れて暮らしているため、ほとんど人は来ないのである。

とりあえず玄関に向かい、誰が来たのかを確認する。

すると、意外な人物が立っていた。

「理子だ」

そう、璃子がやってきたのである。

ロング丈のパーカーに黒のレギンスを合わせており、カジュアルな印象があった。どこまでも可愛らしい今風の格好である。

慌てて、玄関のトビラを開ける拓也。

「拓君。ご飯食べた?」

トビラを開けるなり、璃子はそう言った。

「う、うん、食べたけど」

「なぁんだ。食べちゃったんだ。せっかく作ってきたのに」

「え?」

「晩御飯作ってきたの。そ、その、い、一応彼女だし、そのくらいのことはできるから。拓君一人暮らしでしょ」

「まぁそうなんだけど。なんか悪いなぁ」

「今暇なら上がっても良いかな。ちょっと話したくて」

「わかった。いいよ」

そう言い、拓也は璃子を部屋にあげる。

日中、セックスをした部屋に案内し、そこでお茶を出す。璃子は持ってきたタッパーをローテーブルの上に置くと、チラとベッドの上を見つめた。そこには、先程、拓也がおかずに使ったエッチな本がそのままになっている。

「あ。拓君もエッチな本読むんだ」

「あ、違うよ、こ、これはその」

「別に大丈夫だよ。そういうのに興味があるのは男の子なら当然だもんね」

「まぁそんな感じ」

「それで、エッチな本で何をしようとしていたの?」

「そ、それは、まぁその」

オナニーをしていたとは言えない。

かといって、都合のいい言い訳も思い浮かばない。

拓也がもじもじとしていると、璃子はにっこりと笑いながら、ある提案をした。

「ねぇ。拓君のオナニー見せて」

「は?」

「だからオナニーしている所見せて。私、興味があるの、拓君のオナニーに」

「そ、そんな人に見せるものじゃないよ」

「でも、エッチな本があるってことは、そういうことをしようとしていたわけでしょ。ならできるよね」

「まぁそうかもしれないけれど、人に見せるなんて」

「どうしてもダメ?」

拓也は迷った。

普通だったら断るところである。しかし、彼の中である考えが思い浮かんだ。

「見せてもいいけど、条件がある」

「条件?」

「僕もオナニーするから、璃子のオナニーも見せて。それならしてもいいよ」

「えぇぇぇ。わ。私もするの」

「そう、相互オナニーってやつ。それならいいよ」

ぶっ飛んだ提案であるが、璃子も雰囲気にのまれている。

迷った視線を浮かべたが、徐々にエッチな気分になってきたようである。

「わ、分かった、いいよ、なら、二人でオナニーしよっか」

「ほ、ホントにいいの?」

「やろうって言ったの、拓君だよ。私は見せてもいいよ、拓君がそれで満足するなら。その代わり、しっかりオナニー見せてね」

「そ、それなら、いいけど、じゃあする?」

「うん」

璃子はレギンスを穿いたまま、ベッドの上に座ると、スッと脚を広げた。M字開脚のポーズを取り、淫らな格好になる。その姿を見て、徐々に拓也も興奮していく。ペニスは熱く硬くなり、ボクサーパンツの中でムクムクと大きくなっていく。

普段、璃子はあまりマスターベーションをする方ではない。しかし、時折ムラムラする時もあり、そのような時は軽く性器を弄って刺激して快楽を得るのである。璃子の場合、普段は横向きに寝ながらマスターベーションに耽る。しかし、今日は拓也が目の前にいる。寝そべってマスターベーションをすると、拓也には見えにくい。そのため、今日は起き上がってプレイをすることに決めた。

右膝から内腿にかけて、指を這わせていく。そして、ゆっくりと焦らすような所作で、脚の付け根に向かっていく。ここでは、まだ陰部に触れない。じっくりと責めるように、少しずつ触れる範囲を広げていく。左足も広げ、陰部に向かって沿わせるように指でなぞっていく。

「はぁぁん」

思わず、甘い声が漏れる。

人前でオナニーをすると、どうしてこんなにも興奮してしまうのであろうか? とにかく、普段よりも性的な興奮が高鳴っている。まだ、秘部に触れていないのに、陰部は熱くなり、トロトロとした蜜液を滴らせていく。

「拓君もオナニーして」

「あ、ゴメン、そうだよね」

そう言われ、拓也もズボンを脱ぐ。そして、ボクサーパンツを下ろすと、ギンギンになったペニスを解放した。そして、右手を使って優しくしごき始めた。

「はぁん、うぅ、き、気持ちいい……」

漏れ聞こえるくらいの吐息が悩ましい。璃子は、一瞬目を閉じて、息を詰めた。その仕草が、とてもリアルに感じられて、より一層拓也を興奮させていく。二人とも、沸き上がる快感を、全身で感じているという感じであった。

拓也はペニスをしごきながら、璃子の表情を目で追った。璃子はというと、見られていることを意識しているだろう。しかし、嫌がるような素振りはみじんも見せずに、むしろそれを楽しんでいるように思える。じっくりと璃子のマスターベーションを見ながら、その色っぽい表情を、拓也も堪能した。

まるで、璃子の全身から、淫らなオーラが迸っているように感じられる。

「おま×こに触れないの?」

「うん、触れても良いんだけど、気持ちよくなってすぐにイキそうになるから、最初は控えめにする感じかな」

「そ、そうなんだ。クリトリスは?」

「クリちゃんは最後かな、気持ちよくなったら、最後の仕上げに触る感じ」

陰部の周りの指を沿わせていた璃子は、次第に中心部に指を持っていく。

膣口付近を指でくりくりと刺激すると、ちゃぷちゃぷと淫靡な音がこだまし、それが一層淫猥な雰囲気を作り上げていく。

「んんん、気持ちいい、拓君はどう?」

「ぼ、僕も気持ちいい。なんか見られていると興奮するんだ」

「私もそう、何か変な感じだよね、でも、凄く気持ちいいの」

璃子は人差し指を伸ばし、ゆっくりと膣口へ挿入していく。そして、僅かに指を振動させながら、コリコリと内部を刺激し始めた。

「あぁぁぁぁぁ、イイ、凄くイイ」

戦慄きながら、璃子は両足を閉じ気味にした。そして、指を上下させ、刺激を加えていく。次第にクレバスの形がよくわかるようになっていった。陰部を包んでいる黒いレギンスに僅かであるが愛蜜が付着している。そのシミは次第に大きくなり、蜜でくっきりと滲み始めた。

ここまでくると、さらに強い刺激を与えるために、璃子はレギンスを脱ぎ、さらにショーツもおろした。すると、サーモンピンクのヴァギナが露になり、テカテカと蜜液で光っていた。

そんな淫らな姿を、拓也はじっと見つめていた。割れ目をなぞっていく璃子の指先に着目し、淫猥な指の動きを堪能しながら、自身の肉棒も弄っていく。既にカウパー腺液が大量に滲みだし、指に付着していた。ヌルヌルになっている亀頭を弄り続け、マスターベーションに没頭していく。

拓也も璃子も、脳内は沸騰するほど興奮していた。ただ、性急に快楽を求めてしまうのでは楽しみも半減してしまう。拓也も璃子も一旦ペースを落とし、そして性器を弄り続けた。拓也は亀頭のカリ表や裏筋を撫でるように擦り、それで発生する淡い刺激を堪能していた。

璃子も、膣内に指を挿入し、奥の方まで刺激すると、次第に陰核に指を当てていく。

陰核の抱負を指で向き、むき出しになった女豆を弄る。すると、璃子の身体が電流が走ったかのようにビクンと跳ねた。かなり感じていることが垣間見える。その姿を見て、拓也も徐々に快楽の絶頂を迎えつつあった。

クリトリスは女性の一番敏感な部分でもある。その部分を指で丁寧に弄っていると、形容しがたい快感が襲ってくる。執拗に白い豆を擦るように触れ、快楽を貪る。それと同時に、膣内の奥まで指を挿れて、指でピストンを繰り返す。全体的にフワフワとした気分になり、璃子のボルテージも高まっていく。

次第に、璃子の声が切羽詰まったような形へと変わっていく。

「駄目だよ。拓君、私、い、イキそう」

「イキそうなの? 俺もイキそうだよ、気持ちよくておかしくなってしまう」

「イってもいい?」

「うん。一緒にいこう」

璃子はガクガクと体を震わせながら、指で陰核を強めにつねった。こうして強めの刺激を与え、オルガスムスに向かおうとする。

対する拓也も恐ろしい速さでペニスをしごき、快楽の絶頂に向かおうとしている。とにかく気持ちがいい。このまま果ててしまいたい。二人とも、マスターベーションの虜になっていた。こうして、二人はオルガスムスを迎える。

璃子は最後にクリトリスを思い切りつねり、

「うぐぐぐぐぐぅ、も、もう駄目」

璃子が息を詰め、そしてしばし全身を硬直させた。口をパクパクと開け閉めすると、酸欠のダイバーのようにも見えた。不意に身体がくいっと跳ね上がり、背を反らせて叫んだ。

「イク、イク、イッちゃうー」

身体の内側から絞り出すような声をあげた。その喘ぎ声はどこまでも活力に満ちており、拓也を興奮させてくれた。

同時に、拓也もオルガスムスを迎え、大量のスペルマを発射した。

ビュルビュルドビュと、白濁色の精液が迸り、それが璃子の顔面に飛び散った。

「あぁぁ、熱い、拓君の精液が私の顔にぃ」

璃子の両脚は脱力したように伸び切っていた。そして、太もも付近が不規則に痙攣していた。呼吸も荒くなっており、興奮している様子が見て取れる。

こうして、二人はオルガスムスを迎え、そして果てた――。

甘い時間が終わり、二人はベッドの上で横になっていた。

徐に、璃子が囁いた。

「二人でオナニーすると気持ちいいんだね」

「うん、何か恥ずかしいけどね。僕も気持ちよかったよ」

「このままエッチする?」

「え、いいの?」

「私はいいよ。今度は色んな体位に挑戦してみようよ」

「わかった、僕にできるかなぁ」

「大丈夫、二人なら何でもできるよ」

二人はにっこりと笑い合いながら、そして口づけを交わした――。

 

〈続く〉


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