連載官能小説『再会』最終回
璃子を四つん這いにして、お尻を高く上げる。すると、性器が押し開かれて、膣内の様子までよく見えた。アナルまで丸見えになり、璃子はとても恥ずかしがった。
「なんか恥ずかしいよぉ」
「大丈夫、少しの辛抱だよ」
「でも、こんな格好、はしたない」
臀部の双肉を掴み、左右に押し開く。
そして、蜜壺にペニスを押し当てて、ゆっくりと挿入していく。
たっぷりと蜜液で満たされているため、ペニスはすんなりと吸い込まれていった。ずぶずぶとめり込むように挿入すると、ペニス全体を包み込むような感覚が発生する。その感覚に身を捩らせながら、拓也は快楽を貪っていく。
(す、凄い、気持ちよすぎるよ)
と、拓也は思った。
バックは初体験である。未知なる領域であり、彼を高ぶらせた。同時に、騎乗位とは違った刺激入り、それが彼を虜にしていく。騎乗位の場合、どちらかというと挿入が深くなるが、バックはそこまで深くはならない。しかし、それでもペニスが膣壁に擦れ合い、堪らない気持ちよさを発生させていた。
「拓君、動物の交尾みたいで、何か変な感じだよぉ」
と、璃子が告げる。
確かに、バックは動物の交尾のように見える。
女性は性器を丸出しにするので、かなり恥ずかしい体位と言えるだろう。
それでも、バックによる体位は、激しくセックスができるため、気持ちよさが段違いである。同時に、璃子を後ろから責めるため、拓也も興奮の渦に巻き込まれていた。また、正常位ではなかなか届かない、ポルチオ性感帯を直に刺激できるため、最高に気持ちよくなるのである。
拓也は、最初はあまりペースを上げず、一定のペースを保ちながら、抽送を続ける。一度小休止を挟んだから、若干ではあるが、ペニスは回復している。それでも、あまりに速く動いてしまうと、忽ち絶頂を迎えてしまうだろう。そうなってしまっては、せっかくのセックスの楽しみも半減してしまう。長く、プレイを楽しむために。拓也は自分のペースを守ってピストンを繰り出していった。
バックは正常位と同じで、基本的なセックスの体位である。それ故に、覚えれば気持ちのいいセックスが展開できる。璃子自身、かなり恥ずかしい体位であると自覚していたが、それでも気持ちよさの虜になりつつあった。
恥ずかしい体勢で後ろから責められているのに、どういうわけか気持ちよくなってしまう。ずんずんと膣の奥を突かれるだけで、快感が迸り、うっとりとしてしまう。
(恥ずかしいけど、……き、気持ちいい)
それが璃子の正直な印象であった。
次第に璃子も拓也の動きに合わせて腰を振り始めた。
「あぁん、奥までちん×んが届いて気持ちいいよぉ」
「ぼ、僕も気持ちいい。最高だよ」
「もっと激しく突いても良いんだよ。私は大丈夫だから」
「でもあんまり激しくすると、イキそうになっちゃうんだよ」
「イキたくなったら、イケばいいんだよ。そしてまた、最初からすればいいよ」
「まぁそうだけど、僕は長く楽しみたいんだ」
とはいうものの、次第にピストンのペースが上がっていった。
快楽の虜になりつつある二人は、獣のようなセックスを展開し始めた。
続けて、拓也は璃子を立たせて、立ちバックの姿勢を取る。そして、ベッドの端に手を突かせ、その状態で、突き出たお尻に挿入していく。すると、バランスがとりやすく、ピストン運動や快感を直に得ることができた。単純にピストンに集中でき、気持ちよさのレベルは上がっていく。
しかし、ただ突くだけではつまらない。
拓也は璃子に覆いかぶさるような姿勢を取ると、そのまま乳房を揉みしだいた。やや乱暴に乳房を揉みまくり、刺激を加えていく。璃子もなんだか犯されているような気分になり、興奮も高鳴っていく。
「そ、そんなにおっぱい強く揉まないでぇ」
「ゴメン、でも、激しくしたんだ」
「おっぱいもおま×こも気持ちよくて、変になっちゃうよぉ」
「僕も変になりそうだ、でも、最高に気持ちいいよ。おま×こが締まって、チンポを激しく吸引するんだ」
続けて、拓也は璃子の手の位置を変えた。今まではベッドの端に手を置いていたため、かなり腰が曲がっていたが、今度は、壁に手を付かせて、姿勢を若干起こした。すると、挿入の角度が変わり、違った刺激が入るようになった。バックは股の開き方ひとつで、挿入角度が変わり、快感を得ることができるのである。どこが一番気持ちいいのか、確認するように微調整を加えながら、セックスを展開していく二人。
璃子はポルチオ性感帯を刺激され、脚をガクガクと震わせながら、快楽に耽っていた。また、脚の角度を変えて挿入したため、やや挿入が深くなり、ペニスが膣奥まで届くようになった。その結果、ペニスがGスポット付近まで届き、ピストンのたびにぴゅぴゅと潮を吹き始めた。
「いやぁん、何か出ちゃう、おしっこ出ちゃうの」
潮を吹きながら璃子は絶叫する。
腰を深く突き入れるたびに、ずちゅぬちゅと淫猥な音が鳴り響き、耳孔に甘く響いた。また、その淫靡な快音が耳に心地よく届く、より一層興奮させていく。拓也自身、調子よく腰を振り続け、快楽を貪っていく。とにかく気持ちいい。ここまで気持ちよくなれるのは、拓也と璃子の体の相性がいいからであろう。
しばらく抽送を続ける拓也。濡れそばった膣腔が、きゅうきゅうと収縮してペニスを締めあげる。その時の快感ときたら、形容しがたいものがある。
「あぁ、ち×ぽが奥まで届く、はぁ、はぁぁぁん」
「スゴイ締め付けだよ。うねってち×ぽに絡みつくんだ」
太く脈動する肉胴で、膣壁を引き延ばすように擦りあげる。
さらに、子宮口までゴリゴリと刺激するように挿入を繰り返す。ペニスの先端で突くようにピストンを繰り出すと、璃子がガクガクと体をヒクつかせながら、反り返った。全身が波打つかのように悶えている。
璃子の声も大きくなり、その声がしんみりとした部屋に染み割っていく。
「ふあぁん、あぁ、深い、ひぁ、ぁぁん、ダメェ」
収斂する肉壁の心地よさを感じ、拓也も璃子も激しい快感の中に放り込まれた。同時に、次第に理性が吹き飛んでいき、野生の動物の性交に近いセックスが展開されていく。
縋るように腰を回して挿入すると、また挿入の角度が変わり、違った刺激が入り始めた。その角度が更なる快感を呼んだのか璃子の嬌声がにわかに大きくなっていった。
拓也は後ろから璃子を犯しながら、自由になった両手を使って、璃子の陰核を刺激した。陰核の包皮を剥き、直にクリトリスに触れる。そして、むき出しになった女豆を丁寧にこねくり回して、刺激を加えていく。
「ひ、ひぁぁ、あ、あ、あ。ダメェ、クリちゃん弱いんだから」
「でも気持ちいだろ」
「あぁあ、あ、やぁ、も、もう……あぁ」
璃子は拓也の激しい突き上げと愛撫に感極まったヨガリ声を上げた。
「締まりがまた強くなったよ。璃子のおま×こ最高だ」
感じ入った淫襞が、男根をきつく咥えこみ、そして締め上げていく。その余りの気持ちよさに、拓也も参っていた。いずれにしても、もう長く持ちそうにない。
ぐっしょりと結合部分から愛蜜が流れ出し、それが床に零れ落ちた。同時に、濡れた恥毛の下にある紅く膨れた陰核を執拗に弄り続け、腰を穿ちながら指で擦り上げていく。
「あぁん、あ、ぁぁ、やぁぁん」
璃子は泣き出すような嬌声を上げた。かなり感じているようである。同時に彼女も限界も近かった。ジュジュと、熱く大量の潮が吹きだし、にちゃにちゃと音を上げた。
「璃子、おま×こ気持ちいい?」
「き、気持ちいいよ」
「なら、おま×こ気持ちいいって言ってよ。璃子の口から聞きたいんだ」
「恥ずかしいよぉ」
「いいから言うんだ、気持ちいいんだろ」
「お、おま×こ気持ちいい。ひ、はぁ、あぁぁん」
秘豆をぐりぐりと刺激しながら、子宮口を突き上げるようにする拓也。
璃子はもはや奔放に腰を動かし、さらに、高らかに嬌声を上げた。同時に、息も絶え絶えになり、身体をびくつかせながら、慄かせている。
璃子の膣の締まりも最高潮を迎えている。蜜壺の激しい吸い付きに拓也は耐えるだけで精いっぱいであった。後少ししか持たない。それでも彼は吐精感に堪えていた。
しかい、二人の限界は唐突に訪れた。
璃子の膣内が激しく収縮し、さらに身体が小刻みに震え始めた。また、開いた足も閉じ気味になっていく。
「た、拓君、私、もう駄目」
「僕も限界だ。もう出すよ」
「うん。中にいっぱい出して」
「うぉぉぉ。出る、行くぞぉ」
既に限界に達している拓也はついに欲望を解き放つ。
「あぁぁぁぁ」
璃子の声が轟いた瞬間、最奥まで貫いた拓也のペニスから熱いスペルマが発射される。
ドクドクの大量の精液が璃子の膣内に放出される。
「出てる、拓君のせーえきが私の中に、お腹が気持ちいい」
断続的に腰を打ち付けて精液を発射させると、璃子はビクンビクンと腰を跳ね上げ、膣壁が全てを吸いつくすように収縮を繰り返した。
こうして、二人のセックスは終わりを告げた。
「璃子、最高だったよ。ありがとう」
「私も気持ちよかったよ。拓君とは相性がいいのかもね」
「うん、そうだね」
二人は抱き合い、セックスの余韻に浸った。
そして、しばし休んでいたのであるが、拓也のペニスは熱いままだった。
がちがちに硬くなり、まだまだプレイができそうであった。
「拓君のちん×ん、まだ大きいね。もう一回する?」
「い、いいの、実はまだしたいんだ。もっと璃子を愛したい」
「私は大丈夫だよ。じゃあもう一回しよ。二人でもっと楽しもうよ」
熱い抱擁を交わし、さらに口づけをした後、拓也は璃子を押し倒した。
拓也は噎せ返るような璃子の牝フェロモンの香りを感じながら、立ち上ってくる獣性を解放しつつ、ペニスを膣口に押し当てた。二人の甘い時間はまだまだ続く――。
〈了〉
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