連載官能小説『美人家庭教師と淫らな関係』第2回
恵利子が家庭教師になり、俄然やる気が出てきた和幸であったが、なかなか勉強する気にはなれなかった。何しろ、恵利子は超が付く程の美女である。そんな美女を前にして、勉強などできない。どうしても淫らな妄想をしてしまい、集中ができないのである。
一度、手コキでイカせてもらった。あの日のことを和幸は鮮明に覚えている。覚えているからこそ、あまり勉強に集中ができないのであった。
「こら、聞いてるの、和幸君」
「はい、すみません。ぼんやりしてました」
ある日の勉強時間、和幸は勉強に集中できずに、ぼんやりとしてしまった。
それを、すかさず恵利子に指摘される。
「どうして集中できないの? これじゃ勉強の意味はないわね」
「はぁ、そうなんですけど」
この間のことが頭を駆け巡り、集中を阻害する。
しかし、それをこの場で告げてもいいのだろうか?
「何か悩みがあるの?」
「いえ、悩みっていうか」
どうしてこの人は自然体でいられるのだろう。
前回の授業で、手コキをしてくれたではないか。つまり、二人は単なる生徒と教師という関係ではない。一つ抜け出ているのだ。なのに、恵利子はこの間の行為がなかったかのようにふるまっている。それが不思議でならなかった。
「何かあるのなら言ってごらんなさいな。聞いてあげるから」
「あ、あの、この間のことって遊びですか?」
「ん、この間のこと?」
「だから、この間、僕に手でしてくれたじゃないですか。なのに先生は今も平然としている。僕は思い出すだけでもドキドキするのに……」
「なるほど、エッチな悩みってわけね」
「まぁそんな感じです」
「もしかして溜まっているの?」
一応健全な男子高校生である和幸は、毎日マスターベーションをしている。それでもムラムラとしてしまう時がある。それが溜まっているために起こるのかはわからなかった。
「いや、そういうわけじゃ、……ただ、前のことを考えると集中できないんです」
「仕方ないわね。じゃあ今日もしてあげる。そうすればあなたの目の前の靄も取れるでしょう」
「え? ほ、ホントに言ってるんですか?」
「だって、集中できないんでしょ? あなたの成績が下がったら、私の信用問題にもなってしまうから、あなたには頑張ってもらわないとならないの。だからしてあげる。そうと決まったらズボン脱いで」
そう言ってから恵利子の行動は早い。
和幸の前にしゃがみ込むと、サッとズボンを下ろし、ペニスを露出させた。
既に和幸のペニスはギンギンに勃っていた。話を聞いているだけなのに、興奮してしまったのである。
「もう、ビンビンね。それに匂いも凄い」
「す、すみません、シャワー浴びた方がいいですか?」
「ううん。私この性臭っていうのかな、雄の香りみたいなのが好きなの。だから問題ないわ」「そ、そうなんですか」
「じゃあ、早速責めてあげるね」
恵利子はそう言うと、肉竿を硬く握りしめ、上下に動かし始めた。
その動きは巧みで、全くよどみがない。
「は、んぁ」
快感のあまり、声が漏れてしまう。
本当は勉強をしなくちゃならないのに、一体自分は何をしているのだろう。変な罪悪感が彼を支配するが、快楽には打ち勝てなかった。とにかく、気持ちよくなりたい、徐々にその希望で満たされていく。
「先端からエッチなお汁がたくさん出てるわよ」
そう。興奮のあまり、尿道口からはカウパー腺液が溢れ出していた。半透明の液体を恵利子は指でつまむと、それをびよびよと伸ばし始めた。
「せ、先生。き、気持ちいいです」
「もっと気持ちよくしてあげるわよ。覚悟しなさい」
若干ひんやりとした手でペニスを握られると、それだけで興奮してしまう。和幸は耳まで顔を真っ赤にすると、恵利子の手の動きをよく観察した。
亀頭の先端を丁寧に手で弄っていくと、空いたもう片方の手で、陰嚢を弄り始めた。ペニスと陰嚢をダブルで刺激されると、それだけで快楽のレベルは押しあがる。マスターベーションの比ではない快感が、和幸を支配していく。
「タマタマを弄られると気持ちいいでしょ?」
「はい、凄く気持ちいいです」
恵利子は静かに陰嚢を揉みしだき、刺激を加えていく。ペニスの内側からじんわりと熱くなっていくような感覚を覚え、和幸は気持ちよくなっていた。こんな風にペニスを弄られてしまうと、二度と普通のマスターベーションはできないような気がした。あまりに気持ちがよすぎて、射精感に堪えるだけで精一杯である。
「和幸君、フェラされたことある?」
「え? フェラですか、ありませんよ」
和幸は童貞である。
おまけに彼女もいたことがない。彼女いない歴=年齢の少年なのである。そのため、当然ではあるが、フェラの経験だってない。年齢的にピンサロなどは行けないし、性処理はもっぱらマスターベーションであった。
「フェラ、してあげよっか?」
「良いんですか?」
「いいよ。但し、しっかり勉強してよね。成績をちゃんと上げるって約束するなら、してあげる」
成績が上がる保証はない。
しかし、フェラをされてみたいという欲望の方が上回っている。彼はすぐに首を上下に振ると、
「わかりました。勉強たくさんしますから、フェラしてください」
と、言ってのけた。
「ウフフ。正直ね。じゃあしてあげる」
恵利子はほっそりとした白い手を使って陰茎を支える。そして、躊躇なく股間部に顔を寄せ、ふうと柔らかい息をペニスに当てた。温かい呼気が恥毛に当たったかと思うと、次の瞬間、亀頭の先端がやんわりとした質感に満たされていった。
「あ――」
熱くぬるつく口内の感触。
生まれて初めてされるフェラチオの感触に、和幸は感動していた。思わず、びくりと腰を浮かせ、快楽を貪っていく。
ちろりと、舌先を使って、恵利子は亀頭の括れの周りを沿わせるようになぞっていく。それから唇を窄め、ちゅっちゅっと何度か亀頭の根元を擦っていった。
「あぁぁ、す、凄い、気持ちいいです」
快感のあまり、情けない声を上げる和幸。まさに至福の時間を堪能している。
恵利子は亀頭の先端を弄り終えると、次はそのまま一気にずぶずぶと喉奥までペニスを飲み込んでいった。
「く、ふぁ、うぅぅ……」
目も眩むような圧倒的な快感。それが和幸を覆っていった。たちまちググっとペニスが硬化し、ドクドクと脈打ち始める。口の中でどんどん勃起していく肉竿を、口で含みながら、恵利子はくぐもった鼻声を上げた。そして、口腔いっぱいに昂ぶった男根を、ゆっくりと舌で扱き始める。
「ん……、うぐ、んん、んんぅ」
恵利子の口から嗚咽が漏れる。
唾液とカウパー腺液が入り混じり。ちゅぷちゅぷと淫猥な音を上げる。その音を聞いていると、和幸はますます興奮し、ペニスを熱くさせたのであった。
恵利子はペニスを啜りあげるように吸い上げると、血管の浮き出た肉胴に沿って舌を押し付けるようにした。すると、ペニスが口腔内で擦れ合い、堪らない快感を発生させていく。続けて、恵利子は頭を上下に振り多ながら、フェラを敢行していく。
さらさらとしたライトブラウンの髪の毛が股間部に当たり、得も言われぬ刺激を加えていく。その髪の毛の感触に和幸はうっとりとしながら、目を閉じて快感を貪った。
「あ、……あぁぁ……」
一旦肉棒を吐き出す恵利子。今度は、男根の根元から陰嚢に向けて舌を這わせていく。レロレロ舌先を使って柔らかな陰嚢を舐めまわし、最後には口に含んで転がしていく。
(こんなところまでしゃぶってくれるんだ)
和幸は感動していた。
そして、驚きを覚えながら、その快感に目を眇めた。
たちまち陰嚢は恵利子の唾液でぐっしょりと濡れた。そして、もやもやとしっとりとした快楽が下半身全体に染み渡り、覆っていくではないか。
恵利子のフェラはこれでは終わらない。今度は、裏筋から肉楔まで静かに這い上がっていくと、亀頭の括れから鈴口までをなぞり上げていった。こうすると、形容しがたい快感が和幸を支配し、恍惚とさせていく。
あまりの喜悦に肉棒はビクンビクンと震えているではないか。
さらに、恵利子は再び肉竿をずっぽりと咥えこんで。ちゅうちゅうと吸い上げていく。その強い刺激を感じ、和幸は限界を迎え始めた。
「せ、先生。あぁ、もう駄目です、イキそうです」
「イっていいのよ。たっぷり出しちゃいなさい」
次の瞬間、快感の実がぱちんと弾けた。
「駄目だ、出る、イクゥゥ」
ビュルビュルドビュ。
熱いスペルマが大量に恵利子の口腔内に放出された。
恵利子は淡々とすべてを口で受け止め、それをそのまま飲み下してしまった。
「せ、先生、飲んでくれたんですか?」
「和幸君の精液、とっても濃くて美味しいわ」
「あ、ありがとうございます」
「これで勉強に集中できるわね、さぁ、一気に勉強するわよ」
妙なやる気に満ちた恵利子。
対する和幸はフェラチオの余韻に浸りながら、熱く反応しているペニスに視線を注ぎ、フンと鼻を鳴らした――。
〈続く〉
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