連載官能小説『家政婦に首ったけ』第1回 

連載官能小説

連載官能小説『家政婦に首ったけ』第1回 

若くして成功者となった野坂昭は、悠々自適に暮らしていた。

住んでいるマンションは、都心の一等地に建っているタワーマンションの最上階。無駄に広く、逆に落ち着かなくなってしまうくらいだ。

もともと、掃除や料理をはじめとする家事は苦手な部類である。しかし、それでもよかった。苦手な分野は自分でする必要はない。それが得意な人間に任せればいいのである。自分は得意なことだけをしていればそれでいい。そんな風に考えていた。

(家政婦でも雇うか……)

徐に、昭は考える。

全く掃除をしないので、部屋の中は汚いし、僅かだが異臭もする。そろそろキレイにしたいところである。

彼は家政婦募集の求人を出し、希望者が来るのを待った。

数日後、最初の希望者が現れた。

田辺恵美子。30歳の女性である。

かなり童顔の人物で、履歴書を見て30歳と書かれていなければ、普通に22、23歳くらいに見える女性だ。まずはどんな女性であるのか確かめるために、昭は面接をすることに決めた。

「家事全般をやってもらうつもりだけど、いいですか?」

面接中、昭はそのように尋ねた。

すると、恵美子はニコッと笑みを零しながら、

「もちろんです、それが仕事ですから」

「そう。それなら明日から来れますか? できるなら早い方がいいので」

「それは構いません。なんでも致しますので、宜しくお願い致します」

こうしてあっさりと採用が決まった。

翌日――。

恵美子がやってくる。

掃除道具は一通り買っておいたのであるが、恵美子は自宅から自分の掃除道具を持ってきていた。その姿に驚いた昭であるが、やる気があるのはいいことだと考え、何も言わず自室に下がった。

とりあえず、自室以外の掃除をするように命じてある。かなり汚れが溜まっているから、きっと掃除だけでも何日かかかってしまうかもしれない。まぁ、それでもいいだろう。ゆっくりとキレイにしていけばいい。と、昭は楽観的に考えていた。

自室に下がり、ベッドの上で横になる。

すると、隣の部屋から掃除機をかける音が聞こえてきた。

掃除機は持っていたが、かけたことはほとんどない。久しぶりに聞く掃除機の稼働音を、昭は聞き入っていた。しばらくベッドの上に横になる。現在、仕事はしていない。彼はフリーのブロガーであり、収益になるサイトをいくつも持っている。過去に書いた記事の広告収入だけでも月に軽く百万は超える。そんなサイトをいくつも運営しているのだ。それ故に、暫くは何もしなくても生きていける。若くして隠居生活を送っているのは、その所為なのである。

若くして成功した。そして、安泰である。ただ、何か虚しい。時折、猛烈に死にたくなる時がある。何のために生きているのかわからなくなるのだ。死んでもいい……、そんな不穏な考えが頭をよぎる。この一カ月、彼は何もしていない。ただ部屋でぼんやりとしていただけだ。食事もおろそかになり、何も食べない日も数日あった。そのため、数キロは痩せたし、顔色も悪かった。

運動などの趣味を始めてみてもいいかもしれない。そんな風に考えた時期もあるのだが、面倒になってすぐに挫折した。趣味などあっても仕方ない。そのまま考えがまとまらず、眠りに落ちていった。

次に目が覚めると、掃除機の音が止んでいた。掃除が終わったのかな。そう思い、彼は起き上がった。そして、部屋の外に出てみた。リビングに行くと、見違えるくらいにキレイになっている。半日でここまでキレイになるのだと、昭は感動していた。

リビングにはソファがある。そこに腰を下ろすと、隣の部屋からバケツに雑巾を持った恵美子が入ってきた。

「大分きれいになりましたね。ありがとうございます」

「いえ、まだこれからです。そうだ、お食事まだですよね? 何か作りましょうか?」

「え、良いんですか? じゃあお願いしようかな」

「和食と洋食どちらがいいですか?」

「どちらかというと和食ですかね、あんまり食欲がないんで」

「承知しました。しばらくお待ちください」

キッチンの方へ向かう恵美子。そして、冷蔵庫を開けるなり、食材を出して何やら作り始めた。昭は料理はしないのであるが、食材は買ってある。そのまま食べられるトマトやキュウリなどの野菜、そして納豆や卵など、その辺の食材は揃っているのである。

しばらくすると、料理を作った恵美子が現れた。

白ご飯にお味噌汁、そして卵焼きと、煮物であった。

「あれ、こんな食材、家にありました?」

「いえ、私が買ってきました。勝手だと思ったのですが、朝から何も召し上がっていないようでしたので、栄養のあるものを揃えておいたんです。お気に召したでしょうか?」

「あ、どうも、ありがとうございます。とても美味しそうです」

早速、一口味を見てみようと思い、みそ汁のお椀を持った時、思わず手が滑ってしまった。

そして、みそ汁をひっくり返してしまう。味噌汁がズボンにかかり、染みになっていく。すると、それを見ていた恵美子が慌てながら、

「まぁ、大変です、速く脱いでください。ズボンが染みになってしまいます」

「あぁ、大丈夫ですよ、そんなに高いズボンじゃないし」

「いいから脱いでください」

強引にズボンを脱がされる昭。

味噌汁はズボンだけでなく、中のボクサーパンツにまで染み渡っていた。

「パンツも脱いでください。私が洗いますから」

「え、あぁ、でも、これ脱いだら、そ、その見えちゃうっていうか」

「大丈夫です。さぁ速く脱いでください」

そのままボクサーパンツを脱がされる昭。

普通なら、それで終わりなのであるが、繊細な恵美子の手でボクサーパンツを脱がされると、どういうわけか興奮してしまう。ググっとペニスが硬くなり、勃起していく。

もちろん、肉竿の変化に恵美子も気づく。しかし、彼女は全く動揺しなかった。

「あ、こ、これは、その、違うんです」

逆に慌てたのは昭である、必死に言い訳を探すが、都合のいい言い訳は思い浮かばない。

「あ、あの、せっかくですから、ご奉仕させてください」

「え?」

「ペニスがここまで熱く反応しているのなら、それを諌めなければなりません。私がそのお手伝いをいたします」

そう言ってからの恵美子の動きは早かった。

まず、昭の肉竿を握りしめると、ゆっくりと上下に動かし始めた。

「ちょ、ちょっと何をしているんですか?」

「私がお射精のお手伝いを致します。ご主人様はゆっくりしていてください。私、何でもすると約束しましたから」

確かに何でもすると、約束はしたのだが、下の世話までされるとは思ってもみなかった。同様のあまり、身体を硬直させる昭。しかし、徐々にペニス全体に快楽の波が襲ってくる。

ペニスを扱かれていくと、先端からカウパー腺液が滲みだしてきた。その液体を恵美子は指でつまむと、びよびよと伸ばし、弄び始めた。

「あぁ、エッチなお汁が出ております。気持ちいいんですね」

「き、気持ちいいです、でも、良いんですか、こんなことして」

「問題ありません。ご主人様をご奉仕するのが、私の仕事ですから」

恵美子の手つきは優しい。ペニス全体を温かく包み込みながら、少しずつ扱き具合を速めていく。にちゃにちゃと、淫靡な音が鳴り響き、その音が昭を興奮させていく。なぜ、こんなことになっているのだろう。

ふと、昭は恵美子の表情を見つめた。恵美子はトロンとして目つきで、熱い溜息をつきながら、ペニスをしごいている。その仕草を見ていると、ますます興奮してしまう。どこか蠱惑的な印象があり、淫猥な表情をしている。

続けて、恵美子は肉竿をしごきながら、空いた片方の手で玉袋を刺激し始めた。陰嚢とペニスを同時に刺激され、堪らない気持ちになる昭。興奮のあまり、思わず身体が反り返り、情けない声が漏れる。

「あっ――。うぅぅ」

「気持ちいいんですね。私、嬉しいです。もっと気持ちよくなってください」

優しい手つきで陰嚢をもみもみしていく恵美子。その手つきはかなり熟練していて、とても気持ちいいがいい。目を閉じると、目の前に桃色の風景が広がっていくようであった。徐々に、鼻息を荒くしていく昭。座っているのに、膝がガクガクと震え始めた。

恵美子は陰嚢を弄りながら、亀頭のカリを中心に責め始めた。手指を使って、カリ表や、カリ裏をたっぷりと刺激していくと、自分の唾を垂らして滑りをよくして、擦り付けていく。ぬるぬるとして質感が堪らなく、それが昭を虜にしていく。

「き、気持ちいいです……、凄いですよ」

昭は正直な印象を告げた。

そう言うことが、嬉しさを伝えるすべてであると感じられた。

「ありがとうございます。でも、これで終わりではありません。まだまだたっぷり楽しんでください」

そう言うと、恵美子はペニスの根元を掴み、くにくにと強く圧迫しながら刺激した。また陰嚢責めも忘れない。ダブルでの刺激を前に、昭はどうしようもない気持ちになっていった。猛烈な射精感に襲われるが、もっと長くこの気持ちよさを味わっていたい。そう考えた彼は、必死に下半身に力を入れて、グッと耐え始めた。

昭の射精感を感じ取ったのか、恵美子は次第に動きを緩慢にさせていった。メリハリをつけてペニスを扱くことで、イクのを遅らせようとしている。根元を弄りつつ、次は再び先端の方に移っていく。そして、今度は亀頭を中心に責めていく。ただ、あまり動きは速くない、ゆっくりとした所作で、亀頭を弄りまわしていく。

ペースが落とされたことで、昭のペニスも幾分か回復してきた。とはいっても、下腹部に力を入れないと、忽ちイってしまいそうになる。何とか射精感を抑えながら、昭は快楽に浸っていく。

まろかやでコクのある味わいがペニス全体に広がっていく。次第に尿道口が熱を持ち、じんと熱くなっていく。どういうわけか足の裏がじんじんと痺れていく。それでも、昭は夢中になっていた。

恵美子の手指は小さな円を描きながら、男性器の先端をぬるぬるとした液体で塗れさせた。昭は怒張に力を漲らせ、快楽に身を委ねていく。じんわりと快感が広がっていき、その快楽を逃したくなくて、息を詰めていく。

続けて恵美子は指を二本に増やして、ペニスの裏筋とカリ表を嬲り始めた。こうすると、形容しがたい気持ちよさが支配していき、昭を恍惚とさせていった。亀頭全体が甘い官能で包まれていく。

昭は湧き上がる心地よさを胸に、嗚咽を吐いた。

「うぅぅぅ、うぐぅぅ、い、イキそうだ……」

「イキそうなんですか? もう少し我慢してください。まだ、ご奉仕が足りません」

「そんなこと言っても、もう耐えられそうにないよ」

「わかりました、では一旦弄るのを止めましょう」

そう言うと、恵美子はペニスから指を離した。快楽から解放されたペニスは不規則に蠢いていたが、どこか消化不良な感じがする。本当はイキたいのに、それを寸止めされてしまったのである。猛烈な射精感の塊が昭を包み込んでいく。

「あ、や、止めないでください。もう少しでイキそうなんです」

「少し休憩です。次はお口でご奉仕させていただきます」

「え? 口で……」

昭は期待感から、ごくりと生唾を飲み込んだ。

そして、やがてくるフェラチオの時間に心を躍らせた――。

 

〈続く〉


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