連載官能小説『媚薬』第4回

連載官能小説

連載官能小説『媚薬』第4回

思えば、誰かにペニスを扱かれるなんていうのは、久しく経験していない。彼女もいないし、最近は風俗にも行っていないから、もっぱらマスターベーションで性処理を行っていた。それ故に、第三者にペニスを握られて、哲也は堪らない感動の中にいた。

柔らかい女性の手指でペニスを包まれると、それだけで激しい快感が迸る。

凛々子は、ペニスを優しく握りしめると、ゆっくりと上下に動かし始めた。心地よいリズムが、哲也に伝わっていく。凛々子は、それほど、動きを速めずに、リズミカルにペニスを扱いていく。

「く、ぅぁ……」

と、思わず声が漏れる哲也。

予想以上の快感で、身体が痺れてしまう。全身を小刻みに震わせながら、快楽に酔いしれる。

凛々子はペニス全体を弄っていたのであるが、少し趣向を変えた。まずは、傘頭を中心に責め始めたのである。先端からはカウパー腺液が流れ出し、それが凛々子の指に付着していく。凛々子は、カウパー腺液を指でつまむと、それを弄び始めた。

「ウフフ。エッチなお汁がたくさん出ていますよ」

「うん、それだけ興奮しているんだよ。凄く気持ちいい」

「それはよかったです。もっと気持ちよくなってください」

これも媚薬の力なのだろうか?

マスターベーションとは比較にならないくらいの快楽が、襲い始めている。これだけの快感は、かつて経験したことがあっただろうか? 未体験に快楽に、哲也は驚きを覚えていた。凛々子はカリ表を指で擦り合わせていくと、スリスリと刺激し始めた。堪らない心地よさ。哲也は思わず声を上げる。

「そ、それ、いい。気持ちいいよ、凛々子さん」

「それじゃこんなのはどうですか?」

続けて凛々子は、カリの裏を刺激し始めた。

爪先を使って、カリの裏をカリカリと掻いていき、快楽を生み出していく。性感帯が集中しているのか、哲也は堪らず歯を噛み締めた。

「それも凄い気持ちいいです。凛々子さん凄すぎます」

会ったばかりの女性にペニスを扱かれてる。

それに凛々子はかなりの美人である。そんな美人にペニスを扱かれて、気持ちよくならないわけがない。同時に、もっと、この快楽を味わっていたい。哲也は貪欲に、快感を追求し始めた。

ただ、気は抜けない。あまりの気持ちよさのため、少しでも力を抜くと、忽ちイってしまいそうになる。それでは駄目だ……。自分はもっと長くこの快感に浸っていたいのである。そのためには、我慢しなければならない。

哲也は下半身にグッと力を入れ、溢れ出る射精感を強引に封じ込めた。今のところ、まだ余力はある。問題なくプレイを続けられるであろう。哲也はホッと安堵しながら、必死に手コキを続ける凛々子を見つめた。

哲也の股の間に入り、凛々子は、手コキを行っている。哲也はそんな彼女を見下ろしながら、優しく髪の毛を撫でた。どういうわけか、ふと髪の毛に触れたくなったのである。柔らかそうな髪の毛が、哲也の指の中でさらさらと溶けていくようであった。それだけ、ふんわりとした髪の毛だった。

同時に、香水とシャンプーの匂いが入り混じり、とてもいい香りが漂っている。もちろん、凛々子の体臭もその中に溶けだして、形容しがたい高貴な香りを発生させていた。こんな匂いを嗅いでしまうと、ますます興奮してしまう。ギンギンに勃ったペニスは、さらに反応し、止めどなくカウパー腺液を放ち始めた。

傘頭を中心に責めていた凛々子であったが、やがて照準を下の方に変えていった。

陰嚢を弄り始めたのである。ペニスと陰嚢をダブルで刺激されて、哲也は堪らなくなった。こんなにも激しい快感はかつて受けた経験がない。

「くぁ、そ、それも凄い刺激です」

「タマタマを責められると、感じる男性って多いんです。哲也さんもそうみたいですね」

自分でマスターベーションをする時は、陰嚢を刺激したりしない。ずっとペニスを扱いているだけだ。だから、彼は陰嚢を刺激されることが、ここまで快楽を生み出すとは知らなかった。純粋に感動し、哲也はプレイに酔いしれていく。

陰嚢をもみもみと揉みしだきながら、空いたもう片方の手で、ペニスを刺激する。その相乗効果で、哲也は卒倒しそうになっていた。とにかく気持ちがいい。これを耐えるのはなかなか難しいように思えた。だが、何としても耐えてみせる。まだまだ気持ちよくなりたいのだから、こんなに簡単にイってしまえない。

続けて、凛々子は、睾丸に優しく触れると、割れ物を扱うような丁寧な所作で静かに揉み始めた。

優しく睾丸を揉まれると、最初は違和感や痛みがあった。それでもその痛みは、すぐに消えて、やがて大きな快感となって、現れた。

ペニスの奥の方が熱くなり、じわじわと気持ちよくなっていく。哲也は思わず身体を反り返らせた。それだけ激しく感じているのである。

それでも凛々子の動きは止まらない。むしろ逆に強まっていくように感じられた。凛々子は哲也の反応をみて、もっと責められると判断したようである。容赦なく、ペニスや睾丸を責めまくり、刺激を加えていく。

「アッ――、ヤバいかもしれないです」

「イキそうなんですか?」

「はい、このままだとあんまり持ちません」

「まだまだこれからですよ。我慢してください」

凛々子はにっこりと微笑みながらそう言った。

とはいうものの、哲也は我慢も限界を迎え始めている。

それでも必死に下半身に力を入れて、快楽に抵抗する。まだイクわけにはいかない。もっと耐えなければならない……。彼は懸命にそう考えて、耐え忍んだ。

ペニスが過敏に反応し、ビクビクと痙攣し始めた。

イク前兆が現れたのである。このままでは、哲也は簡単にイってしまうであろう。

凛々子はそれを察し、手コキのペースを落とした。

そして、一旦ペニスから手を離した。その展開に驚いたのは哲也である。もう少しでイケそうだったのに、急に動きを止められて、悶々としてしまう。激しくイキたい気持ちがあるのに、それを強引に止められて、彼は消化不良な感覚を覚えた。

「止めてしまうんですか?」

「少し休憩です、哲也さん、四つん這いになってください。体位を変えましょう」

「四つん這いに? なんだか恥ずかしいなぁ」

「大丈夫です。もっと気持ちよくなれますから」

「わかりました……。それじゃ……」

哲也は言われるままに四つん這いになる。お尻を凛々子の方に向けると、アヌスまで丸見えになってしまう。堪らない恥ずかしさを覚えたが、どういうわけか、見られていることに快感を覚え始めた。それは不思議な感覚である。

(これも媚薬の力なのかな? 何だか、不思議と気持ちいいような)

と、焦りながらも、哲也は感じていた。

哲也が四つん這いになったのを見ると、凛々子は、股の間に手を入れて、ペニスを握りしめ、それを動かし始めた。牛の乳しぼりのような体勢であるため、哲也は猛烈に恥ずかしくなった。

そのまま手コキを続けていくのかと思われたが、凛々子は意外な行動に出る。臀部の肉を左右に押し広げると、ヒクヒクと震えるアヌスを一気に露出させたのである。そして、手指を使って、アヌスを刺激し始めた。たっぷりと指に唾液を含ませて、アヌスの付近を濡らしていき、そのまま指で刺激していく。

哲也はアヌスを責められた経験がない。だから、初めて感じるこの快感に、激しく感動していた。猛烈に気持ちいいのである。コソバユイ感覚と、気持ちよさが融合し、堪らない刺激を発生させていた。

「お尻の穴、気持ちいいですか?」

菊門付近を指で刺激しながら、凛々子がそのように尋ねた。

哲也は、快感を覚えながら、それに応える。

「き、気持ちいいです。激しい快感ですよ」

「ウフフ、それはよかったです。アナルも弄っていると気持ちよくなれるんです。それに哲也さんのアナルってなんだかとっても卑猥で可愛いですね」

アナルを可愛いと言われて、動揺する哲也。

ヒクヒクと小刻みに蠢くアヌスは、まるで小動物のようにも見えた。

凛々子は指先をピトっと菊門に当て、優しく愛撫し始めた。もちろん、この時手コキは続けている。先ほどは、ペニスと陰嚢を同時に刺激されたが、今回はペニスとアヌスをダブルで刺激されている。

媚薬の影響もあり、恐ろしく敏感になった哲也の身体は、最早これ以上の快感に耐える術を知らなかった。

「り、凛々子さん、ほ、本当にもう駄目です。イキそうです」

「わかりました。それじゃイってもいいですよ。私が見届けてあげます」

凛々子はそう言うと、最後の仕上げと言わんばかりの勢いで、激しくペニスを扱き始めた。同時に、アヌスに指を挿れ、直腸を刺激していく。あまりに強い刺激に、哲也の我慢も臨界点を超えた。

最早、我慢はできない。

ペニスがヒクヒクと収縮したかと思うと、ピンと伸び、激しく痙攣していく。

そして、一気に精をぶちまける。

ビュルビュルドビュ。

激しい勢いで、スペルマが発射される。

その量は大量で、瞬く間に凛々子の手指を覆っていった。

「うわぁ凄い熱い……」

凛々子は精液を手で受け止めながら、そのように呟いた。

「あぁぁ、止まらない、どんどん出る」

止めどなく大量のスペルマを発射する哲也。尿道を駆け巡る精液が心地よく感じる。これだけ大量の精液を発射したのは、もしかすると初めてかもしれない。

凛々子は精液でベトベトになった手を、スリスリとこすり合わせて、弄び始めた。にちゃにちゃと卑猥な音をあげながら、糸を伸ばしていく。そして、凛々子はぺろりと指先を舐めた。

「とても濃いですね。今度は口でしてあげましょうか?」

「え? 口で? いいんですか?」

「もちろんです。このまま横になっていてください。次はフェラでイカせてあげます」

凛々子は自信満々にそう言った。

つい今しがた、精液を大量に発射させた哲也であったが、ペニスは既に回復し、再び隆起し始めた。ギンギンに膨れ上がったペニスを見て、哲也は次なる快感に胸を高鳴らせていった――。

 

〈続く〉


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