官能小説レビュー 第28回『濃蜜ウィークエンド』

官能小説レビュー

官能小説レビュー 第28回『濃蜜ウィークエンド』

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0734PMPTG/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

今回紹介する官能小説は、乃坂希さんの『濃蜜ウィークエンド』です。

以前、乃坂さんの作品は紹介しましたが、非常に親しみやすい文体で、読みやすくなっています。

 

書き下ろしの長編官能小説ですが、どんな内容なのでしょうか?

ネタバレアリのレビューをしていきますので、確認していきましょう。

それでは、早速見ていきます。

 

□登場人物とストーリー

 

【登場人物】

・福田幸夫……主人公の会社員

・松嶋花子……同僚の会社員

・浅岡美和子……営業事務の社員

・桃園春菜……派遣社員

・岡田羊子……契約社員

・霧野真奈美……重役秘書

 

【ストーリー】

本作品は全5章の構成になっています。

 

主人公の幸夫が女性社員の悩みを聞き、セックスをして解決していくという話です。

幸夫とセックスすると、思い人と結ばれるという噂が広がり、たくさんの女性が幸夫の元に現れます。

 

それでは、各章のストーリーを紹介していきます。

 

第1章

 

第1章は幸夫と美和子のパートです。

居酒屋で暴れているという美和子を諌めるために、幸夫は彼女の元へ向かいます。

居酒屋で意気投合した二人は、ショットバーへ行きいい雰囲気なります。

 

美和子は元彼を忘れられず、悶々としており、セックスがしたいと言い出します。

そして添い寝してほしいと、幸夫にお願いして、二人はラブホテルに向かいます。

 

ラブホテルに入って添い寝をしてもらうだけのはずだったのですが、エッチな展開になります。

美和子は幸夫の手を使って、オナニーをしてみせて、幸夫を興奮させていきます。

最終的には、セックスに突入し、美和子はイク素晴らしさを知り、幸夫に感謝します。

そして幸夫のセックスで幸福を感じた美和子は、満足感を得るのでした。

 

第2章

 

第2章は幸夫と春菜のパートです。

春菜は男性恐怖症的な一面があり、それを克服しセックスを楽しみたいと考えています。

そんな時、春菜は美和子と幸雄のセックスの話を聞き、幸夫なら自分を変えてくれるのではないかと思い、彼を呼び出します。

 

セックスの恐怖症をなくすために、幸夫は春菜とセックスすることを了承します。

淡いキスから始まり、胸を揉み一通りプレイを楽しんだ後は本番行為です。

セックスに対する嫌悪感をなくすために、幸夫は優しく説き伏せるようにセックスをします。

 

それが良かったのか、春菜は徐々に感じ始めて、セックスの素晴らしさを知るようになります。

後日、春菜はあるパティシエに告白されて、無事に付き合うことになったのです。

 

第3章

 

第3章は幸夫と羊子のパートです。

美和子と春菜を幸せにしたという噂が広まり、羊子は思い人と繋がるために、幸夫を呼び出します。

幸夫とセックスすれば、きっと思い人と上手くいくと考え、ゲン担ぎしに来たのです。

 

幸夫は慌てますが、羊子のために骨を折ることにします。

羊子はBL小説が好きな女性で少し変わった喋り方をするのですが、セックスには真剣でした。

 

やや乱暴にされるのが好きな羊子は、幸夫のお願いし、プチSMプレイをしていきます。

バックから突きまくったりするなど、ややハードなセックスが展開されていきます。

章の後半では攻守が逆転し、羊子が責めで、幸夫が受けというシーンも出てくるので、見所は満載です。

 

最終的に羊子は思い人と結ばれて、幸せに暮らすのでした。

 

第4章

 

第4章は幸夫と真奈美のパートです。

幸夫にはパワーストーンのような力がある。

こんな噂が広がり、彼の力にあずかろうと、一人の女性が現れます。

 

それが真奈美です。

真奈美は愛人気質なところがあり、今まで男性のいいなりでした。

しかし、密かに男性をイジメてみたいという願望を持っています。

 

そして、幸夫に責めさせてくれとお願いし、幸夫はそれを了承します。

脚を舐めさせるなど、プチSM的な要素が強い章になっています。

挿れるより、舐められる方が好きな真奈美は、顔面騎乗で、幸夫にクンニリングスをさせて楽しんでいきます。

 

最終的にはセックスをして、二人は官能の渦に巻き込まれていきます。

後日談として、真奈美は結婚することが決まり、会社中の噂になるのでした。

 

第5章

 

第5章は幸夫を花子のパートです。

これまで四人の女性を幸せに導いたとして、不思議な力があるのではないかと言われ始めた幸夫の元に花子がやってきます。

 

花子は自分だけが取り残されてしまって、内心不機嫌になっているのです。

そして、幸夫の力を借りて、結婚してやろうと考えます。

 

幸夫もそのお願いを聞き、二人はラブホテルへ向かいます。

裸を見られるのが恥ずかしい花子は、幸夫を目隠しさせてプレイを楽しみます。

ペニスを弄ばれたり、引っぱたかれたりしながら、プレイは続いていきます。

 

途中、浴室でプレイをする描写があります。

浴室でのプレイが終わると、ベッドに移り本番行為。

濃密なセックスが展開されていきます。

幸夫は興奮した花子に噛まれたりするのですが、それでもセックスを楽しみます。

 

結局、花子は海外赴任している男性と結婚が決まり、幸夫に感謝します。

 

幸夫はそれぞれの女性を幸せにしたということを胸に刻みながら、日常生活に戻っていくのでした。

 

□多彩なプレイが楽しめる

 

本作品は合計5人の女性と主人公の幸夫が関係を結びます。

そのため、多彩な性描写が魅力です。

 

例えば、通常のセックスシーンがありながらも、責めのシーン、受けのシーンがあったりと、多彩な変化があります。

プチSM的な要素があったり、引っぱたかれるシーンがあったりと、本当にさまざまありました。

 

読んでいる側としては、興奮しますし、次はどんなプレイが出るんだろうとワクワクした気持になれます。

一応長編小説なのですが、短編連作の形となっているので、いろんなセックスシーンが堪能できる形となっています。

 

□文章は端正で読みやすい

 

乃坂さんの文章は非常に読みやすく、バランスがいい文体です。

変に諄くもありませんし、シンプル過ぎなわけでもありません。

絶妙なバランスがとられていると思いました。

 

例えば、

『溢れ出ているカウパー氏腺液を裏スジやカリの表部分に塗りつけている。その後は尿道口を指の腹で押さえて、小さな円を描くように刺激し続けた。』

P43より抜粋

 

このように端正な文章で、尚且つ分かりやすい表現がされているので、安心して読めます。

ややノスタルジックな感じもするのですが、物語全体の雰囲気と文体がマッチしていると感じました。

 

□サクサク読めるおすすめの官能小説

 

本作品は全体で280ページ前後となっており、コンパクトな長編官能小説です。

サクッと気軽な気持ちで読めるのではないでしょうか?

 

ややハードなプレイもあるのですが、そこまで濃くなく、全体的にソフトタイプの作品です。

そのため、多くの方が読める形になっています。

文章も読みやすく、非常に完成度の高い作品だと感じました。

 

乃坂さんの作品はこれ以外にもたくさんあるので、また別の機会にレビューしていこうと思います。

それでは、次回の官能小説レビューでお会いしましょう。ではでは。

 

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