官能小説レビュー 第30回『じっくり、ねっとり、してあげる 温泉宿で彼女の母、彼女の姉と…』

官能小説レビュー

官能小説レビュー 第30回『じっくり、ねっとり、してあげる 温泉宿で彼女の母、彼女の姉と…』

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07Q18V6KH

官能小説のレビューも今回で30回目になりました。

そんな記念すべき回に紹介するのは、美原春人さんの『じっくり、ねっとり、してあげる 温泉宿で彼女の母、彼女の姉と…』という作品です。

フランス書院から発行された作品で、非常にそそるタイトルですね。

 

ネタバレアリのレビューをしていくので、ぜひ、参考にしてみてください。

それでは、早速見ていきましょう。

 

□登場人物とストーリー

【登場人物】

・沖永武彦……主人公の大学生

・月岡恵梨……武彦の彼女

・月岡夏希……恵梨の姉 但し血は繋がっていない

・月岡友希恵……恵梨の母親

 

【ストーリー】

本作品は全5章の構成となっています。

前半部分で、夏希と友希恵との絡みがあり、後半で彼女である恵梨が登場します。

詳しいストーリーを紹介していくので、確認していきましょう。

 

第1章

第1章は、武彦と夏希のパートです。

温泉宿にやって来た武彦は、そこで彼女である恵梨の姉、夏希と、その母、友希恵に出会います。

 

家族ぐるみの仲なので、一緒に食事をすることになります。

食事をしながら、夏希は少し酔っ払い、武彦が妹の彼女に相応しいのかチェックしようとします。

 

混浴の露天風呂に武彦いると察した夏希は、自分もそこに行きます。

露天風呂には、既に武彦がいて、彼は入ってきた夏希を見て動揺します。

夏希は、武彦をチェックするために、肉棒に触れて彼を誘惑します。

 

夏希にも憧れを持っていた武彦は、流されるまま情事に至ってしまいます。

浴室で一通りプレイした後は、部屋に戻って続きをします。

夏希は武彦に自分のことを名前で呼ぶように指示し、武彦もそれに従います。

 

恋人同士が見せるような甘い官能的なシーンが続いていくのでした。

 

第2章

第2章は、武彦と友希恵のパートです。

友希恵は密かに武彦を気に入っており、夢の中で彼に似た男性に犯されます。

それくらい、彼を思っているのです。

 

そんな中、夢を見て、意識が朦朧としている友希恵を、武彦が介抱します。

それを見ていた夏希が、友希恵の心情を察し、武彦に向かって「お母さんを襲って欲しい」とお願いします。

 

焦る武彦でしたが、彼は友希恵にも憧れていたので、それを承諾します。

友希恵も武彦の襲われるのを密かに楽しみにしており、それを受け入れます。

また、友希恵も自分のことを名前で呼んでほしいとお願いし、武彦はそれに従います。

 

濃厚な情事が行われ、武彦と友希恵はより一層親密になるのでした。

 

第3章

第3章は武彦と夏希のパートです。

武彦は温泉宿から帰っても、夏希と関係を深めていきます。

一緒に食事をすることになり、ドライブデートをするのですが、その途中、車内で情事に至ります。

 

車内でセックスをした二人の性欲は止まりません。

その後、山の中腹にあるホテルに向かい、さらに、続きをするのです。

入り口の狭いスペースで激しく求め合った二人は、その後、部屋のベッドに移動して続きをします。

 

また、武彦は夏希に友希恵とも関係を持ってしまったと告白するのですが、夏希はそれを認めつつ、彼を信頼していくのでした。

 

第4章

第4章は武彦と友希恵のパートです。

武彦が暮らす一人暮らしのアパートに友希恵が尋ねてきます。

食事を作って、武彦の勉強をサポートしていくのですが、武彦は温泉宿でのことが忘れられません。

もちろん、友希恵もそれを感じており、彼と結ばれるために、ここにやって来たのです。

 

まずは、一緒にシュークリームを食べて親睦を深めた後、寝室に移って情事に至ります。

シックスナインから始まり、濃厚なセックスが展開されます。

二人とも激しく求め合い、絆を深めていくのでした。

 

第5章

第5章は、武彦と恵梨、そして夏希と友希恵を合わせた4Pが展開されます。

最初のパートは武彦と恵梨の描写です。

恵梨は、既に武彦が母と姉と関係を持ったことを知っており、自分にも同じことをしてほしいとお願いします。

 

当然、武彦はそれを受け入れます。

武彦と恵梨は付き合っているのですが、実はセックスをしたことがないのです。

ここでようやく結ばれる形となります。

ちなみに、武彦と恵梨のアナルファックもあるので要注目です。

 

章の後半は4Pが展開されます。

セックスがまだまだ下手だと自覚している恵梨は、母や姉に頼んで、セックスを教えてもらいます。

4Pシーンもあるのですが、レズシーンなどの絡みもあり、見応えは十分となっています。

 

最終的に武彦は恵梨に結婚を申し込み、結ばれることになります。

ただ、友希恵や夏希も武彦のことを信頼しており、身体の関係を求めてきます。

そして、再び4人で情事に至ろうとした所で、物語は終わりを迎えます。

 

□やや独特な構成を取っている作品

 

本作品は少し変わっていて、彼女がいるのですが、その彼女が、物語の終盤まで登場しません。

その代わり、彼女の姉と、母と関係を持ち、進んでいくストーリーとなっています。

そのためなのか、やや現実味がなく、夢物語のような印象を受けました。

 

彼女がいながら、姉や母と関係を結んでしまうのは、官能小説の造り方として、間違ってはいないのですが、あまりに彼女が登場しないので、少し違和感を抱いてしまいました。

 

それでも、セックス描写は丁寧で、分かりやすく書かれているので、非常に読みやすく、まとまりのある文体であったと思います。

 

□文体はライト、諄くなく読みやすい

 

コチラの作品は非常に読みやすく整理された印象を受けました。

官能小説というと、やや難解な淫語が登場したり、過剰な比喩表現などが多かったりするのですが、この作品にはそのような、独特のいやらしさがありませんでした。

 

官能小説独自の、語彙豊かな文体を望まれる方には、物足りないかもしれませんが、全体的にすっきりとしていて、私は凄く好感を持ちました。

 

特に……。

『太い首筋を、鍛えられた胸元を、大粒の汗が滴り落ちる。白く濁った水面のすぐ下で、綺麗なピンク色の亀頭がゆらめいている』

P41より抜粋

 

このように的確な描写が魅力なので、読んでいて引き込まれました。

誰もが読みやすく安心して楽しめる官能小説となっています。

 

□気軽に読めるソフト系官能小説

 

本作品は、多くの方が受け入れられる造りとなっています。

過度の激しい描写もなく、ソフトタイプの官能小説です。

作中でアナルファックがありますが、そこまでハードではなく、スムーズに読めます。

 

また、作中を通して、文体が安定していますし、諄い表現もないので、読みやすいです。

300ページ前後の作品なので、気軽な気持ちで読んでみてもいいのではないでしょうか?

美原春人さんの作品は、これ以外にも多数出版されているので、機会があれば、別作品も読んでみたいと思っています。

 

コチラの作品はここで購入できます↓
じっくり、ねっとり、してあげる (小説)
それでは、次回の官能小説レビューでお会いしましょう。ではでは……。


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