連載官能小説『占い師との関係』第4回 

連載官能小説

連載官能小説『占い師との関係』第4回 

瑞希を女にした司は、彼女とのセックスを終えて、再び占い師の生活に戻った。しかし、少しずつ、彼の仕事は変化し始めている。女性の客が増えてきたのである。その理由は、よくわからない。ただ、自分の占いをすると、幸せになれるという評判が立っているようであった。

今日も占いの仕事を終え、さぁ帰ろうとした時、司の前に一人の女性が現れた。

その女性は、背がスラっと高く、モデルのようなプロポーションをしている。シックなグレーのパンツスーツを着用し、できるキャリアウーマンを彷彿とさせる。

「あの、占ってもらえますか?」

と、女性は言った。

今日は店じまいと思っていたが、あと一人くらいならいいだろう。

そう考えた司は、女性を対面に座らせた。

「どうぞ、座ってください」

「ありがとうございます」

「それで、何を占って欲しいのですか?」

「ここって話題になっていますよね。本当に凄い占い師だって」

「そんなことは、ただの占い師ですよ。期待されても困るなぁ」

「変な話なんですけど、私、少しおかしいんです」

「おかしい? そんな風には見えませんけど」

「見た目は普通かもしれないんですけど、内面は普通じゃないっていうか……」

「具体的に、どう変なんですか?」

と、司が尋ねる。

すると、女性は少し黙り込み、周りをきょろきょろと見渡し始めた。

「実は、私、虐げられたいんです」

「へ?」

「つまり、Mなんです。これって変でしょうか?」

Mというのは、SとMのMのことだろうか?

また、変な客がやって来てしまったと、司は頭を抱えてしまう。

しかし、ここでお帰りくださいとは言えない。自分を信頼して、ここにやってきてくれたのである。それを無碍にはできないだろう。

「Sの男性と付き合えばいいんじゃないですか?」

「それも考えました。でも、怖くて……」

「怖い? どうして」

「何か、自分がどんどん変態になっていくような気がして……」

「それでも、ソフトにイジメて欲しいといえば、わかってくれるような気もしますけれど」

「あなたが、女性を幸せにする占い師だと知っています。ですから、私を助けてください」「助けるっていっても、私は、SMに関する知識は、ほぼ皆無でして。何をすればいいのか」

「とにかく、今日一日、私をイジメてくれませんか? そうすれば、満足できるかもしれないんです」

また、変な依頼を受けてしまった。

以前、瑞希とセックスして以来、ここをセックスの相談所と勘違いしてやってくる女性も増えているのである。それとなく断る時もあるのだが、今回は断りきれない。なら、依頼を受けるしかないのか?

「私が相手でいいんですか?」

「評判の占い師ですから、信頼はしています。ぜひ、お願いしたいのですが、駄目でしょうか?」

「まぁそこまで言うのなら……。協力しますけれど……」

「あ、ありがとうございます。じゃあ早速、どこか落ち着いた場所に」

「じゃあ、カフェにでも行きますか? いきなりホテルだと、びっくりしちゃうでしょ」

「そうですね。まずはカフェに行きましょう」

結局、二人は駅前のチェーン店のカフェへ向かった。

空いた席を座ると、女性はおずおずと自己紹介を始めた。

「私は、会田真由美です。都内で事務職をしています」

「そうですか、私は霧生司です。知っていると思いますが占い師です」

「司さん、早速これを使って私をイジメてください」

「え?」

真由美は司に向かって四角形のリモコンのようなものを取り出した。

「これは?」

「恥ずかしい話なんですけど、ローターのリモコンです。実は、既にあそこに忍ばせているんです」

それを聞き、司はゴクリと生唾を飲み込んだ。

このシックなスーツの下に、卑猥な大人のおもちゃが仕込まれているのだ。それを考えただけで、興奮してくるではないか。

司はリモコンを受け取ると、試しにスイッチを入れてみた。

店内の喧騒があるので、稼働音は全く聞こえない。しかし、途端、真由美が身体をくねらせ始めた。

「はぁぁぁ、はぁふん」

口から甘い声が漏れる。

そのしっとりとした声を聞いていると、司の性的な興奮も高鳴っていく。徐々にペニスが硬くなり始め、スラックスの中で大きくなっていった。露骨に勃起しているのを、見られてしまうと、問題があると思ったため、片手を股間部に当て、勃起しているのがわからないようにした。

「ほ、本当にローターを挿れているんですか?」

「は、はい。そうです」

「このままスイッチを入れておいた方がいいですか?」

「す、好きにしてください。そして、もっと虐げて……」

虐げるといっても、SMに関する知識のない司には、何をどうしていいのかわからない。とりあえず、ローターを稼働したまま動いてもらおうか? そんな風に考えた。

「では真由美さん。カウンターに行って、適当に何か買ってきてください。もちろん、ローターは挿れたままで」

「このままの状態で行くんですか?」

「そうです。だってイジメられたいんでしょ」

「でも、誰かに見つかってしまったら」

「大丈夫ですよ。店内は騒がしいし、あなたはスラックスを穿いているから、見た目は普通です。後は、変な風に動かなければ問題はないはずです」

「わ、わかりました。では行ってきます」

そう言うと、真由美はスックと立ち上がり、レジカウンターの方へ向かった。その後ろ姿はとてもキレイであり、秘部にローターを挿れた変態女だとは思えなかった。彼女の後ろ姿を見つめながら、司はローターのスイッチを強めていった。

すると、真由美の身体がビクンと反応を示す。急に歩き方がぎこちなくなり、そわそわとし始めている。

その姿を見ながら。司は自分の中で立ち上がるS本能を感じ始めていた。

(私は、Sなんだろうか?)

と、そんな風に考える司。

これまで一度も、SMをやろうとは思ったことがなかった。しかし、今回初めて体験して、どこか気持ちよくなっている自分がいるのに気が付いた。可憐な女性をイジメるのは、性的に興奮する。

よろよろとしながら、何とかレジカウンターに向かった真由美は、何やら注文を始めた。その姿を見た司は、さらにスイッチのレベルを押し上げていく。真由美は必死に刺激に耐えているようで、ガクガクと身体を震わせている。

店員の女性が、訝しい視線を送っている。真由美は恥ずかしさのあまり、顔を朱に染めて、快感に耐え忍んでいる。

やがて、コーヒーを二つ乗せた真由美が帰ってくる。

「お、お待たせしました」

「大丈夫でしたか?」

「急にスイッチが強くなったんで、驚きましたけど、何とか大丈夫そうです」

「恥ずかしいけれど、気持ちいい感じですかね」

「多分ですけど……」

脚をピタッと閉じ、身体をもじもじとさせている。

「とりあえず、このままスイッチを入れたままにしますけど、我慢してみてください。少しずつ、レベルを上げていきますから……」

「わ、わかりました」

ローターのスイッチを入れたまま、司はコーヒーに口を付ける。そして、真由美の様子を伺う。

彼女の頬は薄紅色に上気しており、額からは汗が滲んでいた。ふんわりとした香水の香りと、体臭が入り混じり、馨しい匂いを発生させている。もっと近くで匂いを嗅ぎたいという気持ちになる。

「場所を移しましょうか? 駅前を歩いていきましょう」

「は、はい」

二人はカフェを出て、駅前を歩き始めた。もちろん、この時もローターのスイッチは入れている。真由美はかなり感じているのか、歩き方がぎこちなくなっている。全体的にもじもじとしながら、歩き続けていく。

「大分辛そうですね。そろそろ、ホテルに向かいますか?」

「はぁふん、は、はい、そうしてもらえるとありがたいです」

二人は駅前のビジネスホテルに入っていった。

シンプルなシングルベッドが二つ並んだ、一般的な部屋である。

真由美はベッドに座ると、悩ましい表情を浮かべた。

「あそこがどんな感じになっているか見てみましょう」

「え、そ、それは、待ってください」

「これは命令ですよ。見せてください」

司は真由美に迫り、そしてスラックスを脱がし始めた。秘部の奥から「ヴヴヴヴ」と、ローターの稼働音が鳴り響いてくる。

スラックスの股間部分には僅かに染みができていた。それに応じて、ショーツはぐっしょりと濡れている。まるでお漏らしをしたかのようになっている。

「凄い濡れますね……。大分興奮しているみたいですね」

「いやん、そんなこと……」

「どうしてほしいですか? おま×こ弄ってほしいんじゃないですか?」

「弄ってほしいです」

「じゃあ、言ってください。どこを弄ってほしいのかはっきりと私に向かって……」

「は、恥ずかしいです」

「もし言わないと、ローターを止めますし、愛撫するのも止めます、どうしますか?」

真由美は意を決したかのように声を出した。

「お、おま×こ弄ってください」

卑猥な言葉を聞き、司の興奮のレベルも押し上がっていった――。

 

〈続く〉


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