連載官能小説『占い師との関係』第8回

連載官能小説

連載官能小説『占い師との関係』第8回

「あんたが変態占い師ね」

司が占いをしていると、そこにスーツを着た女性が現れた。

なかなか高圧的な態度であり、いきなり変態扱いである。

司は面を食らいながら、女性を見つめ、そして告げた。

「えっと、あなたは?」

「私は庵野小夜。こういうものです」

小夜と名乗る女性は、そう言うと、スーツのポケットから黒革の手帳を取り出した。それは、ドラマなどでよく見る警察手帳。司は初めて実物を見たから、驚きを隠せなかった。

「警察の方ですか」

「そう、防犯部に所属しています。ここで、不穏な営業をしている占い師がいるっていう噂でね。あんたでしょ?」

「不穏な営業……ですか?」

「そう。例えば、客とセックスするとかね」

ズバリ、小夜はそう告げる。

確かに、ここ数日間で、立て続けに客と寝ている。しかし、それは向こうから言ってきたのであって、決して司から誘ったわけではない。それに、一度寝ただけであり、その後は一度も会っていないのだ。つまり、すっきりとした関係。後腐れのない関係。

なのに、この小夜という刑事は、そうは思っていないらしい。

「そんなことは……」

客と寝たのは事実である。

しかし、それをそのまま言ってしまうと問題があるように思えた。そこで、司は黙って様子を見ることに。

「とぼけても無駄よ。もう噂になっているんだから。この占い師と寝れば、願いが叶うってね。あんた、催眠術でもかけて、女の子を食い物にしているんでしょう」

「誤解です。そんな真似はしていません」

「ふ~ん。どうかしらね。でもね、あんた正直に言えば、見逃してもいいのよ。その代わり言うことを聞いてもらうけれど」

「言うことですか?」

「そう、客と寝ているのなら、私とも寝れるでしょ。そこで、私のS性を満足させてほしいの」

「は?」

何だか、話が変な方向に進み始めている。

今、小夜は自らをS性があると言っていた。となると、この女性はS気があるのだろうか? 疑心の目つきで見つめる司。それを見ていた小夜は、にっこりと笑みを零した。

「もし、あなたがこの提案を拒絶するのなら、ここで商売できないようにしちゃうかな……」

「そ、それは困ります」

占い師は、仕事場を転々とするよりも、一か所に固まって営業した方が上手くいく。

それを長年の経験から司は知っていた。つまり、この場で占いができないとなると、死活問題になるのだ。それだけは避けたい。ならば、この場で彼が取る行動は一つしかないだろう。

「わかりました。言うことを聞きます」

「物分かりがいい人は好きよ。じゃあ、早速ホテルに向かいましょうか?」

「はい……」

流されるままに司は快諾する。

また、セックスすることになりそうである。ただ、今回は少し勝手が違う。相手はSの女。何をされるのかわからない。不安がないといったら嘘と言えるだろう。だが、少しだけ興味もある。

司自身、自分がSなのか、それともMなのか、測りかねていた。先日、真由美という女性と寝た時は、ややS系の男性を演じたが、それもソフトである。快感はあったが、どこかで虐げられたいという希望もあるのだ。

多くの人間は、Sにもなるし、Mにもなれるものである。司の場合も例外ではない。つまり、揺れているのだ。SとMの間で……。

ホテルに向かった二人は、まずシャワーを浴びた。

最初に小夜が浴び、その後すぐに司が浴びる。

司がシャワーから出ると、小夜が直立不動で立っている。キリっとした強い目線を感じる。

「下僕、四つん這いになりなさい……」

小夜は、キッと司を睨みつけると、そんな風に呟いた。

しかし、下僕とは舐められたものである。

やれやれと、頭を掻きながら、司はバスローブを羽織ったまま四つん這いになる。

「ウフフ、それでいいの」

「な、何をするんですか」

「たっぷり虐げてあげるから、覚悟しなさい」

「あの、私はあまりSMの経験がないのですが、大丈夫なんですか?」

「安心して、あくまでのソフトにするつもりだから」

小夜はそう言うと、司のバスローブを一気に脱がした。

すると、司は生まれたままの姿になる。ボクサーパンツは既に脱いでいた。

小夜はまず、小さく司の尻を蹴飛ばした。

そして、ブルブルと身体を震わせていく。

「はうっ」

と、思わず声を漏らす司。

蹴りといっても本気の蹴りではなく、あくまでも優しいタッチである。そのため、痛みは全くなかった。少しだけ、ピリッとした感じである。

「まずは、お尻から責めてあげる」

小夜はそう言うと、司の尻の肉を左右に広げた。

忽ち、アヌスが解放され、スースーとし始める。四つん這いになり、アヌスを広げられているので、かなり恥ずかしい。司は、顔を真っ赤にさせながら、そのまま耐えていた。

「キレイなお尻ね。ムダ毛がほとんどない。こういうお尻は好きよ」

「な、何をするんですか?」

「だからお尻を責めるって言ってるでしょ。実はね、こういうのを持ってきたの」

小夜は、ベッドの上に置かれた、アナル用のプラグを見せた。司は焦る。正直、こんなものを挿れた経験はない。どうなってしまうのだろうか?

「あ、あの、もしかしてそれをお尻の穴に挿れるんですか?」

「もちろん、楽しみでしょ」

「大丈夫なんですか?」

「ごちゃごちゃうるさいわね。大丈夫よ、いきなり挿れるわけじゃないから」

「じゃあ、どうするんですか?」

「こうするのよ」

小夜はすかさず司の前に忍び寄ると、彼の菊門に人差し指を当てた。そして、そこを丁寧に撫でまわし始める。

司はアヌスを責められた経験がない。しかし、アヌスを指で弄られて、独特の気持ちよさを感じ始めていた。何か、妙に心地がいいのである。

(あ、あれ、何か気持ちいいかも……)

と、司は感じていた。

そして、尻を高く突き上げる。

小夜は、人差し指に唾液をたっぷりと塗ったくると、そのままゆっくりと、指を直腸内に挿れていく。かない窮屈であるが、指はすんなりと奥の方まで入っていく。

司は唐突に異物感を覚えた。何か急激に排泄感が沸き上がってきて、悶え苦しむ。

「あぁぁ、い、いきなり挿れるんですね」

「どう、どんな感じ?」

「なんか、催す感じです」

「最初はそんな感じかもね。でも大丈夫、直ぐに慣れるから……」

自信満々に小夜は告げる。

そして、指を上下に動かし始める。

直腸内を刺激されて、司は困惑していた。強い興奮と共に、何かこう、もっとしてほしいという希望が出てきたのである。それと同時に、気持ちよくもなれる。初めての感覚であったが、決して悪い感覚ではない。むしろ、好意的に受け入れている。

司のペニスは、それまで小さく縮こまっていたが、アヌスに指を挿れら、直腸内を刺激されてから、少しずつ反応を見せ始めた。つまり、硬く勃起し始めたのである。それだけ、司も興奮しているのであろう。

もちろん、その姿を小夜は確認している。勃起してきたペニスを見つめるなり、微笑んで言った。

「ち×ぽが勃ってきたわね。いやらしい占い師、アナルを弄られて、興奮しているのね」

「はぅ、うぅぅ、何か気持ちいいです」

「そうでしょ。お尻の穴って実は気持ちいいのよ。さて、そろそろ、プラグを挿れてみようかしらね」

小夜は指を抜くと、今度はプラグを舐め回し、それを司のアヌスに当てた。そして、そのまま一気に貫いていく。

ずぶずぶずぶ……。

アナルプラグがゆっくりと挿入されていく。

強い排泄感を覚えた司は、激しく見悶える。

「ぐ、うぁ、き、キツイ……」

「我慢しなさい、すぐに慣れるから」

「そんなこと言っても……、こ、これは激しい」

プラグは一気に奥まで挿入された。

小夜は、プラグを挿れたまま、今度は司のペニスを握りしめる。

「大きなち×ぽね。うっとりしちゃう。どうしてほしいかしら?」

「どうしてって、ち×ぽを弄ってください」

「なら、お願いしなさい。女王様、私のち×ぽを弄ってくださいって、這いつくばるの」

「そ、そんな凌辱的な」

「なら、してあげないわよ」

司は、M男役に徹することに決めた。

「じょ、女王様、私のち×ぽを弄ってください」

「えぇ、どうしようっかなぁ」

「お願いします、我慢できないんです」

「仕方ないわね。アナルを刺激されながら、ち×ぽを弄ってほしいなんて、本当にあんたは変態ね」

「私は変態です。はい……」

小夜は、このシチュエーションが堪らないのか、身体を捩らせて反応を示す。快感に酔いしれながら、彼女は司のペニスを弄り始めた。

四つん這いのままペニスを弄られると、激しく興奮してしまう。司自身の中に眠るM性が刺激され始めた。もっと、虐げてほしい……。そんな思いが浮かんでは消える。

「我慢汁が出てきたわね。イキそうになったらちゃんと言うのよ」

「わかりました」

しばらく、手コキは続く。

アヌスを刺激されているからなのか、いつもとは違った刺激が入り、司は困惑していた。このままでは、あまり長いこと持たない。早く果ててしまうだろう。

下半身に力を入れたいのであるが、アヌスにプラグを挿れられているため、上手く力が入らない。スッと力が抜けてしまう。徐々に射精感が沸き上がってきて、やがて限界を迎え始める。

「じょ、女王様、イキそうです」

「えぇぇ、もうイキそうなの。もっと我慢しなさい」

「が、我慢できないです」

「駄目よ、そんなに簡単にイカせないわ」

小夜は、一旦すべての動きを止めた。

手コキを止め、さらに、アヌスからプラグを抜いてしまった。

予想外の行動に、司は動揺する。激しく気持ちよくなっていたのに、それを突然止められてしまったのである。イキたくてもイケない。そんな消化不良な感覚が広がっていく。

「イカせてください、女王様」

「まだ駄目って言ってるでしょ。私を気持ちよくさせられたら、ご褒美に、イカせてあげる」

「どうしたらいいんですか?」

「私のあそこを舐めなさい」

ペニスがビクンと反応する。

小夜は、着ていたバスローブを脱ぐと、下着姿のまま、司を仰向けに寝かせ、彼の顔の前に跨っていく。いわゆる、顔面騎乗という体勢である。

「ほら、下僕、舐めなさい」

高圧的な態度で、小夜は告げる。

司も徐々にM性が開発され、開花し始めている。嬉々とした表情を浮かべながら、司は小夜の下着に手をかけた――。

 

〈続く〉


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