官能小説レビュー 第32回『雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる』

官能小説レビュー

官能小説レビュー 第32回『雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる』

 

 

 

 

 

 

 

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0799BZ7PZ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

官能小説レビューも今回で32回目となりました。

今回紹介する作品は、フランス書院から出版された、鏡龍樹さんの『雪国の未亡人女教師 乱れる、溺れる、堕ちる』です。

 

なかなかそそられるタイトルですが、どんな作品なのでしょうか?

ネタバレアリのレビューをしていくので、確認していきましょう。

それでは、早速見ていきます。

 

□登場人物とストーリー

 

【登場人物】

・真城裕弥……主人公の高校生

・真城果穂……裕弥の兄嫁。憧れている

・鹿島あゆみ……裕弥の担任教師

・倉田紗栄子……学年主任の教師

 

【ストーリー】

本作品は全5章の構成となっています。

兄を事故で喪った主人公の裕弥が、様々な女性と関係を持ち、成長していく話です。

各章の流れを見ていくので、確認していきましょう。

 

第1章

第1章は裕弥とあゆみのパートです。

裕弥は事故で兄を亡くし、ショックを受けています。

そんな裕弥は兄嫁である果穂を支えようと必死になるのですが上手くいきません。

 

この時、担任の鹿島あゆみに世話になり、関係を持ってしまいます。

葬儀が終わり、行く場所がなかった裕弥はあゆみの自宅に行きます。

そこでお風呂を借りるのですが、彼が風呂に入っていると、あゆみが入ってきます。

 

あゆみは裕弥を慰めるために、エッチな奉仕をし始めます。

手コキに始まり、濃厚なフェラシーンが続きます。

実は、あゆみも未亡人であり、裕弥が死んだ旦那に似ていると告げます。

 

そして、最終的には体の関係を持ってしまうのです。

裕弥は童貞でしたが、あゆみのセックスし、無事に男になります。

 

第2章

第2章は裕弥と紗栄子のパートです。

兄を喪いショックを覚えている彼の元に、学年主任の紗栄子がやってきます。

そして、彼女は尋ねるのです。

「義理の姉である果穂をどう思っているのか?」と。

 

ここで裕弥は果穂を意識していると告げます。

それを知った紗栄子は、彼を勇気づけるために、淫らな関係を迫ってきます。

余りの展開に驚く裕弥でしたが、情欲に勝てずに、紗栄子を抱いてしまうのです。

 

紗栄子は、裕弥が手慣れていると知り、誰か別の女性とセックスしたことを見抜きます。

裕弥も隠し切れぬと察し、あゆみとセックスしたことを告げるのです。

ここから三角関係が生まれていきます。

 

第3章

第3章は裕弥とあゆみ、そして紗栄子のパートです。

あゆみと紗栄子は未亡人であり、裕弥の心境に大きな変化を与えていきます。

前半のパートは裕弥とあゆみが情事に耽ります。

 

そして、家庭訪問という名目で、あゆみが裕弥の自宅にやってきます。

ただ、ここで問題が発生するのです。

それは、紗栄子が既に裕弥の自宅に来ていたことでしょう。

 

驚くあゆみでしたが、紗栄子も裕弥と関係を持っていると知り、裕弥を手に入れるために、紗栄子と勝負します。

その勝負とは、どちらが裕弥に気持ちよくなってもらえるかというものです。

 

裕弥は二人の未亡人女教師と関係を持ちますが、どちらかを選べません。

濃密な3Pが展開されなど、見所は満載です。

 

第4章

第4章は裕弥と果穂のパートです。

裕弥は勇気をもって果穂に告白します。

果穂はそれを拒絶しますが、裕弥は引きません。

 

強引に彼女を手に入れようと、身体の関係を迫ります。

悲しみの癒し方を教えてあげると、裕弥は言い、果穂と身体の関係を結びます。

初めは拒絶していた果穂ですが、徐々に裕弥の行動の虜になり、感じ始めます。

 

章の後半で、あゆみが登場します。

そして、わざと裕弥と情事に耽っている音を、果穂に聞かせてその気にさせます。

果穂は、自分が裕弥に惹かれ始めていると知り、裕弥を受けいれていきます。

最終的に、裕弥と果穂は結ばれて、一つになっていくのでした。

 

第5章

第5章は大団円的なパートです。

裕弥と、果穂、あゆみ、紗栄子の全員が登場します。

お約束的な流れですが、4Pに突入するわけです。

最初は果穂と裕弥がプレイし、その後あゆみが入ります。

 

章の後半で紗栄子が登場しますが、通常のセックスではなく、アナルファックが展開されます。

最後の再び裕弥と果穂がセックスをして、幸せに満たされるのを感じながら、物語は終わりを迎えます。

 

□文体はライト。簡潔明瞭で読みやすい

 

鏡龍樹さんの作品は、非常に読みやすい文体で描かれています。

官能小説らしい用語はあるにはあるのですが、それは控えめです。

変に諄くもなく、非常に整理された文体であると感じました。

 

『ふわっと盛りあがる秘毛の茂みを掻き分け、淫裂を探る。中指の先を滑らせると、べとべとに濡れているのがわかった。』

P151より抜粋

 

このように、比較的ライトな文体なので、自然に読めます。

必要最低限の研ぎ澄まされた文章力が見所で、技術が非常に高い官能小説です。

 

 

□展開はやや無理があるが、楽しめる作品

 

未亡人というテーマがある本作品ですが、あまり未亡人というところは感じません。

登場する女教師は二人は、共に未亡人なのですが、それがストーリーに絡んでくるかと言うとそうでもないので、少し肩透かしを食らいます。

 

また、兄嫁を好きになってしまう主人公が、そのまま兄嫁を手に入れてしまいます。

兄嫁である果穂も拒絶しているのですが、それが弱く、あっさりと流されて関係を結んでしまいます。

この辺りは、官能小説に仕組み上、仕方のない部分もあるのですが、現実から大きく逸脱しています。

 

それでも、主人公が果穂を好きになり、色んな女性と関係を結んでしまうストーリーは見どころ満載で楽しめます。

純粋な官能小説としての役割はしっかりと果たしているので、良作だと感じました。

 

□サクッと読める、おすすめの官能小説

 

鏡龍樹さんはキャリアの長い官能小説家なので、安定した文章力や構成力があります。

そのため、読んでいて興奮できる官能小説に仕上がっていると感じました。

ページ数も300枚弱とそれほど多くないので、2時間強ほどで読み通せます。

 

全体的にソフト系の官能小説なので、多くの方が満足できる作品ではないでしょうか?

官能小説らしい用語を必要最低限に絞り、読みやすい文体が特徴です。

非常に読み応えのある、勉強になる作品でした。

未読の方は、ぜひ一度読んでみることをお勧めします、きっと楽しめるでしょう。

 

それでは、次回の官能小説レビューでお会いしましょう、ではでは……。

 

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