連載官能小説『温泉宿の女将の甘い誘惑』第2回

連載官能小説

連載官能小説『温泉宿の女将の甘い誘惑』第2回

孝信にとって、フェラチオはかなり久しぶりの行為であった。それだけに、期待感が募る。手コキだけでも、これだけ気持ちよくなれたのに、フェラになったらどうなってしまうのだろうか? 淫らな妄想が頭の中を支配して、彼を満足させていった。

明美は口を大きく開けて、ペニスをずっぽりと咥えこむと、ゆっくりとした動作で動き始めた。じわじわと心地いい刺激が、孝信のペニス全体に伝わっていく。

(あぁ、凄い気持ちいい)

あまりの快感に、孝信は天にも昇る気持ちになっていった。

ここまで気持ちよくなれたのは、もしかすると初めてかもしれない。温泉宿で、ストレス発散ができればいいなと感じていたが、予想外のことが起こり、彼自身も驚いていた。まさか、温泉の女将に、こうして手解きしてもらえるとは、全く想像できなかったのである。

それはそうだろう。まさに、官能小説のような展開になり、生きていてよかったという気持ちが湧いてくるのだ。

「いかがでしょうか?」

巧みにフェラを行いながら、明美が尋ねてくる。

少しだけ、姿勢を起こし、孝信は答える。

「あ、はい。す、凄く気持ちいいです……」

「それはよかったです。では、もっと気持ちよくして差し上げます」

嬉しいことを言ってくれる。

今まででも十分に気持ちがいいのに、さらに上があるようだ。それを考えると、自然と顔が綻び、期待したくなってしまう。

(一体、何が待っているんだろう?)

と、孝信は考えながら、フェラを受け続けた。

仰向けに寝そべり、必死にフェラをする明美を見つめている。後頭部が見え、顔を近づけると、ふんわりといい香りが漂ってくるのがわかった。香水を使っているわけではない。ただ、甘い香りがするのである。これはきっと、明美自身が持つ体臭なのだろう。

その馨しい香りを嗅いでいると、どこか気分が良くなっていく。もっと、存分にこの匂いを嗅げたら、どれだけ幸せになれるだろうか? 孝信は、クンカクンカと鼻を動かし、貪るように匂いを嗅いでいく。同時に、優しく明美の髪の毛を撫でた。

その行為に明美も気づいている。しかし、彼女は何も言わずに、ただ、一心にフェラを続けた。

ペニス全体を包み込むようなフェラをしていた明美であったが、ここで刺激を変え始めた。大きく張り出したカリの先端を、舌でレロレロと弄り始めたのである。これには、孝信も堪らなくなる。じわじわと淡い刺激が、次第に強まっていき、堪らない気持ちよさが発生するのである。

「あぁ、そ、それいいです、気持ちいい」

思わず、孝信は叫んでしまった。

それだけ、圧倒的な快感が染み渡ってくるのである。

まずはカリ表を丁寧に嬲っていくと、同時に、手指を使って陰嚢を揉みしだき始めた。先ほども、陰嚢を刺激されながら、手コキをされたが、今度はフェラにプラスして刺激されている。ペニス全体が熱く反応し、喜んでいるように感じられた。

(あぁ、タマを弄られるのが、こんなに気持ちいいなんて知らなかった)

性に対して、孝信はあまりに無知であった。

健全な男性なので、マスターベーションは行うが、それはいつも普通であり、バリエーションがない。ただ、仕方なくやっている感じなのである。それだけに、今こうして睾丸を弄られて、彼は激しく興奮していたし、大きな喜びの中にいた。

もっと、この快感を味わっていたい。そして、もっと気持ちよくなりたい。考えるのはそればかりであった。

淡く、切ない刺激がペニス全体に伝わり、頭の中を痺れさせていく。脳内がフワフワとした膜のようなものに包まれて、雲の中を浮いているような気持になる。それだけ、気持ちがいいのである。心地いい刺激を感じながら、孝信は、必死に快感に耐えていた。

次第に、アクメが強くなっていく。それまでも、小刻みに快感の波が襲ってきたが、やがて、その波の間隔が狭まっていく。それに、徐々に快感が大きくなり、射精感が強くなっていくのである。

いずれにしても、このままではあまり持ちそうにない。

それでも、まだこのフェラを堪能していたい気持ちは、存分にある。ただひたすらに、気持ちよくなって、満足したい。彼はそんな風に考えながら、必死に射精感に耐えていた。下半身にグッと力を入れると、幾分か耐え凌げるというのがわかった。

(あぁ、本当に気持ちいい。おかしくなりそうだ)

と、孝信は感じていた。

おかしくなってもいい……。否、おかしくなれば、きっと今以上に気持ちよくなれるだろう。自分を解放するのだ。そうすればいい。恥ずかしがる必要ない。ただ、存分に快感を味わう。それだけで満足できるのである。

「あ、明美さん、す、凄く、気持ちいいです」

「ありがとうございます。では、少し形を変えましょう。姿勢を四つん這いにして頂けますか?」

「え、四つん這いになるんですか?」

「はい、お願いします」

「わ、分かりました……」

孝信がそう言うと、明美は一旦ペニスから口を離した。

すると、にちゃにちゃと半透明の色が伸びて、どこまでも淫猥に見えた。ペニスは明美の唾液のよりしとどに濡れており、テカテカと光り輝いている。その光景が非常に淫らに見えて、孝信を一層興奮させていった。

孝信は、言われるままに、四つん這いになった。

お尻の穴が丸見えになってしまうので、かなり恥ずかしい姿勢であったが、気持ちよくなりたいという意志の方が上回った。

明美は四つん這いになった孝信を見ると、股の間に手を入れて、そこから乳しぼりをするかのように、ペニスを扱き始めた。シコシコとペニスを握られて、扱かれると、切ない刺激が入り、気持ちよくなっていく。特に、恥ずかしい姿勢になっているので、自分のマゾヒズムが刺激されるようで、余計に気持ちよくなれた。

(僕ってMなのかな?)

自分がSかMかということは、あまり考えてこなかった。しかし、こうして恥ずかしい姿勢になっていると、何かこう気持ちよさがプラスされるような気がしていた。もしかすると、孝信はMなのかもしれない。

さて、明美であるが、ペニスを扱きながら、顔をお尻に近づけていった。そして徐に、尻の割れ目に舌先をスッと伸ばして入れると、なんとアヌスを舌で刺激し始めたのである。この行為に、孝信は激しく驚いた。

菊筋を舐められた経験はない。というよりも、アヌスを弄ろうという気にさえならなかったのである。だからこそ、こうしてアヌスを刺激されて、彼は大きな驚きを覚えていた。

「あ、明美さん、何を……」

悶え苦しむように孝信は告げる。

しかし、明美は黙ったまま菊皺を舌でレロレロと刺激していく、

すると、孝信の身体がビクンと反応し、激しく背中を反らせていった。なんといか、身体中に電流が走ったかのような気分になるのである。

アヌスを丁寧に舌で弄びながら、明美はペニスを扱き続けている。圧倒的な快感が、孝信を襲い、彼はせり上がる射精感を抑えるのに必死になっていた。アヌスを舐められるのが、ここまで気持ちいいとは知らなかった。若干の排泄感が湧きあがってくるものの、それは慣れると消えていった。同時に、激しい快感が沸き上がってきて、彼を恍惚とさせるのである。

それだけ、アヌスを舐められるのは気持ちよかった。

孝信は、身体を小刻みに震わせ始めた。また、ペニス全体が、熱く反応を示し、収縮を繰り返し始めたのである。明美もペニスがビクビクと動き始めたのを、しっかりと確認している。恐らく、絶頂を迎える兆候がやって来たのだと察したのである。

そこで、明美はさらにペースを上げた、手でペニスを扱きながら、そして舌先を直腸内に挿入し、強い刺激を加えていく。直腸内に、舌先が入ってきて、孝信は悲痛な声を上げた。

「あぁぁ、そ、そんな所に舌を挿れられたら、……ぼ、ぼく、も、もう耐えられません」

それまで、アヌスに力を入れることで射精感に耐えていたのであるが、そのアヌスを刺激されて力が抜けてしまった。そして、その力が抜けきったところに、一気に快感の塊が降ってきたので、最早孝信は耐えきれなった。

あっという間に射精感に取り憑かれ、我慢の限界も近づいている。

「あう、あうぅ」

必死に耐えようとする孝信であったが、あまりに明美の手コキが巧みであるので、もう我慢できなくなった。嗚咽を漏らしながら、最後の抵抗をしていたが、それも空振りに終わる。

「あ、明美さん、ぼ、僕もう駄目です。で、出そうです」

その言葉を聞いた明美は、ようやくここで声を出す。

「お射精されてください。私が受け止めますから……」

「出してもいいんですね」

「はい、たっぷりと出してください」

次の瞬間、孝信の絶頂感がピークを迎えた。強いアクメを感じると、途端オルガスムスがやってくる。激しい快感に取り憑かれ、彼はそのまま牡の欲望を一気に放出した。

ビュルビュルドビュ。

激しくスペルマが発射される。

明美はそれを手でしっかりと受け止めると、最後の一滴まで絞り出すために、強くペニスを扱き続けた。

「あぁぁ、精子が止まらない、どんどん出る……」

強い快感を覚え、孝信は満足感の中にいた。これだけ気持ちよく射精をしたのは、もしかすると始めたかもしれない。それに、こんな快感を味わってしまうと、普通のマスターベーションが物足りなくなってしまうのではないかという、小さな恐怖感もあった。

「熱いお精子がたくさん出ました」

と、明美は言うと、精液でベトベトになった手をぺろりと舐め上げた。

その光景がどこまでも淫らであり、孝信を強く興奮させていったのである。

この先に進みたい。しかし、彼は言いだせなかった。

こうして、明美によるエッチなご奉仕は終わりを告げる。彼女は、手拭いを使って、孝信のペニスを清拭すると、にっこりと微笑んで、部屋から去っていった。天国のような時間が終わりを告げる。

満足感はあるのだが、どこか物足りない。もっと、明美を味わいたい。そんな気持ちが孝信を支配していた。

(あぁ、セックスがしたいよ……)

考えるのはそればかりである。

明美を求めたい。欲望の赴くままに行動したい。だが、明美を求めて拒絶されてしまえばそれまでである。何とか受け入れられる方法はないのであろうか? 必死に考える孝信であったが、都合にいい答えは浮かび上がらなかった。

悶々とした気分のまま、彼は夕食を迎えた。

料理は部屋で食べる。そして、その料理を運んできたのは、明美であった。

チャンス到来。そう感じた孝信は、明美に向かって言った。

「明美さん、昼間の続きをさせてください。今度は、僕があなたを気持ちよくさせる番です」

明美は驚いた顔を見せた。しかし、嫌がるような素振りは見せない。

孝信は明美に近づくと、そっと肩を抱いた。

「いけません、お客様……」

そういう明美であったが、そこまで強い拒絶は見せない。女の本性が、徐々に明らかになっていく。彼女もまた、孝信のペニスを存分に味わいたいと感じていたのである。

孝信は、やや強引に明美にせまり、唇を奪った。

甘く切ないキスが展開され、二人の間に淫猥な空気が流れていった――。

 

〈続く〉


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