官能小説レビュー 第36回『誘われ上手な五人の人妻』

官能小説レビュー

官能小説レビュー 第36回『誘われ上手な五人の人妻』

引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07KP994B4/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

官能小説レビューは、今回で36回目を迎えます。

これまでに数多くの作品を紹介してきましたが、今回も素晴らしい官能小説をご紹介します。

 

今回は、青橋由高さんの『誘われ上手な五人の人妻』をレビューしてきます。

フランス書院から出版された作品であり、短編集となっています。

ネタバレアリのレビューをしていくので、確認していきましょう。

 

それでは、早速見ていきます。

 

□登場人物とストーリー

 

本作品は、全五話の構成となっており、一話ずつ登場人物が違います。

そこで、各お話を紹介するのと同時に、登場人物も解説していきます。

 

第1話
【登場人物】

・松居銀次……会社員の男性

・森中英里奈……銀次の幼馴染であり人妻

 

【ストーリー】

出張帰りに、銀次はお土産を渡そうと英里奈の自宅へ向かいます。

実は、銀次は英里奈に憧れており、密かに思いを寄せているのです。

銀次は英里奈の勤めている会社と繋がりがあり、二人は仕事でも顔を合わせる機会があります。

 

英里奈は、旦那がいるのですが、その旦那は蒸発しており、今は一人で暮らしています。

そんな中、銀次は出張中に蒸発した旦那を偶然見かけます。

そして、その旦那は既に新しい家庭を築いているのでした。

 

彼女が不憫であると感じた銀次は、思わず告白してしまいます。

その告白を聞いた英里奈は、新しい恋人を作るために協力してほしいと迫ります。

この時、恋人の候補になったのが銀次です。

 

二人はいい雰囲気になりキスを交わします。

その後、興奮した銀次は、胸を触ったり、服を脱がしたりしていくのです。

抵抗する英里奈でしたが、徐々に受け入れていきます。

そして、最終的にセックスするのです。

 

後日、英里奈は旦那の残しておいたものを処分するために、銀次に手伝ってもらいます。

その時、本棚に英里奈の持ち物であるエッチな本があるのを発見し、銀次は読みふけります。

それは女性向けに書かれた、凌辱系の本だったのです。

 

そして英里奈にも、虐げられたい願望があるのではないかと見抜きます。

それは当たっており、二人はプチSMプレイを楽しむのです。

二人はより一層親密になり、仲を深めていくのでした。

 

第2話
【登場人物】

・上江田友和……ママさんバレーのコーチ

・富樫翔子……友和の先輩 ママさんバレーをしている

 

【ストーリー】

ママさんバレーのコーチを頼まれた友和は、かつて憧れていた翔子に再会します。

翔子は既に結婚して人妻になっているのですが、友和は今も彼女を慕っているのです。

 

そんな中、友和は翔子と個人練習します。

そして、練習が終わった後、憧れていた事実を告げるのです。

それに気をよくした翔子は、憧れるだけで満足なのか聞いてきます。

 

ここからいい雰囲気になり、体育用具室に移動し、マットの上でディープなキスを重ね、さらにセックスをします。

 

二人は親密になっていき、ある日友和が制服を着てプレイをしたいと言い出します。

既に三十路である翔子は、最初拒絶するのですが、友和の頼みを聞き入れます。

制服でプレイをすることで、二人はますます興奮していき、今後もこの関係を続けようと誓いあうのでした。

 

第3話
【登場人物】

・本多博巳……主人公の会社員

・大泉理子……手のパーツモデルをしている女性

 

【ストーリー】

ある大雪の日、転倒した理子を博巳は介抱します。

そこで、理子が手のモデルをしている事実を知るのです。

二人はこれをきっかけにして仲良くなり、食事をするようになります。

 

理子は人妻なのですが、旦那が自分の仕事に無関心であることを悩んでいます。

そんな中、博巳は理子の仕事に興味を抱き、凄いと褒めてくれるので、理子は惹かれていくのです。

 

次第に親密になった二人は、旦那がいない日にラブホテルへ行くようになります。

そこで情事に耽るのです。

軽いキスから始まり、フェラチオと続き、最終的にはセックスをします。

 

この関係は一度だけではなく、その後も続きます。

博巳は理子が仕事で出演したCMを見て彼女を褒めます。

それに気をよくした理子は、ご褒美と言わんばかりの勢いで、博巳を求めます。

 

大切な手をザーメンまみれにするなど、濃密なセックスが展開されるのでした。

 

第4話
【登場人物】

・猪本徳人……主人公の電気屋

・金森悦子……常連客の妻

 

【ストーリー】

徳人が働いている電気屋の常連客に金森という人間がいます。

そして、その妻が悦子と言い、徳人は密かに憧れています。

ある日、お店で買ってもらった商品の修理のために金森家へ行くと、そこには悦子がいるのでした。

 

そこで悦子は徳人と誘惑します。

実は、徳人は金森にエッチなビデオを渡しており、その所為で悦子は旦那とセックスする機会が減ったと、軽いジョークを交えながら文句を言うのです。

 

そんな中、二人はある映画を見ます。それはエッチな映画なのですが、徳人が焦っていると、それに気をよくした悦子がますます誘惑してくるのです。

 

いつの間にか淫らな雰囲気になり、二人は求め合います。

徳人は童貞なのですが、悦子の色気にやられてしまい、このまま童貞を卒業したいと覚悟を決めます。

 

悦子は徳人の初めてをもらえることで、満足していき、二人はそのまま情事に至るのです。

その後も、悦子と徳人の関係は続き、お互いを求め合うのでした。

 

第5話
【登場人物】

・雨澤隼人……会社の経営者

・雨澤一花……隼人の父方の親戚の娘、後に妻となる

 

【ストーリー】

第5話は少し変わっていて、主人公の隼人と一花という親戚の娘が結婚します。

実は、一花は高校生の頃に、隼人に励まされ助けてもらった経験を持ちます。

そして、どういうわけか、その時の言葉をプロポーズの言葉であると勘違いしているのです。

 

隼人は無類のメイド好きであり、それを知っている一花はメイドに扮して、隼人を求めるようになります。

隼人は36歳、一花は19歳と歳が離れているのですが、一花の強引な態度に、少しずつ隼人も慣れていき、彼女の意見を聞くようになります。

 

結果的に二人は結婚することになり、一花はメイド姿で、隼人にご奉仕するようになるのです。

一花は処女でしたが、初めてを隼人に捧げ、その責任を取る形で、結婚に至ります。

 

官能小説で結婚に至るケースは、結構珍しいので、新鮮に映りました。

メイド服を着せたままのセックスが展開されるなど、濃密なセックスシーンが続きます。

最終的に、二人は愛を誓いあい、お互いを求め合っていくのでした。

 

□人妻にスポットを当てた良作

 

本作品は短編集であり、それぞれの話で主人公と人妻が求め合います。

色々なタイプの人妻が登場するので、ワクワク感があり、最後まで楽しめます。

個人的には、第5話の一花の話が気に入りました。

 

文章も非常にキレイであり、整っています。

読みやすく整頓されており、さらに、官能小説らしい語彙で彩られているので、非常に読みごたえがあります。

 

例えば、

『ちろちろと小刻みに動く舌が裏筋を這い、カリのくびれたところを丹念になぞる。小さく柔らかな唇が尿道口にキスをして、じゅるじゅると卑猥な音を立てながらガマン汁を啜る。』

P266より抜粋

 

このようにキレイな文章で書かれているので、安心して読めますし、情欲を誘ってくれます。

 

□1話完結なので手軽に読める

 

これは短編の良い所なのですが、短い分量で書かれているので、非常に気軽に読めます。

サクッと官能小説を読みたい時には、特に有効であると言えるでしょう。

コチラの作品は5話収録されているので、好きな話から読んでもいいですし、最初から読んでも楽しめます。

 

全体的にライトな話が続き、全くハードではありません。

もう少し、ハード系の話があっても楽しめたかなと思いましたが、これはこれで完成しているので、よしとしましょう。

 

濃密なセックス描写も見事なので、読んでいて興奮しますし、最後まで飽きずに楽しめます。

ライトな話がメインですので、多くの方にお勧めできる官能小説であると感じました。

 

□好きな作品を見つけて楽しもう

 

いかがだったでしょうか。

今回は青橋由高さんの『誘われ上手な五人の人妻』のレビューをまとめました。

短編集であり、非常にまとまった良作であると感じます。

 

どの話もおすすめなのですが、自分の好きなテイストの話を探すのもおすすめです、

未読の方は、ぜひ一度読んでみてください。

きっと楽しめると思います。

 

それでは、次回の官能小説レビューでお会いしましょう。ではでは……。

 

コチラの作品はここで購入できます↓
誘われ上手な五人の人妻 (小説)
 


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