連載官能小説『ランジェリーモデル』第1回

連載官能小説

連載官能小説『ランジェリーモデル』第1回

「大丈夫。やれる」

神崎桜は、念じるように思いながら、とある面接会場に進んでいた。

今日、彼女は変わろうとしている。

桜は、高級ランジェリーブランドの、モデルの採用試験を受けようとしているのだ。

なぜ、桜が下着のモデルをしようと思ったのかというと、そこには理由がある。

理由――。

それは、自分を変えたいというものだ。彼女は、これまで引っ込み思案な性格が災いし、理不尽なことを多く経験してきたのである。同時に、自分を変えたいと強く思い始めた。

ある日。彼女は求人情報サイトで、ランジェリーブランド「シルキームーン」の求人情報を見た。シルキームーンというと、超がつくほどの高級ランジェリーブランドであり、ブラとショーツのセットで、安くても1万円以上するという話であった。

普通の社会人である桜には、手が届かない地位にあるブランド。しかし、憧れはあったのだ。下着のモデルというと、どうしてもスタイルを求められる。桜は、自身のプロポーションに自信があるわけではない。否、むしろ全くないといえるだろう。

普通なら、こんな求人見て終わりである。しかし、求人票の情報欄に、こんな但し書きが書かれていたのだ。

『自分を変えたい人募集。普通の女性でもOK』

自分を変える、この文面が彼女を突き動かしたのだ。

(変わる……。私も変われるのかな?)

求人票を見て、桜は不思議な気持ちになった。何かこう、強く引っ張られるものを感じたのである。

その日のうちに、履歴書を書き、そして郵便でシルキームーンに送った。後は結果を待つだけなのだ。

正直、書類選考で落とされるだろうと思っていた。求人票には、普通の女性でOKと書かれているが、あれはどこか社交辞令なところがあるだろう。事実、下着のモデルは皆、常人離れした海外のモデルであるし、仮に日本人のモデルを使うのだとしても、スタイルは求められている。

だからこそ、スタイルが普通な桜にとって、いくら履歴書を送ったところで、採用されるはずがない。……そんな風に思っていたのである。

しかし、事実は少し違っていた。

履歴書を送ってから数日たったある日、なんとシルキームーンから連絡がきたのである。ぜひ、面接したいから、都合のいい日に来社してほしいというものだった。

これには、桜自身が大きく驚いた。まさか、本当に連絡が来るとは思わなかったのだ。なのに、連絡が着た。桜は小躍りするほど喜んで、面接の日に備えた。

前述でも少し述べたが、桜は普通の社会人である。とある映像機器メーカーの事務職をしている。場所は渋谷区にあり、毎日満員電車に揺られながら、出社しているのだ。そこの会社は、副業が禁止なわけではないが、流石に、下着のモデルとなると話は変わってくるだろう。

変な目で見られるかもしれないし、噂も立つかもしれない。

そのように考えた桜は、会社には内緒で面接を受けるつもりでいた。もし仮に、モデルに採用されれば、今の仕事を辞めて、モデルの仕事に移ってもいいかな、と考えていたのである。

いずれにしても、まだ何もかもわからない。

とりあえず、面接を受けるしかないのだ。

彼女は意を決し、面接会場へ向かった。

仕事が終わってからの面接であったので、彼女は社内の更衣室で、着替えを済ませてから面接会場へ向かうことにした。下着のモデルをするのに、普通過ぎる下着を穿いていたら、マイナス評価になると思い、思い切ってシルキームーンの下着を購入したのだ。

ブラとショーツのセットで3万円。普通の事務所である桜には痛い出費であったが、これは先行投資と考え、新しい下着に新調したのだ。

購入した下着は、鮮やかなブルーグリーンの色が素敵であった。上品な透け感と光沢が魅力的なボタニカル刺繍。身に着けるだけで生き生きとした輝きに包まれる感じだ。。

存在感のある華やかなブルーグリーンと肌が合わさる時、緑のニンフが美の祝福を与えることだろう。

リーフ柄の美しい刺繍レース。このレース部分には伸縮性がなかった。中央はメッシュのチュールレース。とても柔らかくさらりとした肌触りと2WAYに伸びる伸縮性が特徴となっている。左右に艶やかなサテンリボンのポイントが付いていて、フェミニンさを強調している。

(凄い下着、穿いてるのを忘れちゃいそう)

それくらい、シルキームーンの下着は、履き心地がよかった。もちろん、ブラのしっかりとしている。

繊細なレースブラであるのだが、脇からドレープで支えるタイプの為、レースブラには珍しく両手で胸を支えているような安定感がある。ドレープはとても柔らかく肌触りのよいチュールレース。ストレッチ性のあるドレープの効果で、レースブラを敬遠していた人間でも、美しい着用感が期待出来るようになっていた。

新しい下着を身に着け、桜は面接会場へ向かった。

面接はシルキームーンのショップ兼事務所で行われるようであった。それは桜が働く会社と同じで、渋谷区に存在している。そのため、仕事終わりに、徒歩で向かうことができた。

店の場所は、ネットなどで事前に確認していたので、全く迷わずに、到着できた。しかし、いざ店を前にすると、勇気が出なくなってしまう。本当に、こんな場所に来てもいいのだろうか? 場違いではないのだろうか? そんな思いが交錯し、彼女の足を鉛のようにしていたのだ。

(やっぱり帰ろうかな……)

店の前でうろうろし、やはり帰ろうと思った時、不意に店のトビラが開いた。そして、奥から初老の女性が出てくるのが分かった。初老といっても、凄く美しさを感じさせる女性であり、マダムのような雰囲気があった。

「神崎桜さんですね。お待ちしておりました」

と、マダム風の女性は、桜に向かってそう言った。

なぜ、名前が分かるのだろうか? それが不思議で堪らない。

「え、ど、どうして私の名前を?」

オロオロしながら、桜は尋ねる。

すると、その様子をみたマダムがニコッと笑みを零し、

「履歴書に写真を添付したでしょう。それでわかったのですよ。それに、今日面接に来る人間はあなたしかいないの。店の前でウロウロしていたのは、きっと面接をする勇気がでないからでしょう。だから、私はあなたが神崎桜さんだと分かったのです」

シャーロックホームズのような推理を展開され。桜は驚いていた。しかし、マダムから迸る柔らかいオーラが、桜を包み込んでいった。

「とにかく立ち話していても仕方ないわ。中に入って頂戴」

「わ、わかりました」

言われるままに、桜は事務所の中に入っていった。

そして、ある一室に通される。

そこは10畳位の空間で、部屋の壁側に下着を身に着けたマネキンが何体が立っており、さらに、下着が、ラックにたくさん収納されている。どうやら、ショールームのような場所らしい。入ってすぐに、いい香りが漂ってきて、それの香りが桜をクラクラとさせた。

「さっそくだけど、裸になってもらうわ」

と、マダムは言った。

それを受け、桜も緊張していく。

「あ、あの、私、なんというかスタイルに自信があるわけではないのですけど、大丈夫なんでしょうか?」

「えぇ、私が求めているのは、マネキンのような常人離れした体を持つ人間ではなく、普通の女性の体つきなんです。その点、あなたはぴったりよ。凄く女性らしい体をしているわ。だから、もっとよく見せて頂戴。まずは裸になって、私にその体を見せてほしいの」

「裸ですか……、じ、自信ないですけど」

ここまで来たのだから、自分を曝け出そう。そう考えた桜はオフィスウェアであるスーツを脱ぎ、一枚ずつ服を脱いでいく。そして下着姿になると、若干の躊躇を見せたものの、一気に裸になった。それを見たマダムは感嘆の声を上げる。

「素晴らしい体よ。程よく脂肪がついて、女性らしいシルエットをしているわ。それに胸の大きさも申し分ない。大きすぎず、小さすぎずの絶妙なカップね」

マダムはそう言いながら、桜の前まで足を進めると、おもむろに彼女の乳房をもみしだいた。

「んん、あぁぁ、な、何を……」

「ウフフ、緊張しないで。ちょっと感度を確かめるだけだから」

マダムは乳房を優しい手つきで揉んでいく。乳房全体を円を描くように揉むと、今度は、乳首を指でつまみ、そこをコリコリとし始めた。桜の乳首は、固く蕾のようになり、プクッと立ち上がった。

「や、やめてください」

消え入る声で言う桜であったが、マダムは決してやめようとはしない。むしろ行動は大胆になっていく。

「セクシーなランジェリーはね、殿方を興奮させるものでもあるの。だから、下着を着る前に、あなたがどこまで興奮できる人間なのか確かめさせてね」

マダムは手を下半身に伸ばしていく。

この日のために、Vラインの手入れはしっかりとしてある。陰毛はキレイに整っており、ヴィーナスの丘に繁茂している。

そして、マダムの手が桜の秘部に触れた時、桜は思わず声を出してしまった。

なんというか、背徳的な行為をしているという感覚が、興奮に変化していったのである。

「ウフフ。桜さん、感じているのね。いい傾向よ。そのまま興奮したあなたを見せて」

「あぁ、くぅ、そ、そんな、感じてるなんて……」

「いいのよ、もっと自由になって。そのまま感じて頂戴。私がもっと気持ちよくしてあげますからね」

マダムはそう言うと、手指をペロッと舐め上げ。そして、女壺内に、指を導いていった。これには、桜も堪らなくなり、体を反らせて反応していく。

「いゃん、そ、そんな、も、もう触らないでぇ」

「駄目よ、これ試験なの。あなたのおま×こを徹底的にチェックするわよ」

おま×こという卑猥なフレーズを聞き、桜はますます興奮していく。

淡い刺激が全身を貫き、彼女を恍惚とさせていくのだ。

マダムの指が桜の陰核に触れたとき、とうとう彼女は果てる。

あまりの展開に体がついていかず、早々にイってしまったのである。

遠のく意識の中、最後にマダムが言った。

「うん。合格よ。桜さん、あなた素晴らしいモデルになれるわ」

その声を聴き、桜は安堵しながら目を閉じていった――。

 

〈続く〉


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