連載官能小説『ランジェリーモデル』第2回

連載官能小説

連載官能小説『ランジェリーモデル』第2回

「明日の夕方から来てください。お待ちいたしております」

別れ際、マダムはそう言った。

マダム名は、桐生美咲。

今年40歳を迎える壮年の女性である。

どうやら、シルキームーンのランジェリーモデルの採用試験に合格したらしい。未だに、その事実が信じられず、桜はぼんやりとしていた。

(私がランジェリーモデル? 本当なの?)

喜びも大きいが、同時に戸惑いも存在している。憧れだったシルキームーンのランジェリーモデルになったのはいいのだが、本当にやっていけるのだろうか? それだけが大きな不安として彼女を苦しめていた。

美咲には、日中はOLとして働いている旨を伝えてある。だから、仕事は夕方からになっているのだろう。だが、いつまでも二足の草鞋を履いているわけにはいかない。今の仕事には全く未練はない。むしろいつ辞めたって構わないのである。いつまで経っても、昇給はしないし、いいように働かされている。自分の輝く場所は、ここではない。桜はずっとそう思って生きていた。

それ故に、今回シルキームーンのランジェリーモデルになり、そっちの方の仕事一本で行きたいという希望が湧き出してきた。ただ、ランジェリーモデルとしてやっていけるかどうかはまだ未知数である。もしかしたら合っていないかもしれないし、何が起こるかわからない。となると、今の仕事をこの段階で止めるのはやはり問題であろう。

少なくとも、もうしばらく席を置いておいた方がいい。そう思い、桜は職場には内緒で、ランジェリーモデルの仕事を引き受けることに決めた。

翌日――。

仕事を終え、シルキームーンの本社まで赴く。今日からここのモデルになる。そう思うと、自然と背筋が伸びていく。

シルキームーンの本社の建物は、二階建てになっており、一階が店舗兼ショールーム、そして二階が事務所となっている。まずは、二階へ行き経営者である美咲に挨拶をする。

「桐生さん、今日から宜しくお願いします」

夕焼けが射し込む一室の中、桜はそう言って、挨拶をした。

すると、美咲はにっこりと笑みを浮かべながら、

「桐生さんじゃなくて、美咲さんでいいわよ。名前で呼ばれる方がしっくりくるの」

「あ、はい、わかりました。美咲さん」

「よろしい。じゃあ今日から早速仕事をしてもらうんだけど、実際に下着を着て、ある検査をしてほしいの」

「検査ですか? それは一体」

「それは直ぐにわかるわ。ちょっとこっちに来て頂戴」

美咲はそう言うと、社長室を出て、隣の部屋に桜を連れていった。

その部屋は、小ぢんまりとした一室であり、どういうわけか中央にシングルサイズのベッドが置かれていた。休憩室か何かだろうか?

「この部屋は一体」

桜が呟くと、直ぐに美咲が答えた。

「この部屋はね、ちょっと特別なの、あなたも直ぐに気に入ると思うわ」

「は、はぁ、そうですか」

「ちょっとこの部屋で待っていてね。支度があるから」

支度があると言い、美咲は一人どこかへ消えていった。

そして、次に現れた時、意外な人物を連れてきたのである。

意外な人物――。

それは、見たことのない男性であった。

年齢は30歳くらいだろう。やや痩身で、髪の毛が短く整っている。

「あ、あの、美咲さん、その方は?」

「工藤大輔君よ。ウチのデザイナーをしているの」

男性がデザイナーだったとは……。意外に思いつつ、桜は大輔を見つめた。

「それで大輔さんが、どうしてここにいるんですか?」

「当然の疑問ね、でもその答えは簡単。今からあなたと大輔君には、一緒に寝てもらいます」

「え?」

一瞬、何を言われたのかわからなかった。

耳が正しければ、寝ると言ったような気がする。

「あ、あの、寝るって、どういう意味ですか?」

「簡単よ、二人はこれからセックスをするの」

「そ、そんな、で、できません」

「いい、桜さん、これはウチの商品を実験する重要な検査なのよ」

「どういう意味ですか?」

「シルキームーンの下着を着て、実際にセックスをしてみる。その時の生の声が欲しいのよ。下着は女性を輝かせる武器よ。その武器をもっと切れ味よくするために、あなたにはモデルとして活躍してほしいわけ」

「で、でもモデルって下着を着て写真とか撮るんじゃないですか? 知らない男性とセックスするなんて聞いてません」

「あなた、自分を変えたいと思ったから、ウチの採用試験に来たんでしょう。ならこれはチャンスよ。自分を変えるために、一歩前に進みなさい」

美咲の口調はどこか冷徹な響きがあった。同時に、人を従わせる強い力がある。

とはいっても、桜は迷っていた。折角憧れの仕事に就いたのに、どういうわけか、セックスを強要されている。とにかく逃げ出したかった。

「大丈夫よ、桜さん。あなたも大輔君のち×ぽを感じれば、直ぐに彼なしではいられなくなるわ。さぁ、初めて頂戴」

美咲はシルキームーンのランジェリーを用意すると、それを桜に身につけさせて、下着姿にさせた。そして、そのままベッドの上に座らせる。隣には、大輔の姿があり、彼はにっこりと頬んで桜を見つめていた。

「桜さん、大丈夫ですよ。優しくしますから」

と、大輔は告げた。

そして、桜の肩を抱きしめると、そのまま顔を近づけていき、桜の唇を奪った。

「ん、んんん、むぐ、や、止めてください」

ソフトなキスであったが、桜は必死に抵抗した。

キスは初めてではない。しかし、こんなにも簡単にキスをするような関係になりたくないと思った。

「大丈夫だよ、桜さん、俺に任させて」

男の強い力で、今度はやや強引にキスをされる。先ほどはソフトなキスが展開されたが、一変して舌を絡めるディープなキスが展開され始めた。

(あぁぁ、い、嫌なのに、身体が拒めない)

どういうわけか、大輔とキスをしていると、頭がフワフワとしてきて、心地よくなってしまう。それくらい、大輔のキスはテクニックが高かった。

キスの雨を降らせた大輔は、やがて手指を桜の乳房に移動させていく。そして、スルスルと、器用にブラを外すと、桜の乳房を露出させた。

桜は慌てて胸を隠すが、その腕を掴まれてしまう。

「桜さん、おっぱいをよく見せてください」

「ほ、本当にもう止めてください。わ、私こんなつもりじゃ……」

「心配しないで。これはシルキームーンのランジェリーを発展させていくために、必要な儀式なんです。ウチの下着を身につけた女性が、セックス中にどう反応するのか、それを見るのが、この実験の主な概略です」

「で、でもでも、セックスするなんて……」

「ククク。気持ちいことは嫌いですか?」

「セックスは好きな人とするものじゃないんですか。私は風俗嬢じゃありません」

桜は毅然とした態度で告げる。

しかし、大輔は不気味に笑うだけで、一向に聞き入れようとはしない。

「直ぐに考えが変わりますよ。俺のち×ぽを味わえばね……」

「ひ、ひぃ、や、止めてください、本当にお願いします」

必死に懇願する桜であったが、それは全く無意味に終わる。

大輔は強引に乳房を揉み始めると、指先を使って乳首をコリコリと刺激し始めた。

「く、ぁぁぁ……」

淡い刺激が乳首を通して全身に広がっていく。あまり乳首を責められた経験のない桜は、些細な刺激だけで、感じてしまうようであった。

「おやおや、かなり感じていますね。ではこれはどうかな?」

大輔はそう言うと、今度は乳首をチュッパと口に含み、甘噛みをし始めた。

大輔はゴムを噛んでいるような感触を味わいながら、桜の乳房を堪能していく。

丁寧な所作で乳房を揉んでいたのであるが、次は手をスッと下の方に伸ばし、秘裂に触れ始めた。下着越しに秘部を触られ、桜はビクッと身体を震わせる。

「ち、ちょっと、そこは駄目です」

「どうしてですか? もっと気持ちよくなれますよ」

「と、とにかく駄目です。本当にもう止めてください。訴えますよ」

やや強気に言う桜。

すると、それを見ていた美咲が、スマートフォンを使って、写真を撮り始めた。

「桜さん、あなたの今の姿の写真を撮ったわ。もし、あなたがこれ以上駄々をこねるようだったら、この写真を全世界にバラまきます」

「そ、そんな酷いです。あんまりです」

「なら、いうことを聞きなさい。そして覚悟を決めるのね。大丈夫、直ぐに気持ちよくなって、もっと大輔君のおちん×んが欲しくなるから」

逃げられない。

そう悟った桜はぐったりと項垂れた。

それを見ていた大輔が、すかさず下着の半分ずらし、その隙間から指を挿れて、秘部を刺激し始めた。

「あぁ、や、止めてぇぇぇ」

桜は必死に抵抗するが、あそこを弄られているためか、なかなか力が入らない。

「一気に気持ちよくしてあげますよ」

大輔は、桜の蜜壺をゆっくりと撫でまわすと、次に陰核を責め始めた。

体中に電流が走ったかのような衝撃。桜はあまりの刺激に叫んでしまう。

「ふ、ふぁぁぁ、そ、そこはダメェェ、感じちゃいます」

「感じていいんですよ。桜さん、自分を解放してください」

「いやいや、本当に駄目です。そ、それ以上されたら、わ、私、変になってしまいます」

依然として、強い指の力でクリトリスを擦り上げる大輔。

かなり手慣れているようで、絶妙な力加減であった。

これには、桜も参ってしまう。アクメが襲い掛かってきて、快楽の爆弾が全身に降り注ぐ。やがて、桜は昇天する。

「あぁぁ、だ、駄目、イクゥ、イッちゃうぅぅぅ」

激しく体を反らせながら、桜はイってしまった。

ガクガクと身体を痙攣させ、ベッドの上に崩れ落ちる。

「桜さん、イったみたね」

と、一連の行為を見ていた美咲が告げる。

そして、美咲は強引に桜の身体を起こして、

「桜さんこれで終わりじゃないわよ、次は大輔君を気持ちよくしてあげて」

「え、まだするんですか?」

「当然でしょ、まだ始まったばかりよ。フェラチオして大輔君に奉仕しなさい」

「ふぇ、フェラチオ……、そ、そんなできません」

「初めてってわけじゃないでしょう。しないというのなら、写真をバラまくわよ」

こうして脅されてしまっては、何も言えなくなってしまう。

桜は、チラと大輔を見つめた。

大輔は、大きな怒張を扱きながら、桜を見つめ返す。

「桜さん、俺のち×ぽを気持ちよくしてください」

と、大輔が告げる。

ここから抜け出せない……。

桜は覚悟を決めるしかなかった。

(嫌だけど、写真をバラまかれるわけにいかない)

そう考え、桜は大輔の肉竿を握りしめた――。

 

〈続く〉


Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました