連載官能小説『ストリッパー』第1回

連載官能小説

連載官能小説『ストリッパー』第1回

「ストリッパー? 何を言っているのよ」

そう言ったのは、工藤洋子。

都内の一般企業の事務職を務める27歳の女性である。

彼女の前には、友人である姫神真紀が座っている。

今、二人はとある駅前のカフェにいるのだ。

時刻は午後7時を回っている。既に仕事を終えたサラリーマンや学生の姿があるカフェ店内は、かなり混雑していて、お祭り騒ぎのような喧騒である。そんな中、洋子は真紀からある提案をされたのである。

その提案が洋子の予想の遥か上を行くものであった。

「そう。1日だけでいいからさ」

「で、でも私普通に働いているし……」

「大丈夫、バレないよ、化粧も濃い目にするし。それに、洋子の会社は勤勉な人が多いから、仕事が終わった後にストリップなんていかないよ」

「そうかもしれないけれど。やっぱりできないよ。ストリッパーなんて」

「お願い。友達を助けるためだと思って、1日だけやってくれない」

「そんなこと言われても……」

真紀の知人にストリップ劇場で働く人間がいるのだが、その人間が、新しいストリッパーを探しているのである。それで真紀のところに話が行って、真紀が思いついたのが、洋子というわけであった。洋子は今年27歳になるが、外見が非常に若く見え、まだ10代と言っても通用しそうな容姿をしている。また、スタイルもよく、街で男性が振り返ってみるほど、キレイな身体をしているのである。

だからこそ、真紀は洋子にストリップの仕事を斡旋した。とりあえず1日だけでいいからやってもらえば、自分の顔は立つ。真紀は必死に洋子に懇願した。

洋子と真紀は、幼稚園時代から、高校までずっと一緒だった間柄であり、大学は別々になったのであるが、それでも交流は続いていた。そして、社会人になった今も、こうして時折会っては、近況報告をし合う仲なのである。

正直、洋子は困惑していた。

真紀からのお願いであるのだから、何とかしてあげたい。けれど、それも限度がある。いくらなんでもストリップをしてくれなんて言う願いは、自分にはできそうにないのだ。

「真紀。悪いけど、やっぱりできないよ」

「どうしてもダメなの」

「うん。だって裸を見られるわけでしょ。そんなの嫌だよ」

「裸じゃないよ。もちろん、際どい衣装は着るけれど、裸ってわけじゃ」

「あんまり詳しくないけれど、ほとんど裸みたいなものでしょ。そんなの、私には無理そう。他を当たって」

「親友がこんなにお願いしているのに、洋子は助けてくれないの」

「ゴメン、真紀の頼みでもできないものはできない」

「わかった。じゃあさ、一度ストリップ劇場に見に行くってのはどう? それくらいならいいでしょ」

「え? どうして私がそんな場所に行かなくちゃならないの?」

「偏見があるみたいだからさ。とりあえず行ってみてから、もう一度考えてみてくれない。それでダメなら私も素直に諦めるから」

「まぁそれならいいけど」

結局、洋子はストリップに行くのを同意してしまう。

この同意が、彼女の行く末を大きく変えるとは知らずに……。

後日――。

洋子は真紀と共に、とあるストリップ劇場に足を運んでいた。

ストリップ劇場は、本来男性が行く場所である。ただ、真紀の話によると、女性のお客さんも全くいないわけではないらしい。女子二人で、ストリップを見にいくなど、それまでの洋子の生活を考えると、ありえない行為のように思えた。

でも、ただ見るだけである。それくらいなら、全く問題ないだろう。

ストリップ劇場に行くと、客席には大勢の男性客の姿があった。ただ、満員というわけではない。後ろの方の席はチラホラと空いているようであった。

(なんか凄い雰囲気……)

初めて感じるストリップ劇場の雰囲気に、洋子は思い切り飲み込まれていた。

そんな中、真紀は客席に行かず、洋子を別の場所に案内していった。それはストリッパーが控える楽屋である。どうして、こんな場所に自分を案内するのだろうか? 洋子は不審に思いながらも真紀の後についていった。

「真紀、ここに用があるの?」

「私の知り合いが、ここでストリッパーをしているのよ。だからその挨拶」

「ふ~ん。そうなんだ」

何気なく相槌を打ち、二人は楽屋に入っていく。

そこでは数名のストリッパーが、舞台に出るための準備をしていた。奥の方に真紀の知り合いのストリッパーがいるらしく、真紀はその人物の前まで洋子を連れていった。

「どうも、如月さん。お久しぶりです」

真紀はそう言って挨拶をする。そして、その後、洋子に向かって、

「洋子、コチラが如月瑠奈さん。私の大学時代の先輩。ここでストリッパーとして働いているの。あ、先輩こっちが洋子って言ってこの間話した、ストリッパー志望です」

いきなりストリッパー志望と言われ、洋子は面を食らった。

直ぐに彼女は、真紀に詰め寄る。

「ねぇ、真紀、ストリッパー志望ってどういう意味なの? 聞いてないよ」

「わかってる。ただ、今は私の言う通りにして」

二人がコソコソと話していると、瑠奈がにっこりと笑い、洋子に握手を求めた。

「宜しく、洋子さん。わからないことがあれば言ってね」

「はぁ、わからないことって、わからないことだらけですけど、私、ストリッパー志望ではなくて、ただ単純にストリップを見に来ただけなんです」

すると、瑠奈は目を丸くした。

「え、そうなの。話だと、今日からここで働くっていう話だったけれど」

「ち、違います。ちょっと待ってください」

そう言い、洋子はキッと真紀を見つめた。

真紀はテヘッと舌を出し、にこやかな笑みを浮かべている。

どうやら、自分はハメられたらしい。信じていた親友に裏切られて、洋子はとても悲しくなってしまった。

「真紀、酷いよ。こんなのってないよ」

「ゴメンね、洋子、今日1日だけでいいから。どうしてもストリッパーがいなくて困っているんだって。だから助けると思って、1日だけ、ね、お願い」

真紀は丁寧に腰を折って、何度も頭を下げた。

ここまでされて、断ると、自分が悪者のように見えてしまう。

結局、洋子は全てを受け入れた。

(はぁ、私、どうなるんだろう。本当に不安……)

洋子は、臨時でストリッパーとしてデビューすることに決まった。しかし、全くの初心者である。最初から、単独での公演は難しい。そう判断した瑠奈は、自分の公演の時に一緒に出ようと提案し、洋子はそれを飲んだ。際どい衣装が渡されて、洋子は自分の境遇を呪いたくなった。

渡されたのはビキニの水着のような際どい衣装で、素材がビニールのようにテカテカとしている。Vラインの切れ込みも深く、大事な部分が見えそうになってしまう。Vラインの手入れは行っているから、問題なく着用できるが、こんな際どい格好などした経験がなかった。

「あの、瑠奈さん。私、本当に未経験で何もわからないんですけど」

「そうよね、本来は、お勉強っていって、先輩の踊り子さんの舞台を見て勉強するんだけど、今は臨時で時間がないから、二人一緒に出て公演します。でも大丈夫。私のやるようなポーズを見様見真似でやってくれればいいから。それに、洋子ちゃんはまだ素人だから、顔バレ対策に仮面をつけて演技してもらうから、誰かに見つかる心配はないわ」

とはいっても、不安は募る。

そんな簡単にストリッパーとしてデビューできるものなんだろうか?

しかし、時間は待ってくれない。あっという間に、二人の公演の時間がやって来た。

洋子は、新人のストリッパー「奈津」と命名され、舞台に出ることになった。

彼女の初めての舞台がこうして始まる。

現在のストリップは、主にダンスショーがメインになっている。淫らなポーズで踊って誘惑すると考えられがちであるが、それは間違いである。踊り子一人一人が考えたダンスを、大体15分くらい鑑賞するのが一般的である。

もちろん、ダンスをするのだから、練習は必須である。ただ、洋子にはその時間がなかった。その点を考慮して、瑠奈は初心者でも踊りやすい、簡単なダンスパフォーマンスを披露していく。洋子もそれに合わせて必死にダンスを踊る。

洋子は最初、ストリップに対する大きな偏見があった。しかし、実際に踊ってみてそれが間違いであるとわかったのだ。同時に、ダンスをして、人に見られる感動を覚え始めた。際どい格好をして踊っているだけなのに、どういうわけか、興奮してくるのである。この興奮はステージが終わった後も続いていた。

ダンスを終え引き上げてくると、楽屋には瑠奈以外誰もいなかった。どうやら、皆出ていってしまっているようであった。

「奈津ちゃん、よかったわよ。素質はあると思うわ。あ、洋子って呼んだ方がいい?」

「洋子で大丈夫です。でも、そうでしょうか? 上手くできたか不安です」

「大丈夫。最後の方なんて、特に輝いていたと思うけれど」

そう言うと、瑠奈はスッと洋子の方に近づいてきた。洋子は緊張からかビクッと背筋を震わせた。

「ちょっと、興奮してるんじゃない?」

と、瑠奈が告げる。

そして、彼女は洋子の穿いているショーツに手を伸ばした。

「何をするんですか? こんなところ誰かに見られたら」

「大丈夫、今はここは無人よ。しばらくは誰も来ないわ」

「でも、真紀が来るかもしれない」

「真紀ちゃんには、すべてのショーが終わってから来るように言ってあるから、今はここに来ないの。だから安心して」

ビニール素材の際どい形状をしたショーツ越しに、秘部を触られて、洋子はズキッと秘裂が疼くのを感じていた。どうして、ここまで感じてしまうのかわからなかった。

「洋子ちゃん、感じているでしょ?」

「そんなことありません」

「嘘言っても無駄よ。だってあなたのあそこ、こんなにも熱くなっているんだもの。初めてのストリップショーに出て興奮しちゃった?」

「こ、興奮なんてしていませんよ」

「そうかしら、本当か嘘か確かめてあげる」

瑠奈はそう言うと、一気にショーツを下ろした。あまりの早業に、洋子は抵抗できずにただ脱がされてしまった。

衣装のショーツのクロッチ部分にはしっかりと濡れた跡があった。そして、洋子の蜜壺からつつっと半透明の糸が伸びている。

「洋子ちゃん、やっぱり感じていたんじゃない。こんなに濡らして」

「違います。本当に違うんです。嘘です」

必死に抵抗する洋子であったが、あそこを濡らしてい手は、全く説得力がない。

クスクスと瑠奈は笑い、そのまま手指を洋子の秘裂に沿わせていった。

ゾクゾクとする感覚が洋子の全身に広がっていく。

「あぁ、あぁん、止めてください」

「本当に止めて欲しいの? ホントはして欲しいんじゃないの?」

「そんなこと」

「際どい衣装を着て、ダンスをしてお客さんに見られて、感じちゃったのね。でも大丈夫、見られるのに興奮するのって当然だから。あなたも見られることに感じ始め、きっとそれが癖になるわよ」

確かに人にセクシーな姿を見られるのは、癖になりそうな強烈な一面がある。

洋子が黙って頷くと、瑠奈は続けて、秘裂を舐め始めた。

「でも今は洋子ちゃんの昂ぶりを収めてあげる。だって、こんなにおま×こを濡らしているんだもん。このまま何もしなかったら逆に可哀想よね」

「はぁん、そんな風に触らないで。お願いだから」

「大丈夫、直ぐに気持ちよくしてあげるから。安心して私に任せなさい」

瑠奈はそう言うと、ぺろりと陰唇を舐め上げた――。

 

〈続く〉


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