連載官能小説『処女の頑張り』第1回

連載官能小説

連載官能小説『処女の頑張り』第1回

「え、新潟店の店長ですか……」

驚いた表情で、佐々岡瑞希は答えた。

彼女は、今年二十三歳になる女性であり、都内のセレクトショップに勤務している。

なかなかの販売実績を誇り、今回新規出店する新潟店の店長に抜擢されたのである。

ただ、嬉しい反面、少し問題もあった。

(圭太君との関係……、どうしよう?)

瑞希には、付き合ったばかりの彼氏がいる。

年齢は同い年で、合コンをきっかけにして仲良くなり、向こうから告白されたのである。瑞希は、それなりにルックスもよく、スタイルもなかなかなのではあるが、生まれながらの引っ込み思案な性格が災いし、今まで彼氏ができたことがなかった。

それ故に、瑞希は初めて彼氏ができて、物凄く悦んだ。一緒にデートしたり、食事をしたりして、少しずつ仲を進展させていったのである。

それなのに、突然の新潟への転勤。

橋本圭太は、とある企業の営業職をしており、まだ新米社員である。先輩社員についていって仕事のイロハを学んでいる最中なのだ。それ故に、とてもではないが、仕事を辞めて、瑞希と一緒に新潟に行くことはできない。

となると……。

(別れるしかないのかな……)

そう考えると、身体がずっしりと重くなる。

それでも、新潟店の店長の仕事は、自分のやってきたことが認められた証拠でもある。店長になれば、今以上にやりがいのある仕事ができるであろうし、キャリアアップにも繋がる。折角だから、このチャンスを活かしたかった。

お互いのことを考えれば、遠距離恋愛をするよりも、ここはきっぱりと別れて、心機一転、新しい土地で頑張った方がいい。そんな風な気がしていた……。

「そういうわけなの……」

瑞希は、自宅に圭太を呼び、そこで新潟行きの顛末を話した。

圭太はじっと話を聞いており、話を聞き終わると、少し悲しそうな顔を浮かべた。

「瑞希ちゃんは、俺と別れたいの?」

「うん。遠距離は無理だと思うし。お互いまだ若いから、心機一転、別々に頑張った方がいいんじゃないかな」

「俺、嫌だよ、折角付き合ったのに……」

「でも、私は新潟行きの話を断れない。それに、圭太君だって、仕事を辞められないでしょ」

「それはそうだけど……」

「だから、ここでお別れしよう。私、もう決めたの」

圭太の顔が、暗黒に染まっていく。

フルフルと震えながら、彼は恐る恐る声を出した。

「俺、実は童貞なんだ」

「え?」

「まだセックスしたことないんだ。もう23歳なのに、笑えるだろ?」

「そんなこと、ないけど……」

唐突な告白に、瑞希は面食らった。

というよりも、圭太が童貞というのは、意外な事実である。てっきり、経験済みだとばかり思っていた。

(圭太君、童貞なんだ……)

瑞希自身、処女である。

だから、余計に圭太が愛おしくなった。

「周りはさ、風俗とかで卒業したら? って言うんだけど、俺、そういうのは嫌なんだ。初めては、好きな人としたい」

「うん、そうだよね。その気持ちわかるよ」

「それで、ようやく自分の好きな人に巡り合えたんだ。それが瑞希ちゃんなんだよ。だから俺、瑞希ちゃんとセックスしたいんだ。もし別れるなら、最後に俺に思い出を作って欲しい」

「思い出……」

「そう。瑞希ちゃんにセックスのイロハを教えてもらいたいんだ」

意気揚々と圭太は告げる。

(ん? セックスのイロハ?)

首を傾げる瑞希。

何だか、話が変な方向に進もうとしている。

どうやら、圭太は瑞希を経験豊富なお姉さんだと思っているらしい。そう察した瑞希は、自分も処女であるということを、告白するチャンスを失ってしまった。

ここで、処女だと語ってしまうと、もしかすると、引かれてしまうかもしれない。それならば、彼女が取る決断は……。

「わかったわ。私がセックスを教えてあげる」

彼女が選択したのは、自身がフェロモンムンムンであり、経験方法なお姉さんになり切ることだった。

「ありがとう、瑞希ちゃん。じゃあ、お願いしてもいいかな……」

「うん、じゃあ、シャワー浴びてくるから待ってて」

「わかった。その後、俺もシャワー浴びるよ」

こうして、瑞希はシャワーを浴びに行った。

浴室で、瑞希は顔を真っ赤にさせる。

(どうしよう。私処女なのに、こんなこと言って、どうすればいいの?)

混乱する頭で、瑞希は考えを巡らす。

彼女は処女であるが、初めてセックスを体験した女の友達の話を何度も聞いたことがある。

ほとんどの女の子が、痛くて恥ずかしくて、もう二度と思い出したくない。と告げていた。

(セックスって痛いのかなぁ……)

処女である分、彼女は、性的な行為に異常な興味を持っていた。

マスターベーションの経験はあるし、女性向けのエッチな小説を呼んでは夜な夜な興奮していたのである。

瑞希がシャワーを浴びると、入れ違いで圭太がシャワーに入り、身を清める。

そして準備が整うと、二人はベッドの上で向かい合わせに座った。

(私は経験豊富なお姉さんを演じるの。大丈夫、やれる!)

必死に自分を鼓舞し、瑞希は性的な興奮を高めていく。

対する圭太は、ドキドキとしているようで、キョロキョロと挙動不審に辺りを見渡している。

「圭太君、準備はいい?」

「うん。大丈夫」

(まず、キスからすればいいんだよね)

よくわからなかったが、瑞希はスッと顔を近づけて、そのまま圭太の唇を奪った。あまりに素早く動いたので、お互いの歯が当たり、ガチっと大きな音がした。

「うわっ」

圭太は驚いていたが、彼自身もキスをよく知らないので、何も文句は言わなかった。

慣れない所作で触れるだけのキスを展開していく。

ただ、これだけでは終われない。

(舌同士を絡めればいいんだよね?)

頭が沸騰している瑞希は、自らの舌を、圭太の口腔内に導いていき、そして彼の舌をレロレロと舐め始めた。

「うぅぅ……」

短く叫ぶ圭太。

それを聞いた瑞希は、圭太の背中に腕を回し、そして、激しくディープなキスを展開していった。

「んぐ、むぐ、んんん……」

二人の唾液が、お互いの口腔内で溶け合っていく。

それは、仄かに甘く、大人の味がするキスであった。

「瑞希ちゃん。俺、こんなになっちゃったよ」

キスを終えると、圭太は自分の下半身を押さえた。

股間部分がもっこりと膨らんでいる。どうやら、キスをして興奮してしまったようである。

(圭太君、勃起してるんだ)

「今度は、こっちを弄ってあげるね」

あくまでも経験豊富な女を演じる瑞希。ここまで来たら引き下がれない。

当然ではあるが、手コキやフェラチオの経験はない。それでもエッチ小説を読んで、何となくのやり方は熟知している。もしかすると、見様見真似でできるかもしれない。

「こんなにパンパンになって。パンツ脱がすよ」

「うん。ゴメン……」

瑞希は圭太の穿いているボクサーパンツを脱がした。

すると、ギンギンになったペニスが一気にそそり立ち、下腹部に密着した。

(うぅ、す、凄い匂い……)

ムワッとする牡の香りが鼻を突く。

生臭いというか、青々しいというか、特に性臭を感じるのである。

(まずは、手で扱けばいいのかな?)

手のひらを使って、瑞希は圭太のペニスを包み込んだ。

ペニスは熱くなっており、ドクドクと脈打っている。

赤黒くなった肉竿は、ところどころに血管が走り、生き物のように蠢いていた。

手コキを始めて直ぐに、瑞希は異変に気付いた。

亀頭の先から、何やら透明の液体が出てきたのである。

(あれ、何か出てきた。何だろう?)

これが、男性の我慢汁であることを知らない瑞希は、ただただ驚くばかりであった。

「圭太君、気持ちいい?」

とりあえず、瑞希はそのように尋ねた。

すると、顔をほっこりと上気させた圭太が答える。

「う、うん、凄く気持ちいい。瑞希ちゃんって上手なんだね」

初めてなのに、上手と言われて、瑞希は嬉しくなった。

どうやら、自分の行為は間違っていないらしい……。

瑞希は手のひらでペニスを包み込むと、ゆっくりと肉棒を上下に動かし始めた。

「うぅ、くぅ……」

ペニスを扱いていくと、圭太の口から、喘ぐ声が漏れた。

(圭太君、気持ちよさそう)

ふと、圭太の表情を見て、瑞希はそんな風に感じた。

そして、そのまま激しく肉胴を上下に動かしていく。

動きが単調にならないように、スピードをゆっくりにしたり、早めたりして刺激に変化を加えていった。

「瑞希ちゃん、俺のち×ぽ舐めて欲しい」

「えぇぇ、おちん×ん、舐めるのぉ?」

「うん、舐めて欲しいんだ。経験豊富な瑞希ちゃんに……」

「わかった。じゃあ舐めてあげるね」

勢いで言ってしまったが、どうするべきなのだろうか?

確か、口を大きく開けて、歯を立てないようにするはずである。

後は、唾液をたっぷり含ませて、動かしていけば、気持ちよくなってもらえるかもしれない。

瑞希は、圭太の怒張に顔を近づけていった。

全体的にヒクヒクと震えている肉竿から、ムッと性臭が漂ってくる。

牡の香りを感じ、どんどん瑞希も興奮してくる。決して不快な匂いではなく、情欲を煽る香りなのである。

舌先で亀頭を舐めてみる。カウパー腺液が舌に付着し、僅かに苦みのある味わいが、口腔内に広がっていく。

瑞希は、最初から口いっぱいにペニスを含むのではなく、まずは傘頭の中心を舌先で刺激し始めた。少しずつ、弄る範囲を広げて、気持ちよくなってもらおうと思ったのである。

「んんん、……、瑞希ちゃん凄く気持ちいい」

恍惚とした表情で圭太が答える。

うっとりとしており、心底気持ちよくなっているような感じである。

少しずつ、瑞希は自信を付けて行く。亀頭全体を、アイスを舐めるような感覚で舐め上げていき、カリ表、そしてカリ裏と、刺激する範囲を広げていく。

舐めれば舐めるほど、ペニスはヒクヒクと小刻みに震え、カウパーの量も増していく。にちゃにちゃと淫猥な音を鳴り響かせながら、瑞希はフェラを続けていった。

「瑞希ちゃん、ペニス全体を舐めて、堪らないよ」

「わかったわ。ちょっと待ってね」

あくまでも冷静に、瑞希は答える。

そして、口を大きく開けて、肉胴を包み込んだ。

口腔内のねっとりとして粘膜が ペニスを覆いこみ、圭太は天にも昇る心地よさを覚えた。

「くぁっ、瑞希ちゃん、それイイヨ、凄く気持ちいい」

あまりの心地よさに、圭太の声も大きくなっていく。

そして、突如身体を震わせ始めた。

同時に、激しくペニスが収縮を始める。

(え、何か変だよ、何なの?)

訳も分からなかった瑞希であったが、そのままフェラを敢行した。

「瑞希ちゃん、で、出る」

「え?」

童貞である圭太は、刺激の強いフェラに抵抗する力がなかった。

あっという間に臨界点を迎え、オルガスムスを感じ、そのまま射精をしてしまったのだ。

ビュルビュルドピュ。

勢いよく子種が放出される。

瑞希は驚いて、口からペニスを離してしまった。

すると、放物線を描いた白い牡の欲望が、彼女の顔面に降りかかった。

瑞希の顔面は、瞬く間に白濁色の液体に染まっていく。

「きゃぁぁ、あ、熱いぃ」

顔面に精液を浴び、瑞希は声を出してしまった。

それを受け、圭太が慌てて答える。

「ゴメン、瑞希ちゃん、我慢できなくて」

「ううん、いいの、こっちこそゴメンなさい、急に声出して」

「瑞希ちゃん、凄い気持ちよかったよ。ありがとう」

「気持ちよくなってもらえてよかったわ」

「ねぇ、今度は瑞希ちゃんのおま×こを見せてくれない。俺が気持ちよくするから」

おま×こという生々しい言葉を聞き、瑞希は耳まで顔を真っ赤にさせた。

「え、えぇぇぇ」

「俺、瑞希ちゃんのおま×こがみたい」

「だ、ダメだよ。そんなの」

「どうして? ここまで来たら、俺我慢できないよ」

圭太は強引であった。

そして、嫌がる瑞希にすり寄ってきて、強引に彼女を押し倒した――。

 

〈続く〉


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