連載官能小説『処女の頑張り』第5回

連載官能小説

連載官能小説『処女の頑張り』第5回

「桜ちゃん、お願い! この通り……」

と、必死に懇願するのは、中村巧。高校三年生の男子生徒である。

彼の前に座るのは、その幼馴染である前田桜だ。

「嫌だよ、そんなの絶対」

「だって、こんなこと頼めるの桜ちゃんしかいないんだ」

「だからって、そ、その、セックスしてほしいなんて……」

そう、困った高校生である巧は現在童貞である。

ただ、春から大学進学が決まっており、大学に入る前に童貞を卒業したいと考えているのである。しかし、彼には彼女がいない。今まで女の子と付き合った経験はないのだ。だからこそ、彼は焦っていた。周りは、童貞を卒業したものも多い。だが、自分はまだなのである。

それ故に、激しい焦りを感じていたのだ。

(タク君。何を考えているのよ。そんなことできるわけないじゃん)

と、桜は考えていた。

彼女も性体験があるかというと、そうでもない。まだ生娘。つまり処女である。

それに、初めては好きな人としたい。そんな乙女チックな妄想を抱いていた。

初めてのセックスは好きな人と……。となると、今回の巧の提案は強ち間違いではない。なぜならば、桜は巧が好きなのである。それももう、ずっと前から……。但し、その好意に巧だけが気づかないでいた。

「桜ちゃん、これだけ頼んでもダメ?」

しゅんと項垂れる巧。

もちろん、彼も誰彼構わず、こんなことを言っているわけではない。桜とは、ずっと昔から一緒だった。それこそ、幼稚園時代からの付き合いである。そのため、自分のことをわかってくれていると思っているのだ。

同時に、桜なら自分を男にしてくれる。そんな気がしていた。

「ダメだよ。だって、そういうのって、お互いが好きになって、初めてするものでしょ?」

「俺は、桜ちゃんが好きだよ。桜ちゃんは、俺が嫌い?」

「そ、それは。嫌いじゃないけれど……。ホントに私が好きなの?」

「うん。当たり前じゃん。だって幼稚園から一緒なんだよ。親友みたいなものだよ」

親友。

恐らく、巧が言う好きとは、女として桜が好きなのではなく、友達として好きだということなのだろう。そうなると、気持ちは複雑になる。

(タク君、何にもわかってない。私はこんなに好きなのに……、どうして気づいてくれないのよ)

ヤキモキしながら桜はため息をついた。

「とにかく、今日の夜、俺の部屋に来て。今日は親父もお袋もいないんだ。つまり、俺だけ。今日が大チャンスなんだよ」

「そんな、勝手に決めないでよ」

「待ってるからね。絶対来てくれよな」

巧はそう言うと、足早に立ち去って行った。

一人残された桜は、どうしようかと考え、悶々となってしまう。

(私、どうしよう……)

巧が好き。だから、セックスしてもいい。

でも、巧は自分を女として見ていない気がする。

(私は踏み台なの? そんなの嫌だよ)

桜は窓から外を眺める。

自分の鬱屈とした心境とは裏腹に、空はすっきりと晴れ渡っていた。

夜――。

夕食を終えた桜は、一人巧の家に向かっていた。

セックスするかどうかはわからない。

けど、そばに居たいという気持ちになったのである。

(私、何やってんだろう……)

気持ちは複雑だ。

桜は、初めてセックスするなら巧がいいと考えていた。

小さい頃から一緒だったし、気づいたら、いつの間にか好きになっていた。けれど、それをずっとひた隠しにしてきた。もしも告白して、断られてしまったら、その後の関係が修復できないような気がして、行動できなかったのである。

巧の家に着き、インターフォンを鳴らす。

巧の家は、普通の一軒家であり、もう何度も遊びに行っている。

だが、今日だけは、別空間が広がっているような気がした……。

どたどたと、コチラに向かってくる足音が聞こえる。

徐々に緊張がピークを迎え、ドキッと心臓が早鐘を打つ。

その瞬間、玄関のトビラが開かれた。

「桜ちゃん、来てくれたんだね。ありがとう」

「うん、でも待って、本当にエッチなことするの?」

「うん。したいんだけど。桜ちゃん経験豊富そうだし」

「え? 誰が経験豊富?」

「だから桜ちゃん。可愛いし。セックスくらい経験済みでしょ?」

「ば、バカぁ! 何言ってんのよ。私はそんな軽い女じゃないんだからね」

「も、もしかして桜ちゃんも経験ないの?」

その言葉を聞き、桜はかぁと顔を赤らめる。

沸騰しそうになるほど、顔が熱くなる。

「ないわよ、悪かったわね、処女で……」

「そうなんだ。だったら安心したよ。あ、そうだ、立ち話もアレだし、とにかく中に入って」

巧は桜を部屋に招き入れた。

巧の部屋は6畳の洋間で、出入り口のトビラの対面に窓があり、左側のスペースにベッド。そして、右側のスペースに勉強机や小さな本棚が置いてある。後は、部屋の中央にカーペットが敷かれ、さらローテーブルが一台あるのだ。

桜は、何度もこの部屋に入ったことがある。だから、ずかずかと歩いていくと、そのままベッドに腰を下ろした。

巧の格好は、完全な部屋着で、ジャージ素材のハーフパンツに、運動用のTシャツを着用していた。対する桜もラフな格好である。ベージュのブラウスに、ボトムスはタイトなデニムパンツ。もっとおしゃれしたかったけれど、変にやる気があると思われると嫌だったため、こんな風な格好になったのだ。

「桜ちゃん。俺、ちゃんとシャワー浴びて清潔にしてあるから。そ、その、俺とセックスしてくれませんか?」

「ホントにしたいの?」

「うん、したい。俺を男にしてくれ! 頼む!」

そう言うと、巧は丁寧にお辞儀をした。

そこまで頼まれると、断り切れなくなってしまう。

「ちゃんと、責任とってくれるの?」

「責任?」

「そう。一度セックスできたからもういいやってならない? ちゃんと最後まで好きでいてくれる?」

「それはもちろん、そのつもりだよ」

「男の子って女の子とエッチなことができれば、誰でもいいとか考えてるでしょ?」

「そんな風に考えてないよ」

「エッチしてあげてもいい。でも条件があるわ」

「条件って何?」

「私とエッチしたら、責任とって、私と付き合って欲しいの」

「え? それってその、桜ちゃんが俺の彼女になるってこと?」

「そう。じゃないと、この話はなし。私帰るからね」

「でも、桜ちゃんって俺のこと好きでもなんでもないんじゃ」

「バカ、ここまで言わせたんだから空気読みなさいよね。私、ずっとタク君が好きだった。でも言えなかったの」

「そうなんだ。……わかった。俺も桜ちゃんが好きだ。ちゃんと責任とるよ。だからセックスしてください」

「約束だからね」

「うん、必ず守るよ……」

「なら、エッチなことしてもいいよ」

桜はそう言うと、ゴロリとベッドの上に横になった。それはどこまでも無防備な姿である。

巧はその姿を見て、恐る恐る桜の身体に触れた。

「じゃあ、まず服を脱ごうか」

「うん。わかった」

お互い、服を脱ぎ始めた。

そして、巧はボクサーパンツ姿。桜はブラとショーツだけになる。

「何か、凄い恥ずかしい。あんまり見ないで」

恥ずかしがる桜の姿を見て、どんどん興奮してくる巧。

嫌がる姿を見れば見るほど、燃えてくるのである。

「桜ちゃん、凄いキレイだ。おっぱいも見せて」

巧はそう言うと、静かに手を伸ばし、ビクビクとした手つきでブラジャーを外しにかかる。しかし、慣れていないのでなかなか外せない。それを見ていた桜が、自分でブラを外した。

「こうやってホックを外せばいいのよ」

「ゴメン、慣れてなくて」

「別にいいけど……」

桜は腕で乳房を覆い隠している。それの腕を巧が振りほどき、おっぱいを解放する。

桜の乳房は、それほど大きくなかった。まだまだ発展途上なのかもしれない。だが、形は非常によく、キレイなお椀型をしていた。

「これがおっぱいなんだね。ねぇ、触ってもいい?」

「いいよ。優しくしてね」

巧は手を伸ばし、ツンツンと乳房を突いた。弾力のある肌が、ビクビクッと震える。

この時、桜は目を閉じていた。とてもではないが、目を開けて凝視できなかったのだ。

巧は、ゆっくりと手のひら全体を使って、おっぱいをマッサージするように揉み始めた。

予想以上に柔らかい。圧倒的な至福の時間が訪れる。

「くぅ、あぁぁ……」

桜の口から甘い声が漏れる。

どうやら、桜も感じているようだ。巧は乳房全体を優しく揉みしだくと、今度は乳首に照準を移した。

手指を使って、コリコリと乳首を刺激していく。

すると、花の蕾のように乳首が硬くなった。プクっと硬くなり、屹立している。

「桜ちゃん、乳首が硬くなったよ」

「きゃぁ、だって、タク君が弄るからだもん」

「ねぇ、舐めてもいい?」

「いいけど、恥ずかしいよぉ」

巧はスッと顔を近づける。

すると、桜の身体が立ち昇る体臭を感じることができた。

甘くふんわりとした香り。

ここに来るまでに、恐らくシャワーを浴びてきたのだろう。

ボディーソープの香りと、体臭が入り混じり、高貴な匂いになっている。

そのフェロモン臭を、クンクンと嗅ぎながら、巧は赤子のように乳房に吸いついた。

そして、ちゅーちゅーと音を立てて、乳首を舐め始める。

「くぁぁ、あぁん、くすぐったいよぉ」

「桜ちゃんのおっぱい、凄く美味しいよ。堪らない」

貪るようにおっぱいを堪能していく巧。

彼も深い興奮の中にいた。

「はぅぅ、くぅ、うぅぅ……」

嗚咽交じりの淫声を吐きながら、桜も感じていく。

ずっと好きだった巧に身体を弄られている。女の本能が喜びの声を上げていた。

「桜ちゃん、今度はおま×こ見たいんだけどいい?」

「え、でも、恥ずかしいからダメだよ」

「もう無理だよ。俺我慢できない。おま×こ見せてよ」

おま×こという生々しい単語を聞き、桜は一層興奮していった。

淫語を囁かれると、性的なボルテージがどんどん上がっていくのだ。

堪えきれなくなった巧は、乳房を弄るのをやめ、下半身を弄り始めた。そして、ショーツを掴むと、一気に脱がしていく。

「きゃぁぁ、ダメだったらぁ」

途端、悲鳴を上げる桜であったが、時既に遅い。女の部分を見られてしまったのである。

「これがおま×こなんだね」

興奮冷めやらぬ巧は、まじまじと女性器を観察していった――。

 

〈続く〉


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