連載官能小説『処女の頑張り』第6回
(あぁ、見られてる。じろじろおま×こ見られちゃってる)
途轍もなく恥ずかしさを感じる桜。
だが、どこか見られて心地よくなる自分がいる。確かに恥ずかしいのではあるが、くすぐったい部分を触れられるようで、妙に興奮してしまうのである。
対する巧は、感動の面持ちで女性器を見つめている。
無修正の動画などで、何度かおま×こは見たことがあるが、変に黒かったり、歪な形をしていたりしていたはずである。だが、今目の前に広がる蜜園は全く違っている。輝かしい程、可憐なのだ。
ヴィーナスの丘には、僅かに陰毛が茂っており、全体的にフワフワとしている。
そこから視線を下げていくと、大陰唇が見える。そこには、あまり毛が生えておらず、ツルツルとしていて、何だかいやらしさを感じさせる。女性器は、どうしてこんなにも卑猥な形をしているのだろうか?
途轍もなく、興奮を誘う形をしているのである。
「桜ちゃん。おま×こ触ってもいい?」
「えぇぇ。触るの。ダメだよぉ。一応洗ってきたけど、おしっことかするし、汚いよ」
「桜ちゃんの身体に汚い所なんてないよ。お願い、ちょっと触らせて……」
必死に懇願する巧を見て、桜は嫌とは言えなくなった。ちょっとくらいなら触らせてもいいかもしれない。同時に、性器を他人に触れられて、どんな気持ちになるのか試してもみたかったのだ。
桜は、ほとんどマスターベーションをしない。過去に数回、机の角などに性器を押し当てて快感を貪ったことがあるが、自分が変態になったような気がして、それ以降は封印している。でも、何となく興味はある。確か、性器を何かで押し当てると、気持ちよくなる。これは事実であった。
だからこそ、巧の手マンに密かに期待を込めていた。どんな気持ちになるのだろうか? 興味は尽きないし、どんどん興奮してくる自分がいるのである。
巧は、大陰唇に触れた。そこは、プニプニとしており、弾力があった。そこを指で刺激しながら、ゆっくりと左右に押し開いていく。すると、花園の様子が良く見えるようになった。大陰唇を掻き分けると、小陰唇が見え、さらにビラビラとした襞のようなものがあった。
但し、その襞はあまり大きくなく、ぴったりと皮膚に張り付いているように見えた。そして、キレイなピンク色をしている。巧が無修正動画で見た時は、もっと黒い印象があったが、桜の性器は違っていたのだ。
「凄い……、凄くキレイだよ」
と、巧は告げる。自分でもどんどん興奮していくのがわかった。
ペニスは既に熱く反応している。彼はまだボクサーパンツを穿いていたが、その中で暴発寸前な程膨れ上がっていたのだ。また、亀頭の先端からはカウパー腺液が滲み出している。
「タク君、恥ずかしい。だからあんまり見ないで。女の子のあそこをじっとみるなんて変態だよ」
「変態でもいいよ。男はみんなおま×こが好きなんだ。もっとじっくりと見せて……」
ピンク色にテカる小陰唇の先には、ぬらぬらと光る膣口が見えた。そこは、僅かに濡れており、しっとりとしているように感じられた。巧はスッと指先を伸ばし、膣口付近をコソコソと刺激し始める。指先に、桜の愛蜜が付着し、ツンとした性臭が漂い始める。
「桜ちゃん、濡れてるよ」
「バカぁ、そんなこと言わないでよ。し、仕方ないじゃない。こんな風にされたら誰だって濡れるに決まってるでしょ」
「濡れてるってことは、桜ちゃんも興奮しているんだよね。俺、何か嬉しくなってきた」
と言い、巧は心底嬉しそうな顔を浮かべた。
その表情を見た桜も、どこか安心してくる。巧にならすべてを任せてもいい。そんな風に感じたのである。
巧は指先を膣口に当て、そして、そのまま胎内に指を少しだけ挿れた。
「桜ちゃんって処女なんだよね?」
「そうだけど」
「なら、処女膜があるかもしれないから、あんまり指は奥深くまで入れないよ。俺のち×ぽで膜を破りたいから」
「うん。おちん×ん、ホントに挿れるの?」
「当たり前じゃん。そうしないとセックスできないよ」
巧はそう言うと、指の第一関節くらいまで膣内に挿入し、そこをくちゅくちゅと刺激し始めた。たっぷりと愛蜜が湧き出しているおかげで、指はスムーズに動く。また、にちょ、ぐちょと淫猥な音が鳴り響き、それが静かな室内に染み渡っていった。
(やだぁ、音が出てるぅ。恥ずかしいよぉ)
そこで桜はキュッと目を閉じた。
あまりに恥ずかしいので、凝視できなくなったのである。
今度、巧はスッと指先を抜き、膣口の上方部分にある陰核に照準を移していく。
「ねぇ、クリトリスって知ってる?」
と、巧が尋ねる。
もちろん、その単語くらい知っている。女の子の一番敏感な部分である。ただ、あまり弄った経験はない。
「知ってるけど、どうするの?」
「クリトリスに触られると気持ちいいんだって。だから、俺が弄ってあげるよ」
「ちょ、ちょっと待って、心の準備が……」
すべてを言う前に、巧が動いた。
彼は親指を使って陰核の包皮を剥くと、ずるっと奥から、白い豆のようなものを露出させた。それは、ヒクヒクと震えており、どこか生物のようにも見えた。
「俺、クリトリスってあんまり見たことないけど、かなり小さいんだね。桜ちゃんのが特別小さいのかな?」
クリトリスの大きさはさまざまである。小豆大の大きさもあれば米粒大の大きさもある。桜のクリトリスはあまり大きくなく、米粒くらいのサイズであった。巧が陰核をクリクリと指で弄ると、鋭い刺激が桜を襲った。
「きゃぁ、ちょっとダメだよ……」
その刺激は、あまりにも痛烈だった。
脳天を貫くような、強い痺れ。そして、じわじわと広がっていく悦楽。それらすべてが初めての体験であった。
白く輝く女豆は、弄られたことにより、若干であるが、充血し始めた。すると、白と血管の赤が入り混じり、キレイなピンク色に発色していく。巧は桜の様子を見ながら、陰核を刺激し続ける。
「どんどんおま×こからお汁が出てくる。大洪水だよ」
「あぁぁん、ふぁ」
声にならない嗚咽を漏らす桜。
心地よい刺激が、全身に広がっていくのだ。身体が反応を示し、ビクッビクッと動いていく。
陰核を指の腹で刺激してから、今度は、軽く摘まみ上げる。そして、くりくりと弄り回していった。桜は強い快感を覚え、淫声を上げ始める。
「タク君、そんなに弄ったら、私、変になっちゃうぅ」
「変になってもいいよ。気持ちいいんでしょ?」
「気持ちいいけど、何か複雑な感じだよ。あそこが熱くなって、ジンジンしちゃうの」
「今度は指じゃなくて、舌で弄ってあげるね」
巧は一旦クリトリスから指を離した。
束の間の小休止。切ない刺激から解放された桜は、ホッとため息をついた。
しかし、その安堵も、本当に些細な時間であった。
今度、巧は顔面を性器に近づけていき、クンクンと匂いを嗅ぎ始めたのだ。
これには桜も堪らない。秘唇の匂いを嗅がれて、忽ち恥ずかしくなり、ジタバタと暴れた。
「落ち着いてよ、桜ちゃん。ただ匂いを嗅ぐだけだから」
「ダメェェ、匂い嗅いじゃダメなの。おしっことかするし……、とにかくダメェェ」
抵抗する桜であったが、両足をグッと巧に捕まれて、強引にM字開脚のポーズを取らされてしまう。女である桜は、力では巧には敵わなかった。
女の部分に鼻先を近づけ、くんかくんかと鼻を動かし、匂いを嗅ぎまくる巧。どんなアダルトビデオでも匂いまでは伝わらない。巧は女性器特有のヨーグルトのような甘い香りを感じ、メロメロになっていた。こんな馨しい香りは、他に嗅いだことがなかった。
さらに、舌先を伸ばし、膣口を丁寧に舐め上げていく。僅かにしょっぱさを感じ、ツンとするようなアンモニア臭を感じた。しかし、それは決して不快な香りではない。むしろ逆に、 強く興奮させる麻薬的な力があった。
「桜ちゃんのおま×こ、凄くいい匂いがする」
「ダメだったら。もう止めてぇぇぇ」
「どうして? 褒めてるんだよ」
「女の子のあそこなんて、そんなキレイなものじゃないわ。ふ、不潔よ、タク君」
「不潔でも何でもいい。俺は桜ちゃんの身体を堪能したいんだ」
そう言い放つと、巧は陰核を舌で転がし始める。
指先での刺激がソフトだとすると、舌先の攻撃は、かなりハードであった。ゾクゾクっと全身が軋むような衝撃が走る。本当は恥ずかしくて堪らないはずなのに、気持ちよくなってしまい、もっと舐めて欲しくなっていく。
「あぁ、ダメなのに、気持ちよくなっちゃうよぉ」
ヒィヒィと喘ぎながら、桜は身体を捩らせていった。
続けて、巧はクリトリスを甘噛みし、強い刺激を加えていく。こうなると、桜は耐えきれなくなる。身体の奥底が燃えるように熱くなり、ずんずんとした鋭い快感が襲い掛かってくるのだ。もう、耐えられない。気持ちよさが爆発し、このまま溶けてしまいそうに感じた。
「おま×こがヒクヒク震えてるよ。イキそうなの?」
イクということがいまいちわからない桜であったが、絶頂が近いことは察していた。
これまでに断続的にアクメを感じていたが、その感覚が短くなり、さらに激しくなっていく。そうなると、おま×こ全体と身体が融合したかのような感覚になり、体中が心地よくなっていくのだ。
「うん。気持ちいい、イクかもしれない」
と、正直に桜は告げる。
それを聞いた巧は、ニコッと笑みを浮かべると、陰核を舌で弄り続けて、最後の仕上げにかかる。対する桜は、ガクガクと身体を震わせながら、とうとうオルガスムスを感じ始めた。
「あぁぁん、だ、ダメ、もうダメだよ、イッちゃうよぉ」
「イってもいいよ。イクところを俺に見せて」
「きゃぁぁぁぁー。い、イクゥ」
激しく声を上げた桜は、勢いよく身体を反り返らせた。
そして、そのまま昇天し、イってしまったようである。
ガクッとベッドの上に崩れ落ちた。
「桜ちゃん、イッたんだね? 気持ちよかった?」
朦朧とする意識の中で、桜は答えた。
「うん、凄く気持ちよかった」
こんなにも、蕩けるような悦楽を覚えたのは初めてであった。
手マンやクンニリングスの余韻に浸っていると、巧が顔を近づけ、優しく口づけをしていく。
うっとりとする桜であったが、徐々に意識が戻っていく。それはまるで、王子のキスによって目覚めた白雪姫のようであった。
「桜ちゃん、俺のここ、こんなになっちゃった」
そう言い、巧は穿いていたボクサーパンツを脱いだ。
すると、勢いよく男根が反り返り、下腹部にぺちっと当たった。
赤黒く充血し、男の象徴を見せつける巧は、静かにしゃべり始める。
「ねぇ、今度は桜ちゃんが俺のち×ぽを弄ってくれない。気持ちよくなりたいんだ」
巧の言葉を受け、徐々にはっきりし出した意識の中で、桜はゆっくりと頷いた――。
〈続く〉
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