連載官能小説『処女の頑張り』第9回

連載官能小説

連載官能小説『処女の頑張り』第9回

「あぁ、お兄ちゃんの匂い……、堪らないよぉ」

洗濯かごの中から、兄である堤健一のワイシャツを取り出し、妹である堤小百合は、その匂いを嗅いでいた。

(私、変態なのかな……)

自分が今やっているのは、変態的な行為である。

何しろ、兄が一日着たワイシャツの匂いを嗅いでいるのだから。普通の妹は、そんな真似はしないだろう。だが、小百合は違っていた。彼女は、兄である健一を好きなのである。

幼い時、小百合の両親は離婚し、彼女は母親に引き取れられた。そして、中学生に上がった時、母親が再婚したのである。丁度、その時新しい父親に連れられていたのが、同じ中学生の健一であった。二人は一歳違いであったため、話もよく合い、直ぐに打ち解けた。

初めて見た時から、小百合は胸がときめいていた。これが兄ではなく、恋人だったらどれだけよかったか……。そんなことを何度も考えていたのである。しかし、自分たちは兄妹なのだ。決して繋がるのを許された関係ではない。

そんな中、小百合の想いは日に日に増していった。この思いをどうしていいのかわからなかったのである。少しでも昂る感情を抑えるために、彼女は色々やってみた。その中で、一番効果があると思ったが、今やっている行為である。

そう、使用済みの下着が、ワイシャツなどをこっそり拝借し、その匂いを嗅いで満足する。そんなことをしていたのである。

だが、それでも想いが満たされるわけではない。

兄、健一に対する想いは、どんどん強くなっていった。

健一のワイシャツを、洗濯かごに戻す。その時、ある異変に気付いた。

(アレ? ない……)

洗濯かごの中を掻き回し、自分の下着がないことに気づく。確か、昨日の夜、確実に入れたはずである。なのにない。これは何を意味しているのだろうか?

(誰かが、私の下着を……)

小百合が秘密裏に健一のワイシャツやら下着やらの匂いを嗅いでいるように、誰か別の人間が、自分の下着を利用している。まさかとは思うが、健一が?

(お兄ちゃんが私の下着を……? 嘘でしょ?)

あの、兄が自分の下着を使って何かしている。それは、大きな驚きであった。しかし、まだ証拠がない。

(少し様子を見てみよう……)

そう考え、小百合は脱衣所を後にした。

彼女の下着を使っているのは、言わずもがな、兄の健一である。

彼は、思春期特有の青い欲望を抑えきれずに、妹のショーツを利用して、日々マスターベーションに励んでいたのだ。

そして、その日もこっそり脱衣所に忍び込み、妹の下着の匂いを嗅ぎ始めた。

(あぁ、ゴメンよ、小百合、でも俺、我慢できないんだ……)

洗濯かごの中には、小百合が一日穿いたショーツが入っている。くるくると丸められており、白い下着であった。クロッチ部分を除くと、僅かに染みができており、そこに鼻を付けて匂いを嗅ぐと、うっすらとアンモニア臭がするのがわかった。

ただ、それでも決して不快な香りではない。脳内を興奮させるような、馨しい匂いであった。

健一は、ショーツを片手に、自らの肉竿を引き出すと、マスターベーションをし始めた。

シコシコと、必死にペニスを動かし、自らを高めていく。

(俺、変態だよな、妹のパンツを使って、オナニーしてる……)

堪らない嫌悪感があるのではあるが、その行為を止められないのだ。むしろ背徳的な感情が、興奮を誘ってしまう。どんどん深みにはまっていった。

暫くマスターベーションを続けていると、途端激しい射精感を覚えた。

「くぅ、うぁ、出る……」

短い嗚咽を漏らし、健一は果てる。

ドクドクと、白濁色の精液を放出させ、そのまま満たされた気分になる。

しかし、その感情も一時のことである。

直ぐに、激しい嫌悪感が襲ってきて、彼を苦しめる。こんな真似がバレたら、兄妹としてやっていけない。きっと軽蔑されるだろう。それでも止められないのだ。

途方に暮れた健一は、一人嘆息すると、脱衣所から出て行こうとした。

丁度その時、脱衣所の前には、息を潜めた小百合が隠れていた。

そう、彼女は自分の下着を使っている犯人を割り出そうとし、こうして張り込んでいたのだ。そして、今日、犯人が判明する。

(まさかお兄ちゃんだったなんて……)

唖然としながら、彼女は状況を見つめた。

自分の使った下着の匂いを嗅がれるのは、とても恥ずかしい。だけど自分は兄を非難できない。何しろ、自分も同じ行為をしているのだから……。

脱衣所のトビラが開き、健一と小百合は相対する。

驚いているのは健一である。いつから小百合がいたのかはわからないが、恥ずかしそうに顔を赤らめている。その姿を見ると、今までの行為が全て見られていたのではないかと察した。

「さ、小百合……。どうしてここに?」

その問いに、小百合はゆっくりと答える。

「お兄ちゃん。私見ちゃった。お兄ちゃんが隠れて何をしているのか知っちゃったの」

「あ、え、何だって?」

「だから、今お兄ちゃんが私のパンツを使ってオナニーしたの見ちゃったの」

そこまで言われると、最早反論できない。

健一はゴクッと生唾を飲み込み、状況を整理するために躍起になる。

(う、嘘だろ、小百合が見ていた?)

動揺する心で、小百合を見つめる。

目が合うと、小百合の方が視線をずらした。

「でも、安心して、私もだから」

「え?」

「私もお兄ちゃんのワイシャツとかパンツの匂いを嗅いで満足していたの。だから同じだね……」

いきなり話の方向が変わっていく。

てっきり非難されると思っていた。もう、口も聞いてもらえない。そんな関係になってしまうだろうという恐怖があったのだ。しかし、蓋を開けてみれば、全く違った展開が待っている。これはどういうことなのだろうか?

「小百合、何を言ってるの?」

「私ね、お兄ちゃんが好きなの。好きっていうのは、家族として好きって意味じゃなくて、異性として好きって意味」

「ほ、本当に……、本当に俺が好きなの?」

「うん。好きだよ。だからお兄ちゃんがやっていること、許してあげる。でも一つ約束して」

「約束?」

「私に思い出を作って欲しいの」

「思い出って、どこか行くのか?」

「ううん、違う。そのね、つまり、私、お兄ちゃんとセックスしたいの」

突然の告白に、健一は固まった。

今、小百合は何て言った? 耳がおかしくなっていなければ、自分とセックスしたいと言ったのである。

「本気なのか? 小百合」

確認するように健一は告げる。

それを受け、小百合はゆっくりと頷く。

「うん、本気だよ。私たちは兄妹だから恋人にはなれない。でもどうしてもダメなの。匂いを嗅ぐだけじゃ満足できないのよ。だから、お兄ちゃんとセックスして、思い出を作ってもらえれば、私もこの想いから解放されると思うの。ねぇ、お願い、セックスして」

その言葉を聞き、健一の心は大きく揺れた。

妹とセックス。これは禁断の関係である。普通ならありえない行為だ。しかし、健一もずっと夢見ていた。小百合を抱くことを……。

「いいんだな。後悔しないな、小百合?」

「もちろん後悔しないよ。だからお願い、私を抱いて」

「わかった。じゃあ、俺の部屋に行こう」

こうして二人は健一の部屋に向かい、情事を行うことになる。

まず、二人ともベッドの上に座り、恥ずかしそうに俯いた。最初に動いたのは、兄である健一だ。

「キスしてもいいかな?」

「うん、いいよ」

スッと目を閉じる小百合。

それを合図にして、健一は自らの唇を近づけていった。

お互いの距離が近くなり、ふんわりといい香りが漂ってくる。石けんの香りというか、花の可憐な匂いがするような気がした。

(うわぁ、小百合、凄くいい匂いがする……)

感動しながら、健一は優しくキスをした。

彼は今、高校三年生であるが、彼女はいない。今まで付き合った経験はないのである。当然、童貞であり、キスも未体験であった。だからこそ、初めてのキスができて、深い喜びに包まれていた。

健一が、唇を離そうとすると、咄嗟に小百合が彼の首に手を回し、勢いよく抱き着くと、そのまま激しく舌を絡め、ディープなキスを展開し始めた。

「んぐ、むぐ、んんん」

お互いの唾液を啜り合い、二人は恍惚とした表情になっていく。お互い、好き合っているのだ。しかし、兄妹という枠が、二人の恋路を大きく邪魔している。禁断の関係。禁忌。二人は結ばれない運命なのだ。

(小百合の唾液、クリームみたいに甘い)

そんな風に健一は感じていた。

そして、舌をねっとりと絡め、熱く蕩けるようなキスをしていった。

やがて、キスが終わる。

そうすると、健一は小百合をゆっくりと押し倒した。

この時、小百合は全く嫌がる素振りをみせなかった。むしろ、好意的にすべてを受け入れている。

「小百合、おっぱい見せて」

「いやぁん、恥ずかしいよ」

「お願いだよ、ずっと見たかったんだ」

「いいけど、私のおっぱい、そんなに大きくないよ」

「大丈夫、大きさなんて気にしないから」

健一は、小百合の着ていたTシャツを脱がすと、ブラジャー姿にさせた。そして後ろのホックを外し、バストを露出させていく。ブラを外すのは初めてであったが、何とか上手く外すことができた。

プルンと解放された乳房は、確かにあまり大きくはなかった。しかし、適度に張りがあり、手のひらに収まるくらいのサイズである。そして、形が非常にキレイで、おわん型をしていた。

「凄く可愛いよ、小百合」

「いやぁ、恥ずかしいから見ないでぇ」

「どうして、凄いキレイだよ」

「だって、だって、小さいし……。男の人って大きい胸が好きなんでしょ」

「そんなことないよ、小さくたって、感度がいい場合があるし……。俺は小さいおっぱいも好きかな」

「本当に?」

「うん、本当だよ。それに揉まれると大きくなるって言うよね。だから揉んであげるよ」

鼻息を荒くした健一は、ゆっくりと乳房に触れた。

全体的に、プニプニとしており、マシュマロのように柔らかい。感動的な体験であった。

手のひらをフルに使って、もみもみと、乳房をマッサージするように揉んでいく。

すると、小百合の口から甘い声が漏れた。

「きゃぁ、んんぁ、あぁん」

「小百合、気持ちいい?」

「うん、くすぐったいよぉ」

「乳首も弄ってあげるよ」

健一は、手指を使って乳首を摘まむと、そのままコリコリと刺激し始めた。

キュンとするような甘い刺激が乳房を通して、小百合の全身に広がっていく。

「くぁ、はぁん」

「エッチな声を出すんだね」

「だって、そんな風に弄られたら声が出ちゃうもん」

甘く切ない吐息を漏らしながら、小百合は悶えていった。

健一も必死になり、おっぱいをマッサージしながら乳首を弄り回す。

「乳首が硬くなってきたよ、感じているんだね」

「いやぁ、言わないでぇ、恥ずかしいよぉ」

小百合の乳首は、花の蕾のように硬くなり、プクっと立ち上がった。その光景はどこまでも淫靡に見える。

「ねぇ、今度は小百合のおま×こが見たい」

と、唐突に健一は告げる。

早く女性器を見たくて堪らなくなった。

「おま×こみたいの?」

「うん、見たい。お願い、小百合のおま×こ見せて」

「恥ずかしいけど、いいよ、お兄ちゃんのためだもん」

「ありがとう、じゃあ脱がすよ」

健一は小百合の穿いていたスカートを下ろし、下着姿にする。

シンプルな白のショーツであり、どこか若々しく清楚な印象がある。

そして、次にショーツの端に手をかけると、そのまま一気に脱がしていった――。

 

〈続く〉


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