連載官能小説『憧れのお姉さん』第16回
「雄介さんのおちん×ん、精子を出したばかりなのに、もうこんなに大きくなってます」
と、志保が恥ずかしそうに告げる。
対する雄介は、手で剛直を摩りながら、膣口に持っていこうとしている。
「志保ちゃんが魅力的だからだよ。今、挿れてあげるからね」
「私、また雄介さんと繋がるんですね。嬉しいです」
「ありがとう。僕も嬉しく感じるよ」
志保の脚を広げて、性器を露出させる。
彼女は、それまでの雄介と美沙のやり取りをみていて興奮していたのか、秘裂からはたっぷりと蜜が滲み出していた。
「挿れるよ。志保ちゃん」
「はい、お願いします」
志保はそこで、キュッと目を閉じた。
二回目のセックスということもあり、幾分か緊張感は解れている。しかし、まだまだ経験不足な所があり、不安は大きかった。それでも、相手が雄介だから、しっかりと身を委ねられる。安心して任せられると感じていた。
雄介は、膣口にペニスを押し当て、そのままゆっくりと貫いていく。たっぷりとしたヌルヌルの液体に包まれて、怒張はすんなりと胎内に吸い込まれていった。
美沙とは違い、志保の秘部はかなり窮屈である。まだ、経験が少ないから、キュッとペニスを包み込むのであった。それが、大層心地いい。胎内の感触を味わいながら、雄介は静かに腰を動かし始めた。
じゅりゅ、にちゅと、ペニスが奥深くまで挿入されていく。
突きの一撃を加えるごとに、志保の口から甘い声が漏れていった。
「あん、あぁん、おちん×ん、気持ちいいです」
「僕も気持ちいい。志保ちゃんの中、凄く締まってち×ぽを包み込むんだ」
「あぅぅ、雄介さん、もっと、してください……」
正常位での挿入にも、幾分か慣れてきた。雄介はリズミカルに腰を振り、快感を生みだしていく。この時、志保も自然と自らの腰を動かし始めた。何というか、気持ちよくなってしまい、腰が勝手に動いてしまうのである。
その仕草に、雄介も気づいていた。そして、大きな喜びを感じている。
(志保ちゃん、喜んでくれてる。きっと気持ちいいんだ)
志保の動きを見て、雄介も安心してきた。
やはり、セックスは二人で気持ちよくならなければならない。片方だけが感じるセックスではダメなのである。雄介は、それを少しずつ理解し始めていた。
一定のペースで、腰をグラインドされる雄介。結合部分からは、ぶくぶくと泡のようなものが噴き出している。それが、どこまでも淫らな光景であり、雄介を一層興奮させていった。
「志保ちゃん、おっぱいも弄るよ」
「はい、たくさん触ってください。きゃぁぁ」
雄介は、姿勢を前傾にさせていく。
そして、志保の凭れ掛かるような姿勢を取ると、大きな乳房を揉み始めた。
彼の手指の中で、志保のおっぱいがくにゃりと潰れていく。推定でEカップほどある志保の乳房は、とても柔らかく、揉みごたえがあった。それでいて、感度も非常にいいようで、揉むほどに甘い淫声を上げていく。
「くぅぁ。あぅぅ、おっぱい、凄く気持ちいいです」
「志保ちゃんのおっぱい、マシュマロみたいだよ」
「うぅぅ、何か恥ずかしいです」
「恥ずかしがることなんてないよ。とにかく最高だっていう誉め言葉だよ」
「そ、その、今度は舐めてくれますか?」
「舐めて欲しいの?」
「はい。おっぱい舐められると、なんか興奮するんです。ゾクゾクってして、心地よくなっていくんですよ。だからお願いします」
「わかった。それじゃ舐めてあげるよ」
雄介はグッと姿勢を倒し、顔を乳房に近づけていった。
すると、ふんわりとした石けん臭が漂ってくるのを感じた。志保の体臭と、ボディソープの香りが入り混じり、高貴な匂いへと変化していったのである。
「志保ちゃん、凄くいい匂いだ」
「いやぁん、そんな、匂いを嗅がないで、臭うかもしれません」
「全然臭くないよ。むしろ、興奮するフェロモン臭を感じるよ」
「くぅぅ、はぁん」
志保の匂いを嗅ぎつつ、雄介は乳房を舐め始めた。
最初から、急所である乳首は弄らない。乳首を中心にして、円を描くように、バストを舐め回していく。舌先を使って、レロレロと舐めたり、チュッチュッと吸い上げたりと、刺激が単調にならないように意識しながら、おっぱいを堪能していく。
「きゃぁぁ。頭がフワフワします」
「気持ちいいんだね?」
「はい、凄く……。天国にいるみたいです」
「それはよかったよ。でも、まだこれで終わりじゃないからね。もっと、最高の気分を味わわせてあげるよ」
「アッ、あぁぁん」
志保の淫靡な声がリヴィング内に轟いていく。
その様子を、一歩離れたところで美沙は見つめていた。
自分の役目は終わったのかもしれない。
やはり、雄介と志保は一緒になるべき。そして、そこに自分は必要ない……。
そう考え、彼女は少しだけ哀愁じみた表情を浮かべた。
(志保、幸せになるのよ……)
そんな美沙の想いを、志保は感じ始めている。
姉がここまでお膳立てしてくれたのである。雄介との距離を一気に縮めるチャンスなのだ。これを活かさない手はない。
「雄介さん、乳首も弄ってください。感じるんです」
「乳首も弄って欲しいの?」
「はい。お願いします」
「仕方ないなぁ。志保ちゃんは、本当にエッチな女の子だね。乳首を責められて感じるなんて、何か凄く可愛く感じるよ」
「はぅはぅ、意地悪言わないでください。私、もっと気持ちよくなりたいんです」
「わかってるよ。それじゃ、乳首を舐めてあげるからね」
雄介はそう言うと、舌先を志保の乳首に押し当てた。そして、チュパっと吸い上げ、そのままべろべろとアイスを舐めるように舐め始めた。
舐めるほどに、志保の身体がガクガクと震えていく。心の底から感じているようである。全身に鳥肌が立ち、彼女は身を捩らせ始めた。
「はぅぅ、乳首、気持ちいい、感じちゃいます」
プクっと尖った乳首を、舌で転がす雄介。
少しだけ甘噛みをしてみる。すると、何だか柔らかいゴムを噛んでいるような食感を味わうことができた。
コリコリと甘噛みしていくと、志保はより一層感じ始めたようで、ゾクゾクと身を震わせていった。
「あぁん、噛まないで、癖になっちゃう」
「乳首を噛んだらおま×こがキュッと締まったよ。感じてるんだね」
「はい、感じてます。私、乳首舐められて興奮してるんです」
「僕はエッチな子は好きだよ。もっと感じてね……」
乳首を責めつつ、雄介はピストン運動も忘れない。
じゅちゅにちゅと、大きな淫音を鳴り響かせながら。腰を動かしていく。ペニス全体が、淡い膣の粘膜に包まれて、途轍もなく気持ちいい。また、乳首を弄っていくと、膣内がキュキュっとしまり、剛直を甘締めしていくのである。
(おま×こと乳首が繋がってるみたいだ)
と、雄介は感じていた。
そして、一転して、姿勢を起こした。ただ、乳首を舐めるのは止めたが、指で弄るのは止めていない。抽送を続けながら、執拗に胸の蕾を弄りまくっていった。
「雄介さん、今度は私が上になります。いいですか?」
「志保ちゃんが上に? 僕はいいけど」
「私が雄介さんを気持ちよくしたいんです」
「わかった、お願いするよ」
一転して、正常位から騎乗位の体勢へとシフトしていく。
雄介はソファの上に座り込み、その上に志保が乗っかった。
まずは背面騎乗位という少し難易度が高い体位になる。
志保は脚をM字に開脚させ、ずぼずぼとペニスを膣内に押入れていく。
騎乗位になったことで、挿入がより一層深まっていった。雄介の大きな怒張が、志保の胎内の奥深くまで侵食し、もう少しで子宮口に辿り着くまでに至った。
「はぁう。奥まで当たって気持ちいい」
「うん。チンポどんどん、奥に入っていくよ。志保ちゃんのおま×こ、凄く密着してきて、気持ちいいよ」
「ひゃぁ、もっと、気持ちよくなってくださいぃ」
志保は素早く腰を動かし始める。ソファにしゃがみこんでいる体勢であるため、酷く不安定だ。そのため雄介が腰に手を回し、彼女を支えた。
やがて、志保は姿勢を変えて、雄介と向かい合わせになる。
お互いの顔がより一層近づく。
トロンとした目つきで、志保は雄介を見つめる。やや涙目になった志保の瞳は、水分をたっぷりと含んで、妖艶さに満ちていた。
「雄介さん、キスしてください」
「うん、いいよ、来てごらん」
志保と雄介は抱き合い、密着騎乗位の形になる。
そして、その体位を維持したまま、お互いの唇を重ねていく。
「んぐ、むぐ、んんん」
触れるだけの些細なキスが展開される。
しかし、当然であるがこれで終わりではない。二人は、もっと深く愛し合いたかった。
雄介は、志保の口腔内に舌を挿れて、強引に舌同士を絡めていく。
半透明の糸状になった唾液が、しとしとと口元から垂れて、ソファに零れ落ちていく。雄介も志保も、お互いの唾液を啜り合うように、濃厚なキスを生み出していった。
(あぁぁ、雄介さんとキスしている。堪らないよぉ)
志保は心の底から喜んでいた。
憧れの雄介とここまで結ばれて、喜びのピークを迎えている。
対する雄介も、満足感の中にいた。これまで志保をそこまで意識してこなかったが、ここに来て、志保に対する気持ちに変化が現れた。雄介は美沙が好きだ。ただ、美沙と同じくらい志保も好きであることに気づいたのである。
「志保ちゃん、んんん、志保ちゃん……」
「雄介さん。ぁぁぁはぁん、雄介さん」
二人はお互いの名前を呼び合い、深い官能の中に放り込まれた。
もちろん、これで終わりになるわけではない。まだまだセックスは続くのである。
雄介は、下から腰を突き上げるようにして、抽送を開始した。
志保も腰を大きく落としながら、キュッと締まった膣内でペニスを包み込んでいく。
徐々に、雄介の中で射精感がせり上がってきた。
ペニスが膣壁を貪欲に擦り上げ、形容しがたい悦楽を生み出している。この心地よさは、本当に最高であった。このまま、身も心も蕩けてしまいたい。そんな風に感じるのであった。
一方、志保も感じ方のピークを迎えつつあった。小さなアクメに支配されていたのであるが、その快感が、しとどに大きくなっていく。あまり長くは持たないだろう。それでも、彼女は、懸命に腰を動かし続けた。
「うぉぉ、志保ちゃん、僕、イキそうになってきたよ」
「あぅあぅ、私もです、身体がゾクゾクしています」
「それなら、一緒にイコう。お互いに気持ちよくなるんだ」
「はい。一緒にイキたいですぅ」
雄介の腰の動きも、より一層鋭さを増していく。
下から上に、ずんずんと剛直を突き上げていき、志保を心地よくさせていく。もちろん、自分自身も深い快感を覚えていた。次第に、ペニスが熱くなっていき、じわじわとした甘い官能が降ってくる。もう少しで、彼は限界を迎えるだろう。
ただ、それまではこのペースで突き続けていたかった。そうすれば、志保と一緒に果てられる。思うのはそればかりである。
「あぁぁ、志保ちゃん、そろそろ限界かも……。中に出してもいいの?」
「はい、中に下さい。濃い精子をたくさん出してぇ」
「わかった。たくさん精子出すからね。うぉぉぉ」
最後の力を振り絞って、雄介は剛直を突き上げていった。
そして、とうとう限界を迎える。
ぞわぞわっと、全身が快感に包まれて、オルガスムスを感じる。
この時、志保も同時にアクメを覚えた。大きなアクメが降ってきて、体中を覆い尽くしていった。
「志保ちゃん、行くよ、出るぅ」
「はい、私もイク、イッちゃうぅ」
二人の声が重なった瞬間、雄介は牡の欲望を一気に吐き出した。
ビュルビュルドピュ。と勢いよくスペルマが発射される。
それは、志保の膣内に瞬く間に覆っていった。
熱い精子の滾りを感じながら、志保は悦楽に身を委ねる。
「はぁぁん、精子が、たくさん出てます。凄く、気持ちいい……」
中出しされると、心地よくなってしまう。
女の本能を刺激されるような気がして、身も心も満足できるのである。
志保はキュッと膣口を閉じると、最後の一滴まで精子を絞り出し、そして果てた。
雄介も、ぐったりとしながら、志保を抱きかかえ、そのままにっこりと笑顔を向ける。
「志保ちゃん、凄い良かったよ。最高だった」
「私もです。ありがとうございます」
そこで、雄介はふと辺りを見渡した。すると、いるべきはずの美沙がいない。
「あれ、美沙さんがいない、どうしたんだろう?」
それを知り、志保は美沙が自らこの場を去ったのだと知った。
きっと、自分に雄介を譲るために、いなくなったのだろう。ただ、志保は嫌だった。雄介は好きだ。だけど、同じくらい美沙のことも好きなのだ。
「私、呼んできます」
志保はそう言い、リヴィングを出ようとした。すると、リヴィングのトビラの後ろに美沙がいるのがわかった。
志保と美沙は相対し、そして会話をする。
「お姉ちゃん、どこに行くの?」
「もう、私は必要ないわ」
「どうして? お姉ちゃんだって雄介さんが好きなんじゃないの」
「私より、あなたの方が相応しいわ。だから私は手を引くの」
すると、それを聞いていた雄介が会話に入ってきた。
「美沙さん、僕、美沙さんも志保ちゃんも好きです。二人を幸せにしたい。だから、三人で一緒にいましょう」
その言葉に、美沙は目を丸くさせた。
「あなたたちはそれでいいの? 私がいたら邪魔になるだけだと思うけれど……」
「そんなことありません、僕には美沙さんも志保ちゃんも必要なんです。二人を選べと言われても無理だ。だから一緒にいたいんです」
それを聞いた志保が答える。
「お姉ちゃん、今度は三人でしよう。そうすれば、もっと気持ちよくなれるよ」
美沙は涙を浮かべながら答える。
「本当にいいのね。私がいても」
「僕は美沙にいて欲しい。だから、美沙さんも志保ちゃんも気持ちよくさせます」
雄介と志保の説得を前に、美沙は折れた。
そして、再びリヴィングに入ってくる。
「今度は三人でしましょう」
と、雄介が告げる。
それを受けて志保が答える。
「まだまだ時間はたくさんあるから、いっぱいできるよ」
「美沙さん、志保ちゃん、僕も限界までするから。たっぷり気持ちよくなってください」
雄介の言葉に、美沙も笑顔を取り戻した。
三人でプレイが、今まさに始まろうとしている――。
〈続く〉
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