連載官能小説『痴漢にハマる女』第1回

連載官能小説

連載官能小説『痴漢にハマる女』第1回

「え、痴漢が出たんですか?」

「そうなんだよ。朝の通勤・通学バスでね。被害者も多いらしい」

「そうなんですか? それで、用事って言うのは?」

「うん。その痴漢を撃退してほしいんだよ。……君に」

「私にですか?」

「そう、君は何でも昔空手をやっていたそうじゃないか。痴漢の一人くらい、撃退できると思ってね」

「はぁ、でも、私にそんな大役務まるか……」

「大丈夫。とりあえず、痴漢が出没するという、朝のバスに乗ってもらう。そこで、実際に痴漢に相対したら、捕まえて欲しいというわけさ」

N市のとある町の町内会の一室で、工藤操は、町内会長からそんな申し出を受けた。

何でも、朝の通勤・通学バスに痴漢が出没するらしいのである。

被害者は少なくとも10名前後おり、皆、声も出せずに固まってしまったようである。そこで、その痴漢を捕まえるために、ある人物に白羽の矢が立った。その人物こそ、工藤操、30歳の女性である。

彼女は、昔空手をやっており、それで全国大会に出場した経験もある。しかし、既に現役を退いてから10年以上経っているため、今でも当時の実力が出せるかというと不明である。ただ、操は痴漢を何とかして撃退したかった。

幼気な、女の子を襲う、恐るべき痴漢。決して許される行為ではない。操は自分が痴漢を撃退してみせると誓い、意気揚々と町内会の会議室を飛び出した。

翌日――。

操は朝のバスに乗っていた。

彼女は普段、老人ホームの調理補助をして生計を立てている。大抵昼過ぎから働いて、夜までいるから、午前中は暇なのである。痴漢を撃退するためには、自分が痴漢に遭うのが一番いい。と、操は考えていた。

朝のバスは混雑しているし、いざ痴漢が出ても、身動きできなかったら仕方ない。けれど、自分が痴漢に遭えば、直ぐに相手を締めあげて捕まえることができる。そのため、操はややセクシーな装いをしていた。

膝上10センチ前後のタイトのミニスカートに、上はシンプルな白ブラウス。そして、ボタンを少し開けて、胸元が見えるようにした。

(私、何やってるんだろう。これじゃまるで、変態みたいじゃないの)

鏡に映った自分を見て、操は恥ずかしくなった。しかし、これは捜査なのだ。自らの身体を使って痴漢を捕まえる。それが、彼女に与えられた使命なのである。多少のセクシーさは否めないであろう。

シャキッと身体を伸ばし、彼女は朝の混雑するバスに乗り込んだ。

どこから痴漢がやって来るのかわからない。奥の方に行ってしまうと、痴漢がやってこないかもしれないから、彼女はバスの中央で鎮座した。

バス停に到着するなり、人がどっと乗り込んでくる。そして、瞬く間にバスは満員となった。

(このくらいギュウギュウなら、痴漢が出てもおかしくないわ)

と、操は感じていた。

(どこからでも来なさい……。とっちめてやるから)

鮨詰め状態になったバスが出発する。

暫くの間、何事もなく、時が過ぎていった。

もしかすると、今日は痴漢が現れないのかもしれない。そう考えた時であった。

ふと、誰かに臀部を触られたのである。ただ、これは偶然かもしれない。これだけ混雑しているのだから、何かの拍子に手が当たってしまっても不思議ではない。しかし、臀部を撫でる手は、決して止まることがなかった。

(来た、痴漢だわ……)

咄嗟に操はそう感じた。

そして、痴漢の手を抑え込もうとする。しかし、あまりに車内が混雑しているため、上手くいかない。その隙を突いて、痴漢の魔の手がどんどん忍び寄ってくる。

気味の悪い手は、臀部を触るのを止め、やがて、スカートの中に手を突っ込んできた。もぞもぞと、スカート内を触れられ、操はビクッと身体を震わせる。

(な、なんて大胆なの。スカートの中に手が……)

何とかして手をどけようとするのであるが、痴漢は慣れているのか、全く動じない。そして、ショーツ越しの秘部に触れてきたのである。その触り方は、大胆ではあるものの、どこか手慣れており、女の一番敏感な部分を的確に捉えていく。

(あぁぁ、痴漢の指があそこに当たってる)

ゾクッと背筋が震える。得体の知れない痴漢にスカートの中を物色されているのである。かなり気味が悪くなり、怒りのようなものが湧いて出てきた。

何とか捕まえて、悪事を暴いてやる。土下座したって許してやるものか。覚悟を決めた操は、懸命に痴漢の手を掴もうと躍起になる。すると、耳元で微かに声が聞こえた。

「直ぐに気持ちよくなりますよ」

「え、何?」

「ククク。抵抗したって無駄です。僕のテクニックの虜になるはずですから」

若い男の声であった。

そして、声は途端聞こえなくなると、再びスカートの中を手で探り始める。ショーツの隙間から、秘唇に指を当て、そこをクリクリと刺激していく。すると、電流が走ったかのような衝撃が、操に降りかかる。

(い、いや、何、この感覚……)

自分は今、痴漢をされている。

それは間違いないのである。しかし、どういうわけか心地いい刺激が陰部に伝わっていくのである。

(う、嘘でしょ。何か気持ちいい)

それは決して嘘ではなかった。

止めどない快感が、操を襲い始める。

痴漢の指が、秘唇の奥に当たる。膣口をスリスリと摩るように愛撫すると、そのまま陰部に指を挿入してきた。痴漢の指は、何かでべっとりと濡れており、ぬるぬるとしている。そのため、指がスムーズに胎内に入ってきたのである。

(あぁ、ダメ、中に挿れないで)

必死に抵抗する操であったが、あまりの快感に身体に力が入らない。ただ、されるがままになってしまったのである。

痴漢の指が胎内の奥まで侵入してくる。そして、彼女のGスポットを的確に刺激してくるのだ。コンコンと、敏感な部分をノックするように突かれると、身体の力が抜けてしまうほど、心地よくなってしまう。なぜ、こんなことになっているのか? 操は、自分でも理解できなかった。

「どうです? 少しずつ気持ちよくなってきたでしょう?」

ふと、男の声が聞こえる。

先ほどの声と同じである。恐らく痴漢本人の声であろう。

「き、気持ちよくなんか……、止めなさい」

抵抗の声を上げる操。しかし、どういうわけか、身体は快感を求めている」

「もっと気持ちよくしてあげますよ」

男の声が聞こえる。その声はどこまでも自信に満ちていた。

やがて、男は一本だった指を二本挿入し、ギュウギュウと膣内を開拓していった。強引に膣壁を押し広げられ、操はとにかく驚いていた。このまま引き下がるわけにはいかない。なんとかして、この男を捕まえないとならないのである。

(あぁ、ごつごつした指が、私の中を掻き回してる……。なんでだろう、気持ちよくなっちゃう)

次第に、操の秘裂からは愛蜜が噴き出しトロトロと太ももを伝っていった。痴漢されて感じてしまうなんて、自分が変態になってしまったような気がして、操はガクリと項垂れた。しかし、男の指は止まらない。

奥の方まで指を挿入していくと、カリカリと膣壁を擦りあげ、快感を生みだしていくのである。そして、男は親指で陰核までも責め始めた。

女の一番敏感な部分を責められて、操はガクッと身体を硬直させた。止めどない快楽の塊が降ってきたのである。

(きゃぁ、そ、そこはダメよ。止めて)

必死に痴漢の手をどけようとするのだが、それは空振りに終わる。

痴漢はどんどんおま×こを侵食していき、クリトリスと膣内の両方を責め始める。

この刺激には、操も堪らなくなっていく。ガクガクと身体を震わせ、快感に身を捩らせ始めた。

「どうです? 気持ちいいでしょう?」

再び男の声が聞こえた。

操は懸命になって反論する。

「馬鹿言わないで、気持ちよくなんかないわ」

「でも、おま×こはこんなに濡れてますよ。痴漢されて濡れるなんて、とんだ変態だ。あなたは感じているんですよ。それを認めてください」

確かに、自分のあそこは濡れている。

それは真実であった。痴漢をされておま×こを濡らしてしまうのだから、変態と言われても決して反論できない。だが、ここで屈するわけにはいかない。

「もう、止めて……お願いだから」

「わかりました。止めます……」

意外と素直に痴漢は行為を止めた。

そして、スッと彼女の元から消えていく。

ふと、スカートのポケットに手を忍ばせると、そこにメモ紙が入っていた。

そこには、次のように書かれていた。

『今日はこれで止めます。でも、もっと気持ちよくなりたいでしょ? 僕ならあなたの欲求を叶えられます。また明日、同じ時間のバスに乗ってください。今日以上に気持ちよくしてあげます』

「なにこれ。何なのよ……一体」

途中まで気持ちよくなって、それを突然中止されたので、彼女はどこか消化不良だった。同時に、心のどこかで痴漢の更なるプレイを求めていた。

明日……。

操は再びバスに乗ることになる。新たなる刺激を求めて――。

 

〈続く〉


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