連載官能小説『サキュバス』第16回
帰る方法が、なんとなく浮かび上がっている。それはいい傾向であった。
そんな中、和人はエリザとルナの両方を相手にすることになる。
「和人さん。今日の夜も、お射精してもらえませんか?」
と、恥ずかしそうにエリザは告げる。
彼らは今、屋敷の大広間に座り、優雅にコーヒーを嗜んでいた。
「うん、いいけど……、実はね」
「何かあるんですか?」
「あの、その……、ルナちゃんにも相手になるように言われてて」
「ルナに? そうなんですか? で、でも、私も和人さんのお精子が欲しいんです」
「ありがたいんだけど……。う~ん、どうしようかなぁ……」
「そうだ。和人さん、簡単な方法があります」
「え? 簡単な方法って??」
「三人でエッチするんです」
「そうか……、三人で……、って、えぇぇぇ」
「そうすれば、私もルナも和人さんのお精子を頂けます。それが一番いい方だと思いますけど……」
「まぁそうだけど」
3Pなど、初めての経験である。しかし、やってみたい。
美少女を二人も侍らすことができるのである。ムクっとペニスが反応してくる。
「お願いです。和人さんのお精子が欲しいんです……。うふ、もう我慢できません……」
そういうエリザの表情は、どこまでも官能的に見えた。
こんな表情を見ていると、断ることはできそうにない。
「わかった。三人でやろう。んで、ルナちゃんにはどう言おう? エリザさんが説明してくれるの?」
「あ、それは……、私からルナに言うのは恥ずかしいです」
「わかった。じゃあ、俺が言うよ。それで、どこでエッチする?」
「私の部屋にしましょう。ベッドも多いですから、三人なら余裕で入ります」
「うん。それじゃルナちゃんに説明してくる。ちょっと待ってて……」
「お手数をおかけします。和人さん、宜しくお願い致します」
和人は、エリザの言葉を受けて、ルナの一室へ向かう。
屋敷は広いが、既に部屋の場所は覚えている。
(ルナちゃん、認めてくれるかなぁ……。独占欲が強そうだけど……)
彼はルナの部屋の前に着き、トビラをノックさせた。
「あの、ルナちゃん? 和人です。ちょっと入ってもいい?」
……。
しばしの沈黙があった後、反応がある。
「入って……」
「うん」
和人はゆっくりとトビラを開けて、部屋の中に入っていく。
室内は、もくもくとお香が焚かれ、いい香りが充満している。おまけにかなり薄暗い。
(何か、ミステリアスな雰囲気だな……。いつもと違うや)
「和人、遅いわよ。待ちくたびれちゃった」
暗闇の中、声が聞こえてくる。
スッと目を凝らすと、ルナはベッドの上で女の子座りをしていた。
「ゴメン、ちょっと色々あって。……あのさ、話があるんだけど」
「ん……、話? 何それ??」
ベッドまで忍び寄ると、僅かに明かりがある。
そして、その明かりがルナを照らし出している。
(ルナちゃんの格好、凄くセクシーだな……)
ルナは、透け感のあるレースのシュミーズを着用していた。
物凄くファンシーであり、彼女の持つ色気と上手く融合している。
「可愛い……、ルナちゃん、可愛いよ」
「当たり前でしょ。なんてったって、私なんだから……」
「うん。凄くエッチ……」
「バカ。それじゃまるで淫乱みたいじゃない……。セクシーとか、可憐とか、もっと言い様があるでしょ」
「ゴメン。それで話なんだけど……」
「うん、何なの?」
そこで、和人は3Pの提案をする。
ルナはじっと話を聞いていたが、みるみる顔が真っ赤になっていった。
「姉さまと三人でしたいですってぇ。あんた、どこまでも恐れ多いのよ。さ、三人でするんなんて、その、卑猥だわ」
「でもしてみたいんだ。たくさん中出しするからさ。三人でしてみようよ……」
「姉さまは何と言ってるの?」
これはエリザの提案であると、和人は黙っていた。
そこで、彼女も既に承諾済みであると説明したのであった。
「姉さまが承諾しているのなら、構わないけれど……、何か恥ずかしいわ……」
「大丈夫。直ぐに慣れるよ」
「簡単に言って。あんたはいいかもしれないけれど、私たちは姉妹なのよ。あぁ、恥ずかしい……、姉さまに裸を見られるなんて」
「二人とも魅力的だと思うけど……」
「あ、ちょっと待って。姉さまと私を比べるのはダメよ……」
「比べる? そんなことしないよ」
「だって、姉さまの方が胸は大きいし、スタイルもいいもの……、それに比べて、私は幼児体型で、魅力に欠けてしまう……」
そこまで言うと、ルナはしゅんと項垂れた。
それを見た和人は、優しくルナの頭を撫でる。
「ルナちゃんも十分魅力的だし、俺は二人を比べないよ。二人には、それぞれいい所があるんだから……」
「か、和人……。ありがとう」
「うん、それじゃ、エリザさんの部屋に行こう。そこでやるって話を通してあるんだ」
「仕方ないわね。そうと決まったらさっさと行きましょ」
こうして、二人はエリザの部屋に向かうことになった。
一方、エリザは一室で身悶えしていた。
(あぁ、私、三人でしようなんて言ってしまったけれど、恥ずかしいわ……。どうしてあんなこと言っちゃったんだろう……)
一人自室で待っている最中、猛烈に恥ずかしさが襲ってきたのである。
しかし、今更後悔しても既に遅い。
(でも、やらないと……。和人さんのお精子が私には必要なんだから)
その時、トビラがノックされた。
「エリザさん、和人です。ルナちゃんを連れてきました」
「入ってくださいまし」
凛とした態度で告げるエリザ。覚悟も決まってきたようである。
和人とルナの二人は、そろそろとエリザの部屋に入ってきた。
(エリザさんの部屋も薄暗いな……。何か妖艶な雰囲気だぞ……)
と、和人は感じていた。
お香は焚かれていないが、ふんわりといい香りが漂っている。
「和人さんにルナ……。ようこそいらっしゃいました。さぁこっちに……」
大きなキングサイズのベッドの上に、三人は座り込む。
まず動いたのは、和人であった。
「俺、三人でするのは初めてなんだけど……。まずは、俺のち×ぽを弄ってくれるとありがたいです……」
「私とルナで、和人さんを責めればいいわけですね。わかりました。それで行きましょう。……ルナもそれでいいわね?」
話を振られたルナは、スッと首を縦に振った。
どうやら、肯定しているようである。
「うん。私もそれでいいわ……」
「じゃあ、俺脱ぐから……」
和人は着ている服を脱ぎ、さらにボクサーパンツも下ろしていった。
すると、ギンギンになった肉竿が顔を出す。
(あぁ、和人さんのおちん×ん、こんなに大きくなって……)
と、エリザは感じながら、ゴクリと生唾を飲み込む。
それを見ていたルナも、ドキドキと心臓を高鳴らせた。
「和人、まだ何もしてないのにおちん×ん、おっきさせてるの? 変態じゃないの」
「ゴメン。三人でできると思ったら、興奮しちゃって……」
「まぁいいわ。扱いてあげる。姉さま、どっちが先にやりましょうか?」
「じゃあ、最初は私がやりましょう」
「わかりました。そうしたら、私は和人の乳首、責めてあげる……」
まず、エリザが和人を仰向けにさせ、股間部に座り込むと、すっくとペニスを握りしめた。
そして、シコシコと上下に動かし始める。
(はぁ……、エリザさんの手つき、相変わらず気持ちいいや……)
と、和人はうっとりとしていった。
ルナは和人の胸の横に座ると、手指を使ってくりくりと乳首を刺激し始めた。
「和人、乳首を弄ったら勃ってきたわよ。本当に変態ね。女の子に乳首弄られて感じるなんて……」
「う、うぅ……、だって、ち×ぽ弄られながら、乳首を抓られたら、誰だって感じちゃうよ……」
「フフフ、もっと弄ってあげるから……」
ルナは丁寧な手つきで乳首を弄り続ける。
それを見ていたエリザもニコッと微笑み、ペニスへの愛撫を強めていく。
「和人さん、おちん×んからエッチなお汁が出てきました……」
「うん。それだけ興奮してるんだよ……。はぁ、堪んない……、凄く気持ちいい……」
「和人さんのおちん×ん、ビクビクしていて、とっても可愛いです。弄れば弄るほど、大きくなって……。このおちん×ん、ちゃんとおま×こに挿れて下さいね」
「もちろんだよ。たくさん中出ししてあげるから……」
「きゃぁ嬉しいです……」
二人のやり取りを見ていたルナが、口を挟んでくる。
「ちょっと和人、姉さまにエッチぃことするのはいいけど、ちゃんと私にも精子注いでよね。そうしないと、許さないんだから……」
「大丈夫、何回だってできるから……。エリザさんにルナちゃん、両方のおま×こに、たっぷり精子を注ぐよ……」
その言葉を聞いたルナは、乳首を指で弄りながら、和人の唇に、自身の唇を押し当てた。
「んちゅ……、ちゅぷ……、くちゅん……」
(あぁ、ルナちゃんのキス……、物凄く温かい……それに、仄かに甘みがある……)
ルナは強引に和人の舌に、自分の舌を絡めていく。
つい先日まで生娘だったルナは、恐ろしいスピードで妖艶さを手に入れていくのであった。
「んぐ……んんぁ……、ちゅぱん……、ちゅぽ……」
舌を絡めながら、ディープなキスを展開していく。
二人の口元から、しとしとと、唾液が滴り落ち、シーツに染みを作っていった。
(あぁん、和人さんがルナとキスしてる……。私も負けられないわ……)
対するエリザは、シコシコと肉棒を動かすペースを速めていった。
ジンジンとする、淡い悦楽が、和人の身体を包み込んでいくのであった。
(う、ううううう……、エリザさんの手コキ、凄くイイ感じだ……、オナニーするよりも気持ちいい……)
「和人さん、タマタマも弄って差し上げますね……」
と、エリザは告げた。
利き腕である右手でペニスを扱きながら、空いた左手で睾丸を弄っていく。
すると、興奮したのか和人の怒張がビクンと跳ねた。
(ふぐぅ……、タマを弄られながら、ち×ぽを扱かれると、なんでこんな快感が迸ってくるんだろう……、本当に堪らないや……)
ペニスと睾丸、その二つをダブルで刺激され、和人は恍惚とした表情を浮かべた。
まるで、天国にいるような心地よさである。嬉しくて堪らなくなるのであった。
(姉さまが、和人を気持ちよくさせてる……。私も和人のおちん×ん、触りたいなぁ……)
ルナはそう感じ、ディープなキスを止めて、カプッと乳首に吸いついた。
そして、チューチューと音を立てながら、彼の乳首を弄り倒していく。
(あぁ、ルナちゃんに乳首を舐められてる……。うぐぅ……、凄い刺激だ……。俺、ち×ぽとタマを弄られながら、さらに乳首を刺激されてる……。う、うぅぅ、堪んないよ……、本当に……)
あまりの刺激に、身体が小刻みに震えていく……。
じわじわと射精感がせり上がっていくのを覚えていた。
「ちゅぱ、んちゃん……、くちょ、ちゅぱん……」
乳首を甘噛みしながら、さらに吸いつきを強めていくルナ。
鋭い悦楽が、乳首を中心にして、全身に広がっていく。
「あぁ、ルナちゃん、気持ちいい……、乳首気持ちいいよ……」
「ふん。当然でしょ。私が舐めてあげてるんだから……」
「うん、もっと、もっとしてくれぇ……」
徹底した乳首責めに、和人は少しずつアクメを感じ始めた。
ズキズキっと、断続的なアクメが襲ってきて、彼を恍惚とさせていくのであった。
「和人さん、今度はおちん×ん舐めて差し上げます……」
そう言ったエリザは、和人の肉竿に自らの舌を近づけていく。
更なる快感が、和人を襲い始めた――。
〈続く〉
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