連載官能小説『エルフにエッチを教えたらあっという間に人気になれました』第4回
翌日――。
「洋一さんは、目立つので、ここにいてください」
「えっと、イリアさんはどこかに行くの?」
「はい。私は仕事があるので、王国に行きます」
「そうなんですか。じゃあ、俺はここにいればいいんですね?」
「そうです。今後の方針は、今日帰ってから一緒に考えましょう」
「ありがとうございます。それで、何時ごろ帰ってくるんですか?」
「んと、夕方には戻ってこれると思います。多分、6時ごろですかね」
「わかりました。待ってますね」
「食事は、キッチンにあるので適当に何か食べてください。あ、あと、誰か来ても出なくていいですからね。それじゃ、私はいってきます」
「はい、いってらっしゃい」
洋一がそう言うと、イリアはにっこりと笑みを浮かべて出て行った。
一人、部屋に残される洋一。さて、何をして過ごそうか……。
「外に出れないからなぁ。ずっと家にいるってのも暇だよな」
彼は自室でゴロゴロとしていた。やることがないと、時間が進むのが酷くゆっくりに感じられた。
ガサゴソ……。ガチャガチャ。
不意に玄関の方から物音が聞こえた。
(ん? 何の音だろう?)
気になった洋一は、バッと起き上がり、玄関に向かった。
すると、そこには褐色のエルフがいたのである。
「だ、誰!」
つい、洋一は声を出してしまった。褐色のエルフはビクッと背筋を震わせる。
「き、貴様こそ何者だ?」
褐色の女の子は、エルフらしく耳がピンと尖っている。おまけに、とんでもなく美少女なのだ。肌を黒く染めたギャルという感じだ。それに格好もセクシーである。剣士のような格好をしているのだが、肌を覆う面積が少なく、水着のようにも見える。
「お、俺は楠田洋一。ちょっと、わけあって、ここにいるんだけど」
「人間の男がなぜこんなところに……」
「だから、ちょっと色々あるんだって」
「不穏な奴、成敗してくれるわ」
と、エルフは何やら呪文を唱え、スッと細長い剣を顕現させた。
そして、それを洋一に向けると、勇猛果敢に襲いかかってくる。
「ちょ、ちょっと待って、俺は怪しい人間じゃないんだ……」
突進してきたエルフだったが、床に躓き、転んでしまった。起き上がろうとした時、胸の谷間が一気に見えてしまい、それを見た洋一のイチモツが反応を示した。
(あ、ヤバ! ち×ぽが立っちゃうよ……)
「うぅぅ……、痛いぃ……。く、おのれぇ、人間の分際でぇ」
「俺は何もしてないよ。そっちが勝手に転んだんだ」
鋭い剣を見て、洋一は呆然と立ち尽くす。それでも息子は元気であり、エルフの谷間を見ていきり立ってしまったのである。
「き、貴様……、って、えぇぇぇぇー」
エルフも洋一の股間部の変化に気が付く。
それだけ、猛々しく勃起しているのである。
「そんなところに武器を隠しているのか?」
「え? 武器??」
「そうだ。股が膨らんでるぞ」
「あ、これは、違うよ……、まぁ、確かに男の武器かもしれないけど……」
「フン。知っておるわ。しかし、この状況で勃起するなど、余程能天気なのだな。まぁ、どうでもいい、姿を見られた以上、生かしてはおけぬ。ここで死んでもらうぞ」
そう言い、褐色のエルフが剣を持ち近づいてくる。
万事休すなのか? 洋一はどうしていいのかわからなかった。しかし……。
「ん、何だこの匂いは?」
「匂い?」
「そうだ、物凄い淫らな匂いがするぞ」
褐色のエルフは、洋一の下半身に視線を注ぐと、もっこりと膨らんだ股間を指さした。
「ここだ。ここから淫らな匂いがするぞ」
「そ、それはまぁ、ち×ぽだからね」
エルフは匂いを嗅いでクラクラしているようであった。同時に、これをチャンスと感じた洋一は、スッとズボンを脱ぎ、ペニスを解放し、思い切り匂いを嗅がせた。
「くはぁ……あぁん、凄い匂い……、あぁ……、でも、堪んないのぉ。おち×ぽの逞しい香りがするわぁ♡」
「俺のち×ぽ、そんなにいい匂いなの?」
「黙れ! 切られたくなかった言うことを聞け」
「わかりました……」
「貴様、洋一と言ったな。そして、人間で間違いないな」
「そうだよ。君は?」
「私か? 私はダークエルフのイザベラ。この辺りでは有名な盗賊だ」
盗賊が名乗ってもいいのかは、置いておいて、洋一はイザベラという美少女を見つめる。
恐らく、歳はあまり自分と変わらないだろう。肌が褐色だから、その分大人びて見えるが、少女の面影があるのだ。
「こんなにち×ぽを立たせて、貴様はアホなのか?」
「アホ、かもしれません。でも、殺さないで……、俺、この世界に来たばかりなんです」
「来たばかり? 何を言ってる??」
「信じてもらえるかわからないけど……」
そこで洋一はここに来た背景を説明した。つまり、地球で死に、この世界に転生した事実を告げたのである。
「俄には信じられぬ話だ。しかし、貴様の容姿はこの世界に人間とも少し違う」
「とにかく、君のことは見逃すから、殺さないで欲しい……」
「それは無理だな。その理由を知っているだろう?」
「理由?」
「そうだ。子種はもらっていくという意味だ」
「子種? 一体何を??」
「貴様はこの世界の人間ではないからわからないかもしれないが、ダークエルフは牡の欲望を欲しているんだ。つまり、精液だな……。貴様は牡汁を献上、そして死んでいくのだ」
「え? 精液を渡す?? そんなことでいいの? それなら別に構わないよ」
「言ったな? 後悔するなよ」
「後悔なんてしないよ。俺の精子でよければいつでもあげるよ」
その言葉を聞いたイザベラは、スッと屈みこむと、洋一のイチモツを指で弄り始めた。
「うほぉ……、何て匂いなんだ。こんなに脳内を直撃する匂い……、嗅いだことがないぞ」
「イザベラさん。ねぇ、扱いて……、俺のち×ぽを扱いて……、そうすれば精子が出るから」
「扱く? 仕方ないな。精子を貰うためにやってやろう」
イザベラは洋一のペニスを握りしめると、シコシコと上下に動かし始める。
生死のはざまだというのに、イチモツの先っぽからカウパー腺液が滲み出していた。
「んぐ……先端から我慢汁が……。それにこんなにたくさん……」
嬉々としてイザベラは怒張を弄り続ける。
先日、洋一はイリアに手コキをしてもらったが、まだまだ初々しい手つきだった。それに比べ、
(イザベラさんの手コキは手慣れてる感じだ。とにかく気持ちいいよ……)
そう、イザベラは手慣れているのだ。
恐らく、彼女がダークエルフなのだからだろう。
(確か、イリアさんの話では、ダークエルフは交わるんだよな……。ってことは、俺もイザベラさんと交われるのか?)
期待で胸が高鳴る……。
ふと、イザベラを見つめると、彼女はせっせとペニスを扱いているのであった。
「あぁ、イザベラさん、気持ちいいです……」
「当然だ。私がやっているんだからな。通常のエルフではできないことだろうし」
「そ、その、イザベラさんはダークエルフなんですよね?」
「そうだ。容姿でわかるだろう?」
「はい。ってことは、セックスとか、経験豊富なんですか?」
「フフフ……、私の餌食になった男は多いぞ」
「そうなんですか……、でも、餌食って、大袈裟ですよね?」
「大げさではない。ダークエルフの繁殖は命を懸ける。つまり、男の生命力を頂き、女は身籠るのだ」
「え? セックスすると死んじゃうんですか?」
「貴様は何も知らないんだな……。基本、男は命を懸けてセックスをする。しかし、確実に死ぬわけではない。ほとんどのエルフは死ぬが、中には生き残る奴もいるわ」
「そ、そうなんですか……、それは知りませんでした」
セックスは気持ちいいと聞くが、それで死んだという話は聞いたことがない。
どうやら、この世界のセックスは命がけのようである。
(だから、イリアさんはセックスを否定しているんだ。人が死んじゃうから……)
「いずれにしても、貴様はココで終わりだ……。私に精液を奪われ、無様に死ぬのだ」
「精液を奪われると死ぬんですか?」
「否、そう言うわけはない。しかし、性交すると話は別だ。性交は牡のエネルギーを最大に奪う。そうなると、死ぬ輩が多いんだよ。だから、人間の生贄がある」
「生贄?」
「そうだ。私たちに牡汁を献上する、献体とも言えるかな。ダークエルフは男と交わるが、エルフの男と交わってばかりいると、エルフの男が激減してしまう。だからこそ、人間の男が生贄としてダークエルフに献上されるのだ。そのくらい知っているだろう?」
「いえ、知りませんでした。それに、イリアさんも」
「イリアと言うのはエルフの娘だな。あいつは何も知らないんだよ。まぁ、いい。貴様は私に精を奪われて、ここで死ぬのだからな」
イザベラはそう言うと、必死になって手コキを続けていった。
恍惚とした心地よさが、下半身を襲っていく。
(うわぁ、とにかく気持ちいいや……。しかし、セックスをして死ぬなんてあり得るのかな……。多分、俺はこの世界の人間じゃないから、死なないと思うけど……)
根拠があるわけではない。しかし、この世界の男と、異世界から来た男では、きっと精力が違うであろう。少なくとも、自分は死なない。と、洋一は考えていた。
「イザベラさん、そ、その、ち×ぽを舐めてもらえませんか?」
「舐めて欲しいのか?」
「はい。お願いします」
「うむ、いいだろう。どうせ死ぬのだからな……、冥途の土産というヤツだ」
ここで、イザベラは一旦手コキを止めた、その代わり、舌先を亀頭に当てると、レロレロと舐め始めた。
「うぐぅ……、き、気持ちいい……、はぁ、堪んないです……」
「んちゅ……、んちゅん……、にちゅ……、洋一、いい声で啼くじゃないか。もっと声を聞かせろ」
「はぐぅ。イザベラさん気持ちいい……、イザベラさんのフェラ、最高ですよ」
「当たり前だ。私のテクニックは、ダークエルフの中でもトップクラスなんだぞ。そんな私に弄ばれているのだ。光栄に思えよ、洋一……」
「はいぃ、光栄です……。も、もっと、もっと舐めてください……」
「じゅぼ、じゅるる……、じゅぼぼ……、洋一の我慢汁、とっても濃い味がするぞ……。美味だ……」
「はうぁぁ……、イザベラさん、そ、その、イキそうです……。イッてもいいですか?」
「張り合いのない奴だな。もうイキそうなのか?」
「はい。あまりに気持ちよすぎて……、もう耐えられないです……」
「仕方ないな……それじゃ、ここで止めるか……」
「え? どうしてですか? どうして止めるんですか?」
「貴様の精子は、ここに注いでもらわぬと困る」
イザベラは蠱惑的な笑みを浮かべると、陰部を指さした。
興奮しているのか、ビキニのショーツのような衣類には、薄っすらと染みができているようであった。
(イザベラさん、もしかして濡れてるのか……、うおぉぉぉー、もう我慢できない……)
我慢の限界を超えた洋一は、勢いよくイザベラに抱き付いた。
「きゃぁ……、な、何をする……、離せ、離さんか……」
「イザベラさん、俺、我慢できません。俺に、おま×こ弄らせてください……」
「私のあそこを弄りたいんだな?」
「そうです。ダメですか?」
「イイだろう。まずは弄らせて、その後、性交をして命を奪ってやる。最後の宴だと思うのだな……」
「イイんですね……、おま×こたくさん弄っちゃいますからね……」
「鼻息が荒いぞ……。本当に性欲が強い奴だ。まさに不思議な男……。とにかく命を奪ってやるから後悔するなよ」
「後悔なんてしません。それに、俺は死にませんから……」
洋一はそう言うと、イザベラの淫裂に手を伸ばしていくのであった――。
〈続く〉
コメント