連載官能小説『好き好き大好きお兄ちゃん愛してる』第1回 

連載官能小説

連載官能小説『好き好き大好きお兄ちゃん愛してる』第1回 

お兄ちゃんの部屋に入る。

今、工藤理沙の兄である拓人は帰ってきていない。

(お兄ちゃんの部屋……。あぁ、お兄ちゃんの匂いがする……)

と、理沙は感じていた。

理沙と拓人は二つ年が違う。理沙が高校一年生。拓人が高校三年生である。

(お兄ちゃん、エッチな本とか隠してないよね)

ごそごそと、ベッドの下を探る。

すると、何やら雑誌が出てきた。

(やっぱりある……)

それはエッチな本だった。

自分で見つけて、理沙は顔を赤くさせた。

(どうして、男の子でこういう本を見るんだろう)

パラパラと中身を見つめる。

いくつか雑誌ができたが、共通していることがあった。

(お姉さんばかり……)

そう、拓人の持っているエッチな本は、どれもお姉さん系の女性が出ている。

それを見て、理沙は目の前が真っ暗になった。

(やっぱり、お兄ちゃんはお姉さん系の女の人が好きなんだ)

拓人は長男であり、姉はいない。

妹である理沙がいるだけなのだ。

(私じゃダメなのかな……)

と、理沙はうなだれる。

実は、彼女は拓人に憧れを持っているのである。

(妹なのに……)

そう。妹である。

しかし、二人は血がつながっていない。二人の両親は再婚同士であり、それぞれの連れ子なのだ。

(お兄ちゃんは、お父さんの子供。私はお母さんの子供……。だから血はつながってないけど……)

拓人に憧れを持っているものの、その想いを伝えてはいない。

何しろ、拓人は鈍感である。それに――。

(妹がお兄ちゃんを好きなったら、きっとお兄ちゃん引くだろうし)

拓人は意外と真面目である。

だから、こんな近親相姦につながる恋愛はしないだろう。

(それに、血はつながっていなくても、法的には兄妹だから、結婚とかできないし……)

理沙は、フンと鼻を鳴らし、ため息をついた。

彼女がこうして彼の部屋に入ったのには理由がある。

(お兄ちゃんに女の気配がするの)

そう。拓人には彼女がいるのではないか? その疑惑があるのだ。

実は、理沙は数日前に駅で女の人といる拓人を見ているのである。

(あの人、彼女なのかな……?)

遠くから見ただけで、ハッキリと顔を見たわけではないが、一緒にいた女性は結構キレイだった。

(ちょっとお姉さんっぽかったかな)

拓人は大学生とでも付き合っているのだろうか?

だとしたら、自分の恋は玉砕してしまうだろう。

(私だって、結構可愛いと思うのに……)

理沙はアイドルのようなルックスをしている。

だから、同級生にはよくモテる。過去、何度か告白された経験もあるのだ。

(だけど、私はお兄ちゃん以外には興味はないの)

兄を好きになってしまうという、困った恋心を抱く理沙は、拓人のベッドに座り込んだ。

そして……。

(ここでオナニーしようかな)

今、彼女は、高校の制服を着ている。

チェック柄のミニスカートから、スラっとした脚がのぞいていた。

(んんん……、オナニーしてやる。私の匂いを、お兄ちゃんのベッドにつけてやるんだから)

彼女は、手を陰部に持っていき、くりくりと刺激していった。

ショーツの上からさすっているだけなのに、あそこは熱くなっている。

(やだぁ、ちょっと触っただけなのに、濡れてきちゃったよぉ)

ショーツに淫蜜のしみが広がっていく。

そして、触るほどに気持ちよくなっていくのである。

(ダメェ……、止まんない……、指を動かすのが止まらないよぉ)

理沙は、ショーツをずらし、直に陰部に触れてみた。

すると、しっとりと濡れており、微かにリコッタチーズのような匂いが漂った。

「くちゅ……ちゅちゅ……、きゅちゅん……、ちゅん、ちゅきゅ……」

陰部をいじるほどに、愛蜜がふき出し、指先はヌルヌルしていく。

あそこから聞こえる、激しい淫音を聞いていると、彼女はどんどん興奮していくのであった。

「んんぁ……、あぁん、気持ちいい……、お兄ちゃん……、んんんー」

彼女は性器を指でいじりながら、拓人の枕を抱え込んだ。

そして、その匂いをクンクンとかいでいく。

(あぁ、お兄ちゃんの匂い……、ダメェ、こんな匂いをかいだら、興奮しちゃう……)

淫裂をいじる指先に、どんどん力が入っていく。

膣口は、ぬらついており、トロトロとしていた。

(エッチなお汁が止まらない。それに、すごく気持ちいいの……)

拓人のベッドのシーツに、しとしとと愛蜜が流れ出し、しみを作っていく。

ツンとするような性臭が漂い、室内を覆っていくのであった。

(ダメ……、イク……、イッちゃう……)

理沙は、ガクガクとカラダを震わせ始めた。

と、次の瞬間……。

(え? 誰??)

不意に部屋のトビラが開いた。

もちろん、入ってきたのは拓人である。

「り、理沙、何してるの?」

マスターベーションしているところを見られてしまった。

行為に集中しすぎて、周りを気にする余裕がなくなっていたのである。

「ち、違うの……、こ、これは……、その……」

言い訳したいが、何を言っても無駄であろう。

理沙は、バッと立ち上がると、そのまま勢いよく部屋を飛び出した。

(もう嫌! 見られちゃった……。オナニーしてるとこ)

理沙は自室に戻ると、頭から布団をかぶり、しくしく泣き始めた。

(ダメ! 絶対嫌われた。オナニーしてる妹なんて、変態じゃん。もう嫌だよ、死ぬしかないよぉ……)

布団をかぶり泣いていると部屋のトビラがノックされた。

「理沙、いる?」

その声は拓人であった。

今さら、どんな顔をして会えばいいのだろう? というよりも、彼女は会いたくなかった。

「理沙、入るよ」

と、いう声が聞こえてきて、拓人が部屋に入ってくる。

もちろん、布団の中にいる理沙に気づいたのであろう。彼は優しく声をかけた。

「俺、何も見てないから」

「……」

「だから、元気出して」

「……、ぐす……、えっく……、お兄ちゃん、私のこと嫌いになったでしょ?」

「嫌いになんてならないよ」

「どうして、だって私、お兄ちゃんの部屋でエッチなことしたんだよ」

「俺もするよ」

「何を……?」

「そ、その、つまり、オナニーを」

「男の子は仕方ないんでしょ。でも、女の子がオナニーするって変態じゃん」

「そんなことないよ。女の子だって性欲はあるでしょ」

「でも、変態だって思ったでしょ?」

「思ってないよ。ただ、少し驚いただけで……」

理沙は、布団から頭を出した。

依然として、目元は濡れている。

「ねぇ、お兄ちゃん、聞いてもいい?」

「うん、何??」

「この間、駅でお兄ちゃんが女の人といるのみたの。あれって彼女?」

「俺、彼女なんていないよ。多分クラスメイトだと思う」

「でも、お姉さんっぽかった。お兄ちゃんはお姉さんみたいな女の人が好きなんでしょ?」

「別にそういうわけじゃ……」

「だけど、お兄ちゃんの部屋にあったエッチな本はお姉さんばかりだったよ」

「げげ……、見たの? 参ったなぁ」

拓人は恥ずかしそうに顔を赤くさせた。

勝手にプライベートをのぞいてしまい、理沙も申し訳なくなるが、聞きたくて仕方なかった。

「お兄ちゃんは、私みたいな女の子より、年上のお姉さんみたいなタイプが好きなんでしょ?」

「違うよ」

「でも……」

「俺は、理沙みたいな女の子も好きだよ。だから、そんなに泣かないで……」

拓人は優しい。

ふんわりと包み込む、大きな力があるのだ。

「ホント?」

「ホントだよ」

「なら、証拠を見せて」

「え? 証拠?」

「私が好きだっていう証拠を見せて欲しいの」

「参ったな。証拠って言っても何をすればいいのか」

拓人は心底困っているようだった。

それはそうだろう。何しろ妹に言い寄られているのだから。

「お兄ちゃんは私のオナニー見たんだから、せ、責任、責任とって」

「責任? 何をすればいいの?」

「私、お兄ちゃんとエッチなことがしたい」

「え? でも、俺たち兄妹だし」

「うん、わかってる、でも、ダメなの。いけないってわかっても止まらないの」

「止まらないって、理沙、もしかして……」

拓人は、理沙の想いに気づき始めた。

いかに鈍感な彼であっても、ここまで態度で示されると、察してしまうのであった。

「あのね、私、お兄ちゃんが好きなの……、これは家族として好きってことじゃなくて、男の子として好きなのぉ……」

勢いで言ってしまった。

(うわぁ……、絶対引かれる。もうダメェェ……)

「理沙……。俺、正直自分の気持ちがわからない。でもね、俺はお前のことが大切だよ。だから、その、理沙がエッチなことしたいなら、俺が相手になってやってもいい。でも、ホントにいいの? 同級生でも魅力的な男子がいるんじゃないの?」

「私はお兄ちゃんだけ……、同級生なんか興味ないわ」

「わかった。責任とるよ」

拓人はそういうと、ベッドの中で丸くなっている理沙のそばにやってきた。

そして、おもむろに彼女を抱きしめたのである。

(うぅぅ……、お、お兄ちゃん……??)

あまりの展開に驚く理沙であったが、抱きしめられて身も心も軽くなっていくのであった――。

〈続く〉


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