連載官能小説『猫耳獣人と結婚しました-エッチでラブラブな子作り生活-』第6回
(俺、フェラしてもらうの初めてだよ……、どんな感じなんだろう?)
と、健一は感じていた。
どこまでも期待は高鳴る。
「私、初めてなんで上手くできるかわからないんですけど、とにかくやってみますね」
「最初は、手でしごいてみてください」
「え? 手で?」
「はい。いきなりフェラだと、すぐにイッてしまうかもしれないんで、最初はソフトな方がいんです」
「わかりました、じゃあ、最初は手でシコシコしますね」
「お願いします」
アリスは言われた通り、肉棒を握りしめると、優しいタッチで上下に動かしていった。
(健一さんのおちん×ん、凄く大きくなってきました)
自分を見て、興奮してくれるのが嬉しい。
健一に対する愛情が、立ち昇るように現れる。
「あぁ、凄くいいです……、気持ちいい……」
と、健一は言葉をはく。あまりの気持ちよさに気を失いそうになる。
「もっと、もっと気持ちよくなってください……。健一さん」
「はぐぅ……、こんなの……、初めてです……、自分でするよりも、ずっと気持ちいい……」
これまで、性処理はもっぱらマスターベーションであった。
しかし、アリスと出会ってセックスするようになり、新たな気持ちよさを発見したのだ。
「健一さん、自分でもされるんですか?」
「それはまぁそうですね」
「その時、エッチなビデオ見たりしてるんじゃ」
「えっと、見てますよ……、でも、それはその、浮気とは違いますよ。ホントです、信じてください」
「もう、エッチなビデオは見ないって約束しました。だから、見ちゃダメすよ」
「あ、あの、例えばですよ……、オナニーしたくなった時、どうすればいいんですか?」
「一人でする時は、私を呼んでください。私がお相手しますから」
「でも、毎回呼ぶわけには……」
「大丈夫です。私は健一さんのためなら、何でもしますから」
尽くしてくれるのは嬉しい。
しかし、マスターベーションができなくなるのは、意外としんどいかもしれない。
「もしかして、アリスさん、俺にオナニーするの止めろっていうつもりですか?」
「いえ、そこまでは言いません。でも、エッチなビデオとか見るのはダメです」
「じゃあ、何をオカズにしてオナニーすれば?」
「オカズ?」
「はい。男ってエッチなものを見ないと、興奮しないから、何もない状態だとオナニーできないんです。中には想像でする人もいますけど、俺には難しいですね」
「う~ん、難しいんですね……。だけど、エッチなビデオを見るのは嫌です。だって私がいるのに……」
「じゃあ、アリスさんのエッチな姿を撮影してもいいですか?」
「撮影? ですか??」
「そう、ハメ撮りって言うんですけど、それなら、いいでしょ? もちろん、外部に漏らしたりはしないからその点は安心してください」
「ちょっと恥ずかしいですけど、健一さんのためになるなら、私はいいですよ」
「うわぁ、ありがとうございます。俺、嬉しいです……。じゃあ今度カメラ買わないと……。あ、でも、スマホでも撮影できるのか……。試しにスマホで撮影してみますね」
そう言い、健一はスマホを取り出すと、カメラのアプリを起動させ、アリスの手コキシーンを撮影し始めた。
「うぅ……、やっぱり恥ずかしいです……」
「アリスさん、ほら、手を動かして……、止まってますよ」
「あぁう……すみません。続けますね」
アリスはせっせとペニスをしごき続ける。
すると――、
「あの、健一さん、おちん×んの先っぽから何か出てきましたけど……」
「あぁ、それは我慢汁です」
「我慢汁……ですか?」
「えっと、何て言えばいいのかな……、男が興奮すると出す、精液みたいなものです。正式にはカウパー腺液っていうみたいですけど」
「そうなんですか……、それは知りませんでした。じゃあ、とにかく気持ちよくなっているっていう証拠なんですね?」
「そうですね。そうなります……、凄く気持ちいいですよ。初めてとは思えません」
「ありがとうございます。上手くできてるか不安なんですけど……」
「心配しないでください。イイ感じですよ」
「どうすれば、もっと気持ちよくなれますか? その、何でも言ってください」
「えっと、それじゃあ、そろそろ、舐めてもらえますか……」
「舐める……、わかりました」
アリスは舌先をスッと伸ばすと、ペニスの先端に押し当てた。
舌の熱が、肉竿に伝わっていく。
(うぉ。舌が当たっただけなのに、何かゾクゾクするよ……)
健一のカラダがビクッと反応する。
些細な刺激であるが、かなり気持ちいいのであった。
「んちゅ……、ちゅぱ、にちょ……」
アリスは、舌先をフルに使って、ペニスを舐め回していく。
先端からあふれ出したカウパー腺液がすくい取っていった。
(何だか、少し苦みがあります……、でも、これが健一さんの味なんですね……)
アリスは、そんな風に感じていた。
続けて、アイスを舐めるように、亀頭を弄り続けていく。
「あぁ、アリスさん、気持ちいい……、フェラってすごいんですね。とにかく気持ちいいですよ」
「んちゅ……、ちゅちゅ……、にちょん……。はい、たくさん気持ちよくなってください」
ねっとりと舌でペニスを舐められると、それだけで心地よくなってしまう。
あふれ出す快感を前に、健一は卒倒しそうになっていた。
「んぁ……んちゅ……、ちゅぱ……、ちゅぱん……」
「あの、アリスさん、ペニス全体を咥えてくれませんか?」
「咥えればいいんですね?」
「歯を立てないようにして、しゅぼしゅぼと、動かしてください」
アリスは、小さな口を大きく開けて、いきり立った怒張を咥えこんだ。
そして、唾液をたっぷりと含ませると、ふごふごと動かし続けていった。
「じゅる……、じゅるん……じょぼ……じゅぼぼ……」
「うぉぉ……、凄い感覚だ。これがフェラ……、ホントに凄まじいですよ。アリスさん、ホントに初めてなんですか?」
「初めてですよ……、じゅる……、だから、上手くできてるか不安です……、じゅぼん……」
「上手いですよ……、も、もしかして俺以外の男に、こんな風にしたことあるんですか?」
そう考えると、沸々と嫉妬の念が浮かび上がってくる。
愛しのアリスが自分以外の男性と淫らな行為を……、それは絶対に嫌だった。
「健一さん、私は健一さんだけです。信じてください」
「でも、アリスさん凄く可愛いし……、俺以外の男がいても不思議じゃないですよ。きっと男が放っておかないと思うし……」
「あの、さっきも少し言いましたけど、私はトリスタニアでは差別されていました。獣人だからです。だから、そんな私に興味を示す男性はいなかったんです。でも、健一さんは違いました。私に興味を持ってくれました。だから、心配しないでください……、私は健一さんだけのものですから」
「あ、アリスさん、すみません、疑ってしまって」
「いえ、大丈夫です。それに、健一さんが私の処女をもらってくれたんじゃないですか? この間のセックスを思い出してください。あの時、私は処女でした。それは、健一さん以外の男性をしらないという完全な証明です」
「確かにそうもかもしれません。そうですよね、俺とアリスさんは、運命が結び付けてくれたんだ。ありがとう、アリスさん、フェラ凄く気持ちいいです。フェラシーンもしっかり撮影しますからね」
「はい。撮影されるの恥ずかしいですね。でも、私は健一さんだけの女です。だから安心してくださいね」
アリスの言葉を聞くと、ググっと力が湧いてくる。
何しろ、こんなに可愛い奥さんができたのだ。嬉しい他言葉が出ない。
「アリスさん、タマを弄ってみてくれませんか?」
「タマっていうのは、睾丸のことですよね?」
「そうです。優しく弄ってくれると嬉しいです……」
「わかりました、やってみます……」
アリスはフェラを続けながら、優しく睾丸を揉み始める。
すると、圧倒的な快感が健一を包みこみ、射精感が襲ってくる。
「うぉ、このままじゃイッてしまいます……、俺、精子出そう」
「出してください……、私が受け止めますから」
ゾクゾクとする吐精感に耐えきれなくなる。
そして、とうとう健一は牡の欲望を発射させるのであった。
「ビュルビュルドピュ……ビュクビュッくプ……ピョピュプ……、プピュ……」
白濁色の子種が、アリスの口腔内注がれる……。
(あぁん、凄い熱い……、これが男の人の液体なんですね……。嬉しい……、健一さんが悦んでくれてる)
「うぉぉ……精子が止まらない……、どんどん出てくる。堪らないですよ」
「じゅぶ……じゅるる……、じゅぷん……、ゴックン……」
アリスは吐き出された精子をそのまま飲み下した。
ねっとりとした粘り気のあるスペルマが咽頭を駆け巡る。
「あ、アリスさん飲んでくれたんですか?」
「はい、健一さんの精子ですから、もったいなくて」
「うぅ、ありがとうございます……、お、俺、凄く嬉しいです」
健一はヒシっとアリスを抱きしめる。
アリスは健一の腕の中で丸くなり、ぐぅと小さく声を吐いた。
「アリスさん、このままセックスしたいんですけど、いいですか?」
「いいですよ……、健一さんがしたいなら、私はそれを受け入れます……」
「ありがとうございます。じゃあ、二人で気持ちよくなりましょう」
二人の淫らな時間はまだまだ終わらない――。
〈続く〉
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