連載官能小説『【未亡人四十歳】予備校生と結ばれて』第9回
(え? 一体何が起きているの……)
混乱する頭で、美佐子は考えていた。
今、目の前には拓真と有希の姿がある。それも、裸なのだ。
「み、美佐子さん、これはその……」
「拓真さん……、それに有希も……、ここで何をしていたの?」
「あ、あの。これには深い理由がありまして」
と、動揺するのは拓真である。
しかし、言い訳などしても無意味であろう。何しろ、自分は全裸で、有希と一緒にいるのだから。
「お母さん、あのね、私、拓真君が好きなの」
と、唐突に有希が告げた。
その言葉を聞き、美佐子は目を大きく見開く。
「好きって……、あなたは彼の家庭教師なんじゃないの?」
「好きだから引き受けたの……。だからおかあさんと一緒よ」
「私と一緒って……」
そこで美佐子は、自分と拓真の関係が、既に有希にバレていると察した。
そして、ほのかに顔を赤くさせる。
「私、知ってるの……、お母さんが拓真君と何をしていたのか」
「有希……、そんな……、嘘でしょ……」
「嘘じゃないよ。実を言うと、二人がエッチなことしてるの、見ちゃってるし。でも、安心して……。私、誰にも言ったりしないから。でもその代わり、私も拓真君と一つになりたいの」
美佐子はうなだれる。すべてはバレているのだ。
そして、母娘で一人の男性を求めている。
「拓真さん、あなたはどう思ってるの?」
不意に美佐子が尋ねる。
猛烈な嫉妬心が浮かび上がってきたのだ。
「俺は、その、美佐子さんも有希さんも両方好きです……、選べないんです」
その声は真剣であった。
同時に、嘘を言っているようには思えないのである。
「酷いわ。私に黙って有希とこんなことをしてるなんて……。やっぱり、こんなおばさんよりも、若い子の方がいいんでしょ?」
「それは違います。ただ、その、流されてしまったっていうか……。二人とも魅力的だから、俺、選べなくて……」
すると、有希が話に入ってきた。
「お母さん、拓真君を責めないで……。私も悪かったんだから……。それに、お母さんと拓真君は付き合ってるわけじゃないし。なら、私がエッチなことしたって問題ないと思うけど」
「有希……、確かに私は拓真さんとお付き合いしているつもりはなかったわ。でもね、真剣だったの……真剣に彼を好きでいたのよ」
「私もだよ。私も拓真君が好き。その点はお母さんと一緒なのよ。だからこうしない?」
「こうする? 何をするつもりなの?」
「だから、拓真君を二人で共有するの……。つまり、拓真君は私とお母さんの二人の相手をする。そういうのはどう?」
「どうって、そんな……、有希、あなたはいいの? 拓真さんを独占したいとか、そういう風に思わないの?」
「少しは思うけど……、私、お母さんの気持ちもわかるし……」
「私の……気持ち……?」
「そう、お父さんが死んじゃって、お母さんはずっと寂しい思いをしてきた。そんな時、拓真君みたいな男の子に求められたら、誰だって過ちを犯しちゃうよ」
「だけど、そんな、一人の男性を二人で求めるなんて……卑猥すぎるわ……」
「ねぇ、拓真君はどう思ってるの?」
唐突に有希に質問を投げかけられる。
正直、拓真も困惑しているのである。
「どうって言われても……。俺は、二人に嫌われたくないです」
「私は嫌いになんてならないよ。それに、お母さんとエッチするなって言わない。でも、その代わり私も大事にして欲しいの……、だって、私の初体験を奪ったんだから」
「それは、そうです。もちろん、責任とるつもりです」
「なら、これからは、三人で楽しむの……。そうすれば、拓真君は私とお母さんの両方を手に入れられる」
「で、でも、イイんですか? そんな都合のいい話って……」
「イイの……、私、拓真君との関係を終わらせたくないし……、このまま一緒にいたいって思ってるんだよ。ねぇ、お母さんもそれでいいでしょ?」
と、今度は美佐子に質問が飛ばされる。
イイか悪いか? そう考えればイイに決まっている。何故なら――、
(私、拓真さんを失いたくないわ……。だって彼は私を女としてみてくれる。幸せを与えてくれるんだもの)
「お母さん、イイよね?」
「わかったわ。拓真さんがいいっていうのなら、私はそれを受け入れる。でもちゃんと愛してくださいね。そうしないと、嫉妬してしまいますから」
その言葉を受け、拓真は答えた。
「もちろんです。俺、二人を大切にしますから……」
それは強い決意の言葉であった。
同時に、その宣言を聞き、有希がささやいた。
「これで決まりね。なら、早速三人でしてみましょ」
「え?」
と、困惑する拓真。
三人でする……、それはつまり――、
「3Pするってことですか?」
「そうよ。イイでしょ? お母さんはどう?」
「三人でって、あなた正気なの……、そんな恥ずかしいこと……」
「でも、私たち二人で拓真君を共有することになったんだから。三人でプレイしてみないと……。私、拓真君やお母さんが一緒なら安心できるし……」
すると、そこの言葉を聞いていた拓真が声を出した。
「お、俺、三人でしたいです……。お願いします」
「拓真君はOKね、後はお母さんだけだよ……、どうするの? 今日ここに来たのって、拓真君とエッチするためでしょ? なら、イイじゃん、三人でしてみようよ」
有希はそう言うと、美佐子の腕をとり、彼女をベッドの上に押し倒した。
そして、スルスルと服を脱がしていく。
「こ、こら、有希止めなさい! 何をするの!!」
「やだ、止めないよ。お母さんだって本気のはずだもん……、その証拠に、こんなにセクシーな下着を身につけてる」
そう、美佐子は拓真と交わるようになり、下着にもこだわるようになったのだ。
今日は大人の色気の漂う、黒のレースのショーツとブラであった。
「こ、これは、その……、有希、酷いわ……」
「お母さんだってやる気満々なんでしょ? なら三人でしようよ……。ほら、拓真君も手伝って」
有希と拓真は協力して美佐子の下着を脱がし、三人とも全裸になった。
そして、ベッドの上で座り込むと、最初に有希が口を開く。
「拓真君、私とお母さんが寝るから、二人のあそこを交互に弄って気持ちよくして……、それができたら、挿れてもイイから」
「俺が……二人を……?」
「そう、できるでしょ? もうたくさん経験積んでるんだから」
有希は強引であった。
そして、美佐子と共に横になると、足を大きく広げて秘部を開帳していく。
(美佐子さん、それに有希さんのおま×こ、トロトロになってるよ)
と、拓真は感じていた。
そして、おもむろに手を伸ばし、二人の陰部に触れていくのであった。
「二人共、おま×こがすごく濡れてます……」
「やぁん、拓真君のエッチ……、そんなこと言わなくてもわかるでしょ?」
「すみません。でも、ホントに魅力的です。じゃあ、弄りますからね」
「うん、お願い……」
拓真は、二人の性器を同時に撫でまわしていった。
くちゅ、ぴちゅんと、淫猥な音が響き、室内に広がっていく。
「んん……、ンぅ……あぁん」
と、美佐子が淫らな声をあげる。
娘と一緒に、感じているのだ。背徳感が湧き上がるが、同時に快感も迸る。
「美佐子さん、気持ちいですか?」
「うん、何だか興奮するの。いつもと違う感じね」
すると、有希も物欲しそうな声をあげる。
「拓真君、私のおま×こもちゃんと弄って気持ちよくしてね……、さっきセックスしたばかりだけど、もっと気持ちよくなりたいの」
「もちろんです、有希さんのおま×こも弄りますから」
そう言うと、拓真は二人の淫裂に顔を近づけ、クンクンと匂いを嗅いでいった。
リコッタチーズのような馨しい香りが漂い、拓真を満足させていく。
「いやぁん、拓真さん、あそこの匂い嗅がないで……、恥ずかしいわ」
「恥ずかしがってる美佐子さんも素敵です。俺、おま×この匂いが好きなんですよね。だからたっぷり嗅がせてください」
拓真は美佐子の秘部を舐めながら、空いている手で有希の陰部を弄り回していく。
美佐子も有希も心地よくなり、恍惚とした表情を浮かべていった。
「二人共、おま×こからエッチなお汁がたくさん出てますよ」
「はぁん、だって気持ちいいんだもん……、拓真君の指使い、ホントに最高……」
と、有希が満足げな声をあげる。
拓真は忙しく二人の性器を舐めたり弄ったりして、刺激を加えていくのであった。
「あ、あの、そろそろ、イイですか? 二人のおま×こに挿れたい?」
「拓真さん、私のおま×このおちん×ん挿れて、もう我慢できないの……」
と、美佐子が言った。
すると、その言葉を聞いた有希が、
「あぁん、お母さんばっかりズルいよ……、私も挿れて欲しいのに……」
「でもあなたたちはさっきまで交わっていたんだから、最初は私にして。お願い……」
「仕方ないなぁ。じゃあ、拓真君、最初はお母さんのおま×こにおっきしたおち×ぽ挿れてあげて」
その言葉を受けて、拓真が答える。
「わかりました。じゃあ、最初は美佐子さんからですね。それじゃ行きますよ」
そう言い、拓真は己の分身をしごき、美佐子の淫裂に押し当てていくのであった――。
〈続く〉
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