連載官能小説『ルームシェア-可愛い女の子たちとエッチなレッスン-』第3回
放課後の学校――。
(はぁ、勉強ってめんどくさいよな。海外でもそうだったけど、これは日本でも同じだよ)
と、最終のホームルームを終えた優希は感じていた。
そんな彼のもとに、ある少女がやってくる。
「優希、ちょっといい?」
それは糸川奏であった。今風の女子校生という感じに、制服を着崩している。
スカートはやや短めだし、首元のリボンはラフに巻かれている。
「あ、糸川さん、何か用?」
と、優希は答える。
すると、奏は、
「あのさ、勉強押して欲しいんだけど」
「勉強を? 俺に教えられるかなぁ、そんなに頭よくないし」
「でもさ、海外にいたんなら、英語が話せるじゃないの?」
「まぁ、それなりに、でも向こうの日本人学校にいたから、そんなに得意ってわけでもないよ」
「とにかくさ、英語を教えてよ」
「わかった。俺が知っている範囲であれば教えるよ」
「ホント? ありがと、助かるぅ」
こうして、二人は一緒に勉強することになったのであった。
空き教室を見つけ、そこで二人は向かい合わせに座る。
「何から教えればいいの?」
「う~ん、ここかな?」
「あぁ、これは関係法っていうんだよ。ええとね、主文と副文をしっかり見極めるのが大切なんだ。まぁあんまり日常会話になると、使わないから、完全に受験のための英語だよね」
「ふ~ん、そうなんだ」
「糸川さんは英語が苦手なの?」
「そう。もうちんぷんかんぷん。日本人なんだから、日本語だけわかればいいと思ってる」
「まぁ、普通はそれで問題ないと思うけど……」
「でもやらないと、テストがねぇ、とにかく教えてよね」
「うん、じゃあ次の問題だね」
こうして二人は勉強を進めていった。
気づくと夕方五時を回っており、しんみりとした空気が広がっていた。
「そろそろ、日も暮れてきたし帰ろうか?」
「え、あ、うん、そうだね、優希勉強教えてくれてありがと。助かったわ」
「俺の教え方、あんまり上手くなかったかもしれないけど、参考になればよかったよ」
「ううん、教え方は上手かったよ。わかりやすかったし」
すると、不意に奏がもじもじとし始めた。
その様子を見て、優希は彼女がトイレに行きたいのだと考える。
「糸川さん、トイレ行きたいの?」
「バカ! 違うわよ。そ、その、あのさ、あたし、優希にお礼がしたいんだけど」
「そんな、イイよ、お礼なんて。一緒に住んでいる仲間なんだし、困った時は助け合わないと」
「優希って優しいんだね……。でもお礼させて……」
そう言うと、どういうわけか奏は優希に抱きついていた。
そして、ズボンのファスナーを下ろし始めたのである。
「え、ちょっと糸川さん、何をしているの?」
「男の子ってこういうことすると悦ぶんでしょ。あたし、知ってるんだから」
「流石にマズいよ、ココ、学校だし」
「この教室、ほとんど人がこないの。多分、もうしばらくは誰も来ないわ」
「で、でも……」
ファスナーの隙間から、ペニスを露出させると、奏はそれをシコシコと動かし始めた。
しかし、慣れていないのか、やや手つきが乱暴である。
「い、糸川さん、ちょっと、痛いよ……」
「え、あ、ゴメン……、あたし、こういうのした経験がないから」
経験がない。優希も先日まではそうだった。
しかし、今は違う。彼は綾香と結ばれて、大人の男になっているのだ。
「優希は経験あるの? あるよね。もう高校生だし……」
「えっと、それはその、まぁ多少は……」
「ホントに経験あるんだ。可愛い顔してるのに、やることはやってるのね。まぁいいわ、今日はあたしが気持ちよくしてあげるから」
優希の助言をもとに、奏は優しいタッチで手コキをし始める。
淡い刺激が優希を襲い、少しずつ快感に包み込まれていく。
「ンッ……くぅあ……」
「優希、気持ちいいの?」
「うん、凄く、何かゾクゾクするよ。優しい動きになってから一気に気持ちよくなった感じかな……」
「何か先っぽから出てるけど、これは何?」
「あぁ、それは我慢汁ってやつだよ。正式名称は、カウパー腺液だったかな……」
「我慢汁? 精子みたいなもの?」
「まぁそんな感じ……。男が気持ちよくなると出す液体かな……」
「ふ~ん。そうなんだ。でも、気持ちいいっていうならよかったわ。ここまでして、全く気持ちよくなかったら困るもん」
奏の手コキのスピードが、一層早くなっていく。
しとどに射精感が襲ってきて、耐えるのがしんどくなっていくのであった。
(マズい、このままだと、イッちゃいそうだよ)
まだ、少しだけ余裕はある。しかし、それほど長く持たないだろう。
「ねぇ、優希、キス……、してもいい?」
「え? キス……、でも……、糸川さんはしたことあるの?」」
「ないよ。でもしてみたいの」
「初めてのキスが俺でもいいの? そ、その、もっとふさわしい人がいるような気も……」
「あたしは、優希がいいの。ダメかな?」
「俺はいいよ。糸川さんがよければ」
「なら決まりね。キスしてあげる、光栄に思いなさい優希」
「はい。思います」
そう言うと、奏は顔を近づけてきて、スッと唇を重ねた。
ぷちゅっと触れるだけのキスが展開される。
(これがキス……、うぅん、大人の味って感じ……)
と、奏は感じていた。
初めてのキスは、どこかイチゴの味がする。
「んちゅ……ちゅちゅ……、ちゅぱ……くちゅん……」
口元から淫靡な音が漏れて、それが静かな室内に染み渡っていく。
優希は思わず、奏を強く抱きしめた。
「え? 優希、どうしたの??」
「ゴメン、つい愛おしくなって、抱きしめちゃった。マズかったかな?」
「ううん、そんなことないよ、あたしも、抱きしめられて嬉しい……。ねぇ、優希には好きな人はいるの?」
好きな人……。
シェアハウスの人間はみんな好きだ……、だけど、それは恋愛対象なのだろうか?
「ゴメン、よくわかんないや」
「あたしはね、優希のこといいなって思うよ。可愛い顔してるし、優しいし」
「ありがとう。嬉しいよ」
「だから、優希も少しはあたしのことを好きになってよね」
恥ずかしそうに告げると、奏はペニスをしごく手つきをより一層速めていった。
快感のかたまりが降り注いできて、優希はどうしていいのかわからなくなる。
「おち×ぽがビクビクしてきたけど、どうかしたの?」
「あ、その、そろそろ、イキそうで」
「イク? つまり、精子が出そうって意味? うんと、そのくらいあたしも知ってるんだからね」
「そう。糸川さんの手コキ、何か繊細で気持ちいいんだ……。だから、もう限界です」
「出したくなったら出してもイイよ。そっちの方が私も嬉しいから」
と、奏は告げると、何と、ペニスを咥えこんだのである。
「え、ちょっと、糸川さん何を……?」
「フェラチオって言うんでしょ? このくらいあたしにだってできるんだからね」
しゅぼしゅぼと音をあげながら、奏はいきり立った怒張を吸引していく。
その鋭い悦楽に、最早優希は耐え切れなかった。
「ゴメン……、糸川さん出る……。精子出ちゃう」
「じゅる……、じゅぼぼ……、うん、出していいから……、じゅるん……いっぱい、精子出してぇ」
舌先でレロレロと肉竿を弄られて、とうとう我慢の限界を超えた。
途端――。
「ビュルビュル……、ビュク……ピュプピョピュプ……、ピュピュ……、プピュ……」
勢いよく子種が奏の口腔内に放出されていく。
あまりの精液の量に驚く奏であったが、彼女はそれをすべて受け止めた。
(うぅ……精子……、凄く熱い……、それにねっとりとしてる……)
と、奏は感じていた。
同時に、彼女は口腔いっぱいに吐き出された精液を、躊躇なく飲み下していく。
「んぐ……、んんぁ……、じゅるん、じゅぼ、じゅぼぼ、ゴックン……」
咽頭を粘りのあるスペルマが駆け巡っていく。
ねっとりした中に、ほのかに苦みがあり、大人の味であると感じられた。
「い、糸川さん、もしかして精子飲んでくれたの?」
「うん、そっちの方が悦ぶと思って……」
「嬉しいよ……、ありがとう」
そこで、再び優希は奏を抱きしめた。
奏は優希の腕の中で丸くなりながら、
「優希……、ねぇ、あたしんことは糸川さんじゃなくて、奏って呼んで」
「いいの? 名前で呼んでも……」
「そっちの方が親近感が湧くし、あたしは嬉しいかな……、ほら、言ってみて優希……」
「奏……。これでいいかな?」
「うん。これで平等ね。あたしだけ名前で呼んでいると、やっぱり変だし。これからはちゃんと名前で呼ぶこと。イイわね?」
「わかったよ、奏……」
二人はにこやかに笑い合い、もう一度甘いキスを重ねるのであった――。
〈続く〉
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