連載官能小説『ルームシェア-可愛い女の子とエッチなレッスン-』第8回
ある日の日曜日――。
「ワンコ君、今日は暇かい?」
シェアハウスのリビングで、ぼんやりテレビを見ていた優希は、小夜に声をかけられた。
「え? 今日ですか? まぁ暇ですけど」
「なら、一日付き合いたまえ」
「はぁ、どこか行くんですか?」
「ムフフ……、いいところだよ」
と、意味深に笑う小夜であった。
二人は街に出かけた。小夜が買いたいものがあるといって、色んな洋服店や雑貨屋に回ったのである。
(これって、デートなのかな……)
と、優希は感じていた。
今のところ、女の子と二人きりで出かけた経験はない。
「ワンコ君、今日はありがとね。んとね、それで、この間の料理のお礼や、今日付き合ってくれたご褒美に、連れて行きたいところがあるんだけどイイかな?」
「はい、イイですけど……、もう夕暮れですよ」
日曜のシェアハウスは基本的自由に過ごす。食事当番などはないから、その日は自分で作って食べるのだ。
「まぁ、少しだから……、ね」
と、小夜は優希の手を引いて、ある場所に向かった。
それは――。
「こ、これってホテル街じゃないですか?」
「にゃ、これから行くのはエッチなホテルだよ」
「え、でも、そんな……、ダメですよ……」
「ワンコ君は反応が女の子みたいだねぇ。イイじゃん。この間エッチな関係になったんだから、今日はその拡大発展形。やることわかるよね?」
ラブホテルに行ってやることと言ったら、もう一つしかない。
いくらなんでも、優希にもそのくらいはわかる。
「じゃ、行くにゃ! あんまり遅くなると、みんなが心配するかもしれないから、サクッと休憩料金で利用しよう!」
こうして、優希は半ば強引にホテルに連れ込まれてしまったのであった。
(ラブホテル……、初めてだよ……)
とはいっても、そんなに豪奢な感じではなかった。
シンプルな部屋の作りで、小ぶりの部屋にダブルサイズのベッドが置かれている。
「テレビとかもあるんですね?」
「うん、エッチなのも見れるよ? 見る??」
「いや、その、今はいいです……」
「そうだね、じゃあ、シャワー浴びる? それともワンコ君は浴びない方が好きかな?」
「でも、俺汚いと思うし、一応キレイにしたいですかね」
「なら、シャワー入ってからしようか? 先に入ってもイイよ」
「わかりました」
こうして、二人はシャワーを浴びて、ムンムンとした雰囲気の中、ベッドの上で座り込んだ。二人共、付属のバスローブを着用している。
「ワンコ君、今日することわかるよね?」
「はい。そ、その、エッチするんですよね?」
「そう、ワンコ君は経験あるんだよね?」
「まぁ一応……」
「ふ~ん、意外だよ、可愛い顔していて、やることはやってるんだね」
「あぅ……、その、何かすみません」
「気にしないで、健全な男子なら、エッチなことに興味があるのは当然だからね。さぁ、やろうか。ワンコ君は仰向けになって、今日は僕がサービスするからにゃ」
そう言うと、小夜はキュッと優希を抱きしめた。
そしてそのまま顔を近づけ、唇を奪っていく。
「んちゅ……チュチュ……ちゅぱ……」
「ワンコ君の唇柔らかいね」
「小夜さんの唇も柔らかいです。ぷにぷにしてます……」
「むふ、ありがとう。それじゃ、準備はいいね?」
「はい、大丈夫です……」
小夜は、優希をゆっくりと押し倒す。
そして、着ていたバスローブを脱がし、ペニスを解放した。
「んん……、キスしただけなのに、もうこんなに元気だね」
「あぅ、すみません、興奮しちゃって」
「謝らないで。むしろ嬉しいよ、興奮してくれて……」
軽くペニスをしごき、さらに大きくしていく小夜。
この辺の手さばきは結構手慣れているように感じる。
(小夜さん、きっと経験豊なんだろうな。手慣れている感じだよ)
と、優希は感じていた。
すると、小夜は大きくなったペニスを、自らの陰唇に押し当てていく。
「騎乗位っていうのは、あまりしたことがないんだけど、一生懸命頑張るから」
「小夜さん、やっぱり経験豊富なんですか?」
「にゃ。そんなことに聞くなんて、ワンコ君はホントエッチだよね。でもイイよ、教えてあげる。少し前まで彼氏がいてね、その人と、経験はあるよ。でもそれだけ、だからあんまり経験豊富ってわけじゃないかな」
「でも、結構慣れている感じがします」
「そうかな。だけどね、ワンコ君が相手だと、あんまり緊張しないっていうか、自然体でいられるよ。なんか不思議だね」
ずちゅ、めちゅちゅう……。
ペニスが陰部に食い込み、吸い込まれていく。二人はこうして結ばれた。
「んん、入った……、ワンコ君のおち×ぽ、結構大きいから、ミチミチ広がる感じだね」
「小夜さんの膣内、凄く温かくて気持ちいです……、それにトロトロになってます」
「うん、実を言うとね、ずっと、こうなるのを望んでいたんだ。この間、エッチなことしてしまった、それから悶々としていたっていうか? だからね、今日こうして誘ったんだよ」
「そうなんですか、俺も小夜さんとしたかったです。でも、俺が相手でいいんですか?」
「うん、ワンコ君がイイ……。だから一緒に気持ちよくなろ」
小夜は姿勢を前傾させ、倒れ込むようになると、腰を軽やかに降り始めた。
優希は騎乗位が初めてであるため、新しい快感を覚えていた。
「あぁん、深いの、おち×ぽ、奥まで当たるのぉ……。ズンズンっておま×この奥におち×ぽが刺さって、凄く気持ちいい……」
「俺もです。膣内がトロトロとして、それでいてち×ぽを擦り上げていくんです。それが堪りません」
肉襞を擦り上げながら、抽送を繰り返していく。
騎乗位はその性質上挿入が深くなるので、ペニス全体を包み込んでいくのであった。
「んぁ……、ふぅ……、ワンコ君、下から突き上げて……、私の腰の動きに合わせて、ちん×んを動かすの、できるよね?」
「はい、やってみます……」
小夜はリズミカルに腰をうがち、快感を生み出していく。
そして、その腰の動きに合わせて、優希も下から怒張を突き上げていく。
「ぐぅ……、ンッ……はぁん……、そ、それ、凄くイイの……、おち×ぽが突き刺さる感じで気持ちいいわ」
「小夜さん、おっぱい触ってもいいですか? 小夜さんのおっぱい触りたい……」
「イイよ。触って、私を気持ちよくしてほしいのぉ……」
小夜は優希が胸を触りやすいように、さらに姿勢を倒していった。
それに合わせて、優希は乳房を揉みしだき、快感を生み出していく。
「んん……、おっぱい触られて、騎乗位でズコバコするの、とっても気持ちいいね……、これはこれで癖になりそう……」
「小夜さんのおっぱい、柔らかくてマシュマロみたいです。本当に最高ですよ……」
「むふ……、男の子はおっぱいが好きだからね……、たくさん弄ってイイよ……、私もそっちの方が嬉しいから」
優希は姿勢を起こし、小夜の乳房にしゃぶりついた。
そして、赤ちゃんのようにチューチューと吸い始める。
「んぁ……、ワンコ君、赤ちゃんみたい……、それに、そんなに吸っても何も出ないからね」
「わかってます……、でも、おっぱい吸っていると、何か落ち着くんです……、それに、ほのかに甘みもあります」
決して母乳が出るわけではないが、何かこう甘みを感じるのであった。
そのまま優希は起き上がり、対面座位の形になり、ヒシっと小夜を抱きしめた。
「この体位、密着できて、イイ感じだね……、なんかホントに愛し合っているってる感じ……」
「はい、抱き合いながら挿入できるから、かなり興奮できます……」
「ワンコ君……、キスもして……、おま×こズボズボされながら、キスされるの好きなんだぁ……」
「わかりました、キスですね……」
優希はキスを展開して、小夜を満足させていく。
いつの間にか、小夜が優位な状態から、優希主導になっていった。
「あぁ……、ホントは僕がリードしたかったの……、ワンコ君にリードされちゃったね。でもいいや、そっちの方がワンコ君もイイんでしょ?」
「はい、おち×ぽズボズボしていると、凄く気持ちいいですよ……。ホント堪りません……」
「自分のペースでしていいからね……私もおま×こ気持ちよくてもう止まらない……」
小夜もアクメを覚え、ゾクゾクとカラダが反応していく。
対する優希、も激しい射精感を覚え始めた。
(参ったな……、もうイキたくなっちゃった。精子が出そうだよ……)
「ワンコ君、イキそうなの?」
優希の顔の変化で、射精が近いことを小夜は察したようである。
「はい、そうみたいです。もうあんまり持ちません……、イッてもいいですか?」
「もちろんいいよ。僕もイキたいから、一緒にイコう……」
「あ、あの、膣内に出してもいいですか? 小夜さんの中に出したいんです……」
「にゃ……、そんなに膣内に出したいの?」
「はい、出したいです……」
「それならイイよ。中にたくさん出して……。今日は安全な日だから、大丈夫だからね……」
「ありがとうございます。それじゃ膣内に出しますから……」
耐えがたいほどの、射精感が襲ってくる。
最早、耐え切れそうになり。
「小夜さん……、ダメだ……、もう限界です!」
「出して、おま×この中に精子たくさん出していいから」
「うおぉぉぉ……、出る……、出します!!」
そして、とうとう優希は欲望を炸裂させた。
ビュルビュル……ビュピョプ……、ビュププピョプ……、プピョビョピプ」
「あぁん、凄い……、たくさん精子が出てるよ、お腹が熱い……、中出しされるのって気持ちいいんだね。虜になりそうだよ」
最後の一滴まで精子を絞り出すと、優希は小夜の上に倒れ込み、ヒシっと抱きしめた。
「小夜さん、凄くよかったです。最高に気持ちよくて、本当に嬉しいです」
「僕もだよ……。僕も気持ちいい時間だった、ありがとう、ワンコ君……」
こうして、二人は甘い時間を堪能したのであった――。
〈続く〉
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