連載官能小説『幼馴染に結婚してくれと言われてしまった』第4回
「瑞希、おま×こトロトロになってるよ」
「うん。そうみたい。だって、興奮してるから」
「ここに挿ればいいんだよね」
「そう、挿れてみて、私も初めてだから」
お互いにセックスは初めてである。
だからこそ、かなり手探りで行為を進めていく。
(おま×こ、ホントに卑猥な形をしてる。それに、ヒクヒクとふるえていて、何か可愛いな)
雄二は、瑞希の脚を左右に広げ、秘部を開帳すると、ヌルヌラと光る淫裂にペニスを押し当て、そのままゆっくりと貫いていく。
「ンンッ。あぁん、雄二君のおちん×ん、入ってきたぁ」
「うん、凄く窮屈だ。これがおま×この中なんだ」
ペニスを奥までギュッと挿れた時、わずかに「ブチっ」という音が聞こえた。
破瓜の衝撃により、瑞希の性器を覆っていた処女膜が破れたのである。
(ぐぅ、い、痛いかも、でも、痛がったら雄二君が困るかもしれない)
初体験に痛みがあるのは、瑞希も知識として知っている。
だから、それなりに覚悟していたが、やはり痛みは強い。
「んん、ぐぅ、ハァ、ハァ」
瑞希の口元から、短い嗚咽が漏れる。
その声を聞き、雄二も異変に気づく。
「瑞希、大丈夫か? 痛いのか?」
「う、うぅ、大丈夫、心配しないで」
とはいうもの、瑞希の表情は硬い。
明らかに苦痛に耐えているのがわかるのである。
「痛かったら抜こうか?」
「だ、ダメェ、抜いちゃイヤなのぉ」
「でも、痛そうだし」
「こうやって繋がれるのが夢だったの。だから、抜かないで。しばらくすれば、痛みもなくなると思うし」
「じゃあ、最初はゆっくり動くよ。だけど、瑞希、そんなに無理するなよ。俺は、痛がる瑞希を見たくないし、ドSってわけじゃないんだからな」
初めてのセックスで、緊張しているにも拘らず、雄二は優しさを見せてくれる。
その心遣いが、瑞希にはありがたかったし、心の底から嬉しいと感じられた。
「んなぁ、雄二君、おち×ぽシコシコしていいから。私の中で気持ちよくなってぇ」
「うん、かなり気持ちいいよ、これがセックスなんだな。ホント、感動的だよ」
初めてのセックスは、予想以上に快感が激しい。
何度も自分で自慰行為をしてきたが、そんなものとはレベルが違うのである。
(これが、セックス。殺人的に気持ちいい。こんなの味わったら、もう元に戻れないよ)
と、雄二は感じていた。
そして、ゆったりとしたペースで腰を動かしていく。
「んん、んぐ、あぁん、雄二君、雄二君のおち×ぽ、私の中に入っているんだよね?」
「そうだぞ、瑞希。お前の中に入っているんだ。一つになってるよ」
「うん、それが嬉しいのぉ。やっとつながれて。んぁ。ずっとこうなるのが夢だったから。んぐぅ、それに、雄二君のおち×ぽ、私の中でどんどん大きくなってる気がする」
「そうなのかな、その辺はよくわからないけど。だけど、かなり気持ちいいよ。凄い刺激なんだ。オナニーとは全然違う」
「セックスとオナニーを比べちゃダメだよぉ。二人で作り上げる行為なんだから、気持ちいいに決まってるでしょぉ」
「うん、そうだな。なぁ、もう少し速く動いてもイイか?」
ゆったりペースもなかなか心地いいが、やはり、もっと痛烈な刺激が欲しい。
そうなると、速く動くしかないのであろうか?
「はぁん、わ、わかったぁ、じゃあ、ちょっと速めに動かしてぇ」
「よし、じゃあ、ちょっとだけ速くするぞ。でも痛かったら言えよ。痛がるところ見たくないから」
「ハァ、あふぅん、うん、大丈夫だと思う。少しずつ慣れてきたみたいだから」
とはいうものの、まだ破瓜の痛みは続いていて。
すじゅる、めりゅる、とペニスが肉ヒダを擦っていくと、気持ちいい感じもあるのだが、やはりまだ痛みの方が強いのである。
(我慢しないと、雄二君か気持ちよくなってるのに)
瑞希は自己犠牲の念があった。
本来、愛というものは自己犠牲でなりなっている。無意識ながら、愛しているという感情が溢れてきたのだ。
「瑞希、おま×この中、気持ちいいよ。ヌルヌルになって、ち×ぽが擦れるんだ。うぅ、堪らない」
「雄二君、ねぇ、キスできる? おち×ぽで突きながら、キスしてほしいの」
「キス? イイぞ、やろう」
二人は今、正常位でプレイを続けている。
そんな中、雄二は姿勢を押し倒していくと、自らの顔を近づけていく。
(瑞希の唇。プルプルになってる)
「ぷちゅ、ちゅぱ、ちゅちゅっぱ」
と、キスの雨を降らせていく雄二。
キスをするほどに、淫裂がキュッと締まるような気がする。
「雄二君、好き! 大好き!!」
と、瑞希が叫び、手を雄二の首に回す。
そして、激しく抱き寄せると、そのまま舌を絡めたディープなキスを展開していく。
(んぉ、瑞希の舌が、俺の口の中に、何だかこのまま蕩けるような気分だ)
お互いの唾液を啜り合う。
瑞希のねっとりとした唾液は、どこか甘く、ハチミツのような味わいがある。
「んちゅ、じゅるん、じゅるる、じゅーじゅー、しゅぱ、ちゅぱぱ」
口元から淫音が漏れ聞こえてくる。
その淫らな音が、室内にゆっくりと染み渡っていく。
「雄二君、はぁん、凄く素敵。こんなセックスに憧れていたの」
「うん、俺も、何か嬉しいよ。瑞希とこんな風に結ばれて。俺、瑞希が好きだって改めで気づいたよ」
「改めてなんてひどいなぁ。私はずっと好きだったのに」
「ゴメン、ただ、今まではあまりに近すぎて、好意に気づかなかったんだよ」
確かに今までは好きだとわからなかった。
しかし、今なら確かに言える。
自分は瑞希が好き。それは間違いのない事実であった。
「瑞希、こんな体位はどうだ?」
と、雄二はキスを止めると、姿勢を起こして、瑞希の脚を垂直に持ち上げた。
すると、挿入の角度が変化し、淫裂がキュッと窄まった。
「きゃー。ゆ、雄二君、何をするの?」
「脚を持ち上げると、どうなるかなって思って」
「何かよくわかんない、でも、凄くエッチな感じがするの」
「また少し、速めに動くから。もう、止まらないよ」
「うん、いいよ、雄二君の好きに動いて、私は大丈夫だから」
痛みも、少しずつ引いているのがわかった。
痛みが静かに消えていくと、その代わり、鋭い快感が襲ってきたのである。
「んんぁ、雄二君、激しい! おま×こ突かれて、私も気持ちいいのぉ」
「瑞希、まだ痛いか? それとも慣れた?」
「もう大丈夫。そんなに痛くないの、だから安心してね」
「そうか、それならよかったよ。今度は脚を広げてみるよ」
雄二は垂直に上げた瑞希の脚を左右に開いた。
そして、その状態のまま、ピストン運動を続けていくのであった。
「んぐ、あぁん、雄二君のおちん×ん、奥まで届くのぉ。ずんずんって、子宮に響く感じだよぉ」
「奥の方がイイのか? なら、もっと突いてやるぞ」
そう言い、雄二は激しい抽送を繰り返していく。
二度浅く突き、三度目で深く突き刺していく。こうして動きが単調にならないように意識した。
「ハァ、ハァ、雄二君、動きが速いのぉ。でも、これ、何だか虜になってしまいそう。こんな風に突かれると、ホントに気持ちいいんだねぇ」
「うん、そうだな。セックスってホントに悪魔的だよ。サルになる気分がよくわかる」
とにかく貪欲に快感を求めてしまう。
そのくらい、圧倒的に気持ちいいのである。
「んんぁ、はぁん、雄二君、あぁぁぁぁあああ。ダメ、何か気持ちよくなりすぎて、失神しそう」
瑞希の秘唇がヒクヒクふるえ始めたのは、雄二も感じていた。
断続的なアクメが襲ってきて、瑞希を心地よくしていくのである。
「んぐぁ。雄二君、私、イッちゃいそう。おま×こ蕩けちゃうのぉ」
「イキたくなったら、イッてもいいぞ。しっかり突いてやるから」
「きゃー。ゆ、雄二君、もう、ぁあん、だめぇぇぇぇー」
途端、瑞希のカラダがビクッと跳ねた。
そして、陰部からドプっと子宮頸管粘液があふれ出してくる。
「おま×こからエッチなおしっこが飛び出してきたよ。瑞希イッたのか?」
「うぅぅぅぅううう、うぐぅ、はぁん、ダメなのぉぉぉぉおおお」
瑞希は激しいオルガスムスを覚えて、そのまま昇天を迎える。
秘唇がビクビクッと痙攣し、締め付けが一瞬激しくなる。
「瑞希のおま×こがブルブルしてる。ち×ぽに噛み付いてくるよ」
「雄二君、はぁん、ハァハァ、私、イッたみたい。何か、頭がフワフワするのぉ」
「そうか、瑞希が気持ちよくなってくれて嬉しいよ。でもさ、俺はまだできるぜ。このまま続けてもイイよな?」
「はぁん、イッたばかりの敏感おま×こたくさん突いてほしいのぉ、このままどんどんイカせてぇ」
「あぁ、イキ狂わせてやるからな。とことんイキまくろう」
「あぁああん、うぐぅ、はぁん、激しくされると、もうおかしくなっちゃいそう。雄二君とのセックス堪らないのぉ」
対する雄二も、少しずつ射精感を覚えていた。
初めてのセックスは、すぐに終わってしまうという逸話があるが、雄二は長く持っている。
「うぉ、気持ちいい。瑞希のおま×こ、ち×ぽを包み込んでくれて、それでいて甘締めするんだ。その感覚が心地いいよ」
肉ヒダを擦っていくと、ペニスは敏感に震えていく。
めちゅ、めりゅと、肉竿を奥まで導いていくのであった。
「雄二君。私、ホントに嬉しい。こんな風になれて、もっと、私を愛して。私も愛すから」
好きな人に愛していると言われて、嬉しくないわけがない。
雄二はこみあげる嬉しさを感じながら、必死に抽送を繰り返した。
「ハァ、瑞希、ホントにイイ感じだよ。こんなに気持ちよくなったのは、もしかすると初めてかもしれない。ありがとう瑞希」
ずんずんと抽送のリズムを押し上げていく。
ふと結合部分を見ると、破瓜の刺激からの出血の痕が見える。
(俺、瑞希とセックスできて嬉しい。こんな風にして、ずっとつながっていたい)
と、欲望があふれ出してくる。
「はぁん、雄二君、イッたばかりなのに、私、また気持ちよくなってる。おま×こビクビクふるえちゃうのぉ」
「うん、そうみたいだな、多分、俺たち相性がいいんだ、カラダの相性がね。だからさ、こんなに気持ちよくなれるんだ」
「嬉しい、雄二君と一つになれて。私、今最高に幸せなのぉ」
「俺も幸せだよ。瑞希、ホントに好き! あぁ、好きが止まらないよ」
そんな風にして叫びながら、雄二は一層抽送のリズムを押し上げていく。
しとどに溢れる快感を前にすると、雄二の吐精感、かなり鋭くなっていくのであった。
(このまま瑞希の中に出せたら最高だろうな)
堪らない刺激が、雄二を襲い、動きを鋭敏にさせる。
「瑞希、あぁ、俺もイキそうだよ。イッてもイイかな?」
「うん、イイよぉ、来てぇ」
瑞希の言葉を胸に、雄二はラストスパートをかけた――。
〈続く〉
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