連載官能小説『【女社長】俺にだけ見せてくれる素顔』第1回

連載官能小説

連載官能小説『【女社長】俺にだけ見せてくれる素顔』第1回

大学を卒業し、フリーターになった早乙女一馬は、とある会社で働いている。

その会社は主に、絨毯やカーテンなどを扱っており、地域に根差した業務を展開しているのであった。

一馬がその会社を選んだ理由は特にない。

ただ、求人情報誌でアルバイトの募集がされており、丁度家からも近かったので、選んだだけである。

だけど、一馬はその会社を選んでよかったと感じている。

その理由は一つ――。

実は、その会社は女性が社長なのだが、まだ若手なのだ。

島川美里、四十歳。

先代の社長が病死したため、その娘であった美里が社長に昇進したのである。

美里は社長としての手腕があり、会社の業績はよくなっている。

同時に、そんな美里に一馬は憧れている。

何しろ、美里は美人なのだ。

ルックスは女優みたいだし、スタイルもモデルのようである。

四十歳とは思えず、むしろ二十代と言っても通用しそうなくらいの美貌なのだ。

(でも、やっぱり、彼氏とかいるんだろうな……)

と、一馬は考える。

社長である美里のプライベートは全く知らない。

しかし、そんな彼と美里を惹きつけるある事件が勃発する。

「早乙女君、ちょっといいかしら?」

と、仕事をしている一馬のもとに、なんと美里がやってきたのである。

嬉しくなった一馬は、内心悦びながら答える。

「はい、何ですか?」

「早乙女君ってネットとかに詳しい?」

「まぁ普通だと思いますけど」

「ちょっとパソコンが変なの? 見てもらえるかしら」

「わかりました」

一馬は社長室に向かい、パソコンの様子を見る。

どうやら、フリーズしてしまったようであった。

アプリケーションは正常に動作しているのに、スタートメニューやタスクバーが反応しないようだ。

「あぁ、これならタスクマネージャーを起動させれば何とかなりますよ」

「たすくまねーじゃー?」

「はい、まぁ、フリーズした時に役立つツールみたいなものです。自分がやりましょうか?」

「お願いできる?」

「わかりました」

と、一馬はタスクマネージャーを起動させ、一度パソコンを再起動させる。

その結果、パソコンは元通り動くようになった。

「これで大丈夫だと思います」

「よかったわ。私、社長のクセにデジタル機器に弱くて……」

「いえ、こんなことであれば、何でもしますから」

このようにして、一馬は美里と接点を持つことができたのである。

 

終業後――。

アルバイトである一馬は、一般の社員に比べると仕事が早く終わる。

そして、通常はバイトが終わったらすぐに家に帰るのだ。

ただ、その日は――。

「早乙女君、今日の夜ちょっと付き合える?」

と、言ってきたのは美里である。

仕事でもあるのだろうか?

「はい、大丈夫ですけど」

「私、もう少しで今日の仕事が終わるから、付き合ってほしい場所があるの。一緒に来てくれる?」

「わかりました」

美里と一緒にどこかに行ける。

それだけで、一馬は嬉しくなるのであった。

 

三十分後――。

どうやら美里の仕事も終わったようである。

一馬が社内の休憩室で缶コーヒーをのんでいると、そこに美里が現れた。

美里の格好は、パンツスタイルである。

タイト目のジャケットに、足のラインがはっきり出るスラックス。

できるキャリアウーマンという装いである。

「ゴメンなさい。待たせちゃって」

「いえ。どこか行くんですか?」

「うん。今日のお礼に食事でもどうかなって思って」

「お礼? 何かしましたっけ?」

「んもぅ。忘れちゃったの。今日、パソコン直してくれたじゃない」

「あぁ、そのことですか、別にお礼なんて」

「とにかく行きましょう。近くにいいお店があるの」

「わかました」

二人が向かったのは、駅から少し路地裏に入ったところに建つ、イタリアンレストランであった。

ピザやパスタが有名のようで、平日だというのに、それなりに混雑していた。

丁度席が空き、奥まったところにあるテーブル席に案内された。

こんな風な洒落たレストランに来るのは初めてであると、一馬は感じていた。

「何でも好きなもの頼んでいいからね」

「はぁ、でも……」

「こう見えても社長なのよ、遠慮しないでいいから」

「はい」

一馬は、ディナーセットを頼んだ。

前菜二品、メインにピザかパスタ、スープ、デザート、ドリンクがつくコース料理だ。

ピザやパスタやなども色々あったが、名前が複雑でよくわからなかった。

美里もディナーセットとプラスでワインを頼んだ。

「早乙女君はお酒飲めるの?」

「そんなに強くないですけど」

「そう、でも、少しくらいいでしょ。ここのワイン、美味しいのよ」

「じゃあ少しだけ」

こうして、二人は食事を楽しんだ。

ただ、美里は少し飲み過ぎてしまったようである。

レストランを出るころには、足元がふらついていた。

「社長、大丈夫ですか?」

「あぁごめんなさい。あなたにお礼するつもりだったのに、私が酔っぱらってしまって」

「とにかくタクシーで帰りましょう。家まで送ります」

駅までタクシーを拾い、美里の自宅に向かう。

美里は駅から十分ほど離れた住宅街に住んでいるようであった。

シックで大きなマンションで、エントランスも広々としている。

よろよろしている美里に肩を貸し、何と部屋まで送り届ける。

それを確認し、一馬が帰ろうとした時、彼は玄関で躓き、あろうことか美里を押し倒してしまったのである。

「いたた、あぁ、すみません、社長大丈夫ですか?」

「んんぁ、大丈夫だけど、あなたは?」

「俺も大丈夫です」

「そう、それならよかったわ。……ねぇ、あと、手をどけてくれる」

「え? あぁぁああ……、すみません」

咄嗟に手を跳ね除ける一馬。

彼は勢い余って、美里の服越しに美里の乳房に触れてしまっていたのだ。

「フフ……、そんな照れちゃって、可愛いところもあるのね」

「すみません、わざとじゃないんです」

「そう。でも、ここは元気のようね」

股間部分が、美里の太ももに当たっている。

同時に、乳房に触れたこともあり、一馬は興奮してしまったようだ。

ムクムクとペニスが反応してしまったのである。

「あ、いや、これは……」

「慌てないで、私を女として見てくれるのね。嬉しいわ。もうとっくにオバサンなのに」

「お、俺、社長はすごくキレイだと思います。だから全然オバサンじゃないです」

「早乙女君……」

次の瞬間、美里は腕を一馬の背中に回し、ギュッと彼を抱きしめた。

「社長……。えっと、これは」

「早乙女君、私少し酔ってしまったわ」

「そうみたいですね」

「酔った勢いに、キスしてもいいかしら?」

「え、でも……」

「んちゅ、ちゅちゅ」

途端、美里は唇を一馬に押しつけた。

触れるだけのキスが展開されていく。

同時に、興奮しきった一馬は思わず強く抱きしめ返してしまった。

「早乙女君。私も興奮しているの」

「え?」

「ベッドに行きましょう。部屋はこっちよ」

そう言い、美里は一馬の手を取り、寝室に導いていった――。

〈続く〉



Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました