告白手記『女子寮』第1回
私は、とある女子寮の管理人をしております。
女子寮と言っても、その規模はあまり大きくなく、小さなアパートに、六人ほどが住んでいるというところです。
定年を越えてから、この女子寮の管理人になり、早半年が経とうとしています。
この女子寮には、色々な人間が住んでいますが、中でもかなり変わった人間がいるのです。
それは、相沢美幸さんという女性になります。
彼女は、女子寮の近くにある短大に通っている女子学生です。
ただ、結構変わっているというか、とにかく大胆なところがあります。
そんな彼女のお話をしていきましょう。
ある夏の日――。
梅雨も明け、夏本番になったある日、私は女子寮の周りを掃除していました。
女子寮の掃除をするのも、一応管理人の役目なのです。
私が掃除していると、ふとスマホが震えました。
実は、管理人室の電話と、私のスマホは連動しており、自動的にスマホにも連絡が繋がるようになっているのです。
「はいもしもし、管理人ですが……」
「あ、管理人さん。相沢です。ちょっと困ってて」
「困ってる? どうかしたんですか?」
「あの、エアコンの調子が悪いんです」
「はぁ、それは困りましたね。ちょっと見てみましょうか」
「はい、お願いします……」
どうやら、部屋のエアコンの調子が悪いようです。
この女子寮は、各部屋にエアコンがついていますが、どうも旧式らしく、イマイチ効きが悪く、住民からは不評なのでした。
私は電気屋ではないので、まったくエアコンには詳しくありません。
せいぜい、フィルターの掃除をするくらいしかできないのです。
しかし、それでも住民が困っているのであれば、それを解決するしかありません。
私は仕方なく、相沢さんの部屋に向かいました。
トビラをノックすると、中からくぐもった声が聞こえます。
「はぁい、どうぞぉ、開いてますよぉ」
相沢さんの声が聞こえます。
私はトビラを開き、中に入りました。
すると、驚愕の光景が目の前に広がるのです。
なんと、相沢さんは普通の格好ではなく、下着姿でウロウロしているのでした。
「ちょっと、何て格好してるんですか?」
「ふぇ、だって、暑くてぇ。エアコンが付かないんですよ」
「だからって、そんな年頃の女の子が……」
今日の気温は高く、猛暑日になるという予報でした。
現在の時刻は午前十時ですが、その段階で既に、三十度を超えているのです。
この状態でエアコンが効かないとなると、室内は地獄のように熱くなっているのでした。
「とにかく服を着てください」
「イヤです。だって、暑いんだもん」
「そんな、もしも変な人が入ってきたらどうするんですか?」
「大丈夫ですよ、この女子寮古いし……。
「と、とにかくエアコンがおかしいんですよね?」
「はい、動かなくて……、どうしてですか? 電気代は払ってますよ」
「私も専門家ではないので、ちょっと自信がないのですが、とりあえずフィルターの掃除をしてみましょう」
「そうしてください。私、よくわかりませんから……」
私は、エコンンのフタを開けて、内部の様子を探ります。
すると、かなりホコリが溜まっているのがわかりました。
「結構汚れてますね。エアコンの掃除とかしていますか?」
「エアコンの掃除ですか? う~ん、全然しないです。掃除とかしなきゃいけないんですか?」
「そりゃそうです。ずっと使っていると、ホコリが溜まって、エアコンの効きが悪くなるんです。だから、定期的に掃除しないとだめです」
「そうなんですかぁ、私全然掃除してないです」
「そしたら、フィルターの掃除をしてみましょう。そうすれば、エアコンが使えるようになるかもしれないし」
私はエアコンの掃除をしていきます。
自宅でもエアコンの掃除はするので、この辺は慣れたものです。
管理人室から、掃除機を持ってきて、フィルターに付着したホコリをキレイに取ると、今度は台所に行って、水洗いしました。
これだけでもかなりキレイになったのです。
エアコンのフィルターを掃除し、再びエアコンを入れます。
すると――。
「ウィーン」
エアコンが動き始めました。
「あ、動いた。動きましたよ、管理人さん」
「多分、ホコリが詰まって接触が悪かったんでしょうね。これで大丈夫ですね」
下着姿の相沢さんは、嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねています。
彼女と私は、親と子というよりも、孫と言ってもいいくらい年が離れています。
それでも、私は一応男です。
年頃の女性の下着姿を見て、何の反応もしないわけではありません。
私のペニスは、ムクムクと大きくなっていくのでした。
咄嗟に股間部を隠して、私は立ち去ろうとします。
この場に長くいると、精神衛生上よくないような気がしたのです。
「それじゃ私は帰ります」
「あ、ちょっと待ってください、管理人さん」
「え、まだ何か?」
「俺にお茶でも飲んでいってください」
「し、しかし……」
「いいから、実は自分で育てたハーブを使ったハーブティーがあるんです。とっても美味しいんですよ」
「へぇ、そうですか。それじゃお言葉に甘えて」
「ちょっと待っていてくださいね」
エアコンが付き、室内は段々涼しくなってきました。
外は猛暑ですから、エアコンがないと熱中症になってしまうかもしれません。
ただ、困ったことがあります。
それは、エアコンが付いたというのに、未だに相沢さんは下着姿なのです。
これでは、目のやり場に困ります。
「あの、相沢さん……」
「え、なんですか?」
「エアコンが直ったんですから、服を着てください」
「私、これが部屋着なんです」
「一応、私は男ですよ。まぁ、初老だし、頼りないかもしれないですけど、もしも、私が興奮して襲ってきたらどうするんですか?」
「あは、管理人さんはそんなことしませんよぉ。私、信頼してますから」
これは悦んでもいいのでしょうか?
微妙な気持ちになりながら、私はハーブティーを待ちました。
やがて、ハーブティーが運ばれてきます。
ふんわりと、いい香りが漂っていくのでした。
「私はハーブティーには詳しくないのですが」
「これはレモングラスっていうハーブです。美味しいですよ」
一口飲むと、爽やかなハーブの香りが口いっぱいに広がっていきました。
しかし、対面に座る相沢さんは、未だに下着姿です。
私はその姿を見て、そわそわと落ち着かないのでした。
「どうかしたんですか?」
「いえ」
「なんか、そわそわしてますよ」
「それは……」
「管理人さん、もしかして興奮してます?」
「そんなことは……」
これは嘘でした。
私のイチモツは、ギンギンにいきり立っているのです。
「管理人さん、立ってください」
「え、どうしてですか?」
「いいから」
私は言われるままに立ちました。
すると、股間部のもっこりが露骨に際立ってしまいます。
それを見た相沢さんは、にんまりと笑みを浮かべました。
「管理人さん、あそこが膨らんでいますよ」
「相沢さんがそんな恰好しているからです」
「苦しそうですね。どうなっているか、見せてください」
「は? 何を言っているんですか?」
私が動揺していると、相沢さんはズボンをスッと脱がしていきました。
ブルン……。
私のイチモツが解放されます。
それを見た相沢さんは、興味深そうに見つめているのでした。
「ちょっと、何するんですか?」
「管理人さんも男なんですね。さっきは勘違いしてました。もうお爺さんだから、エッチなことには興味ないと思いましたよ」
「まぁ、昔に比べれば、大分落ち着きましたけどね……」
「どうして欲しいですか?」
「どうって、あなた何を言っているんですか?」
「エアコンを直してくれたお礼に、私が気持ちよくしてあげますよ」
そう言うと、相沢さんは私の肉竿をシコシコと扱き始めたのでした――。
〈続く〉
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