連載官能小説『とあるコーヒー店の猥談』第2回

連載官能小説

連載官能小説『とあるコーヒー店の猥談』第2回

コーヒー店のアルバイトは忙しい。

ドリンクはコーヒーだけでなく、色々あるし、軽食を作る必要もある。

それにスイーツなどもあるから、昼間や夕方など、忙しい時間になると、目が回るほど大変なのである。

そんな風にして、今日も一日激務を終えると、健司はくたくたになっていた。

閉店時間まで勤務して、タイムカードを切って退社する。

そして帰り道に、ふとカバンの中を覗くと、スマホを更衣室に置いてきたのを思い出した……。

今の時代、スマホは生活必需品である。

ないと何もできないという人間も多いであろう。

健司は、それほどスマホ中毒ではないが、あれがないと色々困る。

面倒だがコーヒー店に戻るしかない。

既に表の入り口は閉まっているので、裏口の従業員専用通路から中に入る。

既に閉店しているので、店内は薄暗い。

しかし、店長室からか細い光が零れているのがわかった。

(まだ店長がいるのかな?)

ラッキーである。

店長が帰ってしまえば、店の中には入れない。

そうなると、スマホを取りに行くのは翌日になってしまうだろう。

ふと店長室を横切った時、中から何やら声が聞こえていた。

それも、少し変な声である。

「んんー。んぁ、あぁん」

喘ぎ声。

といっても過言ではないだろう。

今店長室には店長しかいないはず……。

まさかまたエリアマネージャーがやってきて、由美に襲い掛かっているのでは?

そう危惧した健司は、すかさず……著質のトビラを開いた。

ノックもしなかったのが問題である。

彼は、驚愕の光景を目の当たりにしてしまったのだ。

それは――、

なんと、由美が自慰行為に耽っているのである。

パンツスーツのスラックスを脱ぎ、椅子に腰かけて足を左右に開いている。

そして、あそこを指で弄っているのであった。

一瞬、健司は何が起きているのかわからなかった。

ただ、いけないものを見てしまったという自覚はある。

彼は、トビラを開けたのを後悔した。

「ま、前田君、これは、違うの」

慌てたのは由美である。

何子を、自慰行為を目撃されてしまったのだから。

焦らないはずがないのだ。

「お、俺、何も見てませんから」

そう言い、健司はその場から立ち去った。

そして、逃げるように自宅に戻ったのである……。

 

自宅――。

健司は家に着くなり、ベッドの上にゴロリと横になった。

そして、今日の出来事を反芻する。

目の裏側に、由美の自慰行為が焼き付いているのである。

キレイだった。

正直にそう思う。

ほっそりとした指を使って、あそこを弄っていた。

微かに見えたあそこは、少しだけ濡れているようにも見えたのである。

あの部屋からは、確かに馨しい女の香りがした。

淫らな性臭である。

同時に、あんな匂いを嗅いでしまうと、どうかしてしまいそうであった。

あまりに衝撃的な光景を見たことで、健司の興奮は治まらない。

彼は、ズボンを脱ぎ、ペニスを露出させると、シコシコと手淫に励んだ。

そうやって、興奮を抑えようとしたのである。

由美のあられもない姿を想像し、記憶の中で犯していく。

すると、どんどんと気持ちよくなっていき、やがて強い射精感が発生する。

そして、彼はそのまま激しく射精してしまったのだ。

ドクドクと蒼い精を放ち、放心状態になる……。

こんなことをしても、由美の姿が消えるわけではない。

むしろ、あの自慰行為の光景が強くなっていくのである。

ただ、問題もある。

それは、明日からどんな顔をして由美に会えばいいのか? と、いうことであった。

何しろ、自慰行為を目撃してしまったのだ……。

禁断のトビラを開けてしまった。

そんな気がするのである。

だが、あのアルバイトを辞めるのは考えたくない。

何しろ、由美が生きる希望なのである。

由美がいるから、自分は頑張れる。

だから、彼女のそばにいたかった。

大学進学を機に、一人暮らしを始めた健司は、誰もない部屋の中で、ひっそりとため息をついた――。

 

翌日――。

今日も大学の講義が終わると、夕方からアルバイトである。

当然、店長である由美もいる。

どんな顔をすればいいんだろう?

考えるのはそればかりであった。

タイムカードを切り、仕事を始める。

基本的に、彼の勤める店は、店長はほとんど店長室にいて雑務などをしている。

その関係上、店に出て仕事をするのは、大半がアルバイトである。

だから、仕事中はそれほど店長と顔を合わす必要がない。

それでも、ずっと顔を合わさないわけにはいかない。

休憩中、彼が従業員用のロッカー室にいると、そこに由美がやってきた。

由美は健司を見るなり、スッと顔を赤らめる。

「ねぇ、前田君、ちょっといいかしら」

と、由美に言われ、健司は反応する。

「なんでしょうか?」

「今日、仕事が終わった後、少し付き合えない? 話したいことがあるの」

拒否できるはずもない。

健司はそれを快諾し、そのまま業務に戻った。

 

今日は遅番だから、閉店まで勤務である。

ようやく仕事を終え、タイムカードを切ると、店長室から由美が出てくるところであった。

今日、この後由美に付き合うのだ。

それは、やはり嬉しい。

「前田君。店長室に来て」

そう言われ、健司は店長室に向かった。

こぢんまりとした見慣れた空間が広がっている。

由美は恥ずかしそうに顔を背けると、

「単刀直入に言うわ。昨日のことよ」

「俺は何も見ていませんよ。ホントです」

「ううん。いいの。私ね、ここでオナニーしてたの。あなたのことを想って」

その言葉は、かなりの破壊力を持っていた。

自分のことを想ってオナニーをしていた?

嘘だろ……。

頭が混乱する。

「私ね、前から前田君っていい子だなって思ってたの。仕事も一生懸命だし、それに、この間はエリアマネージャーから救ってくれたし」

そう言うと、由美は健司の前に立ち、やがてしゃがみ込んだ。

そして、健司の穿いているズボンを脱がしにかかった。

一瞬、何が起きているのかわからなかった。

数秒遅れて、ズボンを脱がされたと察する……。

「私、あなたを見ていると我慢できなくなるの……。ねぇ、私といいことしない?」

それは魔性の誘惑であった。

憧れである由美から誘われている。

当然であるが、健司は逆らえなかった。

健司が黙り込むと、それを肯定のしるしと見た由美は、さらに大胆に行為を続ける。

今度は、ボクサーパンツを脱がし、ペニスを解放したのである。

咄嗟のことだったので、ペニスはまだ小さかった。

それでもピクピクと小刻みに動いている。

由美は、柔らかな手のひらを使って、ペニスを握りしめると、優しく扱き始めた。

淡い快感が健司を包み込んでいく。

由美は雲鬢重たげに、恥じらいを見せながら、健司のペニスを扱いていく。

手のひらの柔らかな感触が、とても気持ちいい。

童貞である健司は、誰かにペニスを扱いてもらった経験がない。

だからこそ、この痛烈な刺激に驚いていたのである。

ペニスに血流が集まり、やがてムクムクと大きくなっていく。

牡の象徴とも呼べるくらい肥大化したそれは、下腹部に突き刺さる勢いで激しくいきり立った。

「すごい大きなおち×ぽ。素敵ね、前田君……。ちょっと味見をさせてもらうからね」

由美は恍惚とした表情を浮かべながら、そんな風に言った。

健司は逆らえなかった。

ただ、この快感をもっと味わいたい。

思うのはそればかりである。

〈続く〉



Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました